1977 三茶祭
現在、学部は藤沢にあるので、藤桜祭となっていますが
今はなき東京校舎は、三軒茶屋にあったので、学部祭は三茶祭といいました。
三茶祭におけるSDCの展示物の定番は、熱帯魚でした。
三茶祭の前になると、展示する死滅回遊魚を捕獲する為、真鶴はいうにおよばず
逗子や城ヶ島まで足をのばして潜り歩いていました。
タモ網を両手に持って、スキンダイビングで魚たちと知恵比べの捕獲作戦でありました。
出展数が足りないと、「イヤ〜、困ったなぁ、まいっちゃったなぁ」と、みんな満面の笑みで、
夜な夜なスキンでのナイトダイビングまで実施していました。
おッ?『死滅回遊魚』をご存知ない?
では、死滅回遊魚を簡単にご説明させていただきます。
死滅回遊魚とは
沖縄方面の暖かい海で生まれた、チョウチョウウオなどの稚魚が春から夏に黒潮に乗って流れてきて、
ここいらへんというか、関東周辺の磯に流れ着き成長するのですが、冬が来て海水の温度が15度以下になってしまうと、
そのほとんどが死んでしまう、かわいそうな熱帯魚たちのことをさします。
え〜、こんな説明でよいんじゃないですかね。
これをたくさん捕獲してきて展示していたわけです。
「こんなきれいな魚が、ここらへんの海にいるの?」と、毎回好評を得ていました。
この年は、SDCとオール日大のスキン&スキューバーダイビングクラブ合同で出展しました。
東京校舎学生ホールにて、左から11期の和地、藤代、迫田。
しゃがんでいるのは、友広。
よくわからないかも知れませんが、壁に穴が開けてあって熱帯魚の水槽が見えています。
学生ホール入口で、「ホエホエ〜」とか言っている友広。
一年生の分際で、バックレてお茶なんか飲んでいやがる、藤代と迫田。
でも、一年生は学祭でも大変な思いをさせられていたのでありました。
次を見たまえ。