2007年2月













2007. 2. 24. Sat
ショッピング
友達とデパートに買い物に行った。 
デパートで洋服を見たりなんて、もうどれくらいしてなかったかな? 
母親が以前のようにショッピングに付き合ってくれなくなったし、妹は遠いし、地元に友達もあまりいないし、自分一人で店員さんだけを頼りに買い物するのは正直しんどい。 
洋服買うのもほとんど通販ばかりで、なじみの店もないという状態。 
決しておしゃれが嫌いなわけではない。でも、あんまり人の格好を見て真似るとかできないから、何をどうしていいか分からないし、店で「これ似合いますよ」って言われても、どこまで本気にしていいか分からない。 
ってな話を友達にしたら、自分の行きつけの店にはamiの好きそうな服があるし、いい店員さんもいるから今度行こうということになって、ついに今日それを実行に移したわけだ。 
彼女はとてもセンスがいいし、流行やコーディネートにも詳しいから、安心して任せられる。 
彼女が行き着けのお店を3箇所ぐらい教えてもらって、あれやこれや見ていたら、本当にあれもこれもいいなぁと思えて。 
とりあえず昼食を取りながら、何を買うか考えることに。 
おしゃべりしながら楽しく食事をして、買うものを三つほど決めて、元の店に戻ってみたら、なんと、ほしい服のうち二つは売れてしまっていた。 
考えなおして別なのをゲット。 
1日付き合ってもらって悪いなぁと思っていたら、彼女のほうもちゃんと可愛い服を二つ買っていたから良かった 
普段から、不調の体を酷使して、ストレス溜め込んでがんばってんだし、たまにはぱぁーっと買い物でも行きたいね、などと話ながら帰途に着いた。 


2007. 2. 21. Wed
幼稚園で
中3の生徒が家庭科で子供や保育について学習したようで、その総仕上げとして、学校近くの幼稚園を訪問することになった。 
初めは生徒と家庭科担当教諭だけが出かける予定だったのだけど、幼稚園から、私にも来てほしいとリクエストが来てしまった(私じゃなくて、ノエルに来てほしいということなのだが)。 
3人で幼稚園に到着すると、50人ほどもいそうな子供たちが、おしゃべりもせずにきちんと並んで待っていてくれた。 
まず私がノエルを紹介。少し話しもしてほしいということだったので、子供たちに分かるように易しい言葉を選びながら話した。 
今まで小学校にはいっぱい出かけているけど、ここまで小さい子に話したことがないので、伝わるのかちょっと心配だった。でもそれなりに分かってくれてたみたい。 
犬に触りたくても勝手に手を出さないで、まず触っていいか尋ねてみようね、と言っておいたところが、後になってさぁたいへん。 
何十人もいる子供たちが、次から次へと 
「触ってもいいですか」と口々に言っている。 
触らせてあげようにも、50回も「いいよ」って言うのは、なかなか忍耐のいる作業ですよ。 
盲導犬のお話の次は、生徒が点訳絵本お使って読み聞かせをした。 
絵の上に透明なタックシールで絵の形が貼り付けてあり、本文も点字で貼り付けてある。 
年長さん20名ほどが生徒を取り巻くように座りお話を楽しんでくれたが、生徒が読んでいるプツプツの文字に触ってみたくてたまらないらしく、あちこちから手賀伸びていたとのこと。 
その後年中さんのクラスで一緒に遊んで学習終了となった。 
それにしてもお行儀の良い子たちだったなぁ。このまえ行った小学校の3年生より話を聞く態度がいいみたいだった。 
 

2007. 2. 20. Tue
ミスコミュニケーション
仕事から帰る途中、ノーリードの小型犬に纏わりつかれた。 
ノエルの行く手をチョロチョロと邪魔して回って、実に迷惑。 
飼い主はといえば、スタスタと前を歩いている模様。が、さすがに異変に気づいたようで、あわてて犬のところへ走り寄ってきた。 
「こら、だめだよ。すみませんねぇ。」 
と言いながら犬を抱き上げたが、犬は激しく吠えはじめた。ギャンギャン、ギャンギャンすさまじい。あのちっこい体で、よくあんなでかい声が出るなぁ! 
飼い主(おそらく50代くらいの女性)は、何とかして犬を黙らせようと、せっせと言い聞かせているが、まるっきり犬には通じない。それどころか、一層けたたましく、渾身の力お振るってわめいている。 
申し訳ないけど、ほっといて立ち去ることにした。とにかくうるさくてやってられんし、だいたい公道でノーリードは禁止ですわよ! 
飼い主にだめだと言われれば言われるほど向きになって吠えまくる犬って、今日に限らずけっこう見かけるものだ。 
なぜそうなるのか?いつか本で読んだ話だけど、あんな風に言い聞かせる感じで注意されても、犬は、飼い主が自分を褒めてくれてるとしか思わないらしい。 
あるいは少々強く叱ったとしても、「ああ、この人私を応援してくれてんだな。よ〜し、んなら頑張るぞ〜!」と、ますます張り切って吠えるとか。 
飼い主の思いと、犬の解釈が完全にずれている。ミスコミュニケーション!! 
これはほんの一例だけど、動物とめちゃめちゃ心が通じているつもりでも、実はまるで食い違ってるなんてことは、他にもざらにあるんだろうなぁ。 

2007. 2. 17. Sat
明日の天気は?
朝からずっと「雨の確率」が70とか80とか、とにかく外出するのは絶望的なので、おとなしく家に閉じこもっていた。 
でも明日は晴れということなので、それを信じて、ノエルをシャンプーすることに。 
どんなに外がザンザン降りだって、明日が良ければそれでいいのだ。 
だけどノエちゃんにしてみれば、大好きなお出かけはできず、大嫌いなシャンプーはしなけりゃならないのだから、いい迷惑だね。 
さて、ココナッツシャンプーのおかげで幾分いやがりかたが和らいだノエちゃんを「いい子ねえ!」と誉め誉め作戦で無事洗い上げ、ほっと一息。テレビなどつけてのんびりしていたら、またまた天気予報が始まった。 
「明日は、晴れ一時雨でしょう」なんて言ってる。 
えっ、雨降るかも知れない?私が出かけるときが「一時」に当たっちゃったらどうしよう?私の努力と、ノエちゃんの我慢がだいなしだ!どうかそうなりませんように! 
しかし、晴れ一時雨ってどういうの?晴天の空からいきなりザザーッと降ってくるのかな? 

2007. 2. 13. Tue
文化の交流
いつも学校に来てくれる(といっても、近くの高校と掛け持ちだが)ALT(外国語実習助手)と、中学部の生徒とが交流の時間を持った。 
普段は各学級で英語の時間に入ってもらうだけだから、クラスの枠を超えて、英語以外の学習活動を行うというのが、何だか新鮮だ。 
まずは生徒、職員、ALTが一緒になってお汁粉作りをやった。 
まぁ、メインは白玉作りのほうで、お汁粉自体は、あんこを使ったのだが。 
豆を甘く調味してある日本の料理は苦手という外国人はけっこう多いから、喜んでもらえるか心配だったけど、どうやらたいへんお気にめした様子。お変わりまでして食べてくれた。 
ちなみにアメリカでは、豆をつぶして塩、ケチャップ、スパイスなどで味つけをした料理がわりと頻繁に登場する。それが私にはどうも体に合わなくて苦労したことを、今もときどき思い出す。 
 
後半は、歌を歌ったりゲームをしたり。それから明日はバレンタインデーということで、みんなでバレンタインカードを作った。 
こちらでは、バレンタインデーはもっぱら女性が男性へ気持ちを伝える日となっているが、アメリカでは、あらゆる人が、恋人、大切な友達、家族などへカードやお花を届ける習慣になっている。 
これもまた一つの文化の違いか。 
日本語と英語がチャンポンに飛び交い、とても楽しい雰囲気で時間が流れていた。 


2007. 2. 12. Mon
ラッキーアイスクリーム
3連休だったけど、結局体長が安定しないままに終わってしまった。 
いやになるなぁ。あまり続くと、何でもかんでも否定したくなる。 
生きていくために病院の世話にならないといけないけど、病院に行ったらまたしんどくなる。この繰り返しでかなりへとへと。 
ま、そんな愚痴はおいといて… 
病院に行く途中に、ここから歩いて7・8分のところにあるコンビニで買い物をした。 
明日の朝食のパンや、病院でICレコーダーを聞くための電池などを買ったところ、くじを引いてくださいとレジのお兄さんが言ったので、箱の中おかき回して1枚引いた。 
かき回して一度捕まえたのを取り落としてしまったのでもう一度適当にピックアップ。 
「ああ、こういうときにカギって、落とす前のが当たってたりするんだよねぇ」 
などと言いながらお兄さんにくじを見せたら 
「いやいや、これが当たりですよ。アイスクリームです。持ってきますねぇ。」 
な、なに?アイスクリーム?! 
めったに当たりなんか引かないのに、たまに当たればアイスクリーム、しかもこれから病院で5時間近く寝てなくちゃならないのに。ソフトクリームみたいな、美味しそうなアイスクリームを持ってお兄さんが戻ってきた。 
さてどうするべきか?引き返して家の冷蔵庫に入れる?(遠すぎる) 
病院へ行って、治療始める前にさっさと食べちゃう?(味わう余裕がなくてもったいない)結局出した結論「病院のスタッフの人たちが休憩するところに冷蔵庫あるはずだから、預かってもらおう。」 
 
透析室のドアを開けるなり「お願いがあるんだけど」と事情を話したところ、看護師さんが快くアイスクリームを預かってくれた。 
しかもご丁寧に、後で忘れないようにと、カルテに 
「アイスクリームを帰るときAmiさんに渡す」な〜んて書いている。 
毎時間血圧を測りにきたり、食事の世話をしてくれたりするために、何人もの看護師さんがカルテを見るのだけど、そのたびに 
「アイスクリームを渡すって何?」 
と聞かれ、その都度ことの経緯を話す私。わざわざ確認しに行く人までいて、とても注目を浴びるアイスクリームなのであった。 


2007. 2. 9. Fri
ちょっとピンチ
宮崎というところは、全国でもトップクラスの車社会で、生活エリアが年々郊外に集中してきている。 
車を持っている人なら、一っ走りすればたどり着けるところに、いくらでも便利なお店なんかがあるけど、私たちのように車はおろか、自転車にさえ乗れないとなると、本当に困る。 
このへんも、コンビニとか、ちょっとした雑貨を売ってるお店ならあるけれど、生鮮食品を置いてあるスーパーのようなところは無い。 
一番近いスーパーは、バスに乗るか、20分くらい歩くかしなければならない。 
まぁそれでも、あるだけ良い。どうしても必要なものができたときは、そのスーパーを利用していた。ただし普段はもっぱら生協の宅配に頼る。 
最近その唯一私が自力で利用できるスーパーが、食料コーナー意外のエリア(衣料とか家庭用品とか)を残して弊店したといううわさを聞いた。 
理由は知らない。それこそ利用者が少なくなったからか? 
とりあえず食料コーナーが残っていればまだいいか。ちょうど今週うっかりしてて、生協に注文を出しそびれて、配達が無いので、買い物に行かなきゃと思っていたのだが… 
さっき、病院で、何かの話の流れから「明日買い物に行かなきゃ」と看護師さんに言ったところ 
「あ、あそこ今やってないよ。」 
と言う。 
なんと、食料のエリアも含めて全部弊店しているとか。そのうちリニューアルするらしいけど、いったいどんな形でオープンするのかは不明。 
まぁ、永遠に無くなるのでなかっただけ良いけど、それにしてもこれからしばらく、困ったことになったな。 
生協の配達は来ないし、我が家の食料難が訪れるか?ピンチな事態だ! 


2007. 2. 8. Thu
哲学を語る職人さん
中学生のための進路講演会があって、国語の先生の小学校時代からの知り合いという方がお話にきてくださった。 
この人は、箆鮒釣りの竿を作る職人さんで、新聞にも何度となく登場されたくらい有名な人なのだそうだ。 
子供のころから箆鮒釣りに夢中になり、中学生活最後の夏休みに偶然手にした雑誌がきっかけで竿士になることを決意。卒業と同時に竿作りの修行のため、その道の親方に弟子入りしたという。 
竿の材料となる竹や、竹を加工するのに使う道具などを触らせてくださりながら、とても矯味深い話をし聞かせてくださった。 
自分がその道を選んだ理由や、仕事の内容ももちろん話してくれたけど、それよりもっともっと深い、哲学的な言葉が、彼の口から次々に飛び出した。 
箆鮒釣りは、食べるための獲物を捕まえるのを目的としたものではなく、一度釣った鮒をすぐに水に逃がすらしい。 
だから釣り針もデリケートで、竿はしなりを良くし、できるだけ魚を弱らせずに引き寄せることが大切なのだという。 
魚自信が、自分が今人間に釣られているなんて感じないくらい夢心地で引き寄せられるようにしてあげる。箆鮒釣りは、自分の人間としての優しさを試す釣りだと言っていたのが印象的だった。 
魚と対話し、また釣り竿になる竹と対話する。 
決して力づくでやらず、どこまでも優しく、心を込めて命と向き合う。 
僅か32歳の彼が語るそれらの言葉に、すっかり引き込まれてしまった。 
釣竿なんてまるで縁のない私。こんな機会がなければ決してお話を聞くチャンスなどなかっただろう。 
貴重な一時に感謝。 


2007. 2. 7. Wed
変なもの食べるやつ!
節分のときにでも使った残りだろうか、職員室に、大量の殻付きピーナッツがおいてあった(こちらでは多くの場合豆まきにはピーナッツを使う)。 
昨日から、あちらでもパチン、こちらでもパチンと、豆をつまみ食いしてる人を見かけていたのだけど、誰かがそのピーナッツを落っことしていたらしい。 
それを目(鼻?)聡く見つけたノエちゃんが、パクリとやった。 
机に向かって仕事をしていたら、いきなりカリカリッと聞こえる。 
ピーナッツを前に食べたことがあるから、思わず拾ってしまったのだと思う。 
ところが、ピーナッツだけ選んで食べたのかと思ったら、何と、殻も残ってなかった。 
感心するやら、呆れるやら。そんな素早さで、あんなものを食べちゃうなんて。 
ちゃんと消化するんだろうか? 
 


2007. 2. 6. Tue
操縦不可能な私
土曜日の夜中から、突然調子が悪くなってしまった。 
それまで何の前触れもなく、ピンピンしてたのに、夜中具合が悪くてまったく眠れない。結局睡眠時間30分以下という状態で朝を迎えることに。 
血圧大暴走。昨日も、かゆみやら、目の痛みやら、何やらありとあらゆるトラブルで完全にへたり込んでしまった。 
しんどい。何でこんないきなりダウンする? 
体長に気をつけてねとか、頑張ってねとか、人は私を思っていろんな言葉をかけてくれる。それらは全部嬉しいしありがたいけど、コントロール不可能な自分には、いいかげんうんざりする。 
これをすれば体長がキープできるとか、こういう風に気をつければもっと楽に過ごせるとかいう方法が分かれば苦労しないのに。 
完璧ぐったりモードの私。心までへこたれている。 
何とかしなきゃ。つぶれたらいかん!墜落する前に、気持ちから立て直せ! 
こんなときは寝るにかぎるね。おやすみなさい。 


2007. 2. 2. Fri
ノエちゃんの目力
昨日からずいぶん冷え込んでいる。 
宮崎市でも一部地域では雪っぽいものが舞っていたとか。山間部では、最高気温が氷点下なんてところもあったようだ。 
朝、ぶるぶる震えながらバスを待っていた私たち。暖かい車内に入ると、何だかとってもほっとした。 
今日は私立高校の入試だそうで、いつもバスに乗ってる高校生がいない。 
ノエルはお気に入りの一番後ろの席へと、嬉しそうに渡しをひっぱっていく。 
長いシートの右端には、毎朝一緒になる獣医さんが座っていたので、私は左端の席に座った。 
ノエルを足下に呼び入れたら、とりあえずは入ってきたけど、すぐにごそごそ這いだしてしまった。 
まあ、他に誰もいないからいいかと無視していたら、1・2分して、獣医さんが声をかけてきた。 
「ノエルがこっちの席に来たそうだから替わりましょう。僕がそっちに座りますよ。」 
実は、右の席の足下には、ヒーターの温風がいい心地に吹き出している箇所があるのだ。ノエルはそれにあたりたくてたまらないらしかった。一度は我慢して私の足下に入ったものの、やはり諦めきれなくて、獣医さんの顔をじいーっと見ていたのだそうだ。 
「ねえねえ、そこ譲ってくれないかなあ?」 
ってうったえるノエちゃんに獣医さんが負けた。 
「獣医やってるとねぇ、こういう動物の目に弱くって〜!」 
苦笑しながら、彼は立ち上がり、私が彼のいた席へ。ノエルはさっきとはうって変わって、素早い動きで私の足元へ潜り込んでくるのだった。 




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