2002年 フィレンツェ (4)

フィレンツェ3日目はメディチ家礼拝堂を見た後、市内の東側を中心に歩きました。



   メディチ家礼拝堂   おすすめ

メディチ家礼拝堂は混雑すると聞いていたので、見学者が少ない早朝に行きました。

1階には、メディチ家の宗教儀式に使われた様々な調度品や聖具が展示されており、売店もありました。
ある調度品は見事な金細工でつくられており、思わず近づいて見たところ、中央部に人骨らしきものが置かれているではありませんか。(聖遺骨箱だということですが、人骨をむき出しにしなくても…)私は気味が悪くなり、他の展示物をじっくり見る気が失せました。

2階には、君主の礼拝堂と新聖具室があります。
八角柱の礼拝堂は写真からは想像がつかないほどの大きさで、とりわけ天井が高い構造となっています。窓も高所にしかなく、そこから差し込む日差しが唯一の照明なので、中央に立つと井戸の底から見上げるような感じです。(勿論、実際に井戸に落ちたことはない。)

内部のつくりは、簡素な外観から想像もできない程豪華です。
天井にはフレスコ画が描かれており、壁や床は、薄いピンクや茶色、深い緑色の大理石で埋め尽くされています。8つの壁の前にはコジモ1世をはじめ、6人の棺が安置され、その背後に故人の彫像が立っているものもあります。また、あちこちに埋め込まれたトスカーナの都市の紋章も素敵でした。
豪華で重厚な装飾は息苦しささえ感じる程で、当時のメディチ家の強大さが想像できます。

早起きして行った甲斐もあり、礼拝堂はほぼ貸し切り。礼拝堂の装飾を充分に堪能することができました。夫は、礼拝堂の中央で声の反響を試したり(近くの係員を少し気にしながらも、アホな子供みたいに「あっ」と短く発音していた。)もしていました。

隣の新聖具室には、豪華王と呼ばれたロレンツィオの子、ジュリアーノと孫にあたるロレンツィオ2世の遺体が、ミケランジェロの彫刻とともに埋葬されています。 

サン・ロレンツィオ教会の入り口
サン・ロレンツィオ教会。
朝行った時は早すぎて開いておらず、
夕方再び行ってみると、まだ見学できる
時間のはずなのに早じまい。
教会内のコンサートで貸し切りでした。




   サンタ・クローチェ教会   おすすめ

10年前にサンタ・クローチェ教会に行った時はクリスマスのミサが行われており、入り口からその様子を覗くことしかできませんでした。その時に見た美しいステンドグラスの他にも、この教会にはミケランジェロら著名人の廟墓やジオットの壁画など、見どころがたくさんあります。

サンタ・クローチェ教会
サンタ・クローチェ教会



ゴシック建築のこの教会は、ドゥオモに比べて白い大理石が多く使われているため、外観はかなり明るくすっきりとした印象です。やはり壁には様々な彫刻や装飾が施されています。 

サンタ・クローチェ教会の入り口
サンタ・クローチェ教会の入り口。
大理石の細かい細工がきれいです。



教会に入るのは今年から有料になりました。(1人3ユーロ)
内部では写真撮影が禁止されており、係員がチェックしています。ステンドグラスを見るために夫がオペラグラスを取り出す時でさえ、係員が過敏に反応していました。

内部は3つの身廊に分かれており、正面の壁には祭壇や礼拝堂が作られています。各祭壇や礼拝堂はフレスコ画や色鮮やかなステンドグラスに囲まれています。
また、内部には、革職人を養成する学校の生徒が作った作品(鞄や財布など)も売られています。

サンタ・クローチェ広場
サンタクローチェ広場



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