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あおい、ニューヨークへ行く(序章)


宿舎のテラスから見たマンハッタン夜景

HPなどを開設し、ネットを介して付き合ってる友人達と会うとなると、大抵は即、オフ会=飲み会に突入って事になるけど、中には滅多に会えない友人もいます。
知り合って、速攻一目惚れ状態で付き合ってる、ある女友達もその一人。

同じ大阪市内に住まいしてても、お互いの時間の都合などがあって、なかなか会えない人は多いというのに、ましてや彼女の住まいってニューヨークなんだもんねぇ。
そりゃ、簡単に会えっこない。
その友人が、わざわざ休暇を取って私の住む大阪まで遊びに来てくれた事が切っ掛けとなり、今回、地理はもとより、英語なんかも全然解らない私が、「世界の大都会、憧れのニューヨーク」へ飛ぶ事になりました。

日本からニューヨークへ行こうとすると、かなりお高くなると思い込んでましたが、意外や意外!「自由の女神」遠景
シーズンに依っては、驚くほど廉価で行ける事が分かりました。

因みに、私がネットで検索して見つけた成田・NY間の往復航空券は3万5千円!
2ヶ所の空港使用税と、飛行保険の代金を含めても、43380円。
宿舎も質素なドミトリーを利用する事にして、超格安で出かけられるとなれば、その話に乗らなきゃ一生の損。

チマチマと爪に灯をともすように貯め込んでいたへそくりの額を確認すると、特等席でのミュージカル鑑賞、フルコースのご馳走三昧、5番街でブランド物のお買い物なんて事さえしなければ、何とか、ほんの垣間見程度でもNYを楽しめそうな案配。

そして、即断即決。

「私、ニューヨークへ行きます!!」宣言を、家人に向かって発したのでありました。

もちろん、我が旦那様は、あ然・ボーゼン(爆)

そして、知人達に声を掛けてドミトリーで同室しても良いという女性や、一緒にNYまで行こうってツワモノを募ると(ほぼダメ元だった)、男性1人を含む3人のメンバーが、私と一緒のNY行きに名乗りを上げたのでした。

正月前には、それぞれが格安チケットを購入し、しかし、格安のチケットだからこそ、ギリギリまで誰がどの便に乗るかが決まらず、結局はぶっつけ本番で一旦成田に集合と言う事になりました。

1月12日は、ニューヨークへ向けてフライトする前日。
自宅から成田まで、およそ5時間余りも掛かる私は、前泊のためにまずは成田に向けて出発。
成田からニューアーク空港へ向かう飛行機は、13日17時30分発の便と決まっていたので、成田まで行って前泊って不経済な事のように思われたんですけど、後から考えたらこの前泊は大正解でした。

でかいスーツケースを転がし、機内持ち込み手荷物の中には、友への土産に購入した焼酎が一本。
まるで荷物に振り回されながらの外出となり、家から新大阪駅に着いた時点で、既に青息吐息。
このまま成田空港に直行して、すぐに飛行機なんかに乗っていれば、アタクシ多分死んでます(苦笑)
スチーム暖房の排気を吹き上げるエンパイア・ステート・ビル
夕刻になって空港の一つ手前、成田駅前のホテルに着くと疲れが吹きだしたのか、夕食から帰って来たら風呂に入る元気もなく、グッスリと熟睡。

翌朝はチェックアウトタイムのギリギリまで部屋でのんびり過ごした後、空港の第2ターミナルビルへ向かうと、程なく同行者の一人と合流できました。

他の二人は、第1ターミナルビルから出発&我々より2時間早い便。
故に、とりあえず空港に着いたという連絡だけ貰って、結局は現地のホテルに着くまでは顔合わせ無し。

まっ、彼女たちとは向こうに着いたら会えるんだし、こちらも同じ飛行機に乗る同行者が居ると思えば心細さは感じない。

一人、大船に乗った気になって、ゆっくりとランチを食し、おしゃべりを楽しみながらお茶をしていて、空港の写真を撮るのをすっかり忘れておった……(o_ _)o パタッ

14時になって受付が始まると、いよいよチェックイン。
さすがの私も、チョイとドキドキしてきました。
二人同時にチェックインしたために、飛行機内の席は隣同士。
これで12時間のフライト中、退屈なんかはしないっしょ.。o○

飛行機に乗り込むと、すぐに滑走路に向かって走り始める。
友人は少しビクビクしてましたけど、案外私って、こんなのには強いみたい。
元々高所恐怖症で、ジェットコースターに乗ると目を開けたまま気絶するタイプなんだけど、飛行機に乗ったらキモが据わっちゃうのよね。
飛行機が滑走路を走り出して、背中に若干のGを感じると、これから先の事が頭に浮かんでワクワクしてくる。コンチネンタル航空のスナック、サンドイッチとカップラーメン
で、隣の席を見たら、彼女の顔は引きつっちゃってて・・・・・・・ ありゃま(汗)

水平飛行に入ると、機内食が配られ始めます。
最初は飲み物と、軽いスナック菓子程度の物。
それが食べ終わった頃には、夕ご飯。
昔はこんなのも一つの楽しみでありましたが、今は味も質も期待できなくなりましたねぇ。

小学校の給食のママゴト・サイズとでも言えばいいのか、小さな器に申し訳のような感じで一応はフルコースに近いメニューが入ってる。
でも、ずっと座りきりだと、この程度の食事でも充分にお腹がいっぱいになってしまう。
食事が終わってまた退屈し始める頃には、我々はアリューシャン列島の上空に差し掛かってました。
今の時期のアリューシャン上空やベーリング海上空って、低気圧の巣窟になってるわけで、退屈の虫もはね飛んでいくほどに機体が揺れてくれる。

お隣さんはかわいそうなほどに顔を引きつらしていたけど、シートベルトさえきっちりすれば大丈夫と念押ししときました。
いざという時は、このジャンボ機に乗ってる約500名の全員が一蓮托生・・・・・なんて事は、さすがに無神経な私でも言えなかった(笑)

ガタピシと揺れる機内でウトウトしてたら、また機内食。
ベルト着用のサインはついたままだったけど、機体の揺れは随分治まってきて、時々軽くグラグラする程度。

メニュー表には「スナック」と書いてあったけど、カップラーメン+おにぎり or サンドイッチという、かなりしっかりした物でした。
と言うか、私たちって、まるで鳥かごの中のブロイラー状態。
たしかに退屈はしなかったけど・・・・・・・・、自宅に帰り着いた時に乗る体重計が恐怖になりました。

飛行機!!我々を乗せたコンチネンタル航空、08便はシアトル上空からアメリカ本土に入り、そして、お菓子を含めた5度目の機内食を食べ終わった頃、12時間に渡るフライトが終了。

米国東海岸時、13日16時05分、機体はニューヨーク州の隣に位置するニュージャージー州にある、ニューアーク空港に無事着陸。

あ〜〜 やれやれ.。o○

出入り口のドアが開き、立ち上がろうとすると、腰は突っ張るわ、足はむくんで靴はきつくなってるわ、座りっ放しってのも結構大変だと言う事をまさに実感。

しかし、いそいそと、生まれて初めてアメリカ本土に降り立ったのでありました。

空港内では、何を言ってるのか皆目分からない入国審査官相手に、ニコニコと愛嬌を振りまき(自爆)、
何にも分からないままに指紋押捺&記念撮影的に顔写真撮影。

スーツケースの中の確認もなく、書類をチラリと一瞥したのみのフリーパス状態で税関を通り抜けると、半ばスキップするような感じで出口に向かい、約半年ぶりに会う友人とは強く抱き合って再会を喜んだのでありました。 
(もうちょっとでウルウルするところであった。。。。)

当日のニューヨークは真冬だというのに、最高気温は+19度、最低気温も+11度という珍しいほどの暖かさ。
そのせいで当地では朝から濃霧が発生し、マンハッタン島ではすぐ隣のビルさえ見えなくなり、マンハッタン島の東に位置するJFK空港は使用不能。
我々より2時間早くノースウェスト機で成田を出発したはずの二人組は、何とペンシルバニアのフィラデルフィア空港で、1時間近く待機させられる羽目に陥ってました。

友人の運転する車でニューアークからマンハッタンへ移動するうちに、あっと言う間に日が落ちて、宿に着いた頃には真っ暗。霧の晴れ始めたマンハッタン

朝からずっと立ちこめていたという霧がようやく晴れはじめ、大都会のネオンに照らされた雲や霧が大急ぎで移動していくのがはっきりと見えておりました。

我々が宿に着き、チェックインを済ませてオーナーから細かい注意事項(ハッキリ言って、細々とウルサすぎの感有り)を聞き終わった頃に、2時間遅れでJFKにたどり着いたノースウエスト組が宿に到着。

これで、やっと渡米組の4名と「NYオフ会幹事」の顔合わせが完了したのでありました。

そっ!!

実はこの大旅行って、オフ会なんですよ。
たまには、こんなグローバルなオフ会があっても良いじゃん。

初っぱなからハプニングに見舞われてオフ会が開幕、そしてこれからまた、色々なハプニングが連続して起こる事になるとは・・・・・・・・・・・、
簡単に想像が付きましたです。。ハイ(笑)


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