カメラ撮影で思う事
鉄道写真を撮る上での注意点や失敗談・チャレンジ

アナログか
デジタルか
カメラの種類で大きく分けると、フィルム(アナログ)かデジタルかという事になる。フィルムは歴史が古く、うまく撮れば見た目のままの色や現象を写す事ができる。ただ問題は現像の作業をどうするかという所に問題がある。簡単にいえば、依頼するか自分でやるかという事。依頼すればそれなりに時間や費用がかかる。自分でやれば、それなりの知識がいる。
昔、親父のカメラ(もちろんフィルムでのタイプ。アサヒペンタックスでした)を借り、東武の特急けごんを撮った写真がある。露出を合わせ、シャッタースピードを決めてシャッターを押す。どのような写真が撮れるか?結構これもおもしろい
ただホームページを作るとなると、せっかくの写真もスキャナーを使う作業も後に加わる為、少々色合いなどが変わってしまうやはり最終的にはデジタル化せざるを得ない結果となってしまう。
ピンボケか
はっきりか
変な言い方をしてしまったようだが、要は奥行きのある写真をとるか全体的にピントが合った写真をとるかという事。
私は当初、サイバーショットを利用していた。これだと簡単にほとんどピントが合う。記録用としてはいいカメラだ。ただ人間の目は遠近感があり、できた写真はそれと違う。やはり遠近感のある写真を撮りたいそう思う。
以前は50万近くしていた一眼レフデジタルカメラが今ではその半分以下で買える時代となった。使ってみて昔の一眼レフのフィルムカメラとほぼ同じような写真が撮れる。私はこちらを選んだ。ただ撮り方でピンボケになってしまう。これも奥行きのある写真をとる為には、しょうがないと覚悟を決める。
気をつける事
迷惑・肖像権
撮影場所
やはり撮影する時に迷惑をかけない事。
肖像権という権利がある。あまり他人を写さないと言っても無理な話ではある。私はこう思っている。基本的には正面からの他人の顔を写した写真は載せない。
危険な場所に入ってまで写真を撮らない。どうしても迫力ある写真を撮りたい為、列車に近づきすぎる事がある。気をつけたい。
ちなみに地下ホームでの撮影を禁止している鉄道会社があるのでご注意を!(運転手さんに迷惑かけないように、最後尾からの撮影をしたのですが、フラッシュを使用していた為か実際に私は怒られてしまいました。)
良い条件
悪い条件
去年から数ヶ月撮影していて(あたり前だが)、自分で良い写真ができる条件としてまず挙げたいのは、十分な日当たり!これが第一。

悪い条件での撮影
暗い場所はフラッシュを使えばいいじゃないか。と思う人は相当の撮影技術を持っている人と思う。


左の写真は名古屋交通局の桜通線(写真をクイックするとサイトの大きな写真が見られます)です。 多少迷惑ではありましたが、フラッシュを使用した写真です。車体からも壁からも光が反射され、良い写真ではありません。photoshopで明るさのトーンにて修正したものです


右の写真は名古屋交通局の名城線(写真をクイックするとサイトの大きな写真が見られます)です。こちらは多少駅の照明が明るめだったせいか、フラッシュを使わず撮影した例です。結果ですが車両がややぼけぎみだったので、photoshopでアンシャープ処理をかなり使用しました。そのままではとても載せられるような写真ではありませんでした。


 左の写真は東京都交通局の大江戸線(写真をクイックするとサイトの大きな写真が見られます)です。これもフラッシュなしで撮影したもので当然photoshopで処理をしました。これはアンシャープマスクを前面の部分だけにほどこしたもの。少しは普通に見えるけれども、まだ不自然な写真です。
という三種類の地下鉄のサイトを出しました。共通なのは光源が弱いという事。それを補う為にフラッシュを使用すると、不自然になるのが私にとって不満。(フラッシュを)使用しないとシャッタースピードが遅くなり、動いている車両はボケる事は確実となります。

良い条件での撮影
明るい場所は、ピンボケに注意する事と露出オーバーに注意


左の写真は名古屋交通局の東山線(写真をクイックするとサイトの大きな写真が見られます)です。 地下鉄の写真だから地下で撮るのがそれらしいという意見の人もいるでしょうが、地上にでるものは地上で撮るのがベスト!結構いい写真になったと自己満足しています。


右の写真は芝山鉄道(写真をクイックするとサイトの大きな写真が見られます)です。こちらは駅の渡り廊下が上にあったにも関わらず、車体がシルバー色な為日光をもろに受けてしまい露出オーバーになった箇所が多い。失敗の写真になってしまった。

 左の写真は京浜東北線(写真をクイックするとサイトの大きな写真が見られます)です。大きくして良くみると分かりますが車体にピントが合わずに遮断機の方にピントが合っています。たぶんサイトの写真の大部分がこの現象が見られます。これはオートフォーカスで撮っている為、違う場所にピントが合ってしまったという事です。マニュアルフォーカスにしてこの場所にきたらシャッターを押すという方が動く車両を撮るには良いかもしれませんね
共通なのは光源が強いという事。ただ弱い場合と違い調整する余地がありますので、深みのある自然な写真ができる可能性があります

したがって日程など余裕のある場合は、天気の良い昼間に写真をとるのが有効です(当たり前か)。地下鉄は無理をせず、乗り入れなどする地上駅や上に出る場所を下調べし、撮影に行くのがベターですね(これもあたり前か。すみません)