何じゃ、こりゃ?
左の写真は一体何でしょうか?
一目で分かったとしたら、
貴方はこの道の『通』である・・・かも知れませんね。
石垣にしては隙間が多いし、テープのようなものも気になる・・・
多くの方がこう思われたのではないでしょうか。
いや、そう思って頂ければこの写真を載せた甲斐もあると言うもので・・・
実はこの写真は釜飯用の陶器の釜でして、
「峠の釜飯」で有名な信越本線横川駅の近くで写したものです。
釜飯駅弁の元祖と言って良いのではないかと思いますが、
新幹線の開業に伴って信越本線は碓氷峠を越える路線が廃棄され、
横川駅を訪れる人は激減してしまったようです。
この写真の撮影時期は昭和55年ですが、
当時はこのように大量の釜を購入して釜飯を作っても、
多くの列車が停車していたので次々と捌けて行ったのでしょう。
現在の横川駅は実質的に終着駅のようになっていますが、
私は裏妙義山系への登山口として利用しています。
でも登山用の昼飯として釜飯を見た場合には、
やはり容器が重いし嵩張るので、
下山後の帰りの車内で食べるようにしています。