夢日記1985年分   ( 昭和60年 ) ホームページトップページへ戻る
   
     
   
    
No 0062 
 1985年 昭和60年 1月1日 火曜日
 
 平原の中の小さな駅から1人で列車に乗るところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。進行方向右側の窓側に座ってほほづえをついて外を眺めるが客車内には自分一人しか乗っていない。うっすらと雪の積もった平原を走り、左側から山がせまり、右側からも山がせまってきて谷間を走っている。山の中の駅で停まり、ここで降りると大きな丸太小屋の駅舎であるために45番の夢の続きと気がつく。駅のホームから改札を出ると45番の夢同様に3番の夢のアーサーの兄が黒いロングコートを着て待っている。自分の姿は45番の夢と同じ黒の革ジャンの下が光沢のある緑のタートルネックのシャツを着て、黒のスリムのレザーパンツをはき、黒のサイドゴアブーツを履いている。胸があり、髪の毛も肩より長くなっていて女になっていることがはっきりわかる。
 45番の夢と同じく住宅街にあるレストランで食事して談笑して、駅に戻って切符を買ってトイレに行った所までの繰り返しになるが、トイレに行く所で終わらずにトイレから出て誰もいない改札をくぐり列車に乗る。トイレではおしっこをしたのであるが、まちがいなく女になっている。名前もミチルと呼ばれる。夢の最初と同じく進行方向右側の窓側に一人座ってほほづえをついて外を眺めている。山の中から再びうっすらと雪の積もった平原を走り、大きな街を通過するとき、街の中心部に幅200メートルの川が流れていて、石とレンガ造りの橋が架かっている。橋の中央付近を列車が通過すると、積み木が崩れるように橋が崩壊してしまう。ついでに乗っていた列車もジグソーパズルがバラバラになるようにバラバラになってしまい、下を見ると川の水面が見えたので慌てて飛ぼうと意識をかけると空中を飛行できたので、バランスをとるために両手を飛行機の羽のように広げて列車の進行方向と同じ方向にある川の土手に降りる。線路沿いに歩いて100メートルのところに普通の駅があり、ここからは先ほど山の中の駅で買った切符を改札で見せてホームに入り、ホームに停車していた列車に乗る。3度目は進行方向の左側の窓側の席に座る。空は先ほど橋の崩れたときは晴れていたが、空を飛んで土手に降りたときにはグレーがかった曇り空になる。駅を出て街を過ぎると平原を約1時間ほど走り、31番の夢の小さい駅を通過して約10キロメートル走り、終点のホームが奥でつながっている。操車場と複数のホームのある広い駅に到着するがホームには誰もいない。31番の夢でははっきりわからなかった街の様子がわかる。ホームが奥でつながっているところからは駅の敷地と広場のような場所との境目に高さ2メートルくらいの金網のフェンスが張り巡らされている。広場の幅は100メートルくらいあり、幅はわからないが道路があって、道路の向こうには、高さはわからないがフェンスが張り巡らされた広大な敷地と工場のような建物が遠景に見える。敷地内には丸太がピラミッド状に非常にたくさん積み上げてあるので、製紙工場か製材工場らしいとぼんやり考える。このあと改札をくぐらずに、別のホームに移動して、もときたコースを戻って行く。先ほど崩れて空を飛んで渡った橋は鉄橋になってちゃんと架かっている。そのまま街を通過して雪のうっすら積もった平原を走り続ける。天気は石橋の崩れた川を渡る前は曇りであったのが、川を渡ると快晴になる。そのまま山の中の駅を通過して、最初に列車に乗った駅に到着して降りる。駅から出ると、降りた列車の進行方向左手の幅4メートルの未舗装の砂利をローラーでならしただけの道路を7番の夢にでてくるグレーのライトバン型の大型の車を運転して走り出す。時速40〜50kmで約10時間400〜500キロメートル走る。進行方向右手の複線の線路は5時間くらいたったときに単線の線路になっている。あたりは何もない平原で雪がうっすら積もっている。車で出発したときには夕方で、10時間たって朝になったころ、右手前方の単線の線路と道路の間にコンクリートの電柱のような高さ1メートルくらいの柱にコンクリートの板がのった。幅2メートルの長さ20メートルくらいのプラットホームが道路側に鉄パイプの手すりがついて出現する。手前に5〜6段の鉄製の階段があり、階段の横に車を停めて降りて、プラットホームに上がると車の進行方向から、白地に赤のラインが入った車体で、ヘッドに急行の表示がある3両編成の列車が停車する。ホームの長さが1両分しかないので、先頭の1両しかドアが開かない。そのまま乗ろうとしたところで目が覚める。
    
No 0063
 1985年 昭和60年 1月15日 火曜日
 
 32番の夢の続きで、街の上を飛行しているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は45番の夢と同じ黒の革ジャンの下が光沢のある緑のタートルネックのシャツを着て、黒のスリムのレザーパンツをはき、黒のサイドゴアブーツを履いている。胸があり、髪の毛も肩より長くなっていて女になっていることがはっきりわかる。
 街の西側の山と3棟並んでいるおしゃれなマンションの間の地域の様子がわかる。山と3棟並んでいるおしゃれなマンションの間は住宅街であるが、川が流れているのと農家が多い地域である。川は南から北へ流れていて、途中で分岐している。この地域の区画は一応200メートル四方の碁盤目に整備されてはいるが、土地の高低差と川の流れる地形のために道路は碁盤目のつながりではなく阿弥陀クジのように途中がない状態になっている場所がある。本来ならば200メートル四方の区画であるところが、200メートルと400メートルの長方形の区画になっている場所が変則的にある状態である。道路自体は2車線に幅2メートルの歩道が両側についている。南の川の上流で川が直角に近く曲がっている場所の橋から、川が分岐する下流の場所に架かる橋までの間の左岸が公園になっている。下流の端のそばの公園の入口には三越デパートの前にあるのと同じスタイルのライオンのブロンズ像がある。川が直角に大きく曲がっている区画は1区画まるまる公園になっていて、ここには比較的大きな中洲があり、流れもゆるやかなため池のようにみえる。ここではボートを浮かべて釣りをしている人が5〜6人いるのが見える。空から降りて、ライオンの像のある公園の入口から公園内に入ると川岸は両岸とも柳の並木になっている。公園内を分断する道路に出ると、夢でいつも自分が乗る白いフォルクスワーゲンが置いてあり、なにげなくレザーパンツのポケットに手をいれると鍵がでてきたので鍵を使ってドアを開けて、エンジンをかけて時計回りに区画を回り込むようにして進みT字路に行き当たり左折すると、白い壁の蔵が2棟敷地内に建てられているのが高さ2メートルの白い壁に瓦屋根がのっている塀越しに見える家がある。200メートル四方の1区画分の敷地を持ち門構えも立派で、二階建ての母屋も瓦屋根である。この家の門の前に車を停めて、敷地内におじゃますると、向かって左手に庭があり。その奥に3棟の大きなビニールハウスがある。右手は母屋でその後ろに蔵が2棟建っている。ビニールハウスの方に人の気配があるので、そちらに移動しようとしたところで目が覚める。天気は空を飛行しているときは快晴であったが、地上に降りると、やや曇る。
    
No 0064
 1985年 昭和60年 2月11日 月曜日
 
 63番の夢の川が直角に大きく曲がっている区画の公園の中洲の見える側が左手に、道路が右手に見える位置の歩道に立っているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 この川に架かる鉄製の橋を渡り、十字路を直進すると3区画柳並木が続く。夕暮れになり、太陽の方角から進行方向が西であることがわかる。4区画目から5区画分約1キロメートルの間は3〜4階建ての建物がいろいろと混じって建っている地区になっている。このあと複線の鉄道の線路があり、鉄道をまたぐ陸橋があって、これを渡る。さらに5区画、約1キロメートルは普通の小さな一戸建ての住宅街になっている。住宅街のあとの3区画は空地で、61番の学校の建物が見える場所まで来ると、遠方には山影が見えるが、暗くなったせいもあるが、その先の景色がぼやけてくると同時に目を覚ます。
       
No 0065
 1985年 昭和60年 2月22日 金曜日
 
 白いフォルクスワーゲンに乗って田畑が広がる景色の中の2車線に両側に幅1メートルの歩道がついている道路を走っているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 進行方向前方に低い山並みがあり、200メートルほどのトンネルをくぐり、両側が山になっている谷間の場所を10キロメートル走る。小さな街を見下ろすやや急な坂を下り、街の中で複線の鉄道をまたぐ陸橋を渡ったすぐの十字路を右折する。鉄道と並行して20キロメートル走ると道の両側が土手のように盛り土されている場所が1キロメートルあり、こざっぱりとした緑の多い街に入る。進行方向の左側には広い敷地の中に白い立方体の建物が夕日に映えているので進行方向右手が西とわかる。街を入って一つ目の十字路を通過して、二つ目の信号のある十字路右折すると小さな駅の建物がある。駅のすぐ手前の十字路を左折し、さらに右側の小道に入り。駅の方から鉄道の線路沿いに続く未舗装の砂利道に入るために左折する。左折して200メートルほど行くと石造りの倉庫が5棟建ち並んでいる。未舗装の道路に1番近い倉庫の前に車を停めて倉庫群のある敷地内をぐるりと歩くが誰もいない。線路沿いの未舗装の道に入る前に駅前の十字路で左折した道に出て、徒歩で駅前の十字路まで歩き、そのまま直進すると10メートル歩いた左手に駄菓子屋がある。さらに10メートル進んだ右側の2階建ての家から3番の夢の若い男でアーサーの兄が出てくる。ここで夜になる、アーサーの兄に家の中に案内されて、弟のアーサーや両親に紹介され、父親の名前が尾崎光喜(おざきみつよし)で神主であり、母親の名前が尾崎栄子(おざきえいこ)で巫女であることが判り、2人ともかなりの霊能力者であることが話していてわかるのと大歓迎されて、夕食をごちそうになって一泊する。親の名前から2人の兄弟の姓が尾崎であることが判明する。朝になって尾崎アーサーに見送られながら玄関を出ると、自分の車が倉庫の前から玄関前の道路に移動されている。そのまま車に乗って、街に入ってきた方向に進みT字路で左折して踏み切りを渡ると線路のこちら側は鉄道防風林になっている。防風林のすぐそばにも並行して道路があり、踏み切りからの道と交差して十字路になっている。ここをこのまま直進するとゆるやかな丘がひろがり道もゆるやかな登り坂になっている。天気は快晴で、1キロメートルほど走ると左に牧場がひろがりホルスタイン種の牛がたくさん放牧されているのが見える。右手はかなり大規模な養鶏場があるのが見える。3〜5分ほど走ると、牧場の中に入るための未舗装の道路が左前方に見えたので、左折して停車する。外に出て柵の向こうの牛の群れを眺めているうちに目を覚ます。
       
No 0066
 1985年 昭和60年 3月3日 日曜日
 
 気がつくと快晴の天気で暖かく、太陽の高さから昼間のアーケードの人ごみの中をズボンのポケットに手を入れたまま歩いているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は20番の夢と同じ黒の本体部分が少し小さめのキャスケット帽で、ひさしの右側にのみ直径3センチくらいの丸い金属プレートがついていて正七角形か彫刻されている帽子を被り。16番の夢と同じ黒のロングのタートルネックのシャツの上に黒の革ジャンパーを着て、ベルトをシャツの上から締めて、黒のジーパンをはき。黒の皮手袋をはき、手触りがパンストの黒のソックスをはき黒の革のごついハーフブーツを履いたオラクルバージョンの姿になっている。
 アーケードを抜けて、T字路を右折すると、右前方に川が見えて、川岸には柳の木が植えられている。川は90度曲がり、十字路の片隅を流れている。十字路を左折すると無人の白のライトバンが停まり、私の歩いている左側には石造りの倉庫が4棟並んでいる。十字路で右折し、3軒目に歩行者専用の道にアーケードが架かっている通りがあり。左折すると商店街になっている。5〜6メートルくらいの高さのアーケードの丸天井から5色の幅広い吹流しが下がっている。アーケードのある通りの中心付近の婦人服店の前に出ていたワゴンのところで私の母と会う。「デビューしたときはどうかと思ったけどあんたもこうしてみると芸能人らしくなったわね」といわれて、少し会話した後自分1人だけでそのまま人ごみの中を歩いていると、身長140センチくらいで色白で二重まぶたで目がパッチリした、どことなく中近東のハーフ風の少年が「R・オラクルあっそぼー」と後ろからまとわりついてくる。服装は薄いブルーのポロシャツに黒地に白のラインが縦に入った半ズボンをはいて、白のハイソックスに青のスポーツシューズを履いている。ものすごく親近感を感じるのと、やたらと手をつなぎたがるので喜んで手をつないで歩き。アーケードのある商店街の並びにある本屋で立ち読みしたり、ハンバーガーショップで2人でハンバーガーを食べてから。アーケードの突き当たりのT字路の左の角の時計とメガネの店に入りかけたところで目が覚める。
     
No 0067
 1985年 昭和60年 3月30日 土曜日
 
 見知らぬ広い10畳以上の部屋のドアの前に立っているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。白のソックスをはいている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 この部屋はドアの上に自分の名前が「菱平智」「アムラン」「女の名前のミチル」の3種類が一枚の銀のプレートに彫られていて、光を反射して虹の七色に変化する白い壁と無地のベージュの絨毯が敷かれている。ドアの上のプレートの名前からここが夢の世界の自分の専用の個室であることがわかる。12畳の部屋の中心に畳1畳の大きさのガラスのテーブルがあり、上に直径10センチの蓮の花をかたどったクリスタルの羅針盤が置かれている。羅針盤の針と方位盤により、部屋は東西に長く南北に短く、テーブルは長辺を東西にして置かれている。2人掛けのソファがテーブルの北と南側に向かい合わせに置かれている。窓は部屋の東側と北側にある。部屋の東側の窓の下に飾り棚と小さな蛍光管のライトがついたヘッドボードのあるダブルベッドがある。西側の壁は3メートルある天井まで全てつくりつけの本棚になっていて一部スライド式の棚になっている。南側の壁は中心から東側の窓の壁までがクローゼットになっている。中心から西側はクローゼットの扉のすぐ隣が縦に畳1畳分の大きな鏡があり、本棚のある西側の壁よりに出入り口のドアがある。クローゼットの観音開きの扉は2か所あり、鏡側の西側は中にたくさんの引き出しつきのタンス1棹とコートやワンピースがかけられる広いウォークインクローゼットになっている。窓側の東側の扉を開けるとふとんや掃除機や箱などが入った押入れになっている。ドアの前に黒のスチールの机があるが、この机は両袖で両側に3段、中央を入れて7つの抽斗がある。机の北側に背もたれつきのひじ無しの椅子がある。机と椅子の後には西と北の壁に接して畳一畳の幅の四角い作業台兼用の高さ1メートル奥行き50センチで東側の端に幅50センチで5段の引き出しつきの飾り棚がある。この作業台の上の西側よりには、テレビとビデオデッキとミニコンポが置いてある。
机の前の椅子に腰かけて右側の抽斗を開けようとしてソファの方に気配を感じる。見ると南側のソファに14番の夢のハーフの美女が座っていて会釈され、すぐに66番の夢の色白のハーフ美少年が目の前のドアを開けて入ってくる。少年がハーフの美女の隣に座った瞬間に2人とも風船がしぼむかのように小さくなり、腰を浮かせてソファの上を見るとぺらぺらの肌色の皮のようなものがあり。これをどうしたらよいのだろうと考え込んでいると、ドアが開いて、55番の夢の3人組の1人で赤いブラウスを着ていたややきつい感じの目つきの女性が、クリーム色の地に白いフリルがたくさんついたブラウスを着て。ピンクの地にふちどりに派手な白いレースがついたエプロンをして入ってきて、私に「アムラン」と声をかけたところで目が覚める。
    
No 0068
 1985年 昭和60年 4月4日 木曜日
 
 2車線で両側歩道つきの道路を白いフォルクスワーゲンに乗ってかなりゆっくり走っているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 道の両側は5メートル程の切り立ったガケになっている。周囲はかなり濃い霧がたれこんでいる。霧が薄れてくると、前方左手のガケの上に緑色のコケがびっしりとついた楕円形のひときわ目立つ大きな岩が飛び出している部分がある。岩の下あたりで道は緩やかに右へカーブして、谷底のような場所から平地が開ける場所に出る。山並みが左手の遠方に見えるが、道路の周囲は背の高い麦畑になる。カーブは右へやや角度は増すものの、緩やかに続き、約2キロメートルほどカーブが続いて、麦畑から水田に変わる頃に、前方左側に1軒の農家の建物と敷地へ続く私道が見える。左折してその私道に車を入れて、建物の玄関の前に車を停めて、引き戸の大きな玄関に入る。玄関に入ると12番の夢の若い女性が出迎えてくれて、中に入り玄関から奥に続く廊下の左側の部屋に入る。この部屋には大きな出窓があって、高さ30センチで奥行き40センチあり幅60センチの水しか入っていない四角い水槽がある。水槽の右側に白いYシャツに黒の半ズボンの少年が窓の外の景色を見ている。横顔とヘアスタイルから66番のハーフ美少年だとわかる。窓の外がやけに白っぽくなり、霧がまた濃くなっている。少年に声をかけようとして近づいた所で目を覚ます。
       
No 0069
 1985年 昭和60年 4月24日 水曜日
 
 地下から地上に上がる階段を上っているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 地上に出ると晴れで、目の前は幅2メートルの歩道が両側にある、広い4車線の道路になっている。右側は2メートル幅の歩道が両側にある2車線の道路になっている。この十字路にはH形に歩道橋が架かっている。地下から上がってきた場所と対角線になる位置の角へ歩道橋を渡って行くと、2メートルの高さの金網のフェンスに囲まれた草原の広がる場所がある。角に看板があり、農業試験研究所と書いてある。この広い十字路の4車線の道路には歩道橋から30メートル離れたところに道路をまたぐようにして設置されているゲート型の標識がある。いろいろな場所への距離が書かれている高速道路の入口などで見かけるものと同じである。「○○へ○km」と、文字がはっきり読めないが2文字の地名にそこまでの距離が1桁のキロ数で表示されているのがおぼろげに見えた瞬間に目が覚める。
         
No 0070
 1985年 昭和60年 5月1日 水曜日
 
 4車線の両側に歩道つきの道路を白いフォルクスワーゲンを運転しているところから夢が始まる。農業試験研究所の看板とH型の歩道橋が見えたので、69番の続きだと気がつく。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は45番の夢と同じ黒の革ジャンの下が光沢のある緑のタートルネックのシャツを着て、黒のスリムのレザーパンツをはき、黒のサイドゴアブーツを履いている。胸があり、髪の毛も肩より長くなっていて女になっていることがはっきりわかる。
 天気は快晴である。不思議な事に69番の夢ではあったはずのゲート型の標識がない。そのままH型の歩道橋をくぐり抜けて直進して、10キロメートル行くと鉄道線路は見えないが、アンダーパスがあり、そこもそのままくぐって直進する。アンダーパスを出ると道路は4車両側線歩道つきのまま周りは深い森になる。さらに10キロメートル行くと正面に低い山並みがあって、ここでT字路になっている。T字に交差する道路も4車線の立派な道路である。ここで、右折して10キロメートル行くと、またアンダーパスがある。アンダーパスをくぐり抜けようとしたときに赤いポルシェの対向車から声をかけられたので停車すると、赤いポルシェも停車して、31番の夢に登場する姉弟で、弟が運転している。2人ともメガネをかけていなくて、下はわからないが上は白の長そでのタートルネックのシャツを2人とも着ている。弟がなんとなく顔を赤くしてもじもじしているので、
助手席から姉が身を乗り出して「ミチル、私達とツーリングしない」と誘ってくれるので、「もちろん」と返事して、姉弟達の乗った赤い車の停車している車線へUターンして入り、後について走り出した所で目が覚める。
    
No 0071
 1985年 昭和60年 5月15日 水曜日
 
 200メートル四方の区画の中に正面中央から見たときに幅が100メートル、建物本体の奥行きが30メートルの建物が建っている。中央の塔のような部分が10階建てで、後は全て7階建てで、上から見るとコの字型になっている。コの字の2つの先端部分には、同じ丸屋根で幅30メートル奥行き50メートルで、屋根の1番高いところの高さが5階分ある体育館風の建物が付属している。敷地内には鳥が翼を広げた形に道がある。正門の両脇は庭になっている。区画の境界線には高さ1メートルのフェンスが巡らされていて、周囲の道路は幅1メートルの歩道が両側についている2車線の道路である。22番の夢の尾崎アーサーと2人でこの建物の周りを歩いたり、空から観察したりしている。しばらく正門の前で話し込んでから、この建物の裏に停めてある白いフォルクスワーゲンに2人で乗り込んだところで目が覚める。服装は2人とも黒のレザーパンツに黒のジップアップのロングブーツを履いている。2人ともすそは外に出して履いている。尾崎アーサーはグレーのロングコートを着て、私が黒のロングコートを着ている。今回の夢では私は女ではなく普通に男である。
                 
No 0072
 1985年 昭和60年 6月1日 土曜日
 
 尾崎兄弟達の住んでいる65番の街に入る1メートル幅の歩道が両側についた2車線の道路を歩いているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 65番の夢と同じように土手の続く場所から街に車ではなく、歩いて入ろうとしている。駅に続く信号機のある十字路を直進しないで駅の方へ渡り、そのまま右折する形で駅の方へ向かい、駄菓子屋と尾崎兄弟の家がある道路を駅に直進するのではなく、左折する。右折すると駄菓子屋と尾崎兄弟の家の方角である。右折した駅側の角に木造の下見板張りの壁の2階建ての大きな建物がある。木の雨戸を開けて中に入ると意外に明るくて綺麗で、目の前に鉄製の傾斜の緩やかな幅2メートルの鉄製の階段がある。2階に行くと開きドアがあり、開けると廊下がまっすぐ続いていて、1番近い右側のドアを開けると中は教室のような空間で、古い木の机とイスが5〜6程積まれていて、床にはヨーグルトを入れる広口ビンの小さなものが散乱しているので綺麗に整理整頓して下に戻る。1階を良く見るといろいろな形のガラス瓶が乱雑に積まれている。整理整頓する気が起きなかったので、建物を出て駅前に移動しかけて目が覚める。
    
No 0073
 1985年 昭和60年 6月10日 月曜日
 
 机の前に座っているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。白のソックスをはいている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 67番の夢の部屋と同じく、ドアの上に自分の名前が「菱平智」「アムラン」「女の名前のミチル」の3種類が一枚の銀のプレートに彫られていて、光を反射して虹の七色に変化する白い壁と無地のベージュの絨毯が敷かれている。ドアの上のプレートの名前からここが夢の世界の自分の専用の個室であることがわかる。12畳の部屋の中心に畳1畳の大きさのガラスのテーブルがあり、上に直径10センチの蓮の花をかたどったクリスタルの羅針盤が置かれている。羅針盤の針と方位盤により、部屋は東西に長く南北に短く、テーブルは長辺を東西にして置かれている。2人掛けのソファがテーブルの北と南側に向かい合わせに置かれている。窓は部屋の東側と北側にある。部屋の東側の窓の下に飾り棚と小さな蛍光管のライトがついたヘッドボードのあるダブルベッドがある。西側の壁は3メートルある天井まで全てつくりつけの本棚になっていて一部スライド式の棚になっている。南側の壁は中心から東側の窓の壁までがクローゼットになっている。中心から西側はクローゼットの扉のすぐ隣が縦に畳1畳分の大きな鏡があり、本棚のある西側の壁よりに出入り口のドアがある。クローゼットの観音開きの扉は2か所あり、鏡側の西側は中にたくさんの引き出しつきのタンス1棹とコートやワンピースがかけられる広いウォークインクローゼットになっている。窓側の東側の扉を開けるとふとんや掃除機や箱などが入った押入れになっている。ドアの前に黒のスチールの机があるが、この机は両袖で両側に3段、中央を入れて7つの抽斗がある。机の北側に背もたれつきのひじ無しの椅子がある。机と椅子の後には西と北の壁に接して畳一畳の幅の四角い作業台兼用の高さ1メートル奥行き50センチで東側の端に幅50センチで5段の引き出しつきの飾り棚がある。この作業台の上の西側よりには、テレビとビデオデッキとミニコンポが置いてある。部屋のドアを開けて廊下に出て2階から1階におりて、現実の実家と同じ家に部屋があることがわかる。部屋のサイズと実家の実際の間取りとは空間的にはありえないので、本当に夢を見ているという事を実感する。玄関にブルーのコンバースのバスケットシューズが一足あったのでこれを履いて外にでる。家自体は2階建てで現実の外観そのままであるが、敷地が50メートル四方と広くなっている。家の北側と西側は2車線両側歩道つきの道路があり1メートルくらいのブロック塀で敷地が区切られている。家本体は北側の塀から10メートル北側の塀から10メートルくらいの位置に立っていて、玄関の向きも西で、西側の北側よりに幅3メートルくらいの門がある。門はあるけれども扉はついていない。東側には巨大な倉庫があり。倉庫と家の敷地の間には幅2メートルの川が流れている。南側は広い庭で隣の家との塀と塀の間にも幅1メートルのコンクリートの下水溝になっている。庭から塀越しに見ると、南の下水から東の川へ黄色い汚い水が流れ込んでいる。東の川の護岸はコンクリートの板で囲われている。川の一部が流れが悪くなって、ゴミなどがつまりひどい状態なので、物置からスコップを持ってきてドブさらいをしようと庭の東南のすみにある物置の中に入りスコップを持って東側の川に行くと、コンクリートの護岸が立派な石垣になっていて、川の水も綺麗になっているのに驚いて目を覚ます。
     
No 0074
 1985年 昭和60年 7月1日 月曜日
 
 上から見ると100メートル四方の中庭が3つある広大な建物の上を飛んでいるところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 中庭の4つの角の部分には50メートル角の3階建てのビルが塔のような感じで建てられていて。塔のような建物をつなぐ幅30メートルで2階建ての渡り廊下のような構造物で中庭が囲われている形になっている。3つある中庭は中央に丸い噴水の池があり池に向かって十字に交差するように散策のための道がある。中庭は噴水の周りと散策路以外は芝生になっている。この建物は幅200メートル、奥行き460メートルある。敷地は幅400メートル奥行きが600メートルと広大で、芝生が植えられている。敷地の周囲は道路が巡らされているが、フェンスなどでのしきりは特にない。建物正面に向かって左側の塔のような感じの3階建てのビルの入口の前の芝生に空から降りて入っていく。一階はロビーのようになっていて、奥からの渡り廊下から、藤本というネームプレートをつけた若い看護婦が、縦じまの薄いブルーのパジャマを着た66番の夢に初めて登場する少年を車椅子に乗せて近づいてくる。藤本というネームプレートをつけた若い看護婦と何か会話して、私も後ろから付き添って中庭へ車椅子を押して散策する。ここでこの建物が病院か療養所であるとわかる。中庭にはパジャマ姿の大勢の人々が憩っている。天気は快晴で風もなく、ぽかぽかと暖かい。空から見ていたときはわからなかったが、中庭の噴水に続く散策路は、幅10メートルと広く、ふちは大きな赤レンガが縁石として使われていて、タイルのように滑らかに加工された石が敷き詰められている。散策路は中庭の中央の噴水のある場所で十字に交わるようになっている。噴水は丸いが、噴水の周りの散策路は上から見たときに正方形の広場になるように作られている。車椅子を押して渡り廊下をくぐり、次々と奥の中庭へ移動していき。最後の中庭の噴水の横で立ち止まって3人で話しをしているうちに目を覚ます。
 藤本というネームプレートをつけた若い看護婦さんは、普通よりも背の高いナースキャップをしていて、全体的に華奢なイメージがある。ややたれ目で細面で伏目勝ちであるが落ち着いた優しい感じである。

 ※ この夢の藤本さんは、現実に昭和60年の8月に出会い、知り合いになり、友人のKTと結婚している。結婚前の名前と夢の名前は全く同じである、職業は夢と同じく看護婦である。本人の了解を得ているので、今後の夢の中で登場する場合は藤本のままで表記する。
    
No 0075
 1985年 昭和60年 7月12日 金曜日
 
 22番の夢の尾崎アーサーと2人で、古い木造の二階建ての建物がならぶ街を歩いているところから夢が始まる。2人とも白のボタンダウンのシャツに黒のスラックスに黒の革靴を履いて、黒いマントを羽織っている。街はひっそりと静まり返り、空はグレーの暗い曇り空である。突然音もなく街じゅうの建物がジグソーパズルのピースが崩れるように崩壊しはじめて、あたり一面が廃墟のようになってしまう。アーサーと顔を見合わせて驚くが、そのまま10メートルくらい歩くと、建物が崩壊したために見通しがよくなって、前方に港が見える。海の方から音がするので、2人で港の方へ走っていくと、3キロメートルくらいの沖から、ものすごい勢いで高さが10階建てのビルほどもある波が押し寄せてくるのが見える。波は縦にカーテンのひだのように脈打ちながら押し寄せる。壁のようになって押し寄せてくる波の中に波消しのテトラポッドが30〜40個くらい飲み込まれて波と一緒に港へ押し寄せてくる。あっというまに波は港を飲み込んで陸地を洗い流してしまう。海には氷山がバラバラに浮かんでいるかのように様々なものか浮かび、陸地には何もない。私はいつのまにか空中にいて、陸地の惨状を呆然として見ている。尾崎アーサーの方を見てはいなかったが、尾崎アーサーは逃げ遅れたらしく見当たらず、1時間くらい空中から探し回る。しかし、見つけることが出来ずに途方にくれて陸地の海の見える場所に着地すると54番の夢で「予言やアドバイスを聞かぬものは滅びる」と厳しい表情で私の隣に来て囁やいた白い服を着て杖を持った仙人のような老人が突然あらわれる。にこやかに笑うといきなり9番の夢同様のホタテ貝のついた杖を空中から取り出す。目の前でひと振りされると身体が女になっていく感じがする。今回は白のボタンダウンのシャツに黒のスラックスに黒の革靴を履いて、黒いマントを羽織っている状態であったのに。着ていた服の胸は盛り上がりシャツのボタンがはじけとび、白のシャツが消滅して、黒のマントがそのままタートルネックのブラウスに変わる。黒のスラックスは黒のひざ下丈くらいのスカートと黒のタイツに変わり、黒の皮靴は女物の黒のロングブーツに変わってしまう、髪も顔に風でまとわりつくのでかなり長くなっている。とにかく驚いているうちに目が覚める。
    
No 0076
 1985年 昭和60年 7月15日 月曜日
 
 薄暗い夜の港町にいて、ネイビーブルーの地に黒のライン入りのスラックスに、同じネイビーブルーで肩の部分が黒で金ボタンの軍服風の服を着て黒の革靴を履いて船のブリッジらしき場所にいるところから夢が始まる。そばにいた金ボタンの白い制服を着て、パイプをくわえた年配の男に無意識に「出航準備」と言う。年配の男の白い制服の袖のラインが5本あり、腕側に細長い丸い装飾がついているので船長だとわかる。ブリッジの上の標識板に船のトン数が5000トンと書かれていて、船の高い位置にあるブリッジから見える港は夜になっている。 ブリッジをでて船の甲板にでると、この船がかなりの豪華客船であることがわかる。後部に昔の帆船のような装飾がある。このあと船内の賑やかなパーティに参加し、10時間くらいかけて海峡のような場所を横断して、無事に対岸の港に入る。このあと100トンくらいのクルーザーに乗り換えて別の港に向かう事になる。このとき現実にはいないが、妹と弟がいて弟は初めて見る顔であるが、妹は27番の夢で登場する、父に手を引かれていた自分自身でもある女の子である事がわかる。ただし、今回は独立した人格で私が二つの体を一人で動かすことにはならない。急ぐ理由がわからないけれども、相当急いでいて。クルーザーのブリッジでは私が舵を取り、船を最大速度で港から出し、陸地沿いにスピードを出して航行する。まわりでは弟と妹が私をさらに急かす。
 「お兄さんもっと急がないと」
 「兄さんもっとスピードでないんですか」とかわるがわる急かせる。1時間くらいすると暗闇の中に島影が見えたので、反時計回りに回り込むと島の向こうに大きな港の光が見え出して「そろそろ着くぞ」と弟と妹に言ったところで目を覚ます。
     
No 0077
 1985年 昭和60年 7月28日 日曜日
 
 空を飛んでいるところから夢が始まる。白い雲の大きなかたまりにぶつかって中に入ると眩しい光りが輝いて学校の図書室のような場所にいる。天井まである大きな本棚が、体育館の広さの部屋の中にたくさん並んでいる入口のところにいて。入口の外は広い廊下になっていて、少し廊下を歩くといくつも、体育館程の広さの部屋がある事がわかる。最初の部屋に戻り部屋の中を見ると部屋の中心に大きな白い正方形の机があって、8角形のような図形が表面に書かれている。よく見ようとすると机の表面が鏡に変化して、オラクルバージョンの本体部分が少し小さめのキャスケット帽で、ひさしの右側にのみ直径3センチくらいの丸い金属プレートがついていて正七角形か彫刻されている黒の帽子を被った自分の顔が映り、37番の夢と同じように本棚に近づいて何気なく本を手にとって開いて見ようとしたところで場面が変わる。
 畳1畳の広い机が18人分のみあり、教卓も畳1畳と大きく、大型のテレビが窓側にあり、後の大型ロッカーも18人分しかない広い教室に後ろのドアから入ろうとする場面になる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は紺のジャンパーに白のTシャツを下に着て、ブルージーンズに白地に黒の3本のラインが入るスニーカーを履いている。鞄はリュックサックのようなカバンを背負っている。教室の後ろのドアから入るが、満員で座れなく。しかたなく後ろの窓際で立ったまま講義を受ける自分自身を空中からの視点で見ている自分とノートを取っている自分の意識が同時にある。突然空中から自分を見ている視点がなくなって、黒板の方を見ている視線だけになった瞬間に場面が変わり、実家の玄関の前に立っている。
 家自体は2階建てで現実の外観そのままであるが、敷地が50メートル四方と広くなっている。家の北側と西側は2車線両側歩道つきの道路があり1メートルくらいのブロック塀で敷地が区切られている。家本体は北側の塀から10メートル北側の塀から10メートルくらいの位置に立っていて、玄関の向きも西で、西側の北側よりに幅3メートルくらいの門がある。門はあるけれども扉はついていない。東側には巨大な倉庫があり。倉庫と家の敷地の間には幅2メートルの川が流れている。南側は広い庭で隣の家との塀と塀の間にも幅1メートルのコンクリートの下水溝になっている。庭から塀越しに見ると、南の下水から東の川へ黄色い汚い水が流れ込んでいる。東の川の護岸はコンクリートの板で囲われている。73番の夢と同じく川の一部が流れが悪くなって、ゴミなどがつまりひどい状態なので、物置からスコップを持ってきてドブさらいをしようと庭の東南のすみにある物置の中に入りスコップを持って東側の川に行くと、コンクリートの護岸が立派な石垣になっていて、川の水も綺麗になっているのに驚いて目を覚ます。
     
No 0078
 1985年 昭和60年 7月30日 日曜日
 
 32番の夢の街の上を単純に飛行しているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は45番の夢と同じ黒の革ジャンの下が光沢のある緑のタートルネックのシャツを着て、黒のスリムのレザーパンツをはき、黒のサイドゴアブーツを履いている。胸があり、髪の毛も肩より長くなっていて女になっていることがはっきりわかる。
 東側の駅の上から西側の山をただ単にながめてゆっくり空中を移動しているだけで、博物館図書館の建物の上で建物自体をよく見ようとして降下して入口付近に着地する。いきなり後ろから「ミチル」と誰か男の声で呼ばれて振り向こうとしたところで目が覚める。
       
No 0079
 1985年 昭和60年 8月2日 金曜日
 
 見知らぬ小さな2階建ての一軒家の玄関の前にいるところから夢が始まる。国見と表札が出ているが、誰の家かなと考えながら玄関ドアを開けて入る。
 玄関の鏡を見ると自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 しばらくして31番の夢に登場する姉と弟が目の前に立っているので、この2人の姉弟の家に来たことに気がつく。2人ともメガネはかけていなくて、上は白の長そでのタートルネックのシャツに下は姉がブルーのジーンズで弟が黒のジーンズを履いている。2階の弟の部屋に案内されると23番の夢の天使の少年がいる。3人でしばらくとりとめない会話をしたあと、オセロを始める。ゲーム開始後5分くらいして、突然弟が「姉さんと結婚してほしいなあ」と私にささやいた瞬間に、姉がドアをあけてお盆にジュースとお菓子をのせて入ってくる。弟の一言がささやきのはずなのに全員に聞こえていて、姉は照れてはしゃぐので天使の少年がかなり驚くが、このあと弟がさらに「アムランを兄さんと呼ぶか女性だったら僕が結婚したいくらいです」とうつむきながら言うので、姉も弟も照れ隠しにさらにはしゃぐために、天使の少年も口をあけたままあっけにとられて私の方を見るので、苦笑しつつも姉と弟を2人つかまえて右と左の脇に抱え込み「2人とも結婚できたらいいな」と言うと2人ともえっという顔で驚いたように自分の顔をみつめてくるのと、天使の少年が何かうなずくようなそぶりをしてニヤリと笑ったのが印象に残ったところで目が覚める。
      
No 0080
 1985年 昭和60年 8月28日 水曜日
 
 複線の鉄道線路を左手に見て、黒の大型乗用車を運転しているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 左手の鉄道の向こう側には森が続き、右前方には住宅街と球形の大きなガスタンク群が見える。運転席側のバックミラーには白っぽい学校のような建物が映っているのがわかる。後部座席には運転席側に23番の夢のユウ君が座り、まん中に白いブラウスを着てブルーのジーパンをはいた74番の夢で登場する看護婦藤本由里江さんが座り。助手席側に友人の玉泉和典が座る。空は快晴で、前方左側の森の奥に赤いレンガ造りの工場のような建物と高い煙突が建っているのが見える。5分ほど車を運転していると、工場の高い煙突の見える方角の空から茶色のビール瓶そっくりの形をしたやや細いロケットのようなものが黒煙を引いて車の方へ飛んでくる。車の上を飛び越えて、バックミラー越しに見ていると、ふらふらと腰をふりダッチロールをしながら右後方へ飛んでいく。ユウ君がパニックをおこし
「大変だぁ〜おわりだぁ〜」と叫ぶ。直後にロケットのようなものは地面に激突してドカーンという激しい大音響とともに振動がきて地面が揺れに揺れて車のハンドルがとられそうになるのでブレーキを踏んで停まろうとする。このときユウ君がまた
「わあ〜俺達消滅だあ〜」と叫ぶ。実際にこの直後にはすさまじくまばゆい光が右後方からあふれて車を包み込み、瞬間的にあたりが見えなくなる。一瞬核ミサイルの爆発に巻き込まれて死ぬのかと覚悟するが、あまり恐怖感はない。このとき、藤本由里江が落ち着いた声で
「核ミサイルじゃないわ、だったらキノコ雲立つけれど黒煙あげているだけよ」と言う。ユウ君が安心したように独特のイントネーションで
「なるほど」と1人で納得している。私も「通常弾だったんだな」と言って、右手前方に見える球形のガスタンク群を手で示し
「でも、あれに当たっていたら大変だったな」と言うと。玉泉和典が
「そうだな、早く行こう」と私に車を発車させようと急かせる。このときの全員の年齢は20代後半から30代前半くらいに歳をとった感じに見えた。ここで白い霧がかかって場面が変わり3階建ての家の前に黒のタキシードを着て黒の革靴を履いて1人で立っていることに気がつく。
 1階は車庫と倉庫のような作りで、2階部分に玄関があって階段がついている。表札を見ると「館聡勇雅」と表札が架かっている。そのまま家の中に入り、台所や居間や応接間をのぞくが誰もいないので玄関に戻ると下駄箱の上にハガキが一枚ある。手にとって見ると、差出人が村上成明となっている。誰かなと考えていると、若い郵便配達の男が突然入ってきて、私の手からこのハガキをいきなり奪っていくので慌てて後を追いかけて外へ出るが、姿がいきなり消えてしまってどこにもいない。玄関から続く階段を降りて家の周りを良く見ると広い庭になっていて、敷地には高さ1メートルほどの塀が巡らせてある。表札の名前は違うが自分の家という感じがここでする。このあと門の前に5分ほど立っていると、黒塗りの大型乗用車が2台来て停まる。先頭の1台目の車の後部座席から先帝裕仁陛下(昭和天皇)が1人で降りられて、私の方へ近づいてこられる。皇后様は見えず。後ろの2台目の車の後部座席からは皇太子殿下(現今上天皇陛下)が1人で降りてきて、陛下のあとを数歩離れて従う。陛下と浩宮様をお迎えして家の方へ案内して、階段を上り全員が玄関をくぐったところで目を覚ます。
        
No 0081
 1985年 昭和60年 9月24日 火曜日
 
 雲の上のような白い平原で1000人くらいの軽武装の集団同士が闘っているのを見ているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 集団の先頭でリーダーらしき2人の女性が京劇のような派手なチャイナ服を着て、肩当てやすね当てなどの軽武装姿で戦っているのが見える。自分が空を飛行していることにも気がつく。闘っている女性の一人は見知らぬ相当な美女でかなりキツイ顔立ちでやや陰険さがある。もう1人は49番の夢に出てくるファンシーショップの店長である。ファンシーショップの店長の後ろでは33番の夢に出てくる中年の男性がファンシーショップの店長を守るように相手と戦っている。戦況としてはファンシーショップの店長の方が劣勢で、相手が800人近いのに対して100人を切りそうな全滅寸前の状態であるが、一人一人が善戦している。見知らぬ相当な美女の陣営を見ると後ろにヨークシャーテリア犬の顔をした大きな鳥がいるのが見えて、直感でこいつを追い払えば店長達が勝てると感じて、勢い良くこのヨークシャーテリア犬の顔をした大きな鳥の化け物めがけて飛び込みムチを使って追い払う、化け物がいなくなると800人いるはずの見知らぬ相当な美女の陣営の動きが悪くなる。ここで空中を移動して、ファンシーショップの店長のそばに降りて、ムチを使って相手の兵士達を数人からめとり空中でコマのように回転させると兵士が消滅する。1時間くらい繰り返しムチをふるっていると、状況が30対90とファンシーショップの店長側が有利になり、相手が逃げ出しはじめる。相手の兵士のなかに1人少年が混じっていて、彼をムチで回転させても消滅しないので、しかたなく捕獲する。戦いはファンシーショップの店長側の勝利で終わり、相手の見知らぬ相当な美女は逃亡するが、兵士を2〜3人捕獲して他は全滅する。私が少年を尋問すると仲串という名だと言う。刈上げ風のヘアスタイルで目が大きく150センチの身長で華奢そうに見えて意外と筋肉質のがっちりした体である。人懐こい感じの雰囲気があり、ファンシーショップの店長にも気に入られて釈放される。私はファンシーショップの店長にあいさつしてから立ち去ろうとして「ちょっと待って下さい、アムラン」と呼びとめられたところで目を覚ます。
     
No 0082
 1985年 昭和60年 11月21日 木曜日
 
 夜、地下へ続く階段をおりて、羽を広げたブルーのスカラベがエンブレムの中央に彫られた木彫りのレリーフのプレートのついた黒い重厚なドアをあけてやや照明を落としたディスコ・ケプリに入るところから夢が始まる。周囲を見回すとファッション性豊かなおしゃれな男女の若者達20人くらいがダンスフロアで踊り、10くらいある店内のボックス席では幾つかの若者達のグループが酒を飲みながら談笑しているのが見える。カウンターの横を通ると中にいる身長185センチの長身で美形の白いワイシャツに黒のベストを着た細身の髪の長い若い男があいさつしてくるので軽く会釈を返す。
 一番奥のボックス席に行くと3番の夢の尾崎兄と22番の夢の弟の尾崎アーサーがいて、女の子は55番の夢で出てきた3人組がカクテルドレスというかかなりおしゃれなロングドレス姿で座っている。56番の夢で尾崎の姓がわかった事と兄弟であることをアーサーと兄に確認するために尋ねる。
 空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。服装は尾崎兄も尾崎アーサーもポロシャツに同じような紺のブレザーを着ている。ブレザーの胸には四葉のクローバーの形をした紋章のエンブレムがついている。私はタータンチェックのブレザーに尾崎兄弟と同じ黒のジーンズのような生地のスラックスを履いている。靴は茶色の革靴である。奥のボックス席で5人とカクテルやワインを飲みながらしゃべっている。ダンスフロアで踊っている若者達をなんとなく眺めながらワイングラスを傾けていると、目の前にワイングラスを2つもった女の子がやってきて、私の前にワイングラスを一つ置いて自分も私の前のあいている席に座る。なぜか彼女が自分達のボックスに座った事に尾崎兄弟と女の子3人組は気づかずに談笑している。私の前に座った女の子は身長165センチで、かなりなで肩で華奢な感じである。ヘアスタイルはショートボブで、目が二重でぱっちりとかなり大きい。顔立ちは人形のように整っている。服はけっこうおしゃれで、黒のタートルネックに白のラインが右側だけ斜めに肩から入る服にシルク地のブルーのミニスカートに左腰に金の楕円のバックルがある幅の広い白いベルトをしている。黒のパンストに黒のエナメルのハイヒールを履いているが、上に白のラインが入った薄いピンクに赤の小さい水玉模様の入ったソックスをはいている。私の前に座って数秒程度緊張しているのか間があり、やっと私に話し掛けようとすると。ダンスフロアの方から私の横に誰か若い男が立って、いきなり彼女を指さして
 「こいつオカマなんすよ、かまわんほうがいいっすよ」といきなり言うので、尾崎兄弟と3人組の女の子達も話しをやめて私の前に座っている、オカマ呼ばわりされた彼女の方を見る。彼女はオカマ呼ばわりした人物の方を唇をかみしめてにらみつけている。心なしか少し震えているようである。私はむしろ、オカマよばわりした人物に腹が立ち。その人物の方を振り向くと、逆光線で見えにくいが80番の夢の杉本である事がわかる。少し威嚇するような声で「俺はいちいち、くだらないことは気にしない、ここは楽しく飲んで会話するとこだろうが、しらけさすなよ」というと、尾崎アーサー達が拍手し。オカマ呼ばわりした杉本はバツが悪そうな感じで退散し、私が元の位置に顔をもどすとオカマ呼ばわりされた彼女に3人組の女の子達が声をかけ、彼女がほっとため息をついたあと私に笑いかけたところで目が覚める。
    
No 0083
 1985年 昭和60年 12月16日 月曜日
 
 机の前に座っているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。白のソックスをはいている。ヘアスタイルはショートボブ。
 67番の夢の部屋と同じく、ドアの上に自分の名前が「菱平智」「アムラン」「女の名前のミチル」の3種類が一枚の銀のプレートに彫られていて、光を反射して虹の七色に変化する白い壁と無地のベージュの絨毯が敷かれている。ドアの上のプレートの名前からここが夢の世界の自分の専用の個室であることがわかる。12畳の部屋の中心に畳1畳の大きさのガラスのテーブルがあり、上に直径10センチの蓮の花をかたどったクリスタルの羅針盤が置かれている。羅針盤の針と方位盤により、部屋は東西に長く南北に短く、テーブルは長辺を東西にして置かれている。2人掛けのソファがテーブルの北と南側に向かい合わせに置かれている。窓は部屋の東側と北側にある。部屋の東側の窓の下に飾り棚と小さな蛍光管のライトがついたヘッドボードのあるダブルベッドがある。西側の壁は3メートルある天井まで全てつくりつけの本棚になっていて一部スライド式の棚になっている。南側の壁は中心から東側の窓の壁までがクローゼットになっている。中心から西側はクローゼットの扉のすぐ隣が縦に畳1畳分の大きな鏡があり、本棚のある西側の壁よりに出入り口のドアがある。クローゼットの観音開きの扉は2か所あり、鏡側の西側は中にたくさんの引き出しつきのタンス1棹とコートやワンピースがかけられる広いウォークインクローゼットになっている。窓側の東側の扉を開けるとふとんや掃除機や箱などが入った押入れになっている。ドアの前に黒のスチールの机があるが、この机は両袖で両側に3段、中央を入れて7つの抽斗がある。机の北側に背もたれつきのひじ無しの椅子がある。机と椅子の後には西と北の壁に接して畳一畳の幅の四角い作業台兼用の高さ1メートル奥行き50センチで東側の端に幅50センチで5段の引き出しつきの飾り棚がある。この作業台の上の西側よりには、テレビとビデオデッキとミニコンポが置いてある。
 机の前のイスからソファに移動するとソファのかたすみで7番の夢のふくろうくんが寝ている。ガラスのテーブルの上を見ると、のっぺらぼうの頭だけのマネキン人形の頭に女性のロングヘアーのかつらをかぶせたものが載っている。このかつらの髪の毛をとかしたり、ヘアスタイルをクシやブラシで調整しはじめる。ロングヘアーのかつらが綺麗に整ったあとで、何気なくドアの左側の壁の鏡を見ると。鏡には83番の夢で私の前に座った身長165センチくらいで、かなりなで肩で華奢な感じで、ヘアスタイルはショートボブで、目が二重でぱっちりとかなり大きく。黒のタートルネックに白のラインが右側だけ斜めに肩から入る服にシルク地のブルーのミニスカートに左腰に金の楕円のバックルがある幅の広い白いベルトをして。黒のパンストを履いているが、上に白のラインが入った薄いピンクに赤の小さい水玉模様の入ったソックスをはいている女の子がクシを右手に持って映っている。
 自分も右手にクシを持っているので手を動かすと鏡の中の女の子も手を動かすので、このとき自分が83番の夢でオカマよばわりされた女の子になっていることに気が付き驚く。なにげなく胸を触るとけっこう大きな胸があり、股間にはおちんちんがついているような感覚があるのでミニスカートの上から触れるとあることがわかる。ものすごく不思議な気持ちになり、いつのまにか奇麗になったロングヘアーのかつらを鏡を見ながら被って鏡の上の時計を見た瞬間に目を覚ます。