バレンタインの風景――恐怖のチョコレート――
始業のベルが鳴る前に、優生はバイオリンを片づけて教室へ向かった。
今日もいつも通り、1日が始まる・・・はずだった。
が。
「おは・・・!? 何!?」
教室の男子という男子が机に突っ伏していたり、
壁の当たりで気絶してたり。
女子達は密かに怯えてたり。
「な、な・・・!?何があったの!?」
その時。
「あ、ユーキ!オハヨ!」
美永が駆け寄ってきた。
「あ・・・美永、コレは何・・・?」
「あぁ、コレ・・・私もよく分かんないヨー。
実験台になって貰っただけなのにネー」
「実験台!?何の!?」
思わず叫んだ。
「ほら、今日バレンタインでショ?
だから、チョコレート作ったのヨ。
それを試食して貰っただけなんだけど・・・何でだろネ?」
「い・・・いったい・・・どんなチョコレートなの・・・?」
「唐辛子が入ってるチョコレートなのヨ!韓国ではよく売ってるヨー」
「唐辛子!?」
つ、つまり・・・
この男子達は・・・唐辛子の辛さで気絶したというのか!?
「んで、ユーキ!コレが本当の本命ヨ!
ユーキのために実験に使ったチョコよりも10倍多く唐辛子入れたからネ!」
さぁ、どうする優生!
美永が頑張って作ったチョコを受け取るか受け取らないか?
ちなみに、この日チョコレートの難を避けたのは、
クラスでただ1人、日直で職員室へ行っていた九条和音だけだった。
***
確かに唐辛子チョコは存在しますが・・・
気絶するほど辛くないですよ美永さん(は
私食べたことありますが辛くないんです。
と言うことは半分くらい唐辛子じゃないか?コレ(ぁ
このCP・・・呼び方は「優美」で良いんですか?
これじゃ「ゆうび」ですけど(あっそ
和音にこのチョコを食わせたくない一心で日直にしました(あっそ
・・・あれ、30分かかってないんじゃ・・・?コレ書くのに(早!!