夢日記1982年分  ( 昭和57年 )高校一年生 ホームページトップページへ戻る
   
    
No 0030
 1982年 昭和57年 3月15日 月曜日
 
 快晴の天気で、碁盤目のように区画が整然となっている大きな街を歩いているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下はいつもの薄い黒色ではなく濃い緑色のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 区画と道路は碁盤目のようになってはいるけれども、起伏が激しい登り坂や下り坂になっている。街の建物は特に高い建物はなく3階建てが1番高い建物で、進行方向前方に低い山が見え出して、区画は整然としているが建物がだんだんと少なくまばらになってくる。時間的に1時間くらい歩いた頃にいきなり23番の夢に出てくる身長120センチの天使の少年にまとわりつかれる。服装は23番と全く同じであるが、あるはずの天使の輪と羽がないので不思議に思う。一緒に歩いているうちに川の土手のようなものが見えて、それほど大きくはない石橋がかかっているのが見える。この石橋の手前が坂になっている。一見たいした坂には見えないのであるが、上りだすとすさまじい重力がかかって上ろうとしても上がれなくて1時間くらい悪戦苦闘して橋の上に上がって息をぜいぜいさせて振り向くと、天使の少年は上がるのを諦めたらしく坂の下でへたりこんでいるのが見える。天使の少年に私がガッツポーズをとると天使の少年が「よーしっ」と叫ぶといきなり天使の輪と羽を出して空を飛んで私のそばに降りる。そして、「えへへっ、アムラン、ズルしちやったあ」と無邪気にいうので思いっきりこけて目が覚める。
   
No 0031
 1982年 昭和57年 4月8日 木曜日
 
 小さな木造の駅舎が見える小さな駅のホームに立っているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 駅舎の向こうに大正から昭和初期の街並みが広がる小さな街が見える。ホームの後ろは田畑が広がっているのが見える。私のそばには、紺ガスリに袴で学生帽を被った身長120センチくらいの男の子と赤のカスリに袴で丸まげの大人びた顔立ちの身長130センチくらいの女の子がいる。男の子と良く似た顔立ちである。5分くらいして小さな蒸気機関車が木製の客車を1両だけ牽引して到着するのでこの列車に乗り込む。この小さな駅からの乗客は私とそばにいた2人の3人だけで、客車は誰もいなかったので3人だけが乗客の全員。出発すると、田園地帯と林の景色がひろがり、10キロメートル走ると大きな広い駅が見えてくる。複数のホームと操車場もある駅であり、周囲の街の様子も古い時代の大きな街といった感じでなかなか活気がある。ホームに下りると相当大きな駅であり、駅の構造から始発と終点の駅であることがわかる。このあとは自分1人で、到着したホームの隣のホームに停車中のやや大きな蒸気機関車に2両の客車が連結されている列車に乗り、始めに乗った小さい駅に戻る。小さい駅はいつのまにか駅舎側のホームが複線になっている。また蒸気機関車が到着して、客車が3両になっている。大きな駅に着くと今度はホームをまたぐ連絡橋ができている。このあと蒸気機関車がD51になっていて客車が4両連結されている編成の列車に乗って小さな駅に戻ると、この駅にも連絡橋が出来ていて、街が少し大きくなっている。このあと5〜6回大きい駅と小さい駅を往復すると蒸気機関車がディーゼル機関車になり、7回目からは電気機関車になって10両編成の列車に乗っている。男の子と女の子も少しづつ育ちながら一緒に列車に乗り仲良くなっていく。駅も街もドンドン大きくなり新しくなっていくのに相変わらず駅にも、客車の中にもホームに自分と男の子と女の子の3人以外は人は誰もいない。最後に小さい駅に戻ると男の子と女の子は洋服になっていて、髪型も現代のショートヘアになっている。身長も伸びていて2人とも165センチくらいになっている。男の子は黒の詰襟の学生服の上下を着て左襟に菱形のバッジをつけて、黒のコンバースのバスケットシューズを履いている。女の子は濃紺の地に白の細い2本線が入り、左胸のポケットの上の部分にも細い2本線の入ったセーラー服を着て、車ヒダの紺のスカートをはいて黒のパンストに男の子と同じ黒のコンバースのバスケットシューズを履いている。左胸のポケットの白い2本線の中央に菱形のバッジをつけている。そろそろ駅の改札口を出ようと思って2人にも声をかけると、2人ともにっこり笑って振り向いてくれる。このとき2人ともメガネをかけていてレンズの感じから2人とも遠視であることがわかる。このとき2人とも今一緒におりないと大変なことになると強く感じて、2人の手を無理やり引っ張って、ちょっとびっくりされるが、素直に2人ともついてきて、3人で改札を抜けだしたところで目が覚める。
    
No 0032
 1982年 昭和57年 5月1日 土曜日
 
 碁盤目に区画整理された巨大な街の空中から街を見下ろしているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は20番の夢と同じ黒の本体部分が少し小さめのキャスケット帽で、ひさしの右側にのみ直径3センチくらいの丸い金属プレートがついていて正七角形か彫刻されている帽子を被り。16番の夢と同じ黒のロングのタートルネックのシャツの上に黒の革ジャンパーを着て、ベルトをシャツの上から締めて、黒のジーパンをはき。黒の皮手袋をはき、手触りがパンストの黒のソックスをはき黒の革のごついハーフブーツを履いたオラクルバージョンの姿になっている。
 天気は快晴で、街を良く見ると27番の夢で出てくるスロープのある白い駅が左手に見え28番の夢にでてくる双子型のビルや29番の夢に出てくる20階建ての巨大なビルが見える。右手の方を見ると低い山が見える。碁盤目のひとつの区画は200メートル四方あり。駅前の双子型ビルの敷地のように2つ分の区画で長方形に一つの区画になっている所もある。駅前から右手の低い山のふもとまで12区画分と道路の幅もあるので市街が5〜6キロメートルあることになる。方位はわからないけれども自分の正面から背後までは5区画分は確認できるのであるけれども、前方が快晴なのにものが見えなくなっている。自分の背中側というか足元付近には整然とした区画のはじの部分で、ここにも2区画分の巨大なビルが建っているのが見える。街全体は若干の起伏はあるようであるがほとんど平坦なので、同じ碁盤目の街の24番の夢の街とは違うようである。10分くらい街を眺めてから駅前のバスターミナルに着地して。駅前から低い山に向かって続く4車線の道路の歩道を低い山の方へ向かって歩き出す。最初の2区画は20階建てのビルだけあり。3番目の区画は10階建てのビルが建っている。4区画目と5区画目は全て2区画で一つの長方形の区画に全てなっている。ここだけ5階建てのビルしかない区画であるが、双子型のビルのバスターミナル側のビルの裏にあたる並びの4区画目にあたる場所だけは10階建てのビルが建っている。この区画を周って見ると20番の夢で自分がでてきたビルがこの10階建てのビルであることがわかる。念のために20番の夢で3番の夢のアーサーの兄が入って行ったビルを確認すると、入り口が20番の夢の記録と同じく入口は5段の階段を上がったところに駅のプラットホームのような感じで壇になっていて壁にエレベーターの入口が、自分が出てきたビルのように道路に面してすぐある。エレベーターの向かって右側には青いロッカーのような大きな郵便受けが4段4列あるので全く同じである。このあと再び4車線の道路に戻ると、6区画目からは、進行方向左手は山の方まで全て3階建ての建物が続いている。進行方向右手の6区画目には三角形の形をしたコンサートホールか博物館のようなモダンなデザインの3階建てくらいの建物が建っている。右側は建物がなぜかぼやけて見えていて、はっきり見えるのが、低い山のふもとにものすごくおしゃれなデザインの3階建ての3棟のマンションと、低い山と現在いる博物館のような建物との中間の距離の奥にある30階はありそうな巨大な建物だけである。博物館のような建物の敷地の前にはバス亭があって、バスが停まっていたのでそのバスに乗るために博物館のような建物の敷地を横切ってバスに乗るとそのまま発車して。30階はありそうな巨大な建物の方へ走り出す。途中2区画が緩やかな下り坂になっていて、巨大な建物に近づくと、一階部分が全てバスターミナルになっていて、たくさんのバスが出入りしている。この建物の中のターミナルの停留所の一つでバスを降りる。不思議な事に街には誰もいなくて、バスも自動操縦のような感じである。ターミナルの外にでると、建物の巨大さに圧倒される。どうやらマンションらしい、数えると30階ある。周囲は一戸建ての家が立ち並んでいて、この建物だけ突出して大きい。空中から見ていたときに足元の位置にあった建物であった。このあといきなり白いボディにやや湾曲した黒のラインが入った6輪のデラックスバスが乗れと言わんばかりに目の前に出現したので乗り込む。1番前の席でバスの進行方向を見ていると。4車線の道路に出て低い山の方へ走り出す。このときに太陽の位置から方角がわかる。駅のある方向が東で、巨大な30階建てのマンションのある方角が北である。先ほど見えていた山のふもとのおしゃれなデザインの3棟のマンションの方角が西である。おしゃれなデザインのマンションの横を通過した所で目が覚める。
   
No 0033
 1982年 昭和57年 7月16日 金曜日
 
 天気がとてもよく、気が付くと14番の夢にでてきた釣り鐘型の山の前にいるところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 登山口から頂上に行く道は時計回りの道と反時計回りの道と2つある。反時計回りの道は砂利と雑草でどうにか道と言える状態である。時計回りの道は幅2メートルの舗装された道である。現実にはありえないが、この2つの道は頂上まで次元空間が2重になっているために互いに交わらないで一本道として頂上まで続いている。山登りの楽しみは道なき道を行くことであるので、反時計回りの道を選び、進行方向右手が谷になり左手が山になる。左側には道と並行に有刺鉄線の1メートルの高さの柵が続いている。登り始めて1時間くらいすると、空がどんより曇り、霧が出てくる。だんだん霧が濃くなって湿っぽいなと思って振りかえると、中肉中背の中年の男性がグレーの作業衣に黒の長靴を履いて立っていて、私に近づいて「アムラン、お久しぶりです」と声をかけられたところで目が覚める。
   
No 0034
 1982年 昭和57年 8月20日 金曜日
 
 2階建ての大きな丸太小屋の2階のラウンジから窓越しに平原を眺めているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。空は晴れていて、暖かく日差しはそれほど強くは感じない。自分の服は黒の皮のつなぎのライダーススーツを着ていてかなり体の線がわかるが、けっこうやせ型の体型になっている。黒の革のつなぎは胸に白いVの字のラインが入っている。靴は黒のロングのライダースブーツを履いている。髪の毛はおかっぱの感じでやや長い。建物の外へ出てみると360度地平線が見えるほどの草原である。1階はそのまま地面からの1階ではなく高床になっていて下は倉庫と車庫のようになっている。正面の出入り口から地面におりる階段を降りると、ラウンジから見るのとは違って割合近い場所に低い丘のような山があってトンネルが見えて2車線の道路が大きな丸太小屋の手前で90度曲がって続いているのが見える。ここで4番の夢の続きの場所である事がわかる。大きな丸太小屋の前の舗装はしていないけれども硬くつき固められた100メートル四方ほどの広場には250ccクラスのバイクが5〜6台並んで止めてある。人影はないが食事をつくる臭いがしているので。大きな丸太小屋にはいり建物の中を確認する。1階が食堂とホールになっていて、この大きな丸太小屋の管理人がいるようである。2階は展望ラウンジと宿泊のための部屋が5〜6部屋ある。再び下に降りようとしたところで目を覚ます。



No 0035
 1982年 昭和57年 9月8日 水曜日
 
 学校の校舎の上を飛んでいるところから夢が始まる。校舎は上空から見ると、幅20メートルで長さが100メートルある同じような直方体の2階建ての木造モルタル塗りの建物が東西に平行に3棟並んでいて、建物の東端と中央と西端の3ヶ所にそれぞれ30メートルの長さで2階建ての渡り廊下が田の字型の配置で広い中庭が四つある。階段とトイレは各棟の渡り廊下のつながるホール部分に9ヶ所ある。中央の棟の西側に低学年用の玄関があり。北側の棟の西の端に体育館があり、北側の棟の北にグランドがあり、中央部と東の端にグランドに出るための玄関がある。北側の棟は低学年の教室専用の場所である。中央の棟の2階の西の端に広い図書室がある。中央の棟は音楽室や理科室等の特別教室専用の場所である。南側の棟に職員室と高学年の教室と高学年と職員用の玄関がある。生徒会室は南側の棟の東端にある。
 中央の棟の西側の生徒玄関の下駄箱が並ぶところを上がったホールに空中から建物を透過して入りこむ。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は31番の夢と同じ黒の詰襟の学生服の上下を着て左襟に菱形のバッジをつけて、黒のコンバースのバスケットシューズを履いている。外を見ると夜になっている。建物全体には明るく照明がついている。生徒玄関を左手に右手に廊下がある位置に立っていて、そのまま直進すると体育館があり。体育館の中に入り、右手にも別の廊下へ続く出入り口があり、そちらへ移動する。体育館は照明がまぶしいくらいについているが誰もいない。そのまま廊下を進むと北側の棟で1年生の教室が進行方向右手に並んでいて、左手は窓で暗いけれどもグラウンドがあるのが見える。廊下の突き当たりに非常口兼用のグランドに出る玄関があり、階段とトイレのあるホールになっている。最後のクラスの教室が10組で、10組の東側に左へ曲がる廊下が続いている。この廊下は渡り廊下で長さ30メートルあり、中央の棟の西側の生徒玄関の右手の廊下につながっている。1年生と2年生の教室のある北側の棟と生徒玄関のある中央の棟との間は中庭になっている。生徒玄関のある中央の棟の廊下に入ると、進行方向に生徒玄関があり、右手に中庭の見える窓があり左手に教室が並んでいる。1年生の教室のある棟の10組の教室に相当する東側には階段とトイレのあるホールがあり、同じように渡り廊下が続いている。1年生の教室のある北側の棟では10組に該当する教室に入ると生徒玄関方向の西側が教室の前で黒板がある。黒板に近づくと体が吸い込まれるようにして黒板のある壁を体が通り抜けて、次々と前の教室へ体が黒板に吸い込まれて行く、教室内の机は普通のよくあるものであるが、教室の前の窓側にあるストーブが大型の石油ストーブである。5つ目の教室に出るとそこは教室ではなく理科の準備室になっていて。フラスコやビーカーなどの実験器具が入った棚が並んでいる。ここではじめて理科準備室と理科室との境のドアを開けて理科室に入る。廊下側はガラス張りの標本が陳列されているショーケースのような棚になっていて。教室内の机は小さな流しのついた大きな4人がけの実験用の机になっているのが廊下のショーケースのようになっているところから差し込む薄明かりで見える。理科室内だけ電気がついていないので、明かりをつけようとするといきなり教室内にある四角い木のイスがひとりで動き出す。5〜6個かたまって襲い掛かってくるので、廊下側の出入り口にかかっていた黒いカーテンをめくり、ドアを開けずに突き抜けて生徒玄関のホールに戻ったところで目が覚める。
   
No 0036
 1982年 昭和57年 11月22日 月曜日 
 
 大勢の科学者が見守る中、31番の夢に出てきた男の子が冷凍睡眠のモルモットとしてカプセルに入れられている。そして、そのカプセルはどこか大きな街の広場に建つ大きなホールのような四角い建物のなかの入口のラウンジに設置される。大勢の人間がラウンジに設置されたカプセルを見物に来ている。自分も霜にうっすらと覆われた31番の男の子の姿を見て内心こんなことをした科学者達に腹をたてている。
 1週間がたち35番と同じ校舎を上空から見ている。幅20メートルで長さが100メートルある同じような直方体の2階建ての木造モルタル塗りの建物が東西に平行に3棟並んでいて、建物の東端と中央と西端の3ヶ所にそれぞれ30メートルの長さで2階建ての渡り廊下が田の字型の配置で広い中庭が四つある。階段とトイレは各棟の渡り廊下のつながるホール部分に9ヶ所ある。中央の棟の西側に低学年用の玄関があり。北側の棟の西の端に体育館があり、北側の棟の北にグランドがあり、中央部と東の端にグランドに出るための玄関がある。北側の棟は低学年の教室専用の場所である。中央の棟の2階の西の端に広い図書室がある。中央の棟は音楽室や理科室等の特別教室専用の場所である。南側の棟に職員室と高学年の教室と高学年と職員用の玄関がある。生徒会室は南側の棟の東端にある。
 この校舎の中央の棟の西側の生徒玄関と理科室の間の2階に上がる階段にいるところに場面が変わり。この階段を上がりきり、2階の廊下にでたところで冷凍睡眠のモルモットにされたはずの男の子とはちあわせする。私が驚くと
 「11月22日の今日は僕の誕生日だから出してもらったんだよ」とにっこり笑って手を差し出すのでにぎると、いきなり男の子に「あれっ君って女の子だったっけ」と不思議な顔をされたので、階段の横に大きな鏡があるのを思い出して鏡の前に立つと、自分の姿は31番の夢と同じ濃紺の地に白の細い2本線が入り、左胸のポケットの上の部分にも細い2本線の入ったセーラー服を着て、車ヒダの紺のスカートをはいて黒のパンストに黒のコンバースのバスケットシューズを履いている。左胸のポケットの白い2本線の中央に菱形のバッジをつけている。胸があり、髪の毛も肩より長いけっこうな美少女が映っていてかなり驚くと31番の男の子が少し照れくさそうな感じで
 「好きになってもいいかな」というので、どうしようかなと思いつつも大胆にも男の子の手を握ってびっくりされたところで目が覚める。    
  
    

  

夢日記1983年分  ( 昭和58年 )高校二年生 ホームページトップページへ戻る
   
  
No 0037
 1983年 昭和58年 3月8日 火曜日
 
 地下に下りていく非常に長いエスカレーターに乗っていることに気が付くところから夢がはじまる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は20番の夢と同じ黒の本体部分が少し小さめのキャスケット帽で、ひさしの右側にのみ直径3センチくらいの丸い金属プレートがついていて正七角形か彫刻されている帽子を被り。16番の夢と同じ黒のロングのタートルネックのシャツの上に黒の革ジャンパーを着て、ベルトをシャツの上から締めて、黒のジーパンをはき。黒の皮手袋をはき、手触りがパンストの黒のソックスをはき黒の革のごついハーフブーツを履いたオラクルバージョンの姿になっている。
 角張った四角い天井に照明が非常に明るくついている。エスカレーターの幅は約1メートルで乗っている下りが左側で上がりが右側にある。かなりの傾斜でエスカレーターは続いていて後ろを振り返っても前の下をみても出発と到着の部分が見えない、壁と傾斜した天井だけが見えている。天井の高さは4メートルくらいあり。空間的にはあまり圧迫感はなく、近代的というかモダンな印象である。
 上り下りのどちらのエスカレーターにも人影は無く、自分1人で降りている。1時間くらいたってようやく下に着くと、そこは天井の高さ5メートル、幅100メートル、奥行き200メートルの白い大理石で出来たホールとなっている。中央にさらに下2階分程度おりる短いエスカレーターがあり、降りた所は列車のホームになっている。列車が1両停車していて、7番の夢にでてくる列車と似た形であるが、100メートルで1両1編成というつなぎ目のない車体である。先頭と最後尾は流線型の非常にスマートな設計で、100メートルも車体があるのに乗車口が2ヶ所しかない。先頭の方の乗車口から乗り、先頭の方の座席に座る。座席は中央通路の左右に2人がけシートがあるタイプで、進行方向右側の窓側に座る。乗客は自分1人で誰もいない。1時間ほど走ると地上にでて、コンクリートの高架橋の上を走り出す。高架橋の左右の保護壁が列車の窓の下の枠の高さにあわせてあるので、景色が良く見える。景色は右を見ても左を見ても草原というか平坦な平原で街らしいものは見えない。線路は複線になっているが対向列車には会わないままに、また地下に入りかけて列車がいきなりストップして戻りはじめていきなり空を飛んでいる、白い雲の大きなかたまりにぶつかって中に入ると眩しい光りが輝いて学校の図書室のような場所にいる。天井まである大きな本棚が、体育館の広さの部屋の中にたくさん並んでいる入口のところにいて。入口の外は広い廊下になっていて、少し廊下を歩くといくつも、体育館程の広さの部屋がある事がわかる。最初の部屋に戻り部屋の中を見ると部屋の中心に大きな白い正方形の机があって、8角形のような図形が表面に書かれている。よく見ようとすると机の表面が鏡に変化して、オラクルバージョンの本体部分が少し小さめのキャスケット帽で、ひさしの右側にのみ直径3センチくらいの丸い金属プレートがついていて正七角形か彫刻されている黒の帽子を被った自分の顔が映り、0番の夢でもこんなことがあったが、映った顔が少し違うが自分だったのかと納得し、本棚に近づいて何気なく本を手にとって開いて見ようとしたところで目が覚める。
  
No 0038
 1983年 昭和58年 4月29日 金曜日
 
 どこかわからないけれども、白い壁の巨大な建物の中のホールにいるところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
このとき意識が建物の真上に飛ぶのとビル全体が鳥瞰するように透視できて、自分のいる場所が病院であることがわかる。かなり大きな建物で、幅200メートル奥行き100メートルで7階建てのビルの上にH型の20階建てのビルが乗っている構造をしている。
 エレベーターが目の前にあり、乗り込むとエレベーターのゴンドラも6畳ぐらいの広さがある。何階で停まったかはわからないけれどもかなり高い位置でおりると、天井が高く長い廊下があり、見知らぬ若い看護婦がいて、「ミチルさん、こちらへ」と腕をつかまれて案内され、人が大勢右往左往している場所でも肩を抱き抱えられるようにして奥のほうへ進む。ミチルと女の名前で呼ばれるのはこれが3度目であるが違和感を覚えながら歩き続ける。廊下の突き当たりに大きな両開きのドアがあり、ドアの上のプレートには「手術局」という表示がでている。この前にも今まで歩いてきた廊下とTの字に交差するように廊下があり、看護婦に促されて右へ曲ったところの部屋に入り手術台に裸にされて寝かされる。青い手術着を着てマスクをした医者が入って来て「これからミチルさんあなたを女の子にする手術をします」と言われて驚いたところで目が覚める。
  
No 0039
 1983年 昭和58年 5月5日 木曜日
 
 照明がやや暗く、広い病院のロビーのようなところにあるソファに31番の夢で登場した男の子が、茶色の毛糸のセーターに黒のスラックスの服装で首をたれてソファによしかかる形で両手両足ともやや広げた姿勢でぐったりしている。「大丈夫かい」と声をかけると力なくうなづく。このとき38番の夢の見知らぬ若い看護婦が自分の名前を「ミチルさん、どちらにいますか」と呼びながら近づいてくる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 このとき意識が建物の真上に飛ぶのとビル全体が鳥瞰するように透視できて、自分のいる場所が病院であることがわかる。かなり大きな建物で38番の夢と同じ幅200メートル奥行き100メートルで7階建てのビルの上にH型の20階建てのビルが乗っている構造をしている。
 このあと看護婦の後について行き、エレベーターに乗り込むと看護婦は消える。38番の夢と同じくゴンドラが6畳ぐらいの広さがある。12階でおりると、天井が高く長い廊下があり、いきなり38番の夢と同じく見知らぬ若い看護婦が目の前にいて、「ミチルさん、こちらへ」と案内されて、人が大勢右往左往している場所を手を引かれて先導されて奥のほうへ進む。廊下の突き当たりに大きな両開きのドアがあり、ドアの上のプレートには「手術局」という表示がでている。この前にも今まで歩いてきた廊下とTの字に交差するように廊下があり、看護婦に促されて右へ曲ったところの部屋に入り。38番の夢と同じく手術台に裸にされて寝かされる。同じく青い手術着を着てマスクをした医者が入って来て「これからミチルさん、あなたを女の子にする手術をします」と言われて麻酔の注射を打たれたあと、目の前が暗くなった次の瞬間いきなり背の低い草の生える野原に寝ている。起き上ると5番の夢で女の子になっていることに気がついたときと同じ姿になっている。白の長袖のワイシャツの胸と袖口にフリルがついた服を着ていて、髪の毛は肩よりも長くなっている。紺の長いスカートをはいて靴下は白のひざ下までのハイソックスになっていて上のふちにそって赤の細い2本の線がある。赤のデッキシューズを履いている。12番の夢で仙人の老人に女の子にされた時のようにものすごくおしっこがしたくなって、いきなりしゃがんで下着を降ろすと、本当におちんちんがなくなって女の子のようになにもない平らな状態になっていて。そこからおしっこが大量に出て、驚いて目を覚ます。
   
No 0040
 1983年 昭和58年 6月15日 水曜日
 
 幅30メートルで両岸とも切り立った10メートル程のガケになっている川をボートに乗っているところから夢が始まる。あたりを見まわすと、7番の夢のふくろうくんがボートの舳先に乗っていて、3番の夢のアーサーの兄と23番の夢のユウ君と25番の夢の今野浩之と31番の夢の遠視の姉と合計5人と1羽が乗っている。ボートはエンジンつきで上流に向かって遡上している。全員袖がグレーで紺のスタジアムジャンパーにブルーのジーンズに革の黒の軍用ブーツを履いている。上流に行くにしたがいガケが低くなり50キロメートル程行くと森になり水も濁ってくる。川幅もボートと変わらないくらいに狭くなり、水深も浅くなる。ボートで行けるぎりぎりの所までさかのぼり、全員でドロドロになって押して右岸にボートをつける。川幅は50センチ程になり、1キロメートル歩くといきなり平原になって4〜5人の大男の大工達が2階建ての大きな家を建てている現場に行き着く。川自体は幅30センチ深さ30センチのコンクリートのドブみぞになって建築中の家の床下の中心から流れ出ている。大工の一人に訊くと、「川はただの下水だ」と言ったためにボートに乗ってきた全員が顔を見合わせて驚いたところで目が覚める。
   
No 0041
 1983年 昭和58年 7月15日 金曜日
 
 2車線の道路の両側に幅1メートルの路側帯がある道路を進行方向左側の路側帯を歩いているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 路側帯が歩道と同じ役割をしている道路である。進行方向左側の100メートルくらいのところに川が流れているのが見える。後ろを振りかえってみると、川は道路と並行して流れている。50メートル先の左側に木造の三角屋根の時代劇に出てくるような茶店があるのが見える。茶店の手前には川の方へ行く小道がある。茶店の前には14番の夢のハーフの美女が、ポニーテールに髪の毛をまとめて、紺のカスリの着物に赤い前掛けをして、草履をはいて丸いおぼんを持って立っているのが見える。互いに目礼をして、小道を曲がり茶屋の裏手の川に行くと、土手はなく川原はこぶし大の石がゴロゴロ転がっていて、川も幅は20メートルと広いが10〜30センチ程度と浅く岸辺は水が石の間ににじんでいるという感じである。よくみると湯気が立っていて川は温泉の川であることがわかる。天気も良く川からの熱もありかなり暖かい。気配を感じて振り向くと茶屋の裏口から先ほどのポニーテールの女性が出てくる。よくよく見ると18〜22歳くらいと若く、身長も170センチくらいで、髪の毛の色は栗色で二重まぶたであることに気がついたところで目が覚める。
   
No 0042
 1983年 昭和58年 8月23日 火曜日
 
 快晴で暖かい日中を土手状の場所に線路があるすぐ脇の道路を歩いているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 進行方向左手が線路のある土手状の場所で、右手に住宅が続いていて、最初のT字路を右に曲がると200メートルくらい上がり坂になっていて。両側に歩道つきの2車線の道路につきあたる。2車線のすぐ手前の坂道のくぼんだところに長屋風の2軒で一軒の木造の平屋の家がある。戸は上半分がガラスで下半分が板張りで、上がり框があり、右側の家は障子戸が半分開いているのが見える。向かって右側の家にお邪魔すると、14番の夢のハーフ美女が、彼女のお母さんと住んでいて。お茶とお菓子をごちそうになり、彼女の母が経営する薬屋の話をしたあとで、外に出て2車線の道路に上がり、そこでおもいっきりのびをしたところで目を覚ます。
  
No 0043
 1983年 昭和58年 9月30日 金曜日
 
 幅2メートルの舗装された道を1人で歩いているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。珍しく浴衣を着て草履を履いている。道の左側に桜並木が続き、桜並木の向こうには幅30メートルの川が緩やかに流れている。対岸にも桜が植えられていて、田畑が見え遠景には低い山の連なりが見える。200メートル先で道は左にやや直角に曲がり、石橋が架けられていて、この石橋を渡る前に後ろを振り向くと300メートル後方で道が直角に振り向いた正面左側に向かって曲がっているのが見えて桜の林があり、その向こうに大きな五重塔が聳えているのが見える。石橋を渡るとすぐに道はまた直角に右に曲がって川沿いに続いている。川は五重塔があるほうが上流である事が流れの向きでわかり、周囲はすべて田畑で、ぼーっと景色をながめているうちに目が覚める。
  
No 0044
 1983年 昭和58年 10月10日 月曜日
 
 32番の夢に登場する駅前から6区画目にある三角形の形をしたコンサートホールか美術館のようなモダンなデザインの3階建てくらいの建物の前に立っているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。敷地は200メートル四方あり、低い柵がめぐらされている。自分の服装は黒のタキシード姿に黒のショートブーツを履いている。入口を入ると中央部は建物の裏まで続く四角いホールになっている。入口に面して上に行く階段があり、階段の後ろにホールに面して案内のカウンターがある。ホールの中央には壇があり、36番の夢に出てきた冷凍睡眠のカプセルがあるので慌てて近づいてみると中にはなにもない。この建物が36番の夢に登場する四角いホールであることがわかる。カプセルの後ろのこの建物の裏手に近いほうには事務室がある。ホールの左右は正面入口から見て左側には美術品が展示され、右側が図書館になっている。図書館のホール側の入口のところで7番の夢に最初に登場するひげくまさんがタキシード姿でいて、「アムラン」と声をかけられて一緒に建物の中を移動する。階段を上がり2階は3階からの吹抜けの天窓のあるホールがあり、白と赤と黒と紫の太い柱があるのが見える。2階のホールの左側は鉱物と化石が展示されていて、右側は生物のいろいろな標本が展示されている。鉱物と化石の展示室では、14番の夢のハーフの美女がポニーテールに赤いトレーナーを着て黒のスリムジーンズ姿でアンモナイトの化石の陳列棚を見ている。声をかけて3人で鉱物標本を見たり、広い建物の中の展示室をさらに見て回る。この建物の不思議なところは、外見上のサイズは100メートル四方なのであるが、3つある展示室と図書館の内部は四次元空間になっていて無限の広がりがあるので、膨大な量の展示物と本がある。3階は展望ラウンジと研究者の研究室がある。図書館はビクトリア王朝風の渋い内装になっている。入口のカウンターの案内係りの学芸員の白衣を着た若い女性2人と図書館司書と書かれたネームプレートをつけた白衣を着た若い青年2人と自分たち3人以外は誰も建物の中にはいないので、非常に静かである。
 入口のカウンターの案内係りで学芸員の白衣を着た若い女性2人は2人ともメガネをかけてショートボブとセミロングのヘアスタイルである。ショートボブの女性のネームプレートには真野美子、セミロングの女性のネームプレートには岡崎貴子と名前が表記されている。図書館司書と書かれたネームプレートをつけた白衣を着た若い青年2人は2人とも身長170センチくらいで細いと丸いの違いはあるが整った顔立ちをして短めのヘアスタイルである。細面の男性のネームプレートに直江賢次、丸顔の男性のネームプレートに金井恵一と名前が表記されている。
 半日以上3人で建物内を見学した後、夕日が差し込む外の芝生のところにあるベンチに腰掛け「博物館図書館楽しかったね」というハーフの美女の声を聞いた所で目が覚める。
  
No 0045
 1983年 昭和58年 11月8日 火曜日
 
 冬景色の街を歩いている、夕暮れであるがまだ明るい。駅があり、自動販売機で切符を買い、ホームに出て電車に乗って2駅通過して3駅目で降りる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。外は暗くなっていて、改札口を出ると3番の夢の若い男でアーサーの兄が黒いコートを着て私を待っている。このあと2人で住宅街のような場所を歩いてレストランに入って話しをしながら食事をする。
 自分の姿は黒の革ジャンの下が光沢のある緑のタートルネックのシャツを着て、黒のスリムのレザーパンツをはき、黒のサイドゴアブーツを履いている。胸があり、髪の毛も肩より長くなっていて女になっていることがはっきりわかる。
 食事中にアーサーの兄にミチルと呼ばれていたので、夢の中で女の子になっている時の自分の名前はミチルであることが今回あらためてわかる。食事のあと駅にもどり、帰るために切符を買う。この駅は自動販売機が無く、切符売り場の窓口が3つある。中央の窓口以外は黒いカーテンが引かれていて閉まっている。開いている中央の窓口で切符を買った後電車が来るまで時間があるので、外にあるトイレに行きかけて目が覚める。このとき駅舎が丸木小屋を大きくした造りであることがわかる。
   
No 0046
 1983年 昭和58年 12月15日 木曜日
 
 34番の夢の大きな丸太小屋の宿泊施設の前にある2車線の90度のカーブのある道をトンネルのある方向ではなく、草原の広がる方向にまっすぐ続く方向へ車で進み、100キロメートル進むと川があり、橋が架かっている。川の幅は30メートルあり、川原があるが土手ではなく2〜3メートル程のガケになっている。川幅は30メートルあり、橋を渡ると進行方向右手に四角い建物がある。建物の前を通って幅2メートルの道が川原に下りていくスロープのような道が約40メートルあり、その道を川原に下りていく。川は水の色が濃い割には浅くて10センチ程度で綺麗な水である。下流に向かって10キロメートル程歩いて行くと、川幅が広くなったり狭くなったり。川原も石ばかりではなく土砂が堆積して草木が茂る場所があったりする。岸や川原に上がって休みながら、さらに10キロメートル程歩いて行く。水の抵抗はほとんど無く、水深も10〜20センチで前後する。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 水の中を歩いているのに靴やジーンズが濡れていない。途中板状のコンクリートパネルで護岸されている場所や、川の流れをせき止めて何かの工事をしている場所を通る。おおよそ半日程歩いた頃に岸がガケから土手に変わり、川原も河川敷といえるくらい広い河口付近らしき場所に近づく。前方にかなり大きなコンクリートの橋が見え、進行方向右手の河川敷から土手を上がり、橋に上がったところで目が覚める。
    

       

夢日記1984年分  ( 昭和59年 )高校三年生 ホームページトップページへ戻る
   
  
No 0047
 1984年 昭和59年 1月15日 日曜日
 
 田畑の広がる風景のなかに2車線の道路があり、父の運転する車で道路を走っているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 車は緩やかに右にカーブになり、左側には幅1メートルくらいの小川がある。カーブの中ほどにカヤぶきの水車小屋が建っているのが見える。カーブを曲がりきり100メートル進むと約100メートル続く街並みがあり、街並みの中心には十字路がひとつだけある。そのまま直進して街並みのはずれから100メートル程行くと幅5メートルの川がありコンクリート製の橋が架かっている。さらに100メートル程進むと、つきあたりが低い山が左右に広がりT字路になっている。左へ曲がって1キロメートル行くと左側に41番の茶店がある。手前に川の方へ行く小道があるが、茶店を通り過ぎると砂利を敷いてローラーでならしただけの駐車場があり、店の建物側の最も道路に近い側の出入り口のところに車を停めて2人とも降りた所で目が覚める。
    
No 0048
 1984年 昭和59年 1月25日 水曜日
 
 平原の中に幅1メートルの歩道が両側についた2車線の道路があり、進行方向右側の歩道を歩いているところから夢が始まる。天気は晴れている。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。服装はクリーム色のポロシャツに紺色のジーンズに茶色のブーツを履いている。5分程歩くと前方に石造りの門が見える。門は2車線の道路の幅と同じ幅がある。道路は門の前で左右にT字路になる形で続いている。ここで門に入らないで左折して1キロメートル行くと右へ90度曲がるカーブになっている。門の所からはぐるりと高さ1メートルのレンガの塀が続いていて、レンガの上にはさらに1メートルの高さの黒い柵状のフェンスがある。
 90度曲がるカーブを曲がると左手は地平線まで続く平原になっていて、このあとレンガとフェンスで出来た塀に沿って3キロメートル程行くと、また90度曲がるカーブがある。右に曲がり1キロメートル行くと最初に見たのと同じ形の門が右手にあり左手には門から続く道が平原へ一直線に伸びているのが見える。門に入らずそのまま直進すると1キロメートルして90度曲がるカーブがあり、そのまま右折すると左手には、1キロメートルほど離れた場所に道路と並行する形で土手が見える。土手のさらに向こうのには距離はわからないが山頂付近に雪がある高い山脈が見えている。そのまま3キロメートル進むと90度曲がるカーブがあり、右折して1キロメートル進むと最初の門の所に戻る。
 門の右の石碑のような看板に研究所大学という文字が縦に並んで彫られているが、肝心の固有名詞は風化して読めない。門はこちらが正門であることが門をくぐって看板があったのでわかる。正門から裏門まではまっすぐに歩道つきの2車線のメインストリートの道路がある。このメインストリートは柳が植えられて並木道を作っている。塀の内側には幅3メートルの遊歩道がめぐらされていて、遊歩道に沿って構内側に緩やかな盛り上がりの小さな土手に囲まれた、幅2メートルの浅い堀のような小川がめぐらされている。さらに内側には、幅5メートル程の雑木林が帯状にめぐっている。塀、遊歩道、小川、雑木林が構内に4重にめぐらされている。メインストリートの両側に大学と研究所の大きな建物が配置されている。構内にめぐらされている小川の緩やかな盛り上がりの小さな土手にはタンポポが一面に咲き乱れていた。メインストリートをそのまま1キロメートル直進して裏門に出て平原にのびている道路を100メートル程直進してから右手に見える草原と土手の方へ歩いて行く。土手は5メートル程度の高さで土手を上がりきると向こうには巨大な湖が広がっている。湖の岸は土手から10メートル程度で、湖には島はひとつもない。土手の上から見ていると、短時間に水面が極端に上下する。満水状態になったり、底の岩などが見えたりする状態になる。日差しは夕方近い感じになる。振り返って研究所大学の建物群を眺めているうちに目を覚ます。
   
No 0049
 1984年 昭和59年 2月11日 土曜日
 
 夕暮れの住宅街を自転車に乗っているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は黒のジージャンに、黒のタートルネックのシャツを着て、黒のスリムジーンズのすそを黒の革の横ジップアップのロングブーツの中に入れて履いている。
 この住宅街の一区画は200メートル四方あり、一つの区画に1戸や2戸の家もあり、おおむね4軒か最大8軒の家が存在し、どの家も立派な塀をまわしている。太陽の方角から進行方向右手が西で左手が東で背中が北になる。さらに良く見ると、進行方向の南へ緩やかな上り坂になっている。道路は2車線で両側に2メートル近い歩道がついている。進行方向一つ目の十字路の右側50メートルくらいの場所の向かって右側の歩道には白いフォルクスワーゲンが停まっているのが見える。十字路を直進した二つ目の区画の右手は住宅で左手は一区画まるごと公園になっている。二つ目の十字路を通り過ぎて三つ目の区画は普通に塀がまわされている。三つ目の十字路を通り、四つ目の区画は右手は住宅であるが左手は空地になっていて、四つめの十字路を左折した奥の隅に一軒家があるのが見える。四つめの十字路を左折すると、四つ目の十字路と交差している道路は4車線になっている。左へ曲がって100メートルのところにバス停があり。さらに50メートル進むと先ほど見えていた一軒の50メートル四方の塀に囲まれた家がある。敷地の西側に寄せる形で三角形の屋根のかなり大きな家が敷地の半分に建っている。この家の前には、14番の夢のハーフの美女が赤のセーターにグレーのジーパンに赤いブーツを履いて立っている。手招きされたので、この家のある十字路を左に曲がり、4車線の道路を背中にして、方角としてはまた、北に向かう。ここで自転車を降りて三角形の屋根の家の裏の空地にとめて鍵をかけて家に入る。玄関を入った右側の応接間でしばらく休み外に出ると夕暮れになって、道路には雪が積もり凍結しているので歩く事にする。先ほどの三つ目の十字路から続く道と交差する十字路を過ぎると。右手はずっと奥まで住宅であるが、左手は50メートルづつ区切られた形で丸屋根の倉庫が連なっている。倉庫の所まで下り坂を一気にソリに乗って滑る。そのまま十字路を過ぎると一区画まるまる公園の区画にさしかかる。公園の区画側にある四番目の倉庫だけは船の部品を扱う店になっている。隣の一区画は、まるまる公園だと思っていたら、半分の100メートルのところにこじんまりとしているけれども赤い屋根でガラス張りのおしゃれなファンシーショップがある。赤のプラスチックのソリを店の入口に立てかけて中に入ると、身長165センチで黒髪のロングヘアーで、二重まぶたの丸い感じの目の細面の美人の女性が一人だけいる。「いらっしゃい、アムラン」と声をかけられて話しをすると、ここの店長で1人で店を経営している。ブルーのブラウスにジーンズ地のエプロンをしてブルーのジーンズに白のデッキシューズを履いている。エプロンの左胸の部分にはKの刺繍がされている。しばらくキャラメルのおまけの話しをしたあと、レモン味のキャンデーをいくつかもらって、お礼を言って店を出た所で目を覚ます。
   
No 0050
 1984年 昭和59年 3月1日 木曜日
 
 32番の夢の街の白い駅の建物に向かって、4車線の中央の通りを博物館図書館の前から歩いているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は20番の夢と同じ黒の本体部分が少し小さめのキャスケット帽で、ひさしの右側にのみ直径3センチくらいの丸い金属プレートがついていて正七角形か彫刻されている帽子を被り。16番の夢と同じ黒のロングのタートルネックのシャツの上に黒の革ジャンパーを着て、ベルトをシャツの上から締めて、黒のジーパンをはき。黒の皮手袋をはき、手触りがパンストの黒のソックスをはき黒の革のごついハーフブーツを履いたオラクルバージョンの姿になっている。道は雪はあまりないものの、ところどころ凍結している。時間は夕暮れで、まだ薄明るい。駅の中に入り、地下街へ降りる階段をおりて、広い地下街の店が並ぶ通りを歩き始める。人通りは少なくパラパラと言う感じである、照明が少し暗いような気がする。しばらく店をのぞきながら歩いていていると、地下街のほぼ中央で3番の夢のアーサーの兄の青年に
 「元気でやっているみたいだね、R・オラクルの活躍期待しているよ」とすれ違う時に言われる。彼は、茶色の革ジャンを着て中に紺のトレーナーを着て、ブルージーンズに黒の革のハーフブーツを履いていた。そのまま彼に目礼を返して、歩き続けて進行方向にある地上への出口から上がりかけた所で目が覚める。
   
No 0051
 1984年 昭和59年 4月29日 日曜日
 
 平原の中の小道を歩いているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 前方100キロメートル程のところに低い山脈が右から左へ斜めに続いているのが見える。突然体が中に浮き手を広げて足を閉じて飛行機のような姿勢になって水平に空中を飛んでいく。7番の夢のふくろう君が突然現れて先導してくれる。平原を100キロメートル移動して低い山脈を飛び越えると、山脈のふもとに幅10キロメートル程の平原がある。その先は三段に岩がえぐれたグランドキャニオンのような、最上部の段の開口部の幅が100キロメートルもある大峡谷になっていて大峡谷の上空に差し掛かったところで目が覚める。
    
No 0052
 1984年 昭和59年 5月19日 土曜日
 
 51番の夢と同じ平原の小道を歩いているところから夢が始まる。同じように空を飛ぶ。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 空を飛んで平原での進行方向の左手にあたる大峡谷の上流へ向かって飛行する。後ろから7番の夢のふくろうくんもはばたきながらついてくる。上流の左側は平原から見えるとおりに低い山脈が続いている。大峡谷の右側には200キロメートル以上の奥行きの平原が広がっているのが見える。右側の平原の大峡谷から20キロメートルくらいの位置に巨大な湖が広がっている。楕円形で川に沿って約200キロメートル、幅が最大の場所で100キロメートル程あり、比較的大きな島が7つ点在しているのが見える。そのまま上流に飛行し続けて、雲のかたまりに飛び込んでしまったところで目が覚める。    
  
No 0053
 1984年 昭和59年 6月9日 土曜日
 
 空を飛行しているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 ここで51番と52番の夢の続きである事が見えている景色からと7番の夢のふくろうくんも傍を飛んでいるのでわかる。最初は雲の上と言うか中にいたためにどこにいるのか気がつかなかったが、雲が薄れたのか飛行して移動したためかわからないけれども大峡谷を上流に向かって飛行する方向を見ていることに気がつく。今日は大峡谷を地上から見たいという思いが浮かび、空中で降りる場所を考えて、左側の51番と52番の夢では最初に飛び上がった平原のある側の低い山脈の大峡谷側の幅10キロメートル程の平原の大峡谷のガケというかふちのぎりぎりの場所に降りる。平原は良く見ると小石混じりの低い草が生えた草原になっている。大峡谷のガケに沿って上流方向に歩いて、下に降りていけそうな場所を探すとガケが崩れてゆるやかなスロープ状になっている場所があったので30メートルくらいゆっくりと降りていく。2段目の平らな所にでると、ここも小石混じりの草原になっている。さらに3段目に降りる場所を探すとガケが崩れて降りれるスロープ状になっている場所があるが、50メートルもあるのでかなり傾斜が急である。3段目の平らな場所は小石というよりも岩が転がっているが、まばらに草が生えている。4段目が川の流れるこの大峡谷の底になっている。この4段目を3段目の平らな場所から眺めおろすと、ガケに水に浸食されたあとが残っている。また、4段めの川の流れる底には水に侵食されて削られ残った岩がロウソクのようにあちこちに立っていて、いろいろな形の奇岩があって一大パノラマになっている。ガケを良く観察すると、波のようなすじの入った岩でできていることがわかる。ふくろうくんは自分の左肩にとまってあたりを見回している。川の流れている4段目に降りる場所を探して歩き始めた所で目が覚める。    
     
No 0054
 1984年 昭和59年 7月12日 木曜日
 
 海辺の砂浜にいるところから夢が始まる。いきなり水が沖に1〜2キロメートルも干上がってしまう。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。100〜200人の男女が沖にでて、魚や貝や海藻を拾っているのが見える。岸から500メートル沖の所に岩があり、約5メートルくらいの櫓が組まれていて、この根元に20人くらいかたまっているのが見える。大部分は相当沖までいっている。突然後ろから視線を感じて振り向くと、白髪で白い長い髭を生やした白い服を着て杖を持った仙人のような老人が、沖に出ている人々に向かって戻れと叫んでいるが、誰も言う事を聞かない。沖を見ていると少しづつ水が戻りはじめて4〜5人慌てて岸に戻ろうとするが、いきなり5メートルの櫓の5倍以上の高さの波が押し寄せて、櫓を吹き飛ばし、岸まで一気に押し寄せて、私も巻き込まれるが、瞬間的に空中に飛び上がり岸の後ろの高台に移動している。しばらく様子を見ていると10数人しか助からず、元々の岸のかなり上まで水と波が押し寄せる海を呆然と見ていると。白い服を着て杖を持った仙人のような老人が「予言やアドバイスを聞かぬものは滅びる」と厳しい表情で私の隣に来て囁くように言う。そして「ミチルよ、女になる決心はついたか」と言うので、これははいと返事しないといけないのだろうなととまどいながら、「はい」と返事をすると、12番の夢同様のホタテ貝のついた杖が現れて、目の前でひと振りされると身体が女になっていく。今回は裸だったので胸が盛り上がり、おちんちんが消えていく様子がスローモーションフィルムを見るように見えて、驚いているうちに目が覚める。
    
No 0055
 1984年 昭和59年 8月23日 木曜日
 
 良く晴れた青空を見上げているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 周りを見ると32番の街にいることがわかる、博物館図書館からバスで移動したときに見た巨大なマンションの全貌がはっきりとわかる。1階が2階分の高さがあり、バスターミナルと駐車場と自転車の駐輪場になっている。2階分の上から5階分がテナントと事務所が入っている部分で、大きなスーパーと映画館に病院もある。実質的には7階分の高さまでが、土台のような感じで2区画分奥行き200メートル、幅400メートルの建物になっている。7階から上が4つのビルが階段と渡り廊下でつながる形でマンションになっている。7階の上、実際には8階から30階までの部分がマンションになっている。マンション部分だけで23階建てになる。建物の正面は南で北側に2区画分の公園がある。建物の正面中央がテナントや事務所やマンションに行くための玄関ホールになっていて。玄関の上の部分に巨大な丸い時計がついている。マンションの玄関に向かって左側がバスターミナルで、右側が駐車場と駐輪場になっている。マンション部分は正面からみて左側はまだ工事中になっている。人が住んでいるのは向かって右側だけである。テナントのある階を散策したり、若い20〜30くらいの女性の3人組と学校の話をしたり。マンションの工事現場をのぞいたりする。夕方に北側の公園で3人組の16〜18歳くらいの男の子達とスケボーをして遊んでいるうちに目が覚める。女性は全員身長160センチくらいでブラウスはそれぞれ違うが、スカートは全員グレーである。赤のブラウスの女性がショートボブでややきつめの目つき、茶色のブラウスの女性が丸顔でミドルボブ、ピンクのブラウスの女性が唯一肩までのロングヘアーでかなり華奢。
男の子は1人だけ165センチの子がスポーツマンタイプのショートヘアで丸首の半そでの白いシャツ、2人が160センチで一人は優等生風のショートヘアにえりのついた半そでシャツ、もう一人はサーファー風のロンゲでシャツの襟がかなり広く胸が見える丸首と上着のデザインはそれぞれ違うが、全員同じ形の茶色の短パンを履いている。
 注目は23番の夢でユウ君から呼ばれた「アムラン」という呼び名で、この夢に登場する全員に呼ばれている。
   
No 0056
 1984年 昭和59年 9月9日 日曜日
 
 緑の街路樹が目立つ大きな街の中にいるところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。服装はグレーのロングコートに茶色の毛糸のセーターを下に着て、ブルージーンズに黒の普通の革靴を履いている。目の前に木造2階建ての本屋があり、中に入るとおじいさんとおばあさんの夫婦2人で経営している店であることがわかる。しばらく宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を立ち読みした後、店の前のバス停からバスに乗り、平原を10キロメートル行ったところに街があり、そこで少し散策した後また、引き返して最初の本屋で雑誌を閉店まで立ち読みしたあと外に出る。季節は秋で道路には枯葉が積もっている。暗い道を先ほどバスに乗ったのとは反対方向に1キロメートル歩くと大きくて明るい24時間営業のブックアップという赤地で青文字の看板の本屋に入り、立ち読みを続けているうちに目が覚める。    
     
No 0057
 1984年 昭和59年 9月23日 日曜日
 
 5〜6階建てで三角の屋根で壁にツタがからまった建物しかなく、道路も石畳の舗装の古風な街の中にいるところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。舗装は石畳であるが、2車線の幅と幅1メートルの歩道が両側についている。建物の前をしばらく歩いていると、白い普通乗用車が私のそばに後ろから来て停まる。運転席には7番の夢のひげくまさんと、3番の夢のアーサーの兄と22番の夢の弟のアーサーが乗っていて私に乗るように言う。乗り込むと車はしばらく走り左折すると。四方を卍型に建物に囲まれ中央に台座つきの10メートルくらいの高さのオベリスクが建つ100メートル四方程の広場に入り。車はオベリスクの陰に隠れるように停まる。オベリスクの向こう側には、中央に時計塔のついた蔦の絡まる、石造りの6階建ての建物がある。アーサーの兄が
 「あそこにサチが閉じ込められているんだ」と建物を指差す。4人でどうやって助け出すか作戦を練ってから、車を全員降りて建物に近づいたところで目が覚める。このときの4人の服装は、ひげくまさんがサファリ風の上着にグレーのジーンズに軍用の黒いブーツ。アーサーの兄は白いセーターにブルーのジーンズに黒の皮のショートブーツを履いている。アーサーと私は同じ茶色のスタジアムジャンパーにブルージーンズに黒の革のコンバースのバスケットシューズを履いている。    
    
No 0058
 1984年 昭和59年 10月10日 水曜日
 
 大きな建物の中にいるところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。人もたくさんいて、周りを見回してデパートであることに気がつく。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 最初はおもちゃ売り場にいて、エレベーターで地下に降りてスポーツ用品売り場に行って、黒の地に銀のラインの入ったスキーウェアの試着をする。その後エスカレーターに乗って、階数はわからないけれども、婦人服売り場、紳士服売り場、子供服売り場、家具の売り場の階を通過して、おもちゃ売り場に戻る。このときプラモデル売り場で55番の3人組の男の子達と出会って、4人でプラモデル売り場を見て回っているうちに目が覚める。3人からはアムランと呼ばれている。服装は3人とも似たような白い半袖シャツに紺色の短パンに縞のハイソックスとブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。
     
No 0059
 1984年 昭和59年 11月11日 日曜日
 
 雪の積もった見渡す限り平原という場所の中に1メートルの歩道が両側についている4車線の道路を歩いているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。天気はとてもよく晴れていて、歩道と道路には雪は全くない。この道路を1人で白いフォルクスワーゲンを運転している。自分の姿は45番の夢と同じ黒の革ジャンの下が光沢のある緑のタートルネックのシャツを着て、黒のスリムのレザーパンツをはき、黒のサイドゴアブーツを履いている。胸があり、髪の毛も肩より長くなっていて女になっていることがはっきりわかる。
 本当に一直線で何もない景色であるが、最初の十字路から10キロメートル進んで次の十字路を通過したところで目が覚める。    
    
No 0060
 1984年 昭和59年 12月12日 水曜日
 
 建物から外に出ようとしているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。自分の姿は1番の夢と同じ濃いブルーのジージャンとジーンズの上下を着て、ジージャンの下は薄い黒色のシャツを着ている。靴はブルーのコンバースのバスケットシューズを履いている。髪の毛がおかっぱでやや長い。
 建物から出てすぐに歩道と道路があり。出てきた建物が右手になるように道路に立つと、左手前方50メートルくらいの十字路まで、向い側に同じ形の三角屋根の家が5軒建っているのが見える。道路は両側に段差のある1メートル幅の歩道がついているが、1車線と半分ほどの幅で、センターラインは引かれていない。一瞬意識が途絶えて顔を上げると位置が逆転していて。先ほどの50メートル先の十字路から右手に同じ形の三角屋根の家と、自分が出てきた建物が左手に見えている。建物と向かい合う三角屋根の同じ形の家は十字路の角に建っていることがもこちら側の位置からも見える。元の位置に戻ろうとして左側の同じ形の三角屋根の家の前を一軒目、二軒目、三軒目と、通り過ぎるたびに家が消えて白い盛り土になってしまう。空はグレーで、ふと、振り返ると後ろには平原の中に今歩いている道があり、あるはずの十字路も消えている。一軒目の家のあった所には白い四角の基礎がいきなり出現して、コンクリート色の立方体が出現する。そのまま向き直り、五軒目の家の前を通ると、今歩いている道に面した出窓に、白いポメラニアンの犬が一匹私のほうをじっと見ている。
 五軒目の家は通り過ぎてもそのまま消えない。十字路を渡ろうとすると、今歩いている道路の前方に丸い青い色の屋根のアーケードが、道路と歩道を覆うように高さ5メートルくらいの位置に出現し。私のいる方へ移動してくる。あれよあれよというまに、アーケードは生き物のように私の頭上を覆いながら通り過ぎて、振り向いたときにコンクリート色の立方体が出現した位置まで到達して止まる。歩道にアーケードを支える柱のようなものがいつのまにか存在している。五軒目の家の向い側の自分が最初に出てきた建物の在った場所は工事中目隠しとして工事現場に張り巡らされる金属の板で囲まれている。内側に鉄パイプの足場が組まれているのが金属の板のすきまから見える。近づいて隙間から中をのぞくと、10メートル四方ほどの深い穴が掘られていて、穴の枠にはH型の鉄骨が四角状に組まれているのを見た後、十字路を渡りかけて目が覚める。
     
No 0061
 1984年 昭和59年 12月28日 金曜日
 
 快晴なのに激しく雨が降っている場所に、白いYシャツを着て黒の学生ズボンに黒のコンバースのバスケットシューズを履いて立っているところから夢が始まる。空から自分自身を見る視点が、歩いている景色を見る視点とは別にある。幅1メートルの歩道が両側についた2車線の道路を車道を右手にする形で前進している。前方3キロメートルに山影が雨にぼやけながら見えていて、手前左手に直方体の建物も雨にぼやけた感じで1キロメートル程のところに見えている。道路の両側は建物がまばらにしか建っておらず、おおむね空地になっている。左手の直方体の建物に近づくと、周囲には高さ1メートルほどの金網のフェンスが巡らされている。歩いている2車線の道路から正面の門に続く道が左折する形で続いている。左折せずにそのまま直進すると、建物が建っている敷地は200メートル四方の区画である事がわかる。
 建物は、5階建てで、敷地の中央に建てられている。建物の裏手になる区画も周囲には高さ5メートルほどの金網のフェンスが巡らされている。ここはグラウンドになっていて1車線分しかない道が5階建ての建物の建っている区画とのあいだにあり、グラウンドも200メートル四方ある。2車線の道路を戻り、5階建ての建物の正面入口に続く道路へ曲がり金網のフェンスのほぼ中央の門から5階建ての正面の左寄りにある玄関に入る。建物の正面右側の幅1メートルの歩道が両側についた2車線の道路側は駐車場になっていることが敷地内に入って初めてわかる。
 玄関は学校の生徒玄関のように靴箱が並び、ロビーがあり、左手に階段があるのが見える。靴箱は金属製のトビラのついた新しいものである。何気なく見た靴箱に「アムラン」と自分の名前が書いてあり、トビラをあけて中に入っていた白のデッキシューズに靴を履き替える。4階まであがり、幅1メートルの歩道が両側についた2車線の道路側の方向へ廊下を歩いて行くと進行方向左手には、屋上から1階まで続いている明り取りの吹抜が建物の中央部に2ヶ所あり、突き当りにも階段がある。吹抜と吹抜の間には男女別々のトイレがある。最初の階段は各階にロビーが玄関のある1階と同じように設計されている。廊下の進行方向右手には10クラス分の普通教室がある。建物の中は人の気配はあるのであるが、誰もいない。何気なく2階に駐車場のある側の廊下の突き当たりの階段を降りていくと喫茶店がある。学校祭りなどの模擬店ではなく本格的な喫茶店が普通教室ふたつ分の広さで駐車場に面した部分から廊下に沿ってある。この廊下には駐車場に降りる事のできる鉄製の外階段が建物から飛び出すようについている。喫茶店の入口は廊下の壁よりもくぼませた部分の壁に木の重厚なドアがあり、ドアに無かつて右側にメニューの陳列ケースもある。中はアンティークな感じの落ち着いたつくりで、店内からも駐車場へ降りる鉄の外階段にでられるようになっている。喫茶店内にも誰もいないので、そのまま駐車場に降りる外階段を降りて、1階と2階の中間の踊場に立って建物を見上げた所で目を覚ます。見上げたときには雨はやんでいた。