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VF-1S バルキリー■


1999年に落下してきた異星人の巨大宇宙船により、異星人の存在と、その異星人が星間戦争を行っている事が判明し、来るべき異星人との交戦に備えた統合政府の樹立と、異星人に対抗出来る兵器の開発が開始された。

後に“SDF-1マクロス”と呼ばれる、異星人の落下宇宙船を解析して得られたオーバーテクノロジーを流用して開発されたのが、陸軍主導による『デストロイド』シリーズと、空・海・海兵隊主導による『バリアブル・ファイター(可変戦闘機/VARIABLE FIGHTER)』である。

統合戦争終盤に投入されたVF-0フェニックスに続いて、制式採用されたVF-1は“バルキリー”のペットネームを与えられ、後にも生産され続けるVFシリーズの代名詞ともなった。

S型は指揮官機用として運用され、画像の機体は俗に“ロイ・フォッカースペシャル”と呼ばれる、スカル隊隊長、ロイ・フォッカー少佐機として有名。

ファイターモード
VFの基本運用形態。VF-0では間に合わなかった、熱核反応エンジンを2基搭載。大気圏内外を問わない全領域における活動性を持ち、バトロイドへ変形する事で格闘戦もこなす。

反応エンジンにより、大気圏内では無補給での飛行が可能であるが、宇宙空間においては、航空力学の制約を受けた形状から、推進剤搭載の為のスペースが十分では無いという欠点を持つ。


■ガウォークモード■
“可変膝関節による有翼高機動地表効果支援火器(Ground Effective Reinfocement of Winged Armament with Locomotive Knee-joint)”の略称である中間形態。

元々はテスト飛行中のトラブルで偶然発見された形態であるが、変形途中の無防備状態の短縮と、ホバリングによる地表の高速移動とその能力を生かした地表の掃討戦にもきわめて有効である事が判明し、制式に採用された(本来は考慮されていなかった形態の為、アビオニクスの再構成と機体構造の再設計に時間をとられ、タイムリミットぎりぎりの完成だったといわれる)。


■バトロイドモード■
VF開発において要求された能力の一つに、格闘戦能力があった。これは落下してきた異星人の宇宙船を調査した結果、異星人が巨人である事が判明した事によるもので、近い将来、異星人と交戦状態に陥った際、彼らと同じ体格の戦闘兵器が必要とされた事による。

なお、従来の航空機操縦の訓練しか受けていなかった当時のパイロットにとって、機種転換におけるガウォークやバトロイドの運用はかなりの負担となっており、初のVFが運用された統合戦争時において、真に能力を発揮出来たパイロットはロイ・フォッカーを初めとする、ごく少数のみであったとされる。

付属のアタッチメントパーツを使う事で、
ガンポッドを腕に付ける事が可能。

今は無きタカトクトイスから発売された名作玩具。

本製品はアーマードパーツとのセット版。私が所有しているのは、キャノピーの上にキャノピーカバーを被せる形でバトロイド時の腹部の髑髏マークを再現している仕様です。尚、腹部の髑髏とガンポッドの『U.N.SPACY』の文字、左翼の統合軍マークは、ハセガワ製プラキット付属のものを流用。ガンポッドの文字が天地逆なのは、ファイター基準で考えた場合、ガウォーク、バトロイド時に手持ちにした場合、逆になるから。

タカトク版のS型といえば、黒いキャノピーに直接髑髏マークが入っている仕様なので、ファイターやガウォークは『見栄えが悪い…という印象があるのですが、発売時期によって仕様が異なるという事なのか謎です。

タカトク版が販売されてから25年経った現在も尚、バンダイより再販されている名作玩具(2008年再販『オリジン・オブ・バルキリー』)で、当時モノにさえこだわらなければ、本体自体の入手は容易です。


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