英語に関するうんちくコーナー |
一番長い単語 英語における一番長い単語といえば、クイズ番組でおなじみの smiles (微笑)で s と s の間が 1 mile 約1609メートルというのが答えになっているが、実際にはどんな単語が長いのかというと… 一般的な通常の日常使われる範囲では understanding (理解・知識)と circumstances (周囲の事情・環境)がともに13文字あり長い単語の代表格といえます。 日常的な使用頻度はかなり落ちるが、14〜16文字の単語も部分否定の接頭辞や形容詞形や名詞形や動名詞形に変化させるための接尾辞などが付与したものが存在するが、純然たる単語本体としては複合語も含めて 1: floccinaucinihilipilification 29文字 2: dichloro-diphenyl-trichloroethane 31文字 3: Pneumonoultramicroscopicsilicovolcanokoniosis 45文字 以上の3つの単語がある。 1は財産やお金を軽蔑する、嫉妬混じりにでしょうか、戯言として言うときの言葉です。2は環境に対して悪影響があるとされる悪名高き殺虫消毒剤のDDTのことです。3はPneumoconiosis (肺塵症)の正式名称です。もともと医療、特に病理学用語には長いものが多く短縮形ですら14文字あるのはさすがとしかいいようがありません。もともと lung (肺)と呼吸を意味するPneumoが複合して連結形を冠する単語は他にもあり、長い単語となっています。45文字と群を抜いているために本来の医学用語としてよりは、最長の語として引用される例が多いのもうなづけます。 |
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人物うんちくコーナー |
アメリカ合衆国にも皇帝がいた!? アメリカ合衆国といえば大統領制の議会制民主主義の総本山といわれ、自由と平等が看板の国といわれている。このアメリカ合衆国に専制君主であるはずの皇帝が20年間存在していたことがある。もっともヨーロッパを支配したハプスブルク家の皇帝達のように強力な権力を持ち、豪奢な生活をしていたわけではないが、生活費は全て一般市民がまかなっていて当時のアメリカ合衆国の政府も皇帝の存在を黙認していたというより無視していたのかもしれないが… アメリカ合衆国で皇帝としてサンフランシスコ市民に養われた自称皇帝とは、ジョシュア・エーブラハム・ノートン(1819〜1880)通称ノートンT世である。イギリスのロンドンで生まれ、1861年に南北戦争が勃発した前年に即位し、リンカーン大統領の時代を生きた男である。19世紀のゴールドラッシュのかなりおおらかな時代とはいえ、一介の破産者に過ぎなかった彼が皇帝として遇され住居も食事も衣服すら無償で提供され、何らかの詐術を働いたわけでもないというところに彼自身の人徳と、おおらかな遊び心をもって彼を遇したこの時代のアメリカ人に特に、サンフランシスコ市民に敬意をはらいたいと思うものである。 |