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 初アップロード日 2007,01,05
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源 氏 物 語 レビュー

   
 作者 紫式部 平安時代 1009年頃宮中で流行、流布される。

 五十四帖(巻)
 数え方として「若菜」の巻を上下に分割して、巻名だけで本文が存在しない「雲隠」を加えない数え方と「若菜」の巻を一巻として「雲隠」を加える数え方がある。
 
 主人公の光源氏の一生を描いた正編と子供達の時代を書いた宇治十帖と呼ばれる続編とで構成される。正編の桐壺から藤裏葉までを一部、若菜から幻(雲隠)までを二部、匂宮から夢浮橋までの宇治十帖を三部として分けるのが一般的である。

 源氏香について
 香道 香を焚いてその香りの優劣を競う遊び 薫物合(たきものあ)わせ、香合わせともいう
 
 中でも源氏香は五種類の香を五つずつの袋にいれて合計25の包みを作成した後で、不作為に五つの包みを選んで順番に焚き、五つの中の同じ香を当てる風流なゲームである。
 解答を書く作法として五つの包みに見立てた5本の縦線を引き、縦線の中で同じと判断した縦線の頭を横線で結び、同じものがない場合は縦線のままにしておきます。
 このときできる縦線と横線の組み合わせは数学的にも、全てで52種類になることが証明されています。
 この52種類の縦線と横線の組み合わせ文様が、いつの頃からか源氏物語の54帖の最初の桐壺と最後の夢浮橋を除いた52帖の名前で呼ばれて源氏香と呼ばれるようになっています。
 52種類の縦線と横線の組み合わせ文様は家紋や着物の柄や様々な物のアクセントをつけるデザインとて利用されています。家紋と源氏香の名称とデザインは一致しない場合がありますので注意が必要です。
  

 

源氏物語巻名一覧
  
正 編 一 部
巻数 巻名 備考 源氏香 光源氏年齢
桐壺
きりつぼ
無し 1歳から12歳
帚木
ははきぎ
17歳
空蝉
うつせみ
17歳
夕顔
ゆうがお
17歳
若紫
わかむらさき
18歳から19歳
末摘花
すえつむはな
18歳から19歳
紅葉賀
もみじのが
18歳から19歳
花宴
はなのえん
20歳

あおい
21歳から23歳
10 賢木
さかき
23歳から25歳
11 花散里
はなちるさと
25歳
12 須磨
すま
26歳から27歳
13 明石
あかし
27歳から28歳
14 澪標
みおつくし
28歳から29歳
15 蓬生
よもぎう
28歳から29歳
16 関屋
せきや
29歳
17 絵合
えあわせ
31歳
18 松風
まつかぜ
31歳
19 薄雲
うすぐも
31歳から32歳
20 朝顔
あさがお
32歳
21 乙女
おとめ
33歳から35歳
22 玉鬘
たまかずら
35歳
23 初音
はつね
36歳
24 胡蝶
こちょう
36歳
25
ほたる
36歳
26 常夏
とこなつ
36歳
27 篝火
かがりび
36歳
28 野分
のわき
36歳
29 行幸
みゆき
36歳から37歳
30 藤袴
ふじばかま
37歳
31 真木柱
まきばしら
38歳
32 梅枝
うめがえ
39歳
33 藤裏葉
ふじのうらは
39歳
   
正 編 二 部  
巻数 巻名 備考 源氏香 光源氏年齢
34 若菜上
わかな
40歳から41歳
35 若菜下
わかな
42歳から47歳
36 柏木
かしわぎ
48歳
37 横笛
よこぶえ
49歳
38 鈴虫
すずむし
50歳
39 夕霧
ゆうぎり
50歳
40 御法
みのり
51歳
41
まぼろし
52歳
雲隠
くもがくれ
巻名のみで本文無し 無し 53歳から61歳
   
続 編 三部 宇 治 十 帖
巻数 巻名 備考 源氏香
42 匂宮
におうのみや
43 紅梅
こうばい
44 竹河
たけかわ
45 橋姫
はしひめ
46 椎本
しいがもと
47 総角
あげまき
48 早蕨
さわらび
49 宿木
やどりぎ
50 東屋
あずまや
51 浮舟
うきふね
52 蜻蛉
かげろう
53 手習
てならい
54 夢浮橋
ゆめのうきはし
無し
  

 

 

 

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