餘部鉄橋 山陰本線の餘部鉄橋は、 その独特の外観と高さから鉄道ファン以外にも結構知られているのではないかと思われる。 とは言っても未だに非電化単線区間なので、 実際に訪れるとなるとかなりの時間を費やす必要がある。 餘部鉄橋は既に竣工後95年が経過しており、 新しい鉄道橋の建設が始まっている。 廃止が決定すると人気が出るのは日本人の気質から来るものなのか、 餘部鉄橋を訪れる人も増えているようで、 期間限定で臨時車両も運転されている。 写真の「あまるべロマン」号がそれであるが、 すぐ手前の餘部駅にも停車するので速度はゆっくりとしたものになっている。 撮影場所は駅から少し上がった所だが、 樹木を伐採して見晴しの良い場所が作られていた。 左の写真は山側(南側)から見たもので、 手前では新しい橋の工事が始まっているようである。 新しい橋は4基のコンクリート製橋脚で支えられるそうだが、 電化・複線化も行われるのかどうかは分からない。 下左は駅から余部の集落へ降りていく途中で撮影したもので、 駅を利用するには鉄橋と同じ高さの40m程を歩かなければならない。 細くて急な道なので、雪の日には苦労することと思われる。 下中は橋脚を見上げたもので、 構造的には鉄塔等と同じようである。 下右は餘部駅のホームだが、 小さな待合室があるだけで駅舎も改札も無い無人駅である。 この日は臨時列車も走っているためか、 職員が2名ほど来ていて記念のオレンジカード等を売っていた。 写真室へ戻る トップへ戻る