東京湾アクアライン十五・一キロの罠
目次 主な登場人物
第1章 五月の風の中で
第2章 風の塔
第3章 爆発
第4章 爆風の中で
第5章 贈り物(プレゼント)
第6章 破壊の予感
第7章 炎上せず
ISBN878-4-10-128519-1

平成18年2月1日発行
平成22年9月15日第4刷

新潮社文庫 に-5-19
514円(税引)
319ページ
鈴木克己
日下刑事の彼女・森本しのぶ
中山修、妻・裕子、長男・一郎、長女。ゆみ
幸山祐二、本間広明、渡辺寛、安藤俊夫、阿部文子
日本道路公団交通管制官・小早川綾子、手塚真治、川村みゆき
日本道路公団総裁・早川、秘書官・佐藤
川崎市消防・三原消防司令
S信用金庫浅虫支店支店長・玉木明
タクシー運転手・崎田

北条早苗刑事・三田村刑事・三上捜査本部長・片山刑事
警視庁レスキュー隊隊長・近藤
青森県警坂口刑事
警視庁副総監・沼田、爆発物処理班三宅隊長
都内で発見された男性の絞殺死体。傍らに残された「タクサンノヒトガシヌ」という遺書は、大量殺人計画の存在を告げていた。
その頃、一本の脅迫電話がかかってくる。東京湾アクアラインを爆破されたくなければ、五億円を用意せよ、と。
犯人たちは悪戯でないことを示すため、海底トンネル内に白煙を発生させた。
それこそが、首都・東京を守り続ける十津川警部への宣戦布告だった。 (表紙裏文参照)

この作品は、2004年3月新潮社より刊行されました。
ちなみに、私はアクアラインは、木更津から海ほたるまでは行った事があります。地下道となる海ほたるから、川崎までは 未体験であります。海ほたるから、風の塔はみえるらしいのですが、気がつかなかったです。風の塔は、アクアラインのトンネル中心部で、 換気抗としての役割と、万が一、トンネル内で事故による火事など、災害が生じた場合の、一時避難場所として、東京ドームが十個入るくらいの 大きさがある人口の島だそうです。
もう一つ、管轄の観点から調べてみると、川崎から海ほたるに出る手前までのアクアトンネルは、神奈川県という事ですから、神奈川県警ですかね。 風の塔もトンネル内ですから、神奈川県警の管轄内となるようです。地上の部分、海ほたるから木更津間は、千葉県ですから、千葉県警という事です。 でも、道路を管理するのは、NEXCO東日本の関東支社ですので、東京台東区に会社があるそうです。今回のように、脅迫電話がかかれば、 警視庁が動くという形になるのでしょうか。ちょっとややこしそうですね。

犯人たちの宣戦布告に、どう対決する?十津川警部。

評価
☆☆☆ 星3つ(星5つで満点)   「タクサンノヒトガシヌ」