温泉旅行から一人帰ったアンバー 遊び足りないのかまたは高揚が抑えられないのか疲れを見せることなく狩りへと出ていた 程よく狩りをこなし日も落ちかけたころ有る人物へwisをかける アンバー ―どうもー、今大丈夫ですカー?― ??? ―うん?ああ平気だ― アンバー ―今どちらに?― ??? ―今はモロクで露天中だ― アンバー ―では、そちらに向かいますねーたしか酒場があった筈ですそちらで合流しましょう― ??? ―わかった、先に飲んで待っているとしよう― 狩りを手早く切り上げカプラ転送でモロクへ向かう 足早に酒場へ向かうと中では飲み相手がカウンター席でグラスを傾けていた アンバー「どうもー遅くなりました先生。」 言うなり隣へ座る ルイ 「いや、はじめたばかりだよまぁまず注文が先だろ酒場なんだ」 アンバー「そうですねー、じゃあヴァーミリオン・ザ・ビーチを」 ルイ 「とりあえず、旅行おつかれさん・・・・かな?」 そういってグラスを向けるルイ チンと軽くグラスが鳴り響くとお互いにグラスを傾け一口二口お好みのカクテルを飲む ルイ 「ふぅ・・・・君との交流があってからなかなか楽しいことばかりだ」 アンバー「ぷはー・・・あら、何のことでしょう?」 ルイ 「とぼけても無駄だ、例のローグの目標が君ってことはもうわかってる、遠目ではあるがみていたのだからな」 アンバー「あらあら、覗き見ですか先生もやりますねぇ」 ルイ 「何を言っている、アンだけどんぱちすればいやでも気がつく」 アンバー「あはー♪」 ごまかすように酒をあおる ルイ 「で、今回は何のようだい?」 アンバー「いえいえ、今回での情報料とちょっとした打ち上げってことでご一緒しようかと思いましてねー」 ルイ 「なら、君のおごりだな」 アンバー「あはー♪今回だけですよー?」 などといっているがもともと奢る気で誘ったのである その後お互い無言でカクテルを飲みルイはパイプをふかしアンバーはタバコを吸っていた ルイ 「・・・・吸うんだな」 アンバー「集中したいときなんかにはたまに、妹に怒られるんですけどねー」 ルイ 「あまり困らせるんじゃないぞ、たった二人の家族だろうに・・・」 ふーっと紫煙を吐きそんなことを言う アンバー「あーそうそう、忘れてたこれお土産ですよ」 そういって手渡したのは青ハブ50枚ほどだった ルイ 「ん、ちゃんとした取引で代金を払うが?」 アンバー「いえいえ、今回の情報料としてお納めくださいなー」 ルイ 「そうか・・・だがこれはちょっともらいすぎだな・・・」 アンバー「気にせずにー収めちゃってくださいな」 ルイ 「それでは商売人としては失格だ、対価として情報をあげよう」 アンバー「・・・・なんでしょう?」 言い知れぬ予感をアンバーは感じた ルイ 「君を狙ったローグ・・・クーラといったかな?仲間がいるようだな数人ほど」 アンバー「・・・・へぇ」 ルイ 「・・・・・楽しそうだな」 アンバー「そう見えます?」 平静を装ってはいるが好戦的な目の輝きは隠せるようなものではなかった ルイ 「残念だがどんなやつかまではわからんそこは自分で確かめてくれ」 アンバー「ありがとうございます・・・・・興奮が抑えられませんよ・・・」 ルイ 「暴れるなら店の外でするんだな」 アンバー「はーい♪ ではちょっと発散してきますかねー」 すっと席を立ち外へ出ようとするが アンバー「先生はまだ帰らないので?」 ルイ 「ああ、もう一人相手がいてな」 アンバー「そうですかー、ではまた面白いことでもあったらお教えしますよー♪」 そういって外へ出て行った ルイ 「・・・忙しい子だ・・・」 外へ出たアンバーを眺めつつ紫煙を吐く そして・・・ ??? 「おまったせー♪せーんせ」 ルイ 「君か・・・タイミングがいいな」 ??? 「そりゃーもう狙ったんだから♪」 入れ替わりのように現れたのはうわさのローグ-クーラ-だった クーラ 「ワタシも一杯もらおうかな・・・・ヴァーミリオン・ザ・ビーチを」 ウェイターに注文するとプロの手つきでパパッと出来上がりクーラの前に差し出された ルイ 「君もそれか・・・・」 独り言のようにつぶやき半分まで飲んだ自分のグラスをあおる クーラ 「さってと、まずこれを」 ルイに大きめの袋を渡す中には白・黄・青のハーブがなみなみと詰まっていた ルイ 「ほう、この前作ったのでこれほどの成果が出るのか」 クーラ 「ええ、せんせーのおかげで素敵なことになったよ」 手に取ったナイフをジャグリングのようにお手玉しながら言う そのナイフはキャタピラーc4枚刺しの【クワドロプル・プラントソウルゲイン・ナイフ】 クーラ 「なかなかSPが尽きなくて逆に怖かったよ」 ケタケタとわらいながらさも他人事のように言う ルイ 「どんなことに使うかと思えば・・・・なかなかに面白い」 クーラ 「これは、カードを見つけてくれたのと情報料ってことでうけとって♪」 ルイ 「対価としてはもらいすぎだな・・・そうだな今渡せる情報は、例のターゲットは今一人でいるようだが?」 クーラ 「ひとりかー・・・・でも、そんなところを強襲しても面白くないね、そろって潰してこそこのゲームの意味がある」 ルイ 「・・・・・・・・・・・・・・・・似たもの同士か」 残りのグラスを飲み干しすっと立ち上がる クーラ 「あら、せんせもうあがり?」 ルイ 「さすがに飲みすぎでね 夜風に当たりつつ御暇させてもらうよ」 クーラ 「そんなこといって、一杯しか飲んでいないのに?」 ピンッ・・・ ルイ 「・・・・どこで見ているやら・・・・」 振り返りもせずクーラに向けたものかまたは別の何か・・・もしくは誰ともなく発した言葉かは定かではない ピンッ・・・ クーラ 「せんせーだけが情報源じゃないってことさ」 ルイ 「肝に銘じておくよ・・・君たちはとても興味深い・・・関係を知りたいものだ」 クーラを見向きもせず店内の一点を見つめながらいろいろな意味がこもっているだろう言葉を発した ピンッ・・・ クーラ 「やめといた方がいいと思うよお互いのためってやつで」 クーラもまたルイを見ることなくまた振り向きもせずそんなことを言った それはルイだけに言ったことではなかった ルイ 「ふっ・・・命拾いした・・・といったところか・・・・必要なものがあったらまた訪ねるといい情報でも何でも取り揃えよう」 言うが早いが店の外へと出て行った 今まで手をつけていなかったヴァーミリオン・ザ・ビーチを一気にあおると遅れてクーラも店を出て行った 残ったグラスの中には何かに打ち抜かれた硬貨が3枚入っていた 店を出たクーラは夜空を仰ぎながら クーラ 「もったいないことするなよ、お金は大事だぞ?」 ピンッ・・・ クーラ 「だんまりか・・・・ま、お前はそれでいいんだけどね さていよいよ大詰めだ、オマエにもがんばってもらわないとな」 ピンッ・・・ クーラ 「そんな興奮するなよ、いやでも熱くなるんだ今は抑えておけ・・・・ じゃ準備に行くぞ」 ドゴンッ!! 聞きなれぬ音が闇夜に響くと 周囲の木々が粉々に破壊されていた 住処付近の町までもどっいていたアンバーはそこで・・・・・ ジェイド ―姉上、ご心配をおかけしましたこれより戻ります― ・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・ ・・・ ・・ ・ wisが途切れたところで アンバー「なーんにもなかったのかなー・・・・まぁ二人とも奥手だしねぇ・・・・ でもせめて、けりが付く前にくっついてほしいなぁ・・・・だって・・・ねぇ・・・・」 町を少し離れたところの木にもたれながらとても寂しそうに一人つぶやいていた・・・ ssメニューへ