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中国製ミニフライス盤のコラムベース補強、その他追加

このトピックは、中国製ミニフライス盤の弱点である、コラム強度
不足を解消し重量機並みの切削能力を目標として製作された
補強パーツの紹介です。

画像のフライス盤は、当店にご依頼があり製作した補強パーツを
セットした、お客様のミニフライス盤です。今回撮影にご協力して
頂きました。

この機種は、安価なため現在一番売れている機種ではないでし
ょうか。
しかしながら、この機種を購入し、いざ作業という時大きな失望感
に襲われるはずです。

アルミや真鍮など非鉄はそれ程問題になりませんが、SS等鋼材
を切削するとエンドミルで切り込み0.5mmが限界ではないでしょうか。
問題がコラム保持であることは、片持ち構造のベースを見ても明ら
かです。

画像のようにコラム自体を強固に固定できれば飛躍的に切削能力
は改善されます。

尚、ご依頼がありこの補強パーツの製作を10例程行い、データーを
集計しましたが機種本体のバラツキ(ロット?により寸法が違う)が
あります。

下記、本文にて詳細を記載します。
右上の画像と右の画像が、補強パーツの全てです。
基本的に機械本体には一切加工しません。

ご依頼者の意向もあり、画像の補強パーツは特に強固なものとして
います。

右画像を基本として詳細を記載します。

板材は、全て精密6面仕上げ材です。

右画像の補強パーツ材料
15tX100X200(S50C)X1
24tX100X210(S50C)X2
10mm六角穴つきボルトX7

通常の補強パーツ材料
12tX100X180(SS400)X1
20tX100X210(SS400)X2
10mm六角穴つきボルトX7


補強パーツを取り付ける位置は、フライス盤のベース部となります。
このフライス盤である程度バラツキの少ない箇所でもあります。

当店が、製作依頼されたフライス盤のベースは、わりと精度が出て
いましたがこれも個体差がありますので、心配ならクリアランス測定
して面だしするのが良いかと思います。

この補強パーツベースを一枚の板材で仕上げるとより良いかと思い
ますが、非常に重量が嵩みますし面が出ていないと歪みが生じます。

加工は、ベース板材の穴加工ですが、この穴加工の位置は、機械の
個々により微妙に違います。(3〜6mm位当たり前のように違います。)
現実的には、現物のサイズを測定しての作業となります。
最初にすべき作業は、右画像のコラム本体の補強に使用する、15t
のプレート加工です。

ボルト径が24mmありますので、ボーリング切削が妥当かと思います。
この24径ボルトの穴位置も個々により微妙に違いますので確実に
測定してください。

24径加工が終わりましたら補強ベースに取り付けるボルト穴の加工
をします。

径10mmで3箇所ドリル加工します。
これで15tプレートの加工は終了です。
15tの加工が終わりましたら、ベースの24tの加工です。
この箇所も個々により個体差がありますので注意が必要です。

24tプレートを画像のようにセットしますので、先に15tプレートを取り付
けられるよう3箇所10mmボルト用の穴あけタップ加工します。

フライス盤の両端位置を確認しないと個々によりベース位置がズレル
可能性もあります。

15tプレートと24tベースを10mmボルト3本にて固定し、24mmナット
にて仮組します。

この時点では、フライス盤と補強パーツとの固定点は24mmナットだけ
です。

24mmナットを締め込みフライス盤との固定用ボルト穴をポンチング
します。

フライス盤から補強パーツを外し10mmボルト用の穴あけタップ加工
します。

フライス盤と24tベースとの固定用10mmボルト位置がケガキできる
方は、仮組をスキップしてください。

当店は、特殊ポンチがありますのでこの方法をとっているだけです。
フライス盤をテーブルに固定する穴を補強ベースにあけます。
仮組して細部を確認します。
精密プレートを使用していますのでかなりの精度で各部サイズが
でています。
15tプレートと24tベースとの固定も10mmボルト3本ですので強固です。
前方の24tベースも10mmボルト穴加工します。
フライス盤とベースとの結合には、10mmボルトを使用しますが座金
はあえて使用していません。

フライス盤本体のボルト取り付け面が傾斜しているため、フライス盤
のボルト穴とボルト自体をテーパー切削して取り付けています。

全てを組み付け垂直、傾きを調整測定します。

組み付けの注意ですが、仮組した補強プレートに機械を載せいきなり
全ての箇所を本締めしてはいけません。

L型の組み付けですので、下記のようにすると良いかと思います。
1、仮組み後L型に固定するため3プレート裏の3本ボルトの本締め。
2、フライス盤座面ボルトを本締めよりも若干弱く締める。
3、24mmボルトの本締め(調整は後でしますので位置決めのため
  本締めしてください。)
4、座面ボルトの本締め。
5、フロント側はそのまま本締めしてください。

この機種は、前後方向の垂直精度が良くないのですが、補強パーツ
を入れることにより、かなりの精度に収めることができました。

(これも個体差によりシム調整が必要となる個体もあります。)
切削テストです。

エンドミル10mmで切り込み1.2.3.4mmでテストしています。

1mm(500rpm)
2mm(450rpm)
3mm(400rpm)
4mm(300rpm)
非常に安定して切削作業が出来ます。

振動もなく機械本体が別物のようです。

まだまだ余裕がありますが実用的ではありませんので4mmで終了
とします。
左より1.2.3.4mmです。材はSS400です。

4mmでも底面、壁面ともキレイに切削しています。

最後に仕上げ切削すれば充分使用できる切削面です。

以上、補強パーツの製作方法を解説してきましたがいかがでした
でしょうか?

この補強パーツは同じコラム構造の他のフライス盤にも応用でき
るかと思います。

現物合わせで製作しないと精度は期待できないかと思います。

上記記事をご覧になれば、ご自身で充分製作出来ますので、
チャレンジして頂けたらと思いトピックとして記事にいたしました。

このページの画像、記事、製作上の工法、構造等を利用しての類似
品等による営利目的での販売、転売行為に関しましては、相応な
処置をとらせて頂きます。

あくまでも一個人でホビーライフをおくられている方々のために公開
したのですから、ご理解ください。










新旧X2系フライス盤についてのお知らせです。

当店でも、数名の方々から報告を受けておりました症状です。
補強キット無の方でも発生しております。
昔からの持病のように言われていまして、多々の症例及び改良報告が成られています。
当店の症例は、極一部の症例かも知れませんがお知らせいたします。
尚、当店のお客様お使いの機械は2005〜です。

症例
1、ミーリング作業時、刃を当てた際機械よりカタカタ音がする。
(これは、正常範囲です。カタカタ音がしないよう適時切削します。)
2、上記のまま、切削した。
アイドルギヤ?が破損します。
3、通常の軽切削でも回転に関係なくカタカタ音及び振動。
  無茶が出来ない印象。
これが、問題です。
このまま、作業すれば、間違いなくギヤが飛びます。
そして、新しいギヤも(もし、この予想が当たって入ればですが。)
時間の経過と及び切削条件により破損する可能性があります。


原因はモーターの固定です。
このメーカー系列は安価にて供給していて有りがたいのですが、仕上げは?です。
X2系を所有している方は、モーター固定ボルトの交換をお勧めいたします。
モーター部は簡単に外せますので、一度モーター固定部を裏から確認した方が
良いかと思います。
簡単に判別出来る方法は、只、モーター本体を手で揺すって若干でもベース面から
しなったらボルトを確認した方が宜しいかと思います。
メーカー出荷時のボルトは、硬皿ネジで(現在は、解りません。)
交換する際には、多分弛んでいます。
差し替えボルトは、六角穴付ボルト(SCM435等)同径、皿ネジより長が変わる為、深さを考慮ください。

作業自体は簡単です。只、ボルトを入れ替えるだけですから。
これで、ある程度の不安は、軽減されます。
実際、改良しましたら、結構スムーズに作業されています。
X2系のトラブルに関しては、上記理由だけでは無いと思います。
個体差がある為、当店では、把握しかねます。

以上、当店からのお知らせです。





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