記事タイトル:エンゼルハット断想あるいは雑感 


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お名前: 番頭さん   
私めが小学5年生のある日、まさしく天使のような少女がブラウン管の向こうから私めに歌いかけておられました。一瞬のうちに、私めのハートは少女の微笑みに射抜かれてしまったのでございます。
エンゼルハットをとるまでは・・・。

知らない遠くの町から転校してきたエンゼルハットと白いブレザーの少女がはじめて口を訊いたのが隣の席の私め。
その日一日だけは、私めだけが彼女を独占することができたのでございます。
ああ、永久に時が止まってしまえばいいのに。
思いも束の間、翌日にはクラスの男子皆が彼女を意識していることが鈍感な私めにもはっきりとわかったのでございます。
彼女は明らかにクラスのアイドル。
もうエンゼルハットは必要なかったのです。
[2008年9月22日 23時18分11秒]

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