「我が家のレシピ」


●鳥とリーク(ねぎ)のスープ(4人分)

・材料
鳥もも肉2枚、塩、コショウ、サラダ油、リーク(リークというネギがあります。だいたい太めの長ネギで代用)1本、マッシュルーム1パック、(チキンブイヨン1個)

・作り方
1)鳥のもも肉を、大きめの一口大に切って、塩コショウをします。なべに火をかけて、サラダ油大さじ1を熱し、鳥もも肉を入れてさっと炒めます。表面にこんがりと焼き色がついたら、水800ccを加えます。
2)煮たってきたら火を弱めて、アクを丁寧にとりのぞき、5センチの長さに切ったリーク(長ネギの場合、白いところも青いところも使います)一本分と、生のマッシュルーム一パックを加え、コクが欲しい人はここでチキンブイヨン1個を加えます。
3)鍋にフタをし、弱火で50分ほど煮ます。味をみて、何か足りなければ塩コショウをします。

・ポイント:本当は「チキンポットパイ」の中味です。このスープをマグカップにいれて、市販のパイシートをかぶせて焼き、熱々のパイ皮をくずしてこのスープと一緒に食べます。が、スープだけでも素朴な味で、おいしいです。うちはお雑煮のダシを鳥ガラでとるので、「お正月の味」とも呼んでいます。時間がかかるのが難点なので、他の料理より先に準備して、煮ている間に他のものを準備するといいと思います。

●肉だんご鍋(8人分)

・材料
(a=肉だんごの材料)豚ひき肉300g、太めの長ネギ(白いところも青いところも)半分を5ミリぐらいの荒みじんに刻んだもの、ショウガ2かけを5ミリぐらいの荒みじんに刻んだもの、片栗粉300g程度(全体がまとまり粘りがでるぐらい)、卵1個、しょうゆ大さじ3、酒大さじ5、ダシ(うちでは「シマヤだしの素」)一袋、砂糖大さじ1、塩大さじ1
(b=それ以外の材料)にんじん2本、だいこん10センチ強、春菊一わ、白菜2/1カット、長ネギ一わ、しらたき(なければ糸こんにゃくでも)1パック、カマボコかナルト、焼き豆腐1丁、適当なキノコ1パック、だし汁カップ6杯(=1200cc。うちではカツオと昆布でとっていますが、市販のダシの素を使って規定の水で薄めてもいいです)

・作り方
1)bの材料の下準備をします。白菜はかたゆでにし、水気をしぼって5センチぐらいに切っておきます。にんじんは5ミリぐらいの斜め切りか半月切り、だいこんも5ミリぐらいのイチョウ切りにします。しらたきはゆがいておきます。カマボコ(ナルト)も適当なサイズに切ります。他の材料も洗い、春菊(5センチ程度が適当)、長ネギ(ざくっと斜め切り)、焼き豆腐(一口大にサイコロ形)を切り、キノコ類はほぐしておきます。
2)大きな鍋を用意し、だし汁を煮立たせて、にんじんと大根を入れて煮ます。煮えてきたら他の材料も入れていきます。
3)肉だんごの材料(a)をまぜて、手でよくこねます。
4)他の材料が煮えたところで、一口大にした肉だんごのたねを入れていきます。一気に入れると温度が下がるので、ある程度いれて、最初のだんごが固まったな、と思ったら鍋の底に沈めて、続きを入れていきます。すべての団子によく火を通ったと思ったら、味見をして、しょうゆ、酒、ダシの素、柚子などを入れ、全体の味をととのえてできあがりです。火が通っているかどうか不安な場合は、適当なだんごを取り出して、切ってみてください(生だったら中がまだ赤いはずです)。

・ポイント:肉だんごは、「丸めないで」ください。箸やスプーンなどでちぎっていれたままの形の方が、味がしみこみやすいので。肉だんごが白みがかったピンクというか、あまり見慣れない感じになりますが、それが正しい色です。カレーのように、一度つくったら翌日も食べる感じになりますが、あまり何度も煮かえすと、どろっと溶けた感じになります。ただ、肉だんごからも良い味が出るので、そのままで。
これは親が覚えてきた料理にアレンジをしたもので、うちで「母の味」というと、この鍋です。冬場の定番というか。が、見た目がごった煮なのでお客様向けではなかったり……。

以上、とりあえず二品でした。

Narihara Akira 2004.12
http://www5f.biglobe.ne.jp/~Narisama/