N
NAVARRE, le fils du roi de, Pierreピエール=ド=ナヴァールナヴァールの王子ピエール。三章第三十六節で、サン=ドゥニに向かう国王の行列において国王のもとまで馬で乗り付ける。三章第三十八節では、王の晩餐においては、第二位の卓に着く。三章第四十一節では、皇帝の饗宴において第二位の名誉の卓に着く。
NAVARRE, le roi de, Charles II le Mauvaisシャルル=ド=ナヴァールナヴァール王シャルル《カルロス》二世悪人王《ノルマンディーの諸候としてはエヴルー伯など》。三章第四十三節において、王国の敵としてイングランドを支援する。
NEVERS, le comte de, Guillaume IIギヨーム=ド=ヌヴェールヌヴェール伯ギヨーム二世。一章第三十四節で彼の美徳に付いて引用されている。
NOCÉRA, l'évêque de, Lucas Rodofucciリュカス=ロドフュッチノチェーラ司教ルーカス。三章第五十八節でバルテルミによって枢機卿に任命された二十九人の一人。
NORMANDIE, le duc de, Charles, depuis roi de Franceシャルル=ド=ノルマンディーノルマンディー公シャルル。続いてフランス王《シャルル五世。彼の父親ジャン二世も即位前はノルマンディー公に就いていた。》。二章第十節で、彼の父親とともに、戦場に赴く。
NOYON, l'évêque de, Gilles de Lorrisジル=ド=ロリスノワイヨン《ノワイヨン司教は、フランス王国十二重臣の一人》司教。三章第三十三節で、皇帝を出迎える。三章第三十四節では、サン=ドゥニにいる皇帝を迎えにいく。
O
ORLÉANS, la duchesse d', Blanche de France, fille de Charles IV le Bel, mariée à Phillippe d'ブランシュ=ド=フランスブランシュ=ドルレアン。オルレアン公妃。フランス王シャルル四世美男王の娘。オルレアン公フィリップ《フィリップ=ドルレアン、フランス国王ジャン二世の弟。後嗣なし。》と結婚。三章第四十四節で、皇帝が訪問した際に王妃とともにいた。三章第五十節で王妃の葬式に出席。
ORLÉANS, Louis de France, duc d', etc.,ルイ=ド=フランスオルレアン公ルイ。フランス国王シャルル六世の弟《フランス国王シャルル五世の次男。》。二章第十一節に登場。二章第十五節では、シャルル五世の後裔として堂々たる態度をとる。二章第十六節では、彼の人物像が描かれ、彼が生まれた際の祝賀行事が描かれている。三章第三十一節では、ルイ《ラヨシュ》一世大王の女性相続人であるカトリーヌ=ド=オングリとの結婚が計画される。《結局、ヴィスコンティ家と結婚。》
OSTREVANT, le comte d', ou de Hainaut, Guillaume IV de Bavièreギヨーム=ドストルヴァンオストルヴァン伯ギヨーム《ウィルヘルム》四世、エノー伯、バイエルン公など。二章第十三節に登場、マルグリット=ド=ブルゴーニュの婚約者。
P
PADOUE, l'évêque de, puis archevêque de Ravenne, Pileo de Prataパドゥア司教、つづいてラヴェンヌ司教。パドヴァ司教、つづいて、ラヴェンナ司教、ピレオ=ド=プラタ。三章第五十八節でバルテルミによって枢機卿に任命された二十九人の一人。
PALENCIA, l'évêque de, Gomez de Luna, cardinal de Sainte-Anastasieパレンシア司教、聖アナスタシア枢機卿ゴメス=デ=リュナ。三章第五十八節でバルテルミによって枢機卿に任命された二十九人の一人。
PAMPELUNE, l'évêque de, Gorze de Monterucパンプリューヌ《パンプローナ》司教ゴルス=ド=モントリュック。三章第五十八節でバルテルミによって枢機卿に任命された二十九人の一人。
PARIS, l'évêque de, Aimeri de Maignacパリ司教エメリ=ド=メニャック。三章第三十三節で、皇帝カール四世をコンピエーニュまで迎えに行く貴顕の士のの中にいた。三章第三十四節で、サン=ドゥニまで皇帝を迎えるために派遣される。三章第三十八節で国王の晩餐では名誉の卓につく。三章第四十七節で皇帝がサン=モールを詣でた際のミサで歌を歌う。三章第七十一節で、国王シャルル五世の死の床に茨の冠を運んでくる。
PARIS, le prévot de, Hugues Aubriotパリのプレヴォユーグ=オブリオ。三章第十一節で、この都市の新しい城壁の建設が彼に委ねられる。三章第三十五節で、この首都への皇帝の入城の際、彼を迎えに行き名誉を授かる。三章第三十七節で、この都市への入城の行列に加わる。
PÈDRE, Pierre le Cruel, dit don, roi d'Espagneペドロ残忍王ドン=ペドロ《ドンはスペイン語の敬称》と呼ばれる。スペイン王《カスティリヤ王》。二章第六節で本来の妻であるフランス王妃の妹を暗殺、彼は、サラサン《サラセン人、イスラム教徒》人の女と暮らす。続いて、彼とアンリ=ド=トラスタマール《トラスタマラ伯エンリケ》との間の争いが描かれる。そして、デュ=ゲクランが、コンパニ《大傭兵隊》を追い立てて、スペインへ向かわせるが、イングランド王が救援にやってくる。最初はフランス軍に勝利したものの、捕らえられ殺される。
PERCHE, le comte de, Robert d'Alençonペルシュ伯ロベール=ダランソン。ブールボン公とともに自分の傭兵隊を率いてブルターニュ人達と対峙する。
PERCY, Thomas, sénéchhal de Poitou(et non d'Angoulême et de Saintonge)トマ=パーシートーマス=パーシー。プワトゥー(アングレームとサントンジュではない)のセネシャル。二章第二十六節で、サル=シュール=メールでカプタル=ド=ブーシュの軍隊に加わる。
PÉROUSE, l'évêque de, Andreas Martini Bontempiペルーズ司教。ペルーズ《ペルージャ》の司教。アンドレアス=マルティーニ=ボンテンピ。三章第五十八節でバルテルミによって枢機卿に指名された二十九人の一人。
PHILIPPE II AUGUSTE, roi de Franceフィリップ=オーギュストフランス国王フィリップ二世。一章第三十二節で、陰謀の際に廷臣から脱がせる為に貧しい人に古い着物を与えた話が描かれている。
PHILIPPE VI de Valois, roi de Franceフィリップ六世。フランス国王。二章第十節で、兵士とともに降伏する。三章第三十一節で、彼の娘ジャンヌが、当時ヘローナ公だった将来のアラゴン王ファン一世と婚約する。三章第三十五節で、皇帝カール四世が、彼の墓の前で敬意を表する。三章第四十三節で、イングランド王エドワード《エドワール》三世が彼に対して臣下の礼をとる。三章第四十三節で、皇帝カール四世が、王に対する臣従の誓いの証人となる。
PISE, l'archevêque de, François Moricottiピーズ大司教。ピサ大司教フランソワ=モリコッティ。三章第五十八節で、バルテルミによって任命された二十九人の枢機卿の一人。
POITIERS, Charles Ier de, chambellan de Charles Vシャルル=ド=プワティエシャルル五世の侍従。三章第三十六節で、皇帝の護衛に任命される。
PORCIEN, le comte de, Jean de Châtillonポルシエン伯ジャン=ド=シャティヨン。三章第三十六節で、サン=ドゥニに向かう国王の行列の随員となる。
PORTUGAL, le roi de, Fernandポルトガル王ポルトガル王フェルナンド。三章第四十三節に登場。シャルル五世の同盟者。
PRAGUE, l'archevêque de, Jean Ocko de Wlasimプラーグ大司教プラハ大司教ヤン=オッコ=ズ=ヴラジミール。三章第五十八節に登場した、バルテルミによって枢機卿に任命された二十九人の一人。《ベーメン風の名前を持った最初の枢機卿、第二代プラハ司教。ヤノーヴィッチ家の出身。》
PRÉAUX, Marguerite de, dame de La Rivière, (veuve de Jean de La Rivière, premier chambellan de Charles V)マルグリット=ド=ペレオーシャルル五世の筆頭侍従であった、ジャン=ド=ラ=リヴィエールの寡婦。三章第四十四節で、皇帝の来駕の際に王妃に付き添う。
R
RAIS, le seigneur Girard de, レの領主ジラール=ド=レ。二章第三十一節で、イングランド軍に対抗する部隊の指揮を執る。
RAUZAN, le seigneur de, Guillaume Aramon de Madaillanロザンの領主ギヨーム=アラモン=ド=マダイヤン。二章第十一節で、イングランドの大義に賛同して結集。
RAVENNE, l'archevêque de, Pileo de Prataラヴェンヌ大司教。ラヴェンナ司教ピレオ=デ=プラータ。以前は、パドゥア《パドヴァ》の司教。三章第五十八節でバルテルミによって枢機卿に任命された二十九人の一人。
REIMS, l'archevêque de, Richard Picqueランス大司教三章第三十四節で、皇帝を出迎える。三章第三十九節で、公現祭(一月六日)の前日の晩課の典礼の祭にサント=シャペルで歌う。三章第三十九節では、「国王達の夜」の晩餐の際には三番目の席に座る。三章第四十節の公現祭ミサにおいて、歌う。三章第四十一節の皇帝の饗宴では、名誉ある席に座る。
RICHARD II, roi d'Angleterreリシャール二世アングルテール《イングランド》国王リチャード二世。二章第十三節で、彼とイザベル=ド=フランスの婚約式が開かれる。二章第十三節では、アンリ=ド=ランカストル《ランカスター公ヘンリー、イングランド国王ヘンリー四世となる、リチャードの従兄弟。》の隠れた罠に引き寄せられる。二章第十六節で、彼の死に復讐する為に、ルイ=ドルレアン《オルレアン公ルイ》によって示された配慮が描かれる。
RIETI, l'évêque de, Barthélemy Mezzavacaリエティ司教バルテルミ=メッツァヴァカ。三章第五十八節でバルテルミに枢機卿に指名された二十九人の内の一人。
ROCHEFORT, Gui de, seigneur d'Asséracギ=ド=ロシュフォール。アセラックの領主。二章第三十一節で、イングランドに対抗する軍隊を指揮する。
ROMAINS, le Roi de, fils de l'Empereurローマ人の王皇帝の息子。三章第三十三節で、皇帝がシャルル五世に彼を紹介したいと願う。三章第三十六節で、四人の侍従と、二人の武装した護衛につき従われる。三章第三十八節で、国王シャルル五世に伴われて、アイルランドの森の部屋に行く。三章第三十九節で、国王シャルル五世の食卓に招かれる。三章第三十九節では、父親の相手をしているので、国王シャルル五世の大昼食会には列席しない。三章第四十節では、国王シャルル五世に付き添われて、大広間まで行く。三章第四十一節では、大饗宴においてもっとも名誉のある席に座る。さらに三章第四十一節では、皇帝とシャルル五世に続いて、手を洗う。三章第四十四節では、皇帝が、彼の名前でフランス国王を饗応することを約束する。三章第四十四節では、ヴァンセンヌの森の庭園で遊戯をする。三章第四十五節では、弩を探す。三章第四十七節では休みを取る。三章五十九節で、皇帝シャルル四世のあとを継ぐ。
ROUEN, l'archevêque de, Guillaume IV de Lestrangeルアーン大司教。ギヨーム=ド=レトランジュ。ルアーン大司教ギヨーム四世。三章第三十四節で皇帝をサン=ドゥニで向かえた有力者の一人。
ROUSSEL, Madame deルッセル夫人二章第十六節で、子供っぽいオルレアン公の養育係として彼を預けられた。
RUE, Jacques deジャック=ド=リュ三章第五十二節で、国王に対する陰謀を告発され、逮捕され、裁判にかけられ、死刑を宣告され処刑される。
S
SAINT-AOYS, les enfants deサン=タトワの子供達。二章第三十二節で、国王シャルル五世に対して、臣従礼を捧げる。
SAINT-DENIS, l'abbé de, Gui II de Monceauサン=ドゥニ大修道院院長ギ2世=ド=モンソー。三章第七十一節で、臨終のシャルル五世に聖なる王冠を被せる。
SAINT-MAUR, l'abbé de, Ascelinサン=モー大修道院院長エスラン。巡礼に来た皇帝の前で、ミサ曲を歌う。
SAINT-PIERRE, le cardinal de, François Tibaldeschiサン=ピエール枢機卿フランソワ=ティバルデッシ。三章第五十五節では、病気の為に、バルテルミの選出の無効に賛成していない。
SALERNE, l'archevêque de, Guillaume de San-Severinoサレールヌ大司教ギヨーム=ド=サン=セヴェリノサレルノ大司教、グリエルモ=デ=サン=セヴェリーノ。三章第五十八節でバルテルミによって任命された二十九人の枢機卿の一人。
SALM, le comte de, Jean IVサルム伯ジャン四世。三章第三十六節でサン=ドゥニを目指す国王の行列に加わる。
SANCERRE, le comte Jean II deサンセール伯ジャン二世三章第三十六節でサン=ドゥニを目指す国王の行列に加わる。
SANCERRE, Louis de, maéchal, puis connétable de Franceルイ=ド=サンセール、フランス元帥、続いて、フランス大元帥二章第二十五節で、勇敢な人間として描かれる。二章第三十一節では、王国の四隅でイングランドと戦う。三章第十五節では、国王が、深刻な状況でも沈着であることを証明したが、それは彼の傍で彼が訴えられた時であった。
SANGRO, Gentile diジャンティル=ド=サングロ三章第五十八節で、バルテルミによって指名された二十九人の枢機卿の一人。
SARREBRUCK, le comte de, Jean IIザールブリュッケン伯ジャン二世ヨハン二世。三章第三十三節で、皇帝を迎えるために王国の辺境に派遣され、彼はカンブレで皇帝に会う。三章第三十六節では、サン=ドゥニを目指す国王の行列に加わる。
SAXE, le duc de, Wenceslas, électeur de l'Empireサクス公ウェンセスラザクセン公ヴェンツラス。神聖ローマ帝国の選帝侯。三章第三十七節では、皇帝に続いて、彼のパリへの入市に従う。三章第三十九節では大広間での国王の昼食会に出席。三章第三十九節の国王たちの晩餐では、第一の席に座る。三章第四十一節の皇帝の饗宴では、第二の名誉の席に座る。
SCATISSE, Pierre, conseiller du roi et maître de la Chambre des comptesピエール=スカティッス
国王の顧問官にして会計法院の長、アンジュー公の徴税受取人
三章第十九節では、アンジュー公が国王に頼んで、彼の甥に任務を与えようとした。三章第十九節では、彼の甥、若くして裕福だが思慮の足りない男だったので、遠ざけられた。
SANS, l'archevêque de, Adhémar Robertサンス大司教。アデマール=ロベール三章第三十四節では、サンリスでの皇帝を迎えるための行列に加わる。三章第三十四節では、サン=ドゥニで皇帝を迎えた貴顕の士の一人であった。
SISTERON, lévêque de, Renoul de Gorze de Monterucシステロン司教ルヌール=ド=ゴルズ=ド=モントリュックレイノルフォ=デ=モンテリュック或いは、デ=ゴルツァ。三章第五十八節でバルテルミによって指名された二十九人の枢機卿の一人。
T
TANCARVILLE, le comte Jean II de, vicomte de Melunタンカーヴィル伯ジャン二世。ムーラン副伯。一章第二十四節の無法者たちの《国王に対する》無作法な問いかけに激しい反応をする。三章第二十四節では狩りを口実に国王から遠ざかる。三章第三十六節では、サン=ドゥニに向かう国王の行列に加わる。
TANCARVILLE, le comte Guillaume IV de , vicomte de Melun, fils précédentタンカーヴィル伯ギヨーム四世。ムーラン副伯。前者の息子。二章第十七節で、知勇兼備の騎士として描かれる。
TANQUES, Colart de, écuyer du roi Charls Vコラール=ド=タンク国王シャルル五世の盾持ち。三章第三十五節で、皇帝に対する贈り物である二頭の素晴らしい馬を送る。
TARENTE, le prince de, Charles d'Anjouタラントの君主1404年五月十七日に死んだシャルル=ダンジュー。一章第二十四節に登場。《恐らくエディターのミス》
TARLATI, Galeotto, cardinal de Pietramalaガレオット=タルラティピエトラマラ《ペトラマラ》枢機卿。三章第五十八節でバルテルミによって枢機卿に任命された二十九人の一人。
THÉROUANNE, l'évêque de, Pierre II d'Orgemontテルアンヌ司教テルアンヌ《パ=ド=カレー県》司教ピエール二世ドルジュモン。三章第三十四節で、サン=ドゥニにおいて皇帝に対して敬意を表する。
THIBAUT DU PONTティボー=デュ=ポン二章第二十六節で、勇敢に戦ったが、イングランド人達によって捕虜になる。
TIVOLI, l'évêque de, Philippe de Rufinisティヴォリ司教フィリップ=ド=ルフィニ三章第五十八節でバルテルミによって枢機卿に任命された二十九人の一人。
TOULOUSE, le 《chevalier de 》, Jean de Chaponville(ancien vicomte de Rouen et bailli de Caux)トゥールーズの騎士ジャン=ド=シャポンヴィル。嘗てのルーアン副伯であり、コーのバイイ。三章第四十三節で、イングランドに派遣された外交使節の一員だった時に殺される。
TOULOUSE, le juge de, Bernard Palotトゥールーズのジュージュベルナール=パロ。三章第四十三節でイングランドに派遣された外交使節になったときに殺される。
TRICARICO, le comte Wenceslas de San-Severino, comte deトリカリコ伯ウェンセスラ=ド=サン・セヴェリーノ三章第五十八節で、彼の兄弟は、バルテルミによって枢機卿に任命された一人であった。
U
URBAIN VI(Barthélemy Prignano)ウルバン六世教皇ウルバヌス六世。三章第五十三節で教皇を名乗らされる。三章第五十八節で、二十九人の枢機卿を任命する。
V
VERCEIL, l'évêque de , Jean Fieschiヴェルセイル司教ジャン=フィエスチヴェルセリ司教ジョヴァンニ=フィエスキ。三章第五十八節でバルテルミによって枢機卿に指名された二十九人の一人。
VERMEILLES, Hutin de, chambellan de Charles Vユタン=ド=ヴェルメイユシャルル五世の侍従。三章第三十六節で、皇帝の身辺警護を命じられる。
VIENNE, Jean de, amiral de Franceジャン=ド=ヴィエンヌフランス大提督。二章第二十五節で、勇敢にイングランド軍と戦っている。
VIENNE, le dauphin de, Charles de Franceヴィエンヌのドファン。ヴィエンヌのドファン、シャルル=ド=フランス《後のフランス国王シャルル五世。ヴィエンヌ《ドフィネを含む》の領主は代々ドファンを名乗る。ドファンdauphinとは、『いるか《英語ではdolphin》』のことであり、いるかを紋章としていた。シャルル五世以降、フランスの王太子にヴィエンヌの地が与えられることが多かったのでフランス王太子の異称となる》。
VILLAINES, Pierre de , dit le Bègueピエール=ド=ヴィレーヌ『どもり』の渾名を持つ。二章第三十一節で、イングランドに対抗する軍隊を指揮する。
VISCONTI, Bernabo, seigneur de Milanベルナボ=ヴィスコンティミラノの領主。二章第九節で、シャルル五世に武器を供給する。
W
WINCHESTER, l'évêque de, Guillaume de Wykehamウィンチェスター司教ギヨーム=ド=ウィックハムウィリアム=オヴ=ウィックハム。二章第十四節では、教皇の傍にいたルイ=ド=ブールボンの仲介のお陰で、選ばれる。
WYN, Jacques, dit le Poursuivant d'Amourジャック=ウィン『愛の探求者』の渾名を持つ。二章第二十六節で、イングランドの大義を捨てる。