迎え場コース

つつじが丘の迎え場コースの入口(出口)に設けら

れている「筑波山万葉古路」の碑
つつじが丘から、「迎え場コース」のみちが筑波山神社に向かって続いています。このコースには、筑波山を歌った万葉集の句碑が随所に設けられています。万葉集の時代から筑波山は人々の心のよりどころとなっていたことがわかります。万葉集を編纂した人々にも頭が下がります。何と言っても、1300年前もの歌を後世に残してくれたのですから。しかも、筑波山だけでなく当時の日本全国の歌を収めているのですから。

少し下ると「万葉公園迎場万葉古路」と書いた
碑がありました。

筑波嶺に 背向きに 

    見ゆる 葦穂山

悪しかる咎も 
    
    さね見えなくに

天の原 雲なき夕に

    ぬばたまの

夜渡る月の
    
    入らまく惜しも

峯の上に ふりおける雪し

    風のむた

ここに散るらし
    
    春にはあれども
   

筑波嶺に わが行けりせば
     
     ほととぎす

吾かく戀ふと

     行きて告げこそ

小筑波の 繁き木の間よ
     
     立つ鳥の

目ゆか汝を見む
     
     さ寝ざらなくに

筑波ねの 彼面此面に

     守部すゑ

母い守れども 

    魂ぞあひにける
迎場コースと白雲橋コースとの合流(分岐)点