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フライング・タイガース
Flying Tigers


 盧溝橋事件に端を発した日中戦争により、空軍戦力を損耗した中国国民党の蒋介石は、当時中国空軍の軍事顧問だったシェンノート退役大佐に志願部隊の編成を依頼します。中国への援助が日本の南方進出阻止となると考えたルーズベルト大統領の支持を得て編成されたアメリカ義勇部隊(AVG)は、1941年の初陣以来、日本陸軍航空隊と激しい空戦を繰り広げた後、AVGはアメリカ陸軍航空隊に編入されます(本来、参戦前のアメリカが中国へ兵力を送り込む抜け道として編成されたものである為、アメリカが参戦した時点で、その目的はすでに終えた)。
 “フライング・タイガース”のニックネームは中国の故事『如虎添翼』に由来(地上でもっとも獰猛な虎に翼を与えれば無敵であるとの意味)しているそうです。