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マレーシアからシンガポールへ
シンガポール編


ドッグランドでの入国審査も拍子抜けする程簡単に終わり、もう一度乗り込んだ列車が国境の鉄橋を越えると、そこはシンガポール。

シンガポールの最南端近くにある、終着駅のタンジョンパガーに着くと、スーツケースをコロコロ押して向かう出口には我々の名前を書いた紙を持って、シンガポールを案内してくださるガイドさんが待ち受けていました。

マレーシアの案内をしてくださったのは、中年のオジサンでしたが、シンガポールで我々の案内をしてくださるのは、ちょっと江川紹子さん似の若い女性の方。
ん?ダーリンの目尻が心持ち下がったような。.。o○

車まで案内されると、イカツイ感じのドライバーさんが座席の後ろに荷物を運び込んでくれましたが、私の目尻までは下がりませんでしたな(苦笑)
んー、出来ればもうちょっとハンサムな人の方がいいなぁ (゜゜☆\(--メ)ポカッ

駅で車に乗り込むと、マウントフェーバーの丘に案内されました。

この丘の中腹はシンガポールでも超・高級住宅街で、各国の大使公邸や富豪達のお屋敷が、木々の向こうに見え隠れしています。

丘の頂上に登ると、シンガポール市街の中心部が一望の下に見渡せ、とても景色の良い所です。
夕暮れになると、カップル達の絶好のデートスポットとしても人気のある所なんだそうです。
しばらく、ガイドさんの説明を聞きながらそぞろ歩きをしていましたが、空を見上げると雲行きがどんどん怪しくなり、そのうちにポツリポツリと降ってくる。
もしかしたら、スコールになるかも!!
慌てて車に戻り、次の予定は後回しにして、先にホテルのチェックインを済ませることにしました。

ホテルに着く頃には雨はかなり強くなっていて、ガイドさんの判断がピッタリはまっていたことに、ちょっと感激。

これはちょっとしたこぼれ話ですが・・・・・・・・・
今回の旅行でシンガポールに宿泊する予定だったこのホテルは、どちらかというと一流と呼ばれる部類からはちょっとランクが下で、建物も古くて廉価なホテルなんですが、以前泊まったことのある一流と言われるホテルに比べて部屋がとても広くて驚きました。
聞く所によると、古いホテルは、まだ土地に余裕のある時代に建てられたため、部屋そのものもかなり広めに取られているのですが、新しいホテルは土地の値段が高騰した後に建てられたため、部屋の値段に比べてちょっと狭くなっている所が多いのだそうです。

ふ〜ん。。。。なるほどねぇ.。o○
高けりゃ良いってわけでもないのねぇ・・・・・・・・

雨がやんだのを見計らってから出かけたのは、マーライオン公園です。
実は、このシンガポールですが、5年程前にヒメと二人で訪れたことがあるんです。
久しぶりにここを訪れると、周りの景色がずいぶん変わっておりました。
例えば、右の建物。
5年前には、こんな建物はなかった.。o○

ガイドさんの説明によると、最近新たに出来たオペラハウスで「ドリアン・ハウス」の愛称で市民に親しまれているのだそうです。
ドーム状の建物は、全てガラス張りになっているのだそうですが、そのままだと日中になると暑くなりすぎるために三角の庇をいっぱい取り付けた所、まるでド リアンそっくりになってしまったからなんだそうですが、本当に半分に切ったドリアンを伏せて置いたような形になっていて、いかにもこの国らしい建物の形で した。

我々の他にも、ここには観光客がいっぱい集まっていて、盛んにオペラハウスを背景にして記念写真を撮っていました。

その人達の向こうにあるのは、シティホール。

少なくとも5年前までは中央郵便局として使われていた建物だったのですが、この近辺に立っていた古い建物はほとんど改修をし直され、今は資料館になったりと別の用途に使われているようでした。
しかし・・・・・・・・・
郵便局の手前にあったマーライオンはどこへ行っちゃったんだろうか?
その時は、噴水の部分が壊れちゃっていて、ガイドブックにあるようにマーライオンの口から水が出ていなくて、ちょっと寂しかった記憶が残っております。

シンガポールのガイドさんは、マレーシアのガイドさんと比べて、やたらに歩くのが速い。
いわゆる、観光の「ポイント」以外の写真を撮るのが好きな私にとっては、後を付いて歩くのが、もう、大変(苦笑)
ノンビリと写真を撮っているとはぐれてしまいそうで、走っては停まり、写真を撮ってはまた走る。
ずっとこれの繰り返しだったような気がします。

ガイドさんの後ろを早足で着いていくと、あったぁーっ!!
マーライオン!
今年になってエスプラネード橋が架けられた時に、前にあった場所から橋の反対側に新しく作り直したのだそうで、今度こそ、口から勢いよく水を吐くマーライオンを見ることが出来ました。

このマーライオンは、昔この地を訪れたスマトラの王子が、ここで頭はライオン、胴体は魚の形をした動物を見たというのがきっかけでこの街の守り神として親しまれるようになったのだそうです。
だから「シンガポール」は「シンガ(ライオン)プーラ(都市)」というのが本当なんだそう。

シンガポールはマレー半島からこぼれ落ちたような島で、その大きさは日本の淡路島程度。

その中に300万人以上ものたくさんの人々が住んでいます。
ほとんどの国民が南端の都市部に住んでいるのですが土地の面積の割にあまりにたくさんの人がひしめき合って住んでいるために、都市部はギュウギュウ詰め。
だから、市街地で仕事をしている人達のほとんどが首都郊外の高層住宅に住んでいます。
そんなにまでこの国が発展したのは、左の人物、ラッフルズ卿がこのシンガポールという地域の特性を見いだし、その開拓に努めたからだと言われています。

お陰で、この国は世界の流通の拠点として繁栄するようになりました。
まるで人が呼吸するように港にはたくさんの物資が運び込まれ、そしてまた、たくさんの物資を積んだ船がその港から吐き出されていく。
荷物が集まると、人も集まり、そしてお金も集まる。
だからこそ、現地の人々には大変な苦難を強いられた時代もあったわけです。

ガイドさんから行きたい所を訪ねられ、もう一度訪れてみたかった「ナイト・サファリ」をオプションでお願いしました。

その前にまず腹ごしらえ。
とあるホテルのオープンエリアに用意されていたのは、スチームボートのセットでした。
スチームボートというのは言うなればマレーシア風と中国風を足して二で割ったような鍋料理のこと。
火鍋で色々な物を煮ながらたれを着けて食べるのですが、暑い国だからこそ熱々の鍋料理が却って美味しく感じたりします。
その料理以上にダーリン殿が喜んだのは、それを食べる場所。
このシンガポールでは喫煙については厳しい法律があり、ホテルであろうが、コーヒーショップであろうが、もちろん道ばたでも、そこに灰皿が置いていない所では絶対にたばこは吸ってはいけないんです。
もし煙草のポイ捨てなどが見つかると、1000S$以上もの罰金が科せられます。
1000S$なんて言うと、それだけあればもう一度一週間程度のパック旅行でシンガポールまで遊びに来られます。
でも、オープンエリア(青天井)にあるレストランでは喫煙可の所も多く、このレストランも例外ではなく、テーブルに灰皿が用意されておりました。
すぐさまダーリンがポケットをゴソゴソさせて煙草を取り出したのは、言うまでもありません。

食事の半ば頃から雲行きがおかしくなっておりましたが、食事の終わった頃には見事に本降り。
せっかく動物園に行く予定が出来たのにぃ。
なぜぇ?(涙)

レストランまで迎えに来た車に乗り込む頃には、外は土砂降り、心の中にまで暗雲が立ちこめる始末。

市街地から国境にほど近い所にあるナイト・サファリまでは車で約30分程で行き着けます。
夜に国境に向けてハイウェイを走っていると、お隣のマレーシアから日中はこのシンガポールまで仕事を求めてやってきている人々が今日一日の仕事を終えて、帰宅途中の車と一緒になります。

その中には建築現場で働いている人達も数多く、日本では禁止されていますが、この国では建設現場の作業員はほとんどがトラックの荷台に乗って移動してくるんです。
おりしも今はスコールと思えるような、凄まじい雷雨の真っ最中。
皆さん、疲れていらっしゃるだろうに、びしょ濡れになって、本当にお気の毒 /_-)ウウッ

・・・・と、思ったのですが・・・・・・・・・・

トラックの荷台にいるオッチャン達の何とも明るい表情に、思わず貰い笑い?をしてしまう程です。
そうねぇ・・・皆さん、こんな事でも言っていたのかしら?

「ウホホホホッ・・・・・、天然シャワーや!誰かシャンプーを持ってきてへんかぁ?(≧∇≦)/ ハハハ」
「ヨッシャあ、もうすぐ国境や。うちのオカンは、今日はどんなご馳走を作ってくれてるんやろ。♪ d(⌒o⌒)b♪」
「ワシとこの嫁はんも料理上手でっせ。いっぺんご馳走したろやないの。あ〜っ、はらへったぁ。(^○^)」

あれほどひどい土砂降りだったのに、ナイトサファリに着く頃には雨はしっかりやんでいて、涼しい風が吹いていました。
私って、とってもラッキー (^▽^)V

ここで、ナイトサファリの写真もお見せしたかったけど、ここではエントランス以外は撮影は厳禁。
何故なら動物たちはフラッシュの光に驚いて、ストレスを貯めてしまうからなんです。
だから、ここで使われている照明も月の光程度の明るさしかありません。
でも、この動物園は一見の価値は充分にあります。
シンガポールを訪れる機会のある方々には特にお勧めしたい施設です。

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