2005年11月 今月は菊の花を画いた千代紙のような背景です。 11月27日(日) ☆女性にとっての結婚って? 同僚の社会化の先生(男性)が結婚式を挙げられ、披露宴にご招待を受けたので、職場のみんなで行ってきた。 思えば、披露宴に出席するのって、ずいぶん久しぶりだ。ひょっとして、妹が結婚したとき(99年)以来ではないだろうか。 90年代の後半は周りが結婚ラッシュだった。その後は出産ラッシュ。 それが過ぎると、周りにおめでたい話もなく、自分はそういうこととはまるで無関係にこの歳まで暮らしてきた(まるで無関係ってのとはちょっと違うかも知れないが、結局のところ未だ独身なのでね)。 そんなわけで、今日は久々に、夫婦になられたお二人の師ああ早稲な様子に接して、とても新鮮な気持ちになった。 それにしても、披露宴というと、たいてい、花嫁が最後に両親への手紙を読んであげるけど、私はあの手紙のお決まりの言い回しに抵抗を感じてしまうのである。 「今まで育ててくれてありがとう。これからは○○家に戸ついで、○○□□子として生きていきます…」 何か元の家をまったく捨て去るような響きを感じてしまう。 「お嫁さんをもらう」とか「お嬢さんを僕にください。」とかも嫌いな表現である。 結納の儀式もあまり好きではない。 日本の法律では、夫婦が一つの名字に統一しなければ、婚姻とは認められない。将来のいろいろなことを考えれば、名前を統一しておくのは得策には違いないが、それだけの理由であれば納得もできるのだ。 が、現状は、名前を統一すること=女性が自分の家系を離れて、相手の家系に連なるというニュアンスなのだ。 本当はそんなことではないと想う。自分の家族は相手の家族になるし、相手の家族は自分の家族になる。やり取りではなく、結びつきなのじゃないだろうか? 名前についていえば、私は別姓でも良いと想うが、私の知り合いで、どちらの名字でもなく、お互いの名字の一文字ずつを使って新たに名字を生み出して戸籍を登録した人があった。なかなか良いなぁと想ったものである。 妹が結婚したとき、お決まりの「両親への手紙」があったが、妹の文章の中には「今日から○○家の嫁として生きていきます」的な表現はなかった。今までの感謝と、これからも家族としてよろしくというようなことが述べられていたと想う。シンプルな手紙だったけど、お嫁さんの手紙としては、あれが一番私にはすんなり心になじめた気がする。 今日も手紙を聞きながらそんなことを考えている、ひねくれ物のAmiなのであった。 r 11月26日(土) ☆センチメント 最近職場その他で 「ノエちゃん痩せたよねぇ?」 と言われることが多くなって、私も、そういえばそうかなぁという気がしていたので、予防接種の時期でもあり、体重を計ってもらった。 19.5キロ。実に1年半ぶりに20キロを下回っている。 前回計ったときより800グラムも落ちているので、ちょっと驚いた。 ダイエットしていたのだから、喜んでも良さそうなものだが、ちょっと急過ぎやしないかと、心配になる。 背骨の両脇に、またまた脂肪腫らしきものが出現。ただの脂肪腫ならいいけれど、 「背骨のわきにできるのは、あんまり嬉しくないなぁ」と先生がおっしゃるので、ますます不安になる。 もし大きくなるようなら、またあの痛い検査を受けさせなければならない。それだけでも可愛そうだ。 元気ピンピンしてて、眼も、内臓もこれといって悪くないノエルだけど、やっぱり10歳になってるから、気をつけていないといけない。 今年は9種混合のワクチンをうってもらって、健康管理手帳に証明のシールを貼ってもらった。 先生の奥様が、シールを貼りながら、 「また1年後に受けてね。」 とおっしゃる。1年後に受けるときも、こうして私と一緒にここを訪れるのだろうか? 何かにつけて感傷的になるこのごろである。 11月23日(水) ☆久しぶりのフローランテ 勤労感謝の日。良い天気。 HPに来てくれる方お二人と、以前から約束していたお出かけをした。 昨年妹と姪っ子とよく訪れた花の公園「フローランテ宮崎」。 これから冬だというのに、園内はいろとりどり、たくさんの花が咲いて、まるで別世界。 お友達の一人が、とても植物に詳しいので、触りながらいろんなことを教えてもらって、楽しい&勉強になる一時だった。 そうして園内を歩き回っている最中に、とても不思議なことをいうおばさんに会った。 ノエルと歩いている私を見つけると、 いきなり 「まぁ、可愛そうに。この子何歳?15か16ぐらい?」 そんなによぼよぼには見えないはずだけどと想いながら、10歳ですと答えたら、ますます変なことを言う。 「ええ?10歳?10歳っていったら、人間の56歳でしょ?なのにもうこんなになっちゃったの?」 さっぱりわけが分からない。56歳かどうかは知らないけど、「こんなになっちゃった」とは何のことだ? しばらくおばさんと、まったくかみ合わない会話をしていたが、突然その人が 「あっ、ごめんなさい。」 と言い出した。 どうやら相手は、ノエルのしているハーネスを、盲導犬のものとは思わず、足腰の弱った犬の歩行を助ける補助具と想われたらしい。 私が支えて歩いてるわけじゃなくて、ノエルのほうが助けてくれてるのにね。 相手がタイミング良く気づいてくれたからいいものの、本当にあせったよ。 11月19日(土) ☆ニューフェイス、リリー 先月から、実家で子犬を飼い始めたと聞いて、早く会いたいと想っていたが、ようやく今日それが叶った。 宮城県からやってきたイングリッシュ・セターの女の子で、ナマエヲ「リリー」トイウ。8年前まで我が家にいたサリーの子孫にあたるらしい。 わくわくしながら、我が家へ続く坂道を上っていくと、ちょうど外出から帰るらしい母とばったり出会った。 喜んでノエルが近寄っていくが、母の前で足を止めて固まっている。犬の臭いを嗅ぎつけたらしい。既に口から涎が出ている。 家にたどり着くと、ノエルは首をうなだれて、居間の隅っこに駆け込んでしまった。 私だけで庭に出て、その子がいる犬小屋へ行ってみた。 元気良く飛び出してきた。すぐに私にじゃれつき、お腹を出してひっくり返る。めちゃめちゃ甘えん坊みたい。 白くてすべすべした毛並みを撫でていると、サリーの面影がよみがえってくる。コノ毛ガ、ヤガテ豊かに伸びて、絹糸のように滑らかな毛並みになるのだ。 E.セターは、体格はノエルよりやや大きいくらいまでに成長するし、足も速く、運動量もたくさん必要だ。 父がどうやってこのさき、リリーを育てていくつもりなのか、ちょっと心配ではあるが、やはり大好きな犬種なのであきらめられなかったのだろう。 E.セターを飼うにあたって、まずはサリーを里子に出したお宅へ行ってみたという。父の病気でやむを得ず里子に出し、たった一度だけ会いにいったことがあるが、その後2・3度子犬を産んだと聞いていたのだ。運良く子犬がいれば、1匹譲り受けたいと、父は想ったらしい。 が、数年ぶりに訪れたサリーの里親さんのお宅には、子犬どころか、サリー自身もいなかったのだそうだ。 サリーは昨年、9歳にもならないで病死したとのこと。 96年1月生まれ。思えばノエルよりも若かったのである。彼女がもうこの世にいないなんて、何か急にさびしくなった。 そんな私の気持ちとは無関係に、リリーは夢中で私にじゃれついてくる。 この子はずっと我が家で幸せに暮らせるといいなぁ… 部屋へ入ると、ノエルが恨めしそうに私を見上げる。 「ごめん、ごめん。」 リリーを撫でた手で頭を撫でたら、あからさまにいやがられた。 ものすごく涎が出ている。 これって、ほんとにただの犬恐怖症なんだろうか? 今回のことについて言えば、ノエルはリリーの姿を見てはいないのだ。それなのにっこまで拒否反応するなんて。 もしかすると、ノエルも私と同じ、犬の体臭や毛の汚れが苦手なのじゃないだろうか? 盲導犬や、室内飼いの犬に対しては、怖がることはあっても、泡をふくほどいやがりはしない。が、外飼いの犬、手入れ不十分な犬に対しての反応は激しい。 セターにせよ、レトリーバーにせよ、いわゆる鳥猟犬の類は自分の体臭を道しるべにして行動する犬種なので、手入れをしないとたちまち臭くなる。 私もそういえば使用者の会の集まりのとき、あまりきちんと手入れされてない盲導犬に近づいたら鼻がぐしゅぐしゅになったっけ。ノエルも同じなのかな?そんなことあるのかな? どうやら、ノエルとリリーが仲良くなるのは、やはり無理かも… 11月18日(金) ☆教師の通知表? 最近「学校の先生」に対する世の中の目が厳しい。先生だって所詮同じ人間じゃないかと想うのだけど、とにかく先生はスーパーすばらしい人格者でなければならないようだ。 それは、職場で、勤務しているときのみならず、24時間、365日ずっとだ。 宮崎の学校では、教師の職務評価というのが始まった。 全国統一のものかと想っていたけど、どうやらまだ行っている県はあまりないようだ(こういうの、宮崎はいつも早い)。 授業の企画力とか、生徒との人間関係を育てる力とか、リーダーシップとか、事故アピールしたい項目など、まず自分で評価をして提出する。 ものすごく能力があって、みんなの模範となるような人はスーパーティーチャーとの評価がつく。以下良いほうから順に、AからCまでの評価がつく。 自己評価した後は、学校長の評価が加えられて、県へ提出されるのだ。 一人ずつ校長に呼ばれて、「こういう評価になりましたよ」と説明がある。 私なんかは、自分には向いてない仕事と知りながらどうにかこうにか教師をやってるので、非常にお粗末な自己評価になってしまったし、管理職の評価はもっと悪いのではないかと、とても恐ろしかった。 恐怖のお呼び出しが今日かかって、バリバリ緊張しつつ校長室へいった。 こんなところに詳しく書くような話でもないので以下省略するけど、ありがた過ぎる評価であったことは確かだ。 そのお心に応えるべく、頑張っていかなくてはねぇ。 それにしても、すごい時代になったものです。 ちなみに私のアピール項目は「地域への貢献」具体的内容は「障害者と健常者が自然に共存できる社会を目指しての活動(地域での公演とインターネット上でのアピール)」としてある。 ホームページも、もうちょっとまじめに取り組む必要ありかも。 11月17日(木) ☆君たち、何しに来たんだい? 中学生が25名ほど、総合学習の一環で、視覚障害について勉強するために、盲学校へやってきた。 学校では、通常の授業が行われているのだから、それぞれの担当についた先生たちは皆仕事が増えて忙しくなる。 私も、もともと木曜日は4時間の授業が入っているが、今日は2時間目に「盲導犬について」の話を受け持つことになったので、午前中はフルタイムである。 べつに、フルタイム入れられるのがいやだと言っているわけじゃない。ただ、中学生の受講態度に少々失望した。 ノエルを連れて会場に入ると、女の子たちが 「きゃぁ〜、可愛い〜〜!!」 それくらいなら、いつものことだから良い。が、こっちが話しを始めてからも、まるで話の内容なんか聞いちゃいないのだ。 「可愛いよねぇ。触りたいよねぇ。」 とささやきあい、うるさいこと、この上もない。 盲導犬の仕事について。街で会ったときの接し方について。その他いろいろ話したけど、どれ一つ伝わってなさそう。 (君たち、そんなに「可愛い犬」に興味があるんなら、ペットショップでも見学にいけば?) 心の中でそんな文句を言いつつ、会場を後にした。 後で他の先生に聞いたところ、中学生たちは、どの講座のときも落ち着きがなく、とても話にくかったそうだ。 試しに、他の講座の担当者に「盲導犬の話はどうだった?」と質問してもらってみた。 生徒たちの答えは 「犬が可愛かった。お話はあんまり憶えてない。」 とのこと。あ〜あ、私の貴重な時間を返してちょうだいって感じ。 11月12日(土) ☆風邪か食中毒か? 音楽大会の終わった夜、ベッドに入ったころから、どうも気分が悪くなってきた。お腹のあたりが重痛い感じで、身体全体だるい。 疲れちゃったかな?最近いろいろあるので胃が弱ってるのかな?などと考えつつ、とりあえず眠った。 翌日起きたら、よけい気分が悪くなっていた。部屋の臭い、洗濯物の臭い、ノエルの耳の臭い…確かにすてきな臭いとは言わないが、普段ならどうってことないのに、それらの臭いを嗅ぐと吐き気がしてくる。相変わらず身体がだるい。 学校へ行ったら、生徒が二人ほど同じようなことを言っていた。元気な先生たちは、音楽大会の翌日だけに、生徒たちをだらけさせないためにか 「そんなのは気の持ちようだ」とか何とか言っている。イベントの後だからといって調子が悪くなるような生徒たちじゃないんだけどなぁ… 給食の時間、いつも身につけるエプロンをしようとしたら、それに残っている前日の給食の臭いでまたしても気分が悪くなり、エプロン無しで食事に行った。 外はどしゃ降りの雨。どうにもならないほど濡れることが明らかなので、タクシーを使って病院へ行った。 2100円もかかったけど、3時45分に到着。余裕で4.5時間やれるけど、とにかく身体がきつい。 冬用の上掛けを顔までかぶって、湯たんぽを入れてもらってるのに、それでも寒い。普段熱い熱いと布団を蹴飛ばしてしまう私だから、やはりこれは異常事態なのだ。 陽気な看護師さんたちが話しかけても、あまり答える気分にもなれず、ひたすらぼ〜っとして過ごす。 終了前に体温を測ると、37.4度あった。 家に帰り、いつものようにネットのお友達とチャットでおしゃべりをするも、さっぱり集中できず、しまいにベッドに寝転がり、熱の具合を見ながら「困ったなぁ」と考えているうちに、38度になってしまった。 チャットの仲間たちからリアルタイムにアドバイスをいただき、頭を冷やし、身体を温めつつ休むと、どうやら朝までに熱は下がったようだった。 いったい何だったのか、未だに分からない。 お腹にくる風邪なのか、はたまた何かたべものにあたったのか? 生徒二人の他、、先生も一人同じような症状があったと言っていたから、ひょっとして食中毒?なんて考えたりもするが、真相は謎である。 11月10日(木) ☆本番 九州(沖縄含む)各県から、11盲学校の生徒たちが集まり、個性あふれる、すばらしいおんがくを聞かせてくれた。 合唱、合奏、独奏、ボディパーカッション、アンサンブルなどなど。 とにかくレベルの高さに圧倒される。 中には、一般の音楽コンクールで金賞をとっているようなグループもあり、ほんとに驚きと感動でいっぱいになる。 宮崎の生徒たちも、練習の段階から何度も聞いているけど、今日の演奏が一番すばらしかった。 特に、さまざまな打楽器を合わせて演奏した曲は、みんなの息がぴったんこ合っていて感動的だった。 私もステージに立ち、生徒と一緒に合唱をした。 やく50名の声が一つになって、会場にふわぁ〜っと広がっていった。 この大会は各校持ち回りなので、宮崎で開かれる機会は当分訪れない。 なので、全校生徒がこのような良い音楽に触れることは、たいへん貴重な経験になったと思う ああ、でも、もう終わっちゃったなんて、何だかさびしいなぁ。 11月9日(水) ☆リハーサル 明日はいよいよ「九州地区盲学校音楽大会」の本番。今日は会場である宮崎市民プラザへ行ってリハーサルをした。 昔合唱やってたときも感じたけど、公共のホールをまるごと自分たちだけで使っているときって、何だかいい気分なんだよね。 しかし、さすがに生徒38人ぷらす、職員10数名が一度にステージに経つと、ひしめき合ってるって感じ。 みんな気合入って、ほんとに、明日が楽しみになってきた。 ☆ストレス!! 病院に行くので3時に学校を出て、バス停で3時16分のバスを待ったが、待てど暮らせどやってこない。 ついに3時半になった。それでも来ない。 やっと来たと想ったら40分を過ぎているではないか!だいたい、16分の次のバスが36分なのに、これは16分が遅れたものなのか、そもそも16分のは来なかったんじゃないか?よく分からないけど、やたらといらいらした。 何せ4時半までに透析を開始できなければ、私の望む4.5時間の治療は受けられないと、このまえ言い渡されたのだから。1分でも遅れたら、1分の延長も認めない b病院なんだから。 降車したバス停から、せいいっぱい急いで、4時23分に病院に駆け込んだ。猛ダッシュで着替えて入室。 息は切れるし、血圧は上がるし、盲導犬使用者といえども、あんなスピードで歩いたら、危ないこと、このうえなし。 なのに、なのに!開始時刻を聞いてがっかり。4時33分。 たった3分の、しかも自分ではどうすることもできなかった遅れのために治療時間は、ばっさりとカットされた。 さすがにショックが大きく、脱力感に涙が出ました。 なんか、ストレス貯まるよ〜。なんでこんな思いしなくちゃいけないんだか! みんな公平に治療が受けられるように。スタッフが過度に忙しくならないように…そんなことを言っているけど、どこが公平なんだか、分からなくなってきた。 延々とこんなストレスを抱えてやっていくなんて! 11月5日(土) ☆驚きの連続 掃除機が壊れてしまった。 せっせと掃除の最中、いきなり止まってしまったのだ。 ノエルが来る前から使っていたものだから、おそらく9年くらい動いていただろうか。 壊れる時期としては、早くはないのかも知れないが、今まですいすいパワフルに動いていたのが何の前触れもなく死んでしまったので、とってもびっくり。 動かない掃除機を触ってみたら、むちゃくちゃ熱い。 どうなってるんだか…恐ろしいのでプラグを抜いて、以後の掃除はほうきですませた。 前から、ペットの毛に威力を発揮するという掃除機がほしかったので、この際購入しようかな。 それにしても、その掃除機をゲットするまでは、ひたすらほうきでノエ毛と戦わねばならんのか、ああ! ノエルの耳の調子が悪い。 むれてばい菌が増えて外耳炎になるのは、たれ耳ワンコの宿命みたいなものだけど、不通は梅雨時期など、じめじめした季節に発祥することが多いのだ。 それがノエるの場合、寒くなってきたころも危ないのである。 とにかく日向ぼっこが大好きで、お日様がんがん当たるところで、しかも顔を日に向けて何時間でも気持ち良さそうに寝ている。 横向きに寝ているから、耳が上を向き、ちょうど蓋をした湿気たっぷりの空間の中がどんどん温まり、ばい菌さん大繁殖というわけ。 このごろやたらと耳をひっかくし、ちょっと生臭いみたいな、ばい菌独特の臭いもしてきて、これはやばいと、午後から動物病院へ出かけた。 耳の治療は、顕微鏡で中を覗いて、ばい菌が見つかったら、それに対応する薬を入れて耳空内を掃除するのだが、ノエるはたいへんこれをいやがる。 またひ〜ひ〜鳴かれるのかなぁと想っていたら、いきなり 「思い切って洗浄しよう」 と先生がおっしゃる。。 診察台の上から頭だけ外に出し、すぐ下の床には新聞紙を敷き、その上にたらいを置いている。 お湯を沸かし、なんと!シャンプーで耳の中をクチュクチュ。こんな治療があるんだぁ!?びっくり。 ノエるは身体を震わせながら、後ろ足で私に抱きついてくる。 シャンプーの後はお湯をジャバジャバかけて洗い流し、ドライヤーをブワァ〜ッと。 一番嫌いな動物病院で、二番目に嫌いなシャンプー&ドライヤーをされたノエるは、治療が終わったときには、ほぼ放心状態。 幸い耳の治療で継続通院は必要ないようなので、私もほっとした。 帰り、バスを降りたら、女の人が二人、バス停で立ち話をしているのに遭遇。 「あれ、盲導犬だ。」 「ほんとやねぇ。バスに乗せていいんやろか?」 「そうやねぇ、いいっちゃない、乗ってきたとこを見ると。」 なんて言っていた。 今頃こんな会話が聞けるとは想わなかったなぁ!びっくり。 11月2日(水) ☆寝ぼけてバスに乗ったら… 仕事が忙しいせいか、毎晩チャットとかして夜更かししてるからか(たぶん後者だろう)、帰るとき、バスに乗るとやたら眠くなる。 透析前は痒み止めの薬を飲んだ効果も手伝って、座席に座るやいなや眠りに引き込まれることも。 今日は病院で必要なものを家に忘れていたので、途中下車して取ってこなくてはと想っていたんだけど、それでもやっぱり睡魔に勝てず、ふと気がついたら、運転手さんが、家の最寄バス停の一つ先のバス停名を言っていた。 あわててバスを降り、後戻りを始めるが、何だか周りの様子が、ぜんぜん家の近くっぽくない。 どうなってんだか、さっぱり分からず、しばらく立ち止まって、よ〜く考えてみた。 バス停の名前の音の響きの似ている、どこか別なバス停で降りたらしいという結論に達し、少し通り沿いに歩いて様子を観察してみる。 名前の似たバス停。それに家の周りほど街の中っぽくないから、家より少し手前だ。 きっとこれは家の最寄バス停より三つほど手前だ。まぁ、違っていても道は一本だから、このまま行けば家の前に出る。 次のバスを待ってもいいけど、いつ来るやら分からないので、歩くことにした。 かなりの早足で歩くと、だんだん身体が熱くなってくる。ノエルがは〜は〜やっている。 自宅に戻り、忘れ物をとって、さぁまた出かけるよと言ったらノエルがとてもいやそうな顔をした。 結局病院についたのがいつもより30分ほど遅く、例によって透析時間は4.0時間で我慢しなさいとのこと。 バスの中で寝ぼけてたおかげで、いろいろたいへんなことになった私でした。 お散歩ノートのトップへ戻る トップページへ |