去年の冬。
涙なみだのウルウルで、もはや今生の別れかも?なんて心地で友人と抱き合い、
しかし無情にも、時間に追われてゆっくりと別れを惜しむ間もなく、大阪に帰って来ちゃいましたが、、、、
私はやっぱり大阪人。
時効が来る前に、貸し金の取り立てに行かねば(自爆)
と言うのは嘘 (一割ほどは、本音だったりするかな?)
先年のプータロー生活はどこへやら、今年に入ってからは仕事仕事で追い立てられ、
信州辺りに逃避行しても、携帯電話が通じていると、自動的に仕事も追い掛けてくる。
もう、完璧にぶち切れて、携帯電話も通じない所へと、日本脱出を計ってしまいました。
ニューヨークに住む親友が、「ダラスまで迎えに来てやるから、気分転換にしにいらっしゃい。」
と言ってくれたのが切っ掛けで、旦那へは、いつものように計画を練り上げてからの事後承諾。(汗)
友人達と一緒のオフ会絡みではないけど、英語は全然ダメな私でも、
乗り換え空港まで現地の友達に迎えに来て貰えるならと、
その翌日には、関西空港から、ダラス経由ニューヨーク行きのチケットをゲットしておりました。
しかし!
そろそろ荷造りも完了し、何時でも夜逃げ?が出来るような段になって、NYの友人から、
当日は急用が出来て、ダラスまで来れない旨のメールが入りました。
ゲゲーェッ!
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南海特急 ラピート内 |
そんな、ご無体な(T.T)
いや、ほんま!
私、マジに英語は全くダメなんですぅぅぅぅ。(汗)×(汗)×(汗)
でも、今更、「英語が解りまへんねん。」で航空券のキャンセルなどは出来ないわけで、
無謀にも、一人でトランジットなるものに挑戦してみることに相成りました。
愛用のキティーちゃん柄スーツケースを引きずり、とりあえず関西空港までは行き着いた。
ふむ。。。
とりあえず、まだここでは日本語は通じる(汗)
今回に限り、友人の薦めでアメリカン航空を利用。
それは何故か?
実は先年に利用したのは、安売りチケット屋さんの決めた航空会社でしたが、
アルコール飲料は全て有料で5ドルも取られ、機内食も散々なものだったんですよね。
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関西空港でのヒコーキ |
アメリカン航空だと、アルコール飲料は無料だとの情報が入っていて、
関西空港からの路線が復活したばかり故、少しはサービスが良いかなぁ?
などと、チョイと期待したものもあったわけです。
離陸の2時間前に空港に着くと、とっくに受付が始まっていて、私の席は一番後ろ。
チケット発行カウンターでは、事前のセキュリティ検査が待っていて、手荷物だけではなく、スーツケースも開けられ、
持っていたライターは、一つを残して、あとは全部没収されてしまいました。
その残された一つも、搭乗前にはゴミ箱に捨てることが条件という厳しいもの。
これも一つのテロ対策でしょうが、しかし、すごいわ!!
出国する際には、靴を脱がされ、脱いだ靴までもX線に掛けられる。
ここまで厳重にされると、アメリカという国は、相当に四方八方の国から恨みを買っているように感じます(苦笑)
というか、日本の航空会社も、それ相応に狙われているのでしょうがね。
お陰で、一時的にも乗り換えのことを考えない時間が出来て、ちょっとはホッ。。。
関空出発は、搭乗客が予定より早く集まったのか、定刻の5分前に離陸となり、この数時間はカゴの鳥。
この昨今、各航空会社に於いては経費削減のためか、機内食は大分ショボイ物になってますが、
それでも、椅子にじっと座っている(時には縛り付けられてたり…)しかない身にとっては、
爆睡するか、物を食べる事で気を紛らわせるしかないわけで、どんな物が出されるかちょっと楽しみにしてました。
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機内での夕食 |
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朝ご飯 |
しかし、夕食として運ばれてきた物を見て、わろた。。。。
メインディッシュは、サーモンの照り焼きドンブリ。
付け合わせはグリーンサラダ。
デザートのスイーツはアーモンドタルト。
これくらいなら、まぁ、そんなもんでしょ.。o○
しかし!
サイドメニューを見て、一人大爆笑。
「サーモンのにぎり寿司といなり寿司のセット」&バターロール!
このページを読まれる方々は、この取り合わせを見て、どう思われるだろうか。。
むしろ、この取り合わせを考えた企画者を呼び寄せ、
小一時間ほどはジックリと話を聞きたい(爆)
ここまで主食ばかりが揃うと、思いっきりオモロイ。
<韓国・北朝鮮以外の外国では「でんぷん質」=主食って概念は無いがのぉ〜。
前回に渡米した時には、かなり揺れてくれた真冬のベーリング海上空は、
この日は穏やか。
シアトルの上空を飛び越えると、アメリカ合衆国に入ったと感じるけど、
でもまだ、ダラスまでは遠い。
そろそろ太陽が昇り初めていて、窓を覆っているシェードが赤っぽく見え始める。
退屈のムシが騒ぎ出した頃に朝食が運ばれてきて、
ウーム(汗)
なんだか、お菓子のオンパレードみたい。
やはり、機内食のメニュー決定者と、ジックリ膝をつき合わせて、存分に話し合いをする必要がありそうだ。
宝くじでも当たったら、この航空会社の株でも買って、発言権を得たい気もする。
贅沢な事は言いたかないけど、でもさ、飛行機の中ではずっと座りっきりなんだから、
もう少し低カロリーの物を食べたいのさ。
ダラス到着は1時間遅れ。
ABCを読むこともままならない私は、アナウンスを聞いても、全く理解できないだけに、
思いっきり焦りましたがな。
何しろ、乗り換え時間は1時間を切っていて、アメリカ中で一番広いと言われるダラスのフォートワース空港内を、
私一人で彷徨うことになっちゃったんですもん。
1.とりあえず、チケットを確認し、発着ゲートを調べてみる。
2.まずは、その番号は分かった。
3.その番号のゲートに行くには、電車みたいな物に乗らねばならないことも分かった。
4.とりあえず、それを見つけて乗ってみた。
5.天井近くにある矢印を頼りに、その番号のゲートを探し、やっと見つけた。
マジに私の首筋から背中は、冷や汗でビッショリ。。。。。
これほどにスリルを感じる旅行をしたのは、たぶん初めてでした。(苦笑)
ゲートに着くと、搭乗手続きはまだ始まってはおらず、大きくため息が漏れました。
周りを見ると、日本人らしい人はほとんど見えず、外国人ばっかり!!
むしろ、自分が「外人」になってることを完璧に忘れてた(自爆)
結局、フォートワース発ラガーディア行きの飛行機は、1時間遅れで出発。
受付開始を待っている間、5分刻みで出発が遅れる旨の案内が電光掲示板にありましたが、
却ってイライラさせられるように感じました。
そして、ようやくニューヨークに到着。
前回は、スキップしながら友達の胸に飛び込んで行きましたが、
今回は精根尽き果て、もう、ボロッボロ!
友人の手を振る姿を見た時は、ひざがガックリと二つ折れになるところでしたな。
関空からダラスまでの飛行機の中では、睡眠導入剤+ほんの少しのアルコール飲料のお陰で、
寝過ぎるほどに眠り込んでいたけど、
ここに来て、やたらに気疲れを感じる。
いやいや、大変な旅になったような予感。。。。
今回は友達の住む家に転がり込む事になってましたが、ニューヨークの住宅事情は東京以上に厳しい。
さすがに、幾ら土地の値段が高いとはいえ、ニューヨーク州もアメリカ合衆国内に属するだけに、
日本の鶏小屋もしくはウサギ小屋みたいに部屋は少ないと思いますが、
マンハッタン島やその周辺にあるアパートだと、目の玉が飛び出るほどの家賃(汗)
友人の住む部屋も、私の感覚で言えばかなり広い部屋ですが、とある一軒家のオーナーさんから間借りしている身。
だから、あまり大きな声でお喋りができないし、テレビなどのボリウムもかなり小さめ。
それほどに気を使わなきゃいけないのよねぇ。
でもしかし、友人は普段忙しくしているので、部屋にいる時はただただ寝るだけ。
私も多分、部屋にいる時は寝るだけで済むほどに、色々な「お遊びスケジュール」が組まれておりました。
友人の部屋に到着すると、友人の心づくしの手料理に舌鼓を打ち…
なんか、思いっきりシアワセ! & ホノボノ!
やっぱり、ここまで来て良かった。
うんうん!
くたびれきってるけど、翌日からが楽しみだぁ!!(*^_^*)
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