庚申山 (コウシンサン、栃木県、1892m、2003年5月25日)
新緑の素晴らしい樹林と、奇岩・怪石の多い岩壁の山だった。登山口の一の鳥居から庚申荘まで1時間40分の登山道は、道が整備されて歩き易く、落葉樹林が何処までも延々と続いていた。カエデの木もかなりあったので、きっと紅葉も素晴らしいに違いない。しかし庚申荘から庚申山までの1時間35分は、何ヶ所か岩壁を登る所もあり、かなり緊張するコースだった。我々は庚申山までだったが、その先で転落したのだろうか、男性が骨折したとの話を聞いた。救助するにしても大変な場所だし、どうするのだろうと思いながら下山したが、丁度駐車場に戻って来た時にヘリコプターの飛ぶ音が聞こえてきた。骨折の話を聞いてから4時間半後だった。
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2003年5月25日、朝5時10分。昨夜泊まったかじか荘の近くにあるゲート前で下車。ここから登山口迄、林道を1時間歩かねばならない。

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      路肩に積もっているのは、ムラサキヤシオの花。

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      天狗の投石。足尾の七不思議の1つとか。

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6時15分に、登山口の一の鳥居に到着。一休みして、6時半に出発。

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庚申講の隆盛期であった、文久年間(1861〜64年)に奉納された石柱の1つ。

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鏡岩。一の鳥居から35分後の、7時5分に到着。“昔、庚申山に行った猟師が吹雪で谷底に落ちたが、自分の娘を老いた大ザルに嫁がせることを条件に、その大ザルから助けてもらった。ある日猟師が、嫁いだ末娘にこの岩の前で会ったところ、娘はもう人間の姿をしておらず、父娘は涙で別れた。”と言う伝説が書いてあった。意図することが良く分からない話だが。

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夫婦ガエル。鏡岩から10分。

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岩に生育する地衣類(チズゴケだろう)とコケ類。背後に見えるのはムラサキヤシオ。因みに、日本では約1,200種類の地衣類が知られているそうだ。

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15分先にある仁王門。

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      勝道上人の碑。

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猿田彦神社跡。仁王門から15分後に到着。かって庚申講の総本山として、壮大な社殿があったらしい。

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10分後に庚申山荘に到着。ここまで林道のゲートから2時間45分、一の鳥居から1時間40分。無人小屋であるが、布団もついており、1泊2,000円で素泊まりができる。水場、トイレ(右の建物、汚れてない模様)もある。帰路に出会ったベテラン登山者によると、ここに泊まったのは6回目だが、何時来ても混雑することはないそうだ。ここを朝4時に出発して皇海(すかい)山に行き、8時間後の12時に戻ってきたところだと言っていた。後方に見えるのは庚申山。

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      玄関を開けて、山荘の中を覗く。小奇麗にしてあった。

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8時5分に庚申山に向かって出発。奇岩、怪岩が続く急斜面を登る。

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      すごい岩壁だ。

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      秋の紅葉が綺麗だろう。

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      アカヤシオ。

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      奇岩、怪岩が続く。

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      アカヤシオ。

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9時30分に庚申山に到着。庚申山荘から1時間35分の登り。到着直前に、この先で骨折者が出たことを、下まで連絡に向かっている人から知る。

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頂上からの展望は潅木(コメツガ)が多くきかない(実はこの先に展望台があったのだが、知らずに帰ってしまった)。辛うじて皇海山が見えた。

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袈裟丸連峰。

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アズマシャクナゲ。

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庚申山から庚申山荘まで戻り(1時間15分後の11時5分着)、“天下の見晴”に向かう途中。初めてシロヤシオを見かけるが、時期的に少し早かった。

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天下の見晴から望む皇海(すかい)山。

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袈裟丸山。漸くの展望を満喫して、12時に更新山荘に戻り、下山。一の鳥居に50分後、その後1時間で林道のゲートに帰ってきた。総所要時間は8時間40分。車に乗って帰路に向かう準備をしていた時に、救出のヘリの音が聞こえたが、山中で怪我をすると、大変なことになってしまう。今後も無事な登山ができるよう祈りたい。