第2日曜日 [サイト内検索]
2004年4月1日、このホームページ(以下、HP)に「サイト内検索」を設置しました。
これは私がHPを作った時から、「いつかは導入したいなあ」と考えていたことなのです。
今週は、サイト内検索を運用するまでの話です。
サイト内検索とは |
サイト内検索って、ご存じですか? Yahooなどで検索窓にキーワードを入力すると、結果が表示されますよね。そして、サイトを見ている人は、興味のあるページにジャンプする。あれを自分のHP内で行うシステムです。
←こんなヤツです。
例えばAというサイトを見ていて、ヴェネツィアのサンマルコ寺院の話を読みたいとき。サイト内検索の付いているHPなら、検索窓に「サンマルコ寺院」と打ち込むだけで、Aサイトの何処に載っているのか、すぐに見つかるのです。特定の情報を知りたい時には、便利ですね。
サイト大増殖 |
「イタリアの路地裏を歩こう」は2003年の9月に開設しました。当時は旅行記と情報編、管理人室などで約40ページ、最初から量の多いサイトでした。
それがこの半年で、本の紹介や写真館などコンテンツはどんどん増え、現在は総ページ数が350もあります。ひえー、いつのまに!
何処に何が書いてあるのか、管理人しかわからない、いや、たまには本人すら忘れる始末(^^;)。今では1つの観光地の話題がサイトのあちこちに分散しているし、情報を探すのに苦労している訪問者もいるはず…。いよいよ、サイト内検索をつけたいなあ。
サイト内検索の種類 |
ところで、サイト内検索を設置するには、2つの方法があります。
1.gooやGoogleなどのロボットが集めた情報を使う、外部検索
2. CGIというプログラムをHP内に設置する
手軽に設置できるのは「1」なのですが、私は気がすすみませんでした。というのも、検索結果が必ずしも正確ではないからです。(ロボットが情報を集めるのは1ヶ月に1度程度のため、結果が反映されるまでタイムラグがあるためです。)ですから、実際にはサイトに載っていても、検索結果として、漏れるものが出てきます。
それから、これは後でわかったのですが、ロボットによっては、タイトルくらいしか拾ってくれないものもあるようです。
これを知った私は考えました。どうせ設置するなら、正確なサイト内検索でなくちゃ…! (今思えば、「自分のテクニックも省みず、無謀な」という声が聞こえてきそうな発言です。)
では、もう1つの方法はどうでしょう?
「2」の場合、きちんと検索できるものの、プログラム設置が容易ではないようです。
実は昨年、プログラムを無料配布しているサイトがあるのを知り、導入を検討してみました。でも、私のように何の知識を持ち合わせない人間にとっては、容易ではないどころか、訳がわからないシロモノでした。ということで、これもダメだわー。
SAY-AND氏 |
今回、サイト内検索をつけるにあたっては、友人のSAY-AND氏に大変お世話になりました。
彼自身もHPを持っており、不定期に自分の身の回りの出来事を綴っています。HP作成の目的はちょっと変わっていて、いわばメールの延長。主にお友達が閲覧しているようです。
私のサイトとは趣旨もジャンルも異なりますが、ちょっとマニアック(?)な視点、デジカメ写真の活用など、大いに刺激を受けています。旅行記やマウスで書いた落書きなどもありますので、興味のある方はご覧下さいね。
SAY-AND氏のHome Pageはコチラ
やや専門的な話になってしまいますが、SAY-AND氏はダイナミックHTML(動きのあるページ。対話性を持っているが、閲覧する人の環境に依存する。)に否定的というポリシーをお持ちのようです。ですから、ご自身のサイトはいたってシンプルなのですが、実はパソコンには詳しいんですよ。
話がちょっと横道に逸れましたね。実は、彼のHPにはサイト内検索があるのです。「作り方を教えて欲しい」とメールしたところ、ご自分のものを譲ってくれるという。ちなみにこれは、前述した「2」のCGIプログラムを使う方法です。わあー、ラッキー♪
奮闘…? |
ということで、準備を始めたのは1月の下旬です。でも実際に運用が始まったのは4/1ですから、2ヶ月以上かかっています。何故こんなに設置が遅れたかと言えば、1つは私の大ボケ、もう1つはプログラムの移植に手間取ったからです。
「ー」 と 「−」 |
上の2つの文字の違いがわかりますか?
前の「ー」は、キーボードで長音(ローマの「ー」など)を打つ時に使う記号ですが、私はずっとテンキー(数字)のマイナスのキー(「−」)を使って文字を入力していたのです。HPも当然、「−」で作っていました。
普通の人 :ローマ
Tomoko式 :ロ−マ
私はパソコンもHPも自己流です。マニュアルをろくに読まない(さすがB型!)とはいえ、ただのアホですね。
サイト内検索を付けるためには、「−」を「ー」に直さなければなりません。気付いた時点では既にページ数が200以上。うー、気が遠くなりそう…。(@_@) この他にもサイト全体の手直しが必要で、かなり時間がかかりました。
いよいよ移植、しかし… |
さて、2月の末にSAY-AND氏から、CGIプログラムがメールで送られてきました。プロバイダは違うものの、既に彼のサイトで使っているものです。単純に移植できるのかと思ったのですが、実はそうではなかったらしい。最初は私の設置ミスで躓き、その後は私のプロバイダ独自のシステムに悩まされ(たらしい)、サイト内検索はなかなか動きませんでした。
その度にSAY-AND氏はプログラムを手直ししてくれました。ファイルを受け取った私は検索を実行し、作動しないことがわかるとメールで報告し、またプログラムを作り直してもらう…この作業の繰り返しです。
何度試してもうまくいかないので、私は途中で諦めようかと思ましたが、最後はSAY-AND氏の粘り勝ち。はじめてのファイル受信からおよそ20日後、サイト内検索は遂に動き始めました。「で、できたぁー \(^o^)/」
SAY-AND氏、本当にお疲れさまでした。
優秀なCGI、だからこそ… |
早速、できあがったばかりのサイト内検索を試しました。
「海」という単語を検索したところ、該当件数は40件。一方、試しに設置した外部検索では7件しかありません。こんなに差があるとは…!
そうだ、これで「−」が「ー」にきちんと修正されているか、見てみよう。どれどれ…。
するとですね、自分では直し終えたつもりが、まだ「−」のままの文章が、何十箇所もあるではありませんか。
どうやら私の目は節穴のようです^^;
優秀なCGI、だからこそ、サイトのアラが見える!見える!
というわけで、なんとか修正作業を終え、4/1に運用開始となりました。
今週の感想 |
ということで、サイト内検索の設置には、想像以上に時間も手間もかかってしまいました。
でも、お陰様でHP立ち上げ当初からの目標をクリアーすることができました。
SAY-AND氏には、この場を借りて改めてお礼いたします。どうもありがとうございました!
迷子になりそうな私のサイトですが、これからは検索窓にキーワードを入力すれば、知りたい情報が、サクッと見つかると思います。検索窓は次の2箇所に設置していますので、このサイトをご覧の方に活用してもらえると嬉しいです。
トップページ < http://www5f.biglobe.ne.jp/~andiamo/ >
使い方のページ < http://www5f.biglobe.ne.jp/~andiamo/cerca.htm >
ところで私はパソコンをはじめて4年になります。その間、ずっと、「ー」を「−」で打っていたなんて。
道理でブラインドタッチ(註:キーボードを見ずに文字を打ち込むこと)ができないと思ったワ。
…って、早く気付よ、おいおい。
(update 2004.4.1)