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   オリジナル・ガイドブック 

私は心配性なので、旅行にはガイドブックを何冊か持っていきたい。でも荷物が重くなるのは困ります。だから旅行にはオリジナルガイドブックを持っていきます。

オリジナル〜と言っても、数冊のガイドブックをバラバラにして、必要なページだけを綴じるという簡単なものです。(よく見かけるガイドブックは同じ大きさのものが多いので、何冊かまとめても大丈夫。)

”本を切る”ということには抵抗がある方が多いかもしれませんね。(私はB型なので、かなり大胆なのかもしれません。)でも、それなりに理由もメリットもあるのです。



 そのガイドブック、全部見る?次回も使える?

旅行に持ち歩くバックの中身で、ガイドブックの重さ、そして面積はかなりのボリュームを占めています。数百ページに及ぶガイドブックの中で、旅行中に自分が見るページ、つまり、訪れる場所は何%くらいあるのでしょうか?イタリア縦断をする場合を除けば、ほんの一部だと思います。
持参するのは自分の知りたい情報だけで充分です。

それから、もう一つ。情報というのは古くなると価値が半減してしまいます。ユーロが導入された現在、「入場料は○○リラです〜」なんて書いている本はあまり読む気がしないし、とうの昔に閉店したレストランのおすすめメニューは全く役に立ちません。
ですから「次回イタリアに行くのは数年後…」という人にとっては、次の旅行にはまた新しいガイドブックが必要だということです。これはすなわち、現在手元にあるガイドブックは今回の旅・限定の情報源ということになります。

この2点を考えただけでも、自分の使いやすいように加工した方が便利だと思いませんか。

 

 できればスマートに

オリジナルガイドブックを作ったもう1つの理由は、街角で分厚いガイドブックをパラパラ開いていると、いかにも慣れていない観光客風で、狙われやすい(?)のでは…と思ったからです。

実際日本人に限らず、たくさんの人たちが道端でガイドブックを広げ、行き先を確認していました。だから、「ガイドブック=狙われる」は杞憂なのかもしれません。でもそんな仕草はあまりスマートとは言えないような…。できれば次の目的地は、バールで休憩したときにでもチェックしたいものです。

 

 オリジナルガイドブックの作りかた

私はフィレンツェとヴェネツィアに行ったので、この2つの街の分をそれぞれ1冊ずつ、そして情報編(トラブルの対処法・交通機関など)と合計3冊作ってみました。
1冊にまとめてしまうとボリュームが出てしまいます。この方法だと、1冊の厚さは2〜3ミリと非常にコンパクトになります。
昨年のアートカレンダーなど、ちょっと小洒落た表紙をつけて、クリップで留めれば完成。ホチキスでジョイントするとボロボロになったり、外れてしまうことがあるのでクリップ留めがおすすめです。 

オリジナルガイドブック 
わがまま歩き・地球の歩き方・個人旅行etcを
合体させたオリジナルガイドブック。
訪れる街ごとに分ければ更に身軽!

地図のページは綴じこまないで別に持つのもポイントです。行き先が決まっていれば、目的地までは地図しか見ないからです。

オリジナルガイドブックを作ったら、きっとヤミつき…。「本を切ってしまう勇気のある人」限定ではありますが。

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イタリアで大活躍した私だけのガイドブック、今では大切な旅の宝物です。ちょっとクタビれた、それを開くたびに旅行の記憶が蘇ってきます。



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