アメリカ空軍アクロバット飛行チーム・サンダーバーズ来日!

5年ぶりに来日し、15年ぶりとなる待望のアクロバット飛行を果たしたサンダーバーズ。
今回はすべての基地で無事にショーを実施、多くの話題を振りまき、今年の日本航空ショーに大きな足跡を残しました。

サンダーバーズの日本滞在記録をまとめます。


日本での日程
 
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913日 千歳基地各隊の出迎えの中、到着。地形完熟実施

914日 午後、ローショーにて予行を実施。夜、ホテル日航にて歓迎祝賀会

915日 一般公開。38千人の観客の前でハイショーを実施。公式グッズ販売。(日本では唯一)
ショー終了後、やはり各隊に見送られ浜松基地へ移動。地形完熟実施

916日 午前、快晴の浜松基地にて予行を実施。ハイショー+α

917日 浜松基地航空祭。雨の中ローショーにてショーをスタート、
      
視界悪化により一時中断するも、変則にてショーを継続。
      
午後、三沢基地へ移動。そのまま地形完熟実施

918日 三沢基地航空祭。空自ブルーインパルスとのジョイントショー。観客数26万人
      
晴天の下ハイショーを実施、当ツアー、日本での最後のショーを締めくくる

919日 正午過ぎに三沢を出発、在韓米軍烏山基地に到着、地形完熟実施。

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10月13日-10月15日
航空自衛隊千歳基地
“USAF ThunderBirds at Chitose AirBase”

ハイショー実施


10月13日火曜日、ついに日本に姿を現したサンダーバーズは
千歳基地所属各隊が隊旗を掲げて歓迎する中、堂々のフライインを果たしました。
来日は5年ぶり、北海道には初登場となります。

10月14日には多くの航空機ファンが外周で見守る中、若干雲が多いもののローショーにて予行を実施。
夜には基地近郊のホテル日航で、空自により歓迎祝賀パーティーが行われました。

10月15日ショー当日。
夜中に降った雨で地面が濡れ、若干低い雲も残った状態で基地のゲートがオープンされ、
この日を待ちわびたファンが平日ながら多数詰め掛けました。

天気はすぐに回復し、ときどき雲が流れ込むもののショーの時間には充分な条件が揃い、
グラウンドショーから始まるフルショーが実施され、秋晴れの千歳でハイショーが披露されました。

そしてショー終了後、やはり各隊の隊旗に見送られ、浜松基地へと向かいました。

グラウンドショー前半
グラウンドショー後半
フライト前編
フライト中編
フライト後編

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10月15日-10月17日
航空自衛隊浜松基地
“エアフェスタ浜松2009”

ローショー、一時中断、変則実施


10月15日午後、サンダーバーズは千歳からダイレクトで浜松に現れ、
そのまま地形完熟飛行を行い、5年ぶり二度目となる浜松登場を果たしました。

10月16日、晴天の広がる絶好の条件の下、
ハイショーにて予行を実施、その後、+αでローショー系の科目も実施し、
平日であるにもかかわらず周辺に詰め掛けたファンを熱狂させました。

この日のフライトで前回の来日時の借りを返すような勢いだったようです。
このときのフライトが今回の来日で最高だったとの声も聞かれます。

10月17日、航空祭当日。
この日は雲のどんよりと垂れ込める状況となってしまいます。

しかし5年前とはちがい、雲の割りに視界も悪くなく、順調に飛行展示がこなされていきました。
とくに、F-15とF-2の飛行で空自の技量の高さをバーズに見せ付けたことは大いに誇らしいことです。

サンダーバーズの時間が近づくにつれ雲は低くなり雨もぱらつきましたが、何事もないようにショーがスタート、
ついに、サンダーバーズが浜松の空に飛びました。雲底は意外に高く、途中まではローショーを実施します。

その後、視界が悪化し、一時中断を余儀なくされたものの、
「Japanese Folksのために続けたい」という編隊長の強い意志により、
しばらくホールドの後に僅かな回復の合間を縫って変則的ながらショーを続行、
サンダーバーズの真のプロの姿をファンに見せ付けました。

そして午後、翌日のショーのため、三沢へと飛び立っていきました。
回復して明るい空の中。。。

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10月17日-10月19日
航空自衛隊/在日米空軍 三沢基地
“三沢基地航空祭2009”

ハイショー実施
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10月17日夕方、浜松でショーを終えたサンダーバーズが飛来、
夕日の中、地形完熟飛行を行いました。
三沢では予行がなかったため、これが唯一の事前飛行だった模様です。

10月18日、航空祭当日。
浜松とは対照的に、天気予報がいい方に外れ、
ときどき雲が流れ込むものの朝から航空祭日和となりました。

三沢は在日米軍も同居し、基地も非常に広いため、
今回のツアーの中では一番アメリカらしい雰囲気を味わうことが出来ました。

この日は空自ブルーインパルスとのジョイントショーでもあり、
日米のアクロ競演ということで、記念すべきショーだったといえます。
ブルーインパルスは若干雲が出ていたものの第1区分でスタート、
サンダーバーズの前で実力を精一杯披露します。
しかし不運なことに途中で6番機がバードストライクに見舞われ、ショーは中断。
その後5機でショーを再開したものの、流れ込んだ雲の影響もあり水平系となりました。
それでも、師匠サンダーバーズの前で、ブルーインパルス実力の一端を見せたことは大きな出来事です。

午後のサンダーバーズの時間にはそこそこ良い天候となり、
空自、アメリカ空軍、観客が見守る中、見事なハイショーを披露。
ショーの後にはブルーインパルスとの記念撮影や花束贈呈も行われ、
今回の来日を華やかに締めくくりました。

フライト前編
フライト中編
フライト後編

10月19日正午過ぎ、サンダーバーズは三沢を離陸。
次のショー開催地である韓国の在韓米軍烏山空軍基地へ向かい、日本を後にしました。

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日本でのショーの特徴、出来事など
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【日本でのショーにおける特徴】

・アメリカ本国と同じ構成でフルショー実施。

・日本語の対訳ナレーション付き。

・本国で聞かれる大統領メッセージはカット。

・離陸前に編隊長自ら日本語で挨拶。

・BGM中、アメリカを称える曲は別曲に置き換え。

・会場が狭いためフライト場所が近く、本国で見るより大迫力。
(千歳のスニークパスはマジやばかったです)



【できごと】

・千歳での到着、出発は基地所属各隊が隊旗を掲げて盛大に行われた

・でも千歳で配布されたプログラムは科目順が違った。

・サンダーバーズ来基場所では、夜に近所のお店などでメンバーの姿が多数見られた

・バーズのメンバーによるグッズ販売は千歳が唯一。ツアーパッチもあった。

・浜松での中断の間、メンバーから「日本人のために続けたい」との意志が聞かれた。

・フライト後のサイン会が異常なほどの加熱ぶりにて、中断。(浜松)
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こうして今回もバーズ狂想曲を奏で日本中のファンを興奮の渦に叩き込んだサンダーバーズ。
本物の戦闘機が轟音と共に飛び交う本物のアメリカンアクロを体感し、みなさんいかがでしたでしょうか?
浜松が雨天に見舞われたものの、結果的には2勝1分で上々のツアーでしたね!!(*^ー^*)

バーズの皆さん、ぜひまた来てください!楽しみにしていまーす!!(*^ー^*)

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