131_s01 setlinebe 2007. 7. 31. Tue 思いつくまま 猛暑も1週間続くと、すっかりこれがあたりまえになってしまってる。  職員室に、名物I先生の水出しコーヒーメーカーが登場。  数時間をかけて一滴一滴地道に抽出したコーヒーを、みんなで大事にいただく。  ときには、これをカクテルシェーカーに入れて、氷と一緒にシャカシャカやって飲んだりもする。  残念ながら今年私はまだ分け前に預かっていない。ぜひ明日こそは!    今日はほんのちょっとした会議があっただけで、あとはな〜んにもなし。  何だかだらだらとPCに向かい、勉強らしきものをしてみたり…しかしぜんぜん頭に入っていない。  少し体長が悪いのかな?貧血っぽいような。  夏休みなので授業もなく、ノエルが退屈しきっている。  私が立ち上がる度に、今度こそはみんなのいる教室へ行くのではないかと、大興奮しながらついてくる。  ノエさん、こんな日々がまだまだ1ヶ月続くんだよ!    帰りになんとなく途中下車したくなった。  6年前まで暮らしていた辺りをぶらぶらとする。  引っ越した今でも、かなり好きな地域である。  不思議なことに、再びその地域が、私の生活に関わりを持つことになりそう(詳しくは五実改めて)。  そこから我が家へ向けて歩き、途中立ち寄った百円ショップで、親子4人の家族に出会った。  子供たちがノエルを見て騒いでいる。  「ほら、犬、触ってん(触ってごらん)」  とお兄ちゃんが言う。  「だめだよ、お仕事してるんだから」  とお父さん。  「なんで背中に何かつけちょると〜?」  「それを握ってもらって、道案内するからよ。頭がいいとよ〜、この犬は」  お父さんがそこまで説明してやってるのに、  「ほら、触ってん」  と、またまたお兄ちゃん。  「いややぁ。噛まれる」  弟だ。  「お父さん?この犬噛む?」  「噛まないよ」  「ほらぁ、噛まんて。触ってん」  しつこいお兄ちゃんだこと。  「噛まんけどねぇ、悪いことする子には噛むよ。」  うるさい子供たちに辟易した様子のお父さん。あーあ、言っちゃったよ。子供をおとなしくさせるためとはいえ、それはないよ〜。  どうしようもないので、こちらから遠く子供たちの視界の外に逃げる私たちであった。         spacer コメント(4件) setlinebe 2007. 7. 30. Mon いよいよ最後 今までのクリニックへ通院するのも、ついに今日で最後になってしまった。  帰りにごたごたしないようにと、到着したらすぐにロッカーと靴箱の中のものを自分のバッグに詰め込んでおいた。  ベッドに寝ているだけなのに、やたらと荷物がある。  ノエルの荷物もあるからだろう。すごい量だ。  荷物をガサガサ整理しているうちに、何だかしんみりとしてきた。  部屋に入る。  今日の担当は、今まで何かとお世話になった男性の看護師さんだった。  何か悲しくなってきたので、暑いのに上掛けの中に潜り込んで寝た振りをしていたら、そのうち本当に寝てしまった。  いつもと何も変わらない時間が過ぎる。  2時間、3時間…  隣のベッドのおじさんが先に治療を終わって変えるとき  「元気にしとってよ。頑張ろうやね。」  と声をかけていった。  初めからずっと隣どうしだった。具合が悪いとき、横で心配そうに見守ってくれた。  私は心が不安定なことが多くて迷惑かけっぱなしだった。  おじさんの更に隣のおじさんは私がいなくなることを知らなかった。  「もう来んと?さびしいが〜。」  本当にいいおじさんたちだった。  さようなら。  担当の看護師さんと、少し思い出話をした。懐かしい。  終わってベッドから降りると、何も知らないノエルが、早く帰ろうよとせがむ。  涙になりそうで辛いから、あっさりと挨拶をして部屋を出た。  全て過去になってしまった。  もう、こんな別れ方はいやだ。    spacer コメント(0件) setlinebe 2007. 7. 25. Wed なんか辛いな  来週転院する話は、もうすっかり病院のスタッフには伝わっている。   スタッフたちは、たいてい夜勤は週1回なので、転院直前の30日まで、毎回誰かしら「今日で会うの最後だよ」っていう人がいる。   今日もまた一人、機械の設定などを点検しにきた看護師が   「もう来週まで夜勤ないから、今日が最後やわ。向こう行っても頑張りなね。」  と言ってくれた。   「うん。ありがとう。」   それだけ言うのがせいいっぱい。何かしゃべれば涙になりそう。   最後の日までこれを続けなくちゃならないかと思うと、かなり辛い。   スタッフのみんな、本当に良い人たちだ。   本当にもうお別れだなんて。   ドクターと少々うまくいかなくても、我慢すべきだったのじゃないだろうか?なんて、ふと思ったりする。   未知の場所への不安もあり、今非常に心が動揺している感じ。   せっかく希望がかなったのに、変だね。   治療時間はほとんど眠って過ごした。   そうでもしなけりゃ耐え難い。   どこまで私は弱い人間なのだろう!?     spacer コメント(0件) setlinebe 2007. 7. 24. Tue ああ〜、可愛い顔が〜  お財布を開けたひょうしに手賀滑って、コインが飛び出して床に落ちてしまった。   こういうときは、ノエちゃんに拾ってもらうに限る。   こんなちっこいものでも、口で拾って渡してくれるテクニックは実に見事!   もしノエルがこれできなかったら、私はずいぶん、床を手で撫で回して探し物をしなくちゃならないだろう。   コインなんてどんどん転がって、どこに行くか分かったもんじゃぁないからね。   「ノエちゃん、フェッチ(拾って)」  と声をかけたら、待ってましたとばかりコインに向かって突撃(?)。   が、なかなか拾わない。   「フェッチだよ。」   拾わない。いや、拾えないみたいだ。   一生懸命コインを鼻でつっつき、くわえようとしては、また取り落とししている。   口の端の変なところで咥えてようやく持ち上げたけど、またすぐチャリンと落ちてしまった。   とりあえず仕事はしてくれたので、褒めてあげた。   気になったので、後ほど今度はわざと落し物をして拾わせてみたが、あまり嬉しそうにはやってくれなかった。   やっぱり変な感じ。   ふと思い立って、いやがるのを無理やり口を開けさせて触ってみた。   あら!!前歯がもげている!  犬歯の左隣くらいのところが、ボコッと空白になってるではないか。   ショック!   まぁ、人間と違って、これ1本ないからといって、発音が悪くなるわけでもなし、ご飯が食べられないわけでもないだろうけど、また一つ、ノエルの年齢を感じずにはいられない事実ができてしまった。   ショックのあまり、職場のみんなに話して聞かせると   「やだぁ。可愛い顔が、だいなしになっちゃうねぇ」   っていうわりには、誰も私が話すまでは気づかないので、そこまでルックスへの影響はなさそう。よかった。    spacer コメント(2件) setlinebe 2007. 7. 23. Mon ついに決まりました 透析を受けていたら、口の中にいっぱい出血!  土曜日に歯医者さんで歯磨してもらったんだけど、どうもそのときに傷つけたのではないかと…  土曜日の夜ぐらいからおかしいなぁとは思っていたが、ここまでひどいことになるとは!  透析のときは血流を良くするために、ヘパリンを投入するから、それでたくさん血が出たのかな。  ガーゼお口にくわえて、ヘパリンを少なめにしてもらって、とりあえず過ごした。    そうこうしながらも、いつものアレルギー止めの薬が利いて、ほんわり眠くなってきた。  うとうとしかけたころ、外来受付にいる女性が入ってきて声おかけた。その言葉に、一瞬にして眠気が吹っ飛んだ。  「Amiさん、今度転院されるってことですので、今週中に未納分の診療費を払ってくださいね。」  おっと!診療費貯まってた、やばいですね。  けど、眠気が吹っ飛んだのは、診療費の貯めこんだ額が大きいからではない(笑)。  「今度転院されるということなので」の部分に驚いたからだ。  え?まだ決まってなかったの?とお思いの方もおられるかも知れないが、実に長い道のりだった。  優しく話しを聞いてくださった某医院の先生だったが、結局は私が盲導犬使用者であること、犬を受け入れる条件が整っていないことを理由に断られてしまった。  すっかり自信を無くし、さ迷うようにあちらこちらの病院の情報を集めながらも、また受け入れてもらえないのではないかと落ち込む日々。  現在の病院でも、無言のプレッシャーを感じながら、決してあせりやストレすに苦しむ表情を見せまいと頑張った。  アイメイト協会や、県議会の方にまで助言を受けながら、ようやく先週、好意的に私をう受け入れてくれそうな病院にたどり着いた。  受け入れ先からの最終決定は本日出たようで、私への連絡は、既に私が治療に入ってから届いたらしい。  後ほど携帯に伝言が残されていたわけだが、とにかく受付の彼女が声おかけてきた時点では、私はまだ知らなかったのだった。  「とうとう決まっちゃったんだねぇ。」  スタッフ二人がしみじみと言う。  「私会うの今日で最後かも知れんから、あっちでも頑張りなね。」  「最初たいへんやろうけど、Amiさんはすぐ人と仲良くなれるからさ、大丈夫やが。」  そんな言葉に、ついうるうるしてしまいそう。  みんないい人たちだ。進んで別れたいわけじゃない。  でももう行くしかないものね。  というわけで、来月一日に転院することになりました。  この件に関して、みなさんからもたくさん支えて励ましてもらって、すごく感謝してます。  spacer コメント(8件) setlinebe 2007. 7. 20. Fri 寝ぼけノエちゃん 急用ができたので、11時から休みをもらって学校を出た。  バスに、いつもより長く乗っていなくてはならない。40分近いかな?  涼しく心地良いので、ノエルは座席の下で昼ねを始めた。  私は絶好の読書タイム!  家の前のバス停にかかっても、街の中に来てもノエルは起きる気配がない。よほど熟睡してるらしい。  降りるところの一つ手前で揺り起こした。  ちょっとぐらい揺すっても反応がない。犬がここまで熟睡するなんて、信じられない!  いよいよ到着するので、無理やり引っ張り出して  「ほら、降りるよ。立って!」  と言った。  ノエルは寝ぼけたまま、どうやら私のあせった口調を、怒られているのと勘違いしたらしく、「ごめんなさい」のポーズをとっている。足腰ぐにゃぐにゃ。  「ちゃんと立って!行くよ、ほら、速く!」  あせるとついいらいらしたような声掛けになり、いっそうノエルお縮こまらせてしまう。  すっかり挙動不振になり、床に伏せようとしたり、あちこちの座席の下に入ろうとしたり。  しかたがないので、私が前に立って無理やりリードを引いてバスから降りた。  炎天下の戸外へ出てようやく目が覚めきったらしいノエルは、なんだ、怒ってんじゃないのか〜とでも言う風に、背伸びなどしながら体性を建て直して歩き出した。  その後の用事はノエルのおかげで順調にこなし、3時過ぎには病院へ行くことができた。  実はこういうことは今日が初めてではない。  つい先週の朝も、ここまでではなかったが、やはり同じように混乱した。  睡眠不測なのかな?  あんなに寝ぼけるなんて、何だか人間臭いというか何というかだねぇ。  spacer コメント(3件) setlinebe 2007. 7. 19. Thu ノエルちゃん鉢合わせ 最近ノエルの耳がひどく臭い。  これはまたしてもばい菌が滑動し始めたなぁ。  治療するなら1日も早いほうがいい。  土曜日まで待っていたら可愛そうなことになるかも知れない。  獣医さんに電話をしたら、6時半過ぎまでは病院を開けているというので、バスを乗り継いで連れていった。  到着してみると、小型犬が足がおかしいとかで来院していた。  歩き方が変で、ときどき「キャン!」と叫んだりするといって、ああでもない、こうでもないと、原因探しの検査が続いている。  検査結果が出るまで、外の車に行ったり、お父さんが抱っこして歩いていたりした。  しばらくして  「ノエルちゃんどうぞ〜」  と先生が言ったので診察室へ行こうとしたら  「あ、Amiさんはちょっと待ってて。ちっちゃいほうのノエルちゃんどうぞ」だって。  足を見てもらいにきたその子も、名前がノエルちゃんというらしかった。  そんなにたくさん、この名前つける人っているのかな?  盲導犬やその関係の犬でも他に2頭くらいいたし、家庭犬でも3頭知っている。  意外と多いみたい。  ちなみにノエルちゃんは男の子だった。彼を連れてきていたご夫婦の名字もけっこう私の名字に似ていた。    さて、耳のほうだけど、私が思うほどには悪くなっていなかった。  入り口のほうがより炎症が強かったのでひどそうに感じただけみたい。よかった。  ノエルはといえば、相変わらず診察台でびびってたけど、なぜか体は先生の思うがままにころころ向きを変えている。  「あれぇ、今日はおりこうだねぇ。どうしたの?」とか言われながら。  いつもだと、悪いほうの耳を下にして隠したりするのに、あまりおりこう過ぎて手元の調子が狂っちゃうなんて言われていた。  治療が終わってみるともう7時20分。  「お待たせしたお詫びに」と、先生が車で家まで送ってくださった。  本当にいつも親切な方である。  spacer コメント(0件) setlinebe 2007. 7. 17. Tue 家の電話のお仕事は?  昨夜病院に携帯電話を忘れてきてしまった。  非常に落ち着かない。  最近は家庭電話がめっきり出番を失い、携帯の番号しか教えてない人もけっこういたりするから、携帯が手元にないと、大事な電話やメールが入るのではないかと、とても不安。  病院に取りにいきたいけど、病院は職場と逆方向だし、今日は朝から授業がいっぱい。  しかたがないので、一か八かで親戚の人に取ってきてもらえないかと学校から電話してみたところ、「いいよ、取ってきちゃるわ」との返事。ああ、ありがたや!  携帯は夕方無事に私のもとへ戻ってきたのであった。    さて、話は携帯ではなく、めっきり使われなくなってる家電のほうなのだが、ここ1週間ほど、やたらに間違い電話が多い。  「ちょっと寄り道」にも間違い電話のエピソードを書いたけど、何か第二弾が書けそうな勢いでかかってくる。    先週の初め、雷がひどく鳴り続いた後、電話がおかしくなった。  バリバリ鳴っていたかと思うと、完全に不通になってしまった。  完全復旧にはけっこう時間がかかった。  ようやく調子が良くなったと思った直後に、間違い電話が。  先週の水曜日だったか、留守電に、県立図書館の貸し出し担当の人から、早く本を返してくださいと入っていた。  私県立図書館は一度も利用したことがないのにな。    次は木曜日、T中学へ公演に出かける日の朝。  「おはようございます。4年2組の読み聞かせに行かせていただくことになってる○○ですが」  おやおや、この人もどこかの学校へ及ばれか〜。思わず、お互い頑張りましょうとか言いたくなった(もちろん言ってはいないけど)。  公演を終えて帰宅すると今度は、意味不明な英語の電話がかかってきた。  もしもしと出たのに「ハロー?」と言われた。  どなたですか?と言ったら、何とかさんはいますかと、これまた英語で言われた。  英語で言ってるけど、発音は外国人みたいではなかった。上手なほうだったけど、絶対日本人だ。  思わず「Who?」と私まで聞き返している、変なの!  すると相手は「すみません、間違えました」みたいなことお、これまた英語で言って電話が切れた。ほんとに「ふー」だよ。    その後もちょっとした間違い電話がかかってきている。  「Mですけど、実家で用事があるのでお休みします。」  「Fさんのお宅ですか?え?違います?あれぇ?」  などなど。  私に用事があってかかってくることはほとんどないのに、間違いばかりでちょっとにぎやかになってる家の電話。  何だか可愛そうだね。いったい君の仕事って何なのよ?      spacer コメント(4件) setlinebe 2007. 7. 15. Sun 嵐が去って 今日の天気予報は曇りだったけど、実際には、かなり強い日差しが照りつけ、ずいぶん気温も高かった。  昨夜ぜんぜん眠れず、またしても体調を崩してしまった私。  3連休ずっと一人なんてやりきれない。  何としてでも外に出たかったのに、午前中いっぱい動くことができなかった。  日曜日に1日家にいるのって、なんだかものすごく悲しい。  午後、とりあえずノエルを洗うことにしてたので、頭が痛いけど作業に取り掛かった。  わりとおとなしくしててくれたから良かった。ありがとう、ノエ。  ノエルもきれいになったし、これでしばらく雨が降らなければいいんだけどなぁ。  それにしても、台風は今日は既に遥か関東の向こうまで移動してたはずなのに、いつまでもいつまでも風が強かった。  やはりかなりでっかいんだな。  もう台風来なくていいからね!  spacer コメント(2件) setlinebe 2007. 7. 14. Sat 大荒れ 朝から雨風が暴れていた。  テレビでは、海岸と、市役所付近の川辺に中継が出て、台風のすさまじさを報告している。  見てるほうが、アナウンサーの安全確保は大丈夫なんだろうかと、気になってしかたない。  昼過ぎに鹿児島に上陸した台風は、宮崎の上を通過していった模様。  はたしてどのくらいの被害が出たのか、今のところ私は知らない。  14号のときみたいにいつまでもぐずぐずしてるタイプでなかったのがせめてもの救いかな?  みなさんご無事でしょうか?  これから台風を迎えられるみなさんも、十分お気をつけください。  spacer コメント(0件) setlinebe 2007. 7. 13. Fri 台風がやってくる! 連日の大雨で、川もだいぶ危ない状態になっているのに、これからでっかい台風がやってくるという。  うわさによると、一昨年の14号を上回るほどのパワーがあるとか。まじですかいな!宮崎水没しちゃうんじゃないの?!(@_@)  県内でも特に北のほうはもう交通も麻痺状態。一部地域では、住民が避難し始めている。  学校は授業を午前中で打ち切り、給食時間も1時間早めて、生徒を帰すことになった。  それでもなお間に合わなそうな生徒は、2時間目から随時帰っていく。  が、中には駅まで行って引き返してくる人もいた。電車が途中からストップしていて、乗ったところでしかたがないというわけだ。  家族に迎えにきてもらって、回り道して帰る人、急遽寄宿舎を開けてもらって週末も残る人など、さまざまのようだ。  生徒が帰った後、とりあえず職員は残り、放課後に予定されていた会議を早めにやったりなどしながら過ごすことに。  私は通院日なので、先のことが気になる。停電とか断水とかになれば、透析は受けられない。大丈夫かな?  落ち着かない気持ちで会議に参加していると、タイミング良く(?)電話がかかってきた。  台風が近づいているから、できるだけ早く病院に来なさいとのこと。  弾かれたように立ち上がり、タクシーを呼んで、5分後にはもう乗り込んでいた。  3時20分から治療を開始、無事4.5時間回してもらって、8時過ぎに帰宅。  あとは台風が過ぎ去るまで家に閉じこもる予定。  水害が広がりつつある西都市から病院に来ている友達は、これから家に帰るのは無理なので、今日は市内のホテルに泊まると言っていた。たいへんだなぁー!先に言ってくれれば私んちに泊めてあげたのにな。  泊まるといえば、うちの学校の事務長が現在沖縄出張中。  今日宮崎に戻る予定だったけど、台風に直撃され、飛行機が飛ばないので、今夜も那覇に留まるしかない。  那覇は明日には穏やかになるだろうけど、今度は宮崎が大荒れなので、やはり帰れないだろう。  1泊出張の予定が、とんだ長居になりそうとのこと。お気の毒です。  ほんとにこの台風、心配。宮崎は無事乗り切れるのかな。  皆さんどうぞ気をつけてね!  spacer コメント(4件) setlinebe 2007. 7. 12. Thu 久々に公演 T町の中学校で盲導犬についての講話をした。  私の学校から車で1時間以上かかるのにわざわざ呼んでいただいて感謝。  中学1年生102名が、体育館に集まり、私の話を聞いてくれた。  真剣な眼差しで聞いてくれてたようだけど、話し始める前に「静かに話を聞くように」との注意があったためか、ひどく静かだった。  視覚障害者が公演などする場合は、ある程度感情を声に出してくれたほうが、互いの距離を短く感じられるものなのだが…  一生顕名質問を投げかけたり、話しかけてみたりすると、遠慮がちにささやき声で応答する。  ノエルがみんなの前で仕事ぶりを披露してみせたときには、拍手が沸き起こり、なんだかうれしくなった。  拍手といえば、入退場の際の拍手。これは少々控えめにしていただけると助かるんだなぁ。  歩く方向を指示してくれる人の声が聞き取れなかったり、私の声がノエルに伝わらなかったりするからだ。  というようなことを含めて、今回は少々打ち合わせ不足の感があったかも。  T中学の先生がこれをもし見てくださっていたら、次回の参考までに、よろしくお願いします。  「盲導犬ってやっぱりすごい」  中学生がそんな感想を言ってくれた。  ノエルも褒められてうれしいことだろう。  が、中学生ならもう一つ分かってほしいことがある。  確かに盲導犬はすごい。でも私が伝えたいのは、盲導犬との共動生活によって、私たちが私たちなりに社会で自由に生きていこうとしていることだ。  私たちの仲間全てが盲導犬を選んでいるわけではないけれど、私たちみんなそれぞれに、人としてごく普通に暮らしていきたいと思ってる。  そのことが一番伝えたかったです。  分かるかなぁ?もしこれを見ていたら、今一度そのことを考えてみてくださいね。  spacer コメント(0件) setlinebe 2007. 7. 9. Mon 雨 帰りに豪雨に遭ってしまった。  バス停に付いて、あと2・3分でバスが来るというときに、ざぁ〜っときた。  傘なんか、何の役にも立たないぐらい激しく降る。  バスに乗ったときには、洋服は洗濯機から引き上げたばかりのようにドッポリと水を含み、髪の毛も、搾ればボタボタと水が落ちる。  こんな状態では、座席に座るのも躊躇われる。  ノエルの顔の毛はベットリ顔面に張り付き、耳からも水滴が滴り落ちていた。  なのに、バスを降りる頃には、雨はやみ、夕日まで出てきているありさま。  まったくついてない。  家に帰ってノエルのレインコートを脱がすと、中まで水が染み込んでいた。  そのまま洗ってしまいたかったが、どうせまた明日も降り続くんだろうから、いくら綺麗にしても無駄になる。  濡れた犬の体は変な臭いがする。  何とか臭いだけは消したいが、濡れた後は皮膚が柔らかくなるのでブラシはあまりできない。  毛が乾いてから、ベビーパウダーで全身をこすり、熱く搾ったタオルで拭いていく。  ただでさえノエルがおなかを舐めたりするのでいらいらするのに、まるで私をあざ笑うみたいに降り続く雨が、本当に忌々しい。    spacer コメント(3件) setlinebe 2007. 7. 6. Fri フロアバレーの結果 準決勝で熊本に破れたと連絡があった。  さすがに熊本は強いなぁ。何をやっても強い学校だ。  生徒からも、残念そうなメールが来た。  でも、みんなよく頑張ったよ!立派です。  その後3位決定戦があるものと思っていたら、鹿児島・熊本方面の雨がひどいため、帰りの交通が懸念されるので試合中止とのこと。  よって宮崎と鹿児島が同列3位になったようです。  皆さんお疲れ様でした!  無事帰られたでしょうか?  spacer コメント(4件) setlinebe 2007. 7. 5. Thu やりました! 忙しくて休む時間が1分もない日は辛いけど、授業の一つもなく、じっと座っている1日もまたしんどい。  仕事をしてもだらだらとなって眠くなるし、やっぱり適度な変化がほしいところ。  ノエルも、いつになったら教室に行けるのかと、ときどき顔を上げてはこちらを見ている。  お昼が近くなると、職員室の気温も上がってきて、誰かが、クーラーをつけようと言い出した。  「今日はいらないんじゃないの?」  「いやぁ、ノエちゃんがのびちゃったらいけないし、入れてあげましょうよ」  (ん?何だかノエが口実に使われている)  そんなことを言いながらついにクーラーのスイッチが圧された。    そうしているころ、鹿児島では、我が校が沖縄と試合をしているのだった。  やがてお昼を過ぎたころ、引率している先生からメールが届いた。  「勝ちましたよ!」  やった!!1勝だ。  そして午後、今度は北九州と戦い、これも大量の点を取って勝利したと連絡があった。  校内に放送が流れ、どこかで拍手をしているのが聞こえてきた。  いよいよ明日は決勝トーナメントだそうだ。強剛チームとも戦わなくちゃならないし、まだまだ道は遠い。  入賞するといいな。頑張れみんな!  spacer コメント(2件) setlinebe 2007. 7. 4. Wed 学校の留守番 昨日から、南九州は大雨。宮崎はそこまでないけど、鹿児島はすごいらしい。  線路脇で土砂崩れが起き、たまたま走行中の列車に土砂が降りかかってきたとか。  幸いけが人はなかったらしいが、想像するとかなり怖い。  さて、その大雨の鹿児島に向けて、フロアバレー部の生徒たちが出かけていった。  九州大会が鹿児島市で行われるからだ。  五善9時前に、学校の玄関で彼らを見送った。  頑張ってきますとの挨拶も爽やかに、エールを交わしてバスに乗り込む。バスの中と外で手を振り合う。  大会に参加する子もしない子も、一体となって盛り上がる。自分が生徒のころにいた都会の学校では決してなかった光景である。  何かいいなぁ〜!がんばれ〜!!    もともと30数名しかいないのに、10名ほども出かけていき、校内はすっかり静かになった。  特に中学部と普通科は、残るのはそれぞれ1名で、まるっきり開店休業みたい。  授業もほとんどなくなり、なんだか昨日のあわただしさや緊張がうそみたいに、のんびり静かに時間が過ぎていく。    それにしてもほんとに天気が悪いのにはまいった。  雨もときどきざぁ〜っと降ったが、驚風が吹くのがたまらない。  私の座席から腕1本くらい離れたところに掲示板があって、その下にノエルが寝転んでいる。  五善10時頃、強い突風が吹いて、掲示板の紙類を全部吹き飛ばした。  画鋲が飛び散る。危ないなぁ!  拾い集めて、他の先生が紙類を掲示板に戻した。  仕事を続けていると、またまた突風。舞い散る掲示物。  再びもとに戻して、画鋲を拾い集め、もう他には落ちていないかと床を点検していた先生が  「ああっ、ノエちゃんの足に画鋲刺さってる!!」  あわててノエルの前足に触ると、たしかにそこに画鋲が!本当に、皮膚に突き刺さっているのだ。  きっと1回目の突風のときかに刺さったのだろう。  あれから1時間も、ノエルは足に画鋲が刺さったまま、何もうったえずに寝ていたのだろうか。  それとも何か伝えてくれてたのだろうか。  とにかく、立ち上がらせる前に発見できてよかった。  痛かったね。気づかなくてごめんね。  spacer コメント(0件) setlinebe 2007. 7. 3. Tue 指導主事訪問 今年度から本格的に「特別支援教育」が始まって、まずはうちの学校が指導主事訪問を受けることになった。  つまり、県の偉い先生方がみえて、授業を見たり、教育のあり方について協議したりする1日である。  特別支援質の人、高校教育科の人、その他合計21名もの先生方が、朝から校内をあちらこちらされている。  教員は一人残らず、その日の授業の中から一つ選んで指導案を書き、公開授業を行う。  私は高校1年の英語の授業をしたが、このクラスの授業をピックアップした先生が他にも二人いらして、何だかこれでは生徒のほうがたいへんかな?なんてちょっと思ったり。  やはりうちの学校の特色がよく出るクラスということで、先生たちの選ぶクラスが1・2学級に集中する。  私の授業は2時間目だったが、始まってしばらくしたころ、職員室から教材のCDお持ってきていないことに気づき、頭が真っ白。  しかし幸い私は同様や緊張があまり顔に出ない性質(たち)なので、平静を装い、おそまつな私の肉声で乗り切った。  後で聞いてみると、ハプニングは私のところだけでなく、私より先輩の先生の中にも舞い上がった人はいたらしい。やっぱみんな人間ってことだね(生徒のみなさんご安心を)。  夕方の協議の中で、英語の指導主事から、授業についてのコメントがあった。  私がまさに「どうしようかなぁ」と日々悩んでいる部分お私的された。  解決方法があればとっくに実践してるのだが…生徒の成長過程を見ておられたわけではないのでしかたがない。  やぁ、とにかく今日は緊張して疲れましたです。  spacer コメント(0件) setlinebe 2007. 7. 1. Sun お腹だけシャンプー  今日の暑さはどえらくすさまじい!まるでオーブンに入れられて、丸焼きにされてるみたいだ。   教会から家まで歩いて帰ったが、2本足の私でさえ、熱風に打ちのめされそうなのだ。ましてや、地面に近いノエルの暑さはどれほどだろう?家に着く前に倒れてしまったらどうしよう?   そんな心肺をしていると、途中の薬局に入ろうよと、ノエルのほうが私を誘ってきた(ちらちらそちらを見ながら、鼻で私の足をつつく)。   私も涼しい店内の空気を想像して、思わず足がそっちに向いてしまった。   ノエルをブラッシングするときの粉(たんなるベビーパウダーだが、これがかなりいいのだ)を買って、さぁあと一頑張りとノエルを呼んだが、なかなか立ち上がらない。かなりきてるなぁ。     どうにかこうにか家にたどり着き、しばらく休んだ後、ブラッシングをしようと、先ほどのベビーパウダーを開けかけたが、急に気が変わった。   パウダーしてもあまり効果がないかも。   ノエルはこのごろお腹をやたらに舐める。   少し痒いらしい。前よりは収まってきたけど、アレルギーっぽい感じで、やめなさいと叱るのも可愛そうだけど、舐めればすぐに臭くなるので困る。  パウダーでパタパタしても、除菌消臭スプレーで拭いても、またすぐに臭くなる。もう、勘弁してくれ!!   自分でもいやだなぁと思っているので、人から言われるのはよけい辛い。ノエルも辛いし私も辛い。   ああ、よりにもよってなんでこんなタイミングでアレルギーになるんだよ〜!   ブラシを見せながらお風呂に誘い込んだ。   お風呂でブラシをするのだと思ったノエルは、すなおについてきた。   お風呂の椅子に前足をかけて立つ。   「すごぉーい!いい子だねぇー!」  と褒めちぎりながら、すかさず後ろのドアを閉め、お湯を汲んで、ノエルのお腹を濡らしていく。   ノエルは何が始まったのか分からず、ただじっと立っていた。   シャンプーをあわ立て、お腹にブクブクつけていく。   このあたりでノエルがいやがって床に座り込むだろうと予想していたのだが、意外にも本日のノエさんは本当に良い子だった。   お腹を泡で洗い、シャワーで流し、タオルで拭くまで、じっと我慢して椅子に立ち続けてくれたのだ。   ノエルが私に協力してくれてる!   熱いものがこみ上げてくる。   ノエルのこの鋭敏な感性と優しさに、私は支えられている。   いやなことばかりしてごめんね。   いつもありがとう。   

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