本 その3

 週刊地球旅行など 

大きな写真をたくさん使っており、わかりやすい週刊地球旅行や世界の100都市シリーズ。旅行写真集とでもいうのでしょうか。説明も簡潔で、とても参考になりました。(今や入手困難な本もあるかも…)
これらの本の写真は撮影用のライトを当てているので、実際の建物の中は本のように鮮明には見えません。

★★
週刊地球旅行
水の都ヴェネツィア
(講談社)
水の都ヴェネツィア
とにかく写真がきれいで、特にカナルグランデを上空から写したものが素晴らしいです。リアルト市場やムラーノ島のガラスなどヴェネツィアのおすすめがコンパクトにまとまった1冊です。

★★
週刊世界遺産
ヴェネツィアとその潟
(講談社)
ヴェネツィアとその潟
サンマルコ寺院やドゥカーレ宮殿の内部を図解で詳しく説明しています。この2カ所に行く方は必見!週刊世界遺産は、2004年7月からアンコール刊行されています。

★★★
世界の100都市
光と陰の迷宮ヴェネチア
(朝日新聞社)
光と陰の迷宮ヴェネチア
アクアアルタ(高潮)、ゴンドラ、モザイクなどポイントをおさえた解説が読みやすいので、ヴェネツィアの雰囲気が知りたかったらこの本が便利です。

★★
世界の100都市
ルネッサンスに咲いた大輪のユリ
フィレンツェ
(朝日新聞社)
ルネッサンスに咲いた大輪のユリ フィレンツェ
街の見所だけでなく、ジノリの食器やフェラガモの靴、地元の職人なども紹介しています。旅行中、1軒に立ち寄ったところ、狭くてビックリ。あんな小さな工房がフィレンツェの伝統を支えているんですね。

週刊世界遺産
フィレンツェの歴史地区
(講談社)
フィレンツェの歴史地区
フィレンツェの見どころ・歴史を凝縮した1冊でおすすめです。収められているのは、サンタ・マリア・デル・フィオーレ教会の図解、ルネサンス芸術の特徴、メディチ家に関する話など。ウフィッツィ美術館は少ししか触れていませんが、サン・ロレンツォ聖堂を大きく取り上げているのが特徴です。

世界遺産DVDコレクション1
フィレンツェ・ローマ・最後の晩餐
(DeAGOSTINI )
世界遺産DVDコレクション1
2004年9月創刊。毎号3つの世界遺産を冊子とDVDで紹介します。冊子は4〜6ページの解説と写真・図解からなっており、DVDは約45分。創刊号は、フィレンツェとローマの主な教会、ミラノにあるダ・ヴィンチの「最後の晩餐」がテーマです。790円(創刊号のみ、次号からは1.490円)でこのボリュームはお得だと思います。

★★★
週刊地球旅行
ルネッサンスの都フィレンツェ
(講談社)
ルネッサンスの都フィレンツェ
中央市場を紹介しているので、市場に行きたい人はご一読を。また、荘厳なメディチ家礼拝堂内部の写真も素晴らしいです。

週刊地球旅行
フィレンツェからトスカーナへの
小さな旅
(講談社)
フィレンツェからトスカーナへの小さな旅
ピサ、シエナ、サン・ジミニャーノなどトスカーナの小さな街を巡る旅。ルッカ生まれの作曲家プッチーニの特集もあります。

世界の100都市
誇り高き中世の魂
シエナ トスカーナ地方
(朝日新聞社)
シエナ トスカーナ地方
シエナの伝統行事、パリオ(広場を疾走する競馬)や、アグリツーリズモ(農家が提供する宿)、ワインの話など、トスカーナの魅力満載。

世界の100都市
神の愛を語り続ける
アッシジとペルージャ
(朝日新聞社)
アッシジとペルージャ
アッシジ、ペルージャ、オルビエートなどウンブリア州にスポットをあてています。これらの小都市はガイドブックでも扱いが小さいことが多いので、この本のたくさんの写真は貴重です。

週刊世界遺産
シエナの歴史地区
ピサのドゥオーモ広場
(講談社)
シエナの歴史地区・ピサのドゥオーモ広場
シエナのカンポとドゥオモ、ピサのドゥオモ広場と斜塔、それから中世の摩天楼:サン・ジミニャーノ…と珠玉の小都市を取り上げています。ガリレオ・ガリレイの生涯も特集されています。壁画や天井画に欠かせないフレスコ画の描き方は美術ファンには興味深い企画です。

世界の100都市
ライフスタイルの最先端
ミラノ
(朝日新聞社)
ライフスタイルの最先端 ミラノ
ミラネーゼの生活を中心に歴史や観光地をレポート。ミラノ近郊のクレモナでバイオリンを作っている日本人、石井高志さんの紹介も。

世界の100都市
物語を街角にとどめて
ラベンナとボローニャ
(朝日新聞社)
ラベンナとボローニャ
ラベンナ、ボローニャ、ファエンツァ、サン・マリノ、フェラーラ、マントヴァなどを紹介。

週刊地球旅行
永遠の都ローマ
(講談社)
永遠の都ローマ
「ローマの休日」の舞台を歩く旅や、ローマの見どころ。近郊の街ジェンツァーノの花祭り(街を花の絨毯で敷き詰める)が載っています。

週刊世界遺産
フォロ・ロマーノとコロッセオ
ローマの歴史地区1
(講談社)
フォロ・ロマーノとコロッセオ
テーマを絞っているだけに深く掘り下げられています。フォロロマーノの再現図も面白いと思いました。ただ、後半の世界遺産全件リストはちょっと余分な気が…。

週刊世界遺産
ヴァティカン市国
ローマの歴史地区2
(講談社)
ヴァティカン市国
バチカン全体の配置図が出ており、サン・ピエトロ大聖堂の図解やキリスト教に関する説明がわかりやすいです。現教皇、ヨハネ・パウロ2世についての記述もあります。

週刊世界遺産
カラカラ浴場とパンテオン
ローマの歴史地区3
(講談社)
カラカラ浴場とパンテオン
古代ローマ時代の公衆浴場と1900年前の建物がほぼ完全に残っているパンテオンがテーマです。どちらも図解と豊富な写真で説明。また、ローマ帝国時代の土木技術(街道の整備や水道の敷設など)の話題、それから皇帝ネロを取り上げるなど、内容盛りだくさん。

世界の100都市
この都は、永遠に不滅
ローマ
(朝日新聞社)
この都は、永遠に不滅 ローマ
様々な時代の遺跡建築が混在するローマ。その歴史と主な観光地、食文化、ローマを舞台にした映画…とテーマは幅広いです。でもページ数の関係か、どれも中途半端な印象。しかしながら、戦後〜今日に至る首都ローマの変遷は他の本にない切り口です。

世界の100都市
祈りの都ヴァチカン
(朝日新聞社)
祈りの都ヴァチカン
カトリック総本山、サン・ピエトロ大聖堂でのミサやクリスマスの模様、ヴァチカンの現状など充実した内容だと思います。おすすめ。

週刊地球旅行
永遠の聖都ヴァティカン
(講談社)
永遠の聖都ヴァティカン
何故かヴァチカンとローマの話題が混在しています。ヴェチカンと銘打っているのですから、できればヴァチカン美術館にたくさん紙面を使って欲しいと思いました。

週刊地球旅行
夢の街ナポリとポンペイ
(講談社)
夢の街ナポリとポンペイ
ページ一杯に載っているピッツァ・マルゲリータに釘付けになりました。カポディモンテ焼きという繊細な焼き物が隠れた名品として取り上げられています。

週刊世界遺産
ポンペイ、エルコラーノ
トッレ・アンヌツィアータの考古地区
(講談社)
ポンペイ、エルコラーノ、トッレ・アンヌツィアータの考古地区
ヴェスヴィオ火山の噴火で灰に埋もれた古代都市ポンペイの特集です。街の様子、それから古代ローマ貴族と一般市民の生活はどのようなものだったのか、遺跡や出土品を手がかりに推察しています。

世界の100都市
南イタリアの迷宮
アルベロベッロとレッチェ
(朝日新聞社)
アルベロベッロとレッチェ
おとぎ話のような三角屋根のトゥルッリが有名なアルベロベッロ。トゥルッリの構造、屋根の先端の装飾の意味が載っていて面白いです。かつて洞窟の都市として繁栄したマテーラの特集もあります。

世界の100都市
地中海文明の交差点
シチリア、パレルモ、シラクーサ
(朝日新聞社)
シチリア、パレルモ、シラクーサ
黄金の表紙に圧倒されるシチリア島の特集です。巻頭では「ミラノやローマに行っただけでイタリアをわかった気になってはいけない」 シチリアはイタリア好きには見逃せない島だそうです。イタリアのワイン作り発祥の地、カラスミ、血のように赤いオレンジなど、食文化も豊かな島です。行ってみたい…!

 

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