マレーシアからシンガポールへ
クアラルンプール編


海外旅行など滅多に行かないだけに、数日前から夫婦揃って何だかソワソワしていましたが、前日の夜更かしが過ぎたのかこの日は夫婦揃って目覚ましが鳴ってもすぐに目が覚めない。
電車に乗り遅れそうにな時間になって、やっと目が覚めてからは早かった!!

慌てて飛び起き、バタバタと着替え、留守番の娘に挨拶も無しに家を出奔し、二人で欠伸をかみ殺しながら関西空港に向かったのでありました。

難波から南海特急のラピートに乗って関西空港に着くと、集合時間まではまだ大分あります。

家で食べ損ねた朝ご飯を、ここで食べることにしたのですが、多分ここが一番廉価だろうと思えそうなお店でも、パンとコーヒー、それからあとはソーセージと卵が着いて880円もします。

いくらテナント料金が高いと言っても、これはちょっと高すぎるような。

でも、お弁当なんか作る時間もなかったもんねぇ。
もっと早く起きればよかったと、お財布を開く段になって反省しました(遅すぎぃ)

9時半の集合時間になって集合場所に行くと、他のメンバーらしき人はどこにもいません。
ちゃんと地図にはここだと書いてあるし、おかしいなぁと思っていると、ツーリストの方から声をかけられました。
今回の旅行参加者は我々二人だけと聞かされ、他のメンバーがここにいなかったことを納得。

11時5分のフライト待機時間までその辺りをうろつき周り、あちらこちらのお店を軒並みウインドウショッピングして回って、出国審査を受ける頃には二人とも少々疲れ気味

飛行機に乗るたびにいつも思うことだけど、この待ち時間を潰すのが結構たいへんなんですよね。

他の人達はいったいどうやって時間を潰しているのかしら?

フライトの30分前になってやっと飛行機に乗り込みシートに着くと、良い席に当たって足もしっかり伸ばせました。
かなり前の方の席なのでこれなら翼にじゃまされず外の景色もバッチリ見れる!!
最初はそう思ってルンルン気分でしたが、よくよく考えてみれば、外の景色ってほとんど空しか見えないのよ。

しばらくは外を眺めながら雲の形などを見て、「もうすぐ揺れそう」なんて言ってはしゃいでいたけど、すぐに飽きてくる。

今度は個人用のモニターを引っ張り出して、テレビゲーム三昧。
さすがにこれには熱が入った(爆)

しばらくご機嫌で遊んでいましたが、機長直々の放送があり、もうすぐ大きな乱気流に遭遇するため、座席ベルトをしっかり締めていて欲しいとのこと。
「ポン」と言う音がしてベルト着用サインが着くと、ちょっとばかり緊張、でも、こんな時に限って急にトイレに行きたくなるんですぅ。

窓の外に目をやると飛行機のすぐ傍に大きな雲のタワーがそびえ立っていました。
さながら、宮崎駿夫作品の「天空の城ラピュタ」に出てくる雲のようですけど、低気圧って横から見るとこんなのになっているんですねぇ。

機体の揺れはさほどではなく、また元のようにベルト着用のランプが消えるとまたもや退屈な時間が・・・・・

我々にとって何が辛かったと言って、ずっと禁煙を強いられるのが一番大変でした。
以前は喫煙席もあったのにぃ(涙)

テレビゲームにもそろそろ飽きて、眠気が差してきた頃にやっとシンガポールに到着。
シンガポールに入国する人達が出ていくと、機内はまるでガランとして、残っている人はほんのわずかになってしまいました。
新しい搭乗客を迎える準備のために我々も飛行機から下ろされると、ダーリンと真っ先に目指したのは空港内のオープンエリアでした。
「禁煙」を国のモットーに掲げているこの国でも、空港内にはいくつか喫煙可のエリアが設けられています。
飛行機から降りるとずっと上ばかり見て歩いて"smoking area"と言う看板を見つけると一目散!
ダッシュ!≡≡≡ヘ( ^^)ノ

エリアに入っていくと、洋の東西、皮膚の色を問わず、我々のお仲間がいっぱいたむろしておりました(苦笑)
°°°-y(^。^)。o0○ プハー  フー ○o。.(-。-)y-~~ -t( ^o^)。o 0 プハー  ウマイノウ (メ■_■)y- 〜〜

約1時間半ほどのニコチン補給休憩が過ぎると、またもや二人は機内の人に。
でも、今度のフライト時間はたったの35分程ですむのでちょっとお気楽。
でも、その気の緩みが良くなかったりするんですよね。

現地時間の夕方7時15分にクアラルンプールに着くと、そこからが大変でした。
荷物を受け取って自動小銃を構えた兵隊さんと一緒にシャトル便に乗り込むと、今度は入国審査が待ち受けています。
その列が異常に長いの!!

おとなしく列の後ろに並ぶと、日本人だと思っていた周りの人達は皆中国人ばかり。
広い大陸で育ったせいなのか、皆さんの喋り声が非常に大きい。

その声高に辟易し始めても、順番を待つ列の長さはいっこうに短くならないので、前の様子をうかがってみると、入国する人一人ひとりにほぼ2、3分も使う程の慎重さ。
これでは時間もかかるはずです。

1時間以上も待たされて、やっと私の順番になり窓口に行くと、

「Japanese?」
「Ya.」
「OK!!」

これでお終い。 (@_@) パチクリ

所要時間はほんの数秒でした。

ホテルに一旦落ち着くと、すぐさま二人で晩ご飯を探しにその辺りを探検してみました。
年中蒸し暑いせいなのか、至る所に現地の若い男性達がたむろして、初めのうちはちょっと気味が悪かったけど、ちょうど今の時期は断食月に当たっていて、その間はイスラム教徒の人達はほとんど家で食事をしないらしい。

みんなで外食して、家に帰る途中に外の風に当たっていたみたいでした。

マレーシアという国は、マレー人だけでなくインド人、中国人など、民族はもとより、思想も全然違った人達が入り混じって住んでいる多民族国家ですが、国教はイスラム教と定められていて、イスラム教徒に限ってその戒律を破ると重い処罰を受けるのだそうです。
例えば、断食の間に隠れて食事をしたり、水を飲んだりすると、六ヶ月間も牢屋に入れられたりするらしい。
イスラム社会って、かなり大変みたいですねぇ。

もう一つ、これは多民族国家ならではの法律でしょうが、自分が信じる以外の宗教の悪口を言ったり、他民族の悪口を言っているところを現行犯逮捕されると、裁判を省いて即刻獄に繋がれるというのも、いかにもマレーシアらしい。
だから、マレーシアの人達は色々な民族の人達がとても仲良く暮らしていける国だとか。
これは、世界中に広めたい思想だと思いました。

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