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VF-1S ストライクバルキリー■


大気圏内外を問わない活動性を持つVF-1であったが、航空力学の制約を受けた形状による推進剤搭載のスペースは十分ではなかった。

大気圏内であれば、空気を推進剤にする熱核反応エンジンにより、ほぼ無限大の航続距離を誇るVF-1も、大気圏外での運用は推進剤を必要とする。熱核反応エンジンを採用する事で燃料スペースを減らして、その分、変形機構を組み込んだVF−1の欠点といえた。

宇宙空間での作戦行動時間や最大速度の制限、火力不足を補う為に開発されたのが『FASTパック』と呼ばれるオプションパーツである。

FASTパックを装備したVF−1は『スーパーバルキリー』の俗称で呼ばれ、アーマードパーツと違って装備したままでの変形が可能。ミサイルポッドを連装高出力ビーム砲に換装した機体を、通常パックと区別して『ストライクバルキリー』と呼称する場合もある。

連装高出力ビーム砲は火力こそ強力であるが、絶対数が少ない上に、ベテラン以外には使いこなす事が難しく、指揮官機であるS型のみの装備となった。

ファイターモード


■ガウォークモード■


■バトロイドモード■
連装ビーム砲装備は、劇場版に登場した装備で、画像のロイ・フォッカー機の他、終盤での決戦時にスカル隊隊長となった一条輝の機体が有名です。

連装ビーム砲はミサイルポッドとの換装も可能であり、左ブースターの外装を取り外して内部を見る事が出来ます。連装ビーム砲は可動式ですが、肩と干渉して水平に向ける事が出来ないのが欠点。
スーパーバルキリーとの比較。画像の劇場版A型一条機は、2008年再販の『オリジン・オブ・バルキリー』の物で、
FASTパックを装備した劇場版A型は、タカトク/バンダイ再販品初の販売となります。

今は無きタカトクトイスから発売されたアーマードパーツとのセット版のS型に、タカトク倒産後、バンダイに引き継がれた金型に、新規に追加されたFASTパックを組み合わせて劇場版フォッカー機を再現したもの。

連装ビーム砲のストライクバルキリーは一条輝機として、劇場版公開時にバンダイから販売されたものですが、私が所有しているのはFASTパックのみで、一条機S型本体は所有しておりませんので、アーマードパーツとのセット版であるS型に付けた物ですが、FASTパックの髑髏マークは一条機のパーソナルカラーでしたので、ロイ・フォッカー機にする為に、ハセガワ製プラキット付属のデカールでフォっカー機を再現。他に脚部プロペラントの文字もデカールで貼り直しております。

タカトク版が販売されてから25年経った現在も尚、バンダイより再販されている名作玩具(2008年再販『オリジン・オブ・バルキリー』)ですが、連装ビーム砲装備は現在に到るも再販されておりません。


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