ミュージック・プレイ・セラピィ研究会2017 第26回公開学習会
コンタクトインプロヴィゼーションの実践
~動きを通した非言語コミュニケーションの実践~



◆講師 相良 ゆみ 氏
(舞踊家)
◆日時 2017年8月3日(木) 10:00~16:00
◆場所 国立オリンピック記念青少年総合センター


    

<音楽療法関係者>
・「コンタクトインプロヴィゼーション」という療法(?)を初めて知りました。初めての人と体をくっつけるというのは少し緊張もありましたが、相手を知る・感じるなどはとても良い体験をしました。活動に取り入れたいと思います。

・実践では普段の生活の中でいかに自分自身の身体と対話していないか、対話していると思っていてもそれは頭が考えて理解しているだけで、本当の自分の状態を感じる素晴らしい機会となりました。他者を観察する場面では、どんなポイントで身体の状態、心の状態を見たらよいのかヒントを得ることが出来ました。とても充実した時間を頂きありがとうございました。

・体験しながらのワークで体で感じられた。

・職場(施設)で利用者さんに対してのアプローチのしかた、コミュニケーションのとりかたに困っていたが(特に目の見えない方へ)今回のことを生かしたい。また、自分の近しい関係の方ともやってみたい。

・動きの基本は脱力ということを感じられた。

・自分の身体の感覚や人に導いてもらう感覚を感じたり、触覚でこんなにコミュニケーションがとれるという発見ができたり、とても貴重な経験をさせていただきました。アレクサンダーテクニックにも興味があったので、そのメソッドの一部が体験できたことも嬉しく思います。これをどうしたら子どもたちとのボディワーク、表現活動に入れていけるか考えていきたいと思います。

・ノンバーバルコミュニケーションを実体験でき、相手とのこと、また自分自身のことも意識できました。

・腱板損傷で肩が自由に動かせなかったが、日頃できない身体全体での表現を体験できてよかった。パートナーと接触しながらの動きは関係性について深く気づくことができた。

・普段ほとんど意識していない体(自分、他人)今回は一日があっという間でした。自分のあらたな発見がありました。ありがとうございました。


・一人で動くこと、手や体を触れて相手と行うこと、スカーフを介した時との違いなど、とてもよく感じることができました。言葉がない子、表現することが苦手な子にどのように応用していくか考えたいです。また、保護者に対して伝えたい内容だと思いました。

・自由に体を動かすことができました。目を閉じる、音楽がある・ない、客観的に見る等いろんな状況で感じることができました。先生のお話がおだやかで耳に残り、心地よかったです。

・初めてのワークでとても興味があり、自分と身体を知る機会になりました。

・体をつかう気持ちよさを感じるとともに、思うように体が動かない方の気持ち、思いを考える(思いをはせる)機会になった。

・自分の身体や相手の存在に集中して動くことができました。恥ずかしさや様々な「しばり」が取れた貴重な時間でした。

                             

<学校関係者>
・体で表現することや、体に触れることが苦手だと思っていたのですが、知らない人同士なのに言葉がなくてもこんな風にコミュニケーションがとれるものだと改めて感じました。また、目を閉じることで自分の中に集中でき、自由に表現できたことも楽しかったです。

・体を充分に使って感じることができました。先生が伝えたいことのちょっとしたレジュメがあるとよいなと思いました。勉強になりました。

・床に横になる、という機会はあまりなく、またその実践で知らない人とも自然にうちとけることができた。だれとでも抵抗なく入れる手段の一つであると感じた。


・普段はあまり意識しない身体の動きから始まり、他者と関わることで気づく自分や身体の接触によるコミュニケーションなどを体感したり、客観的に観察できあっという間のボディワークだった。仕事にどれだけ活かしていけるかまだわからないが、確実に自分の意識や身体の解放につながっていく気がします。

・久しぶりに自分の体と向き合った気がします。体のすみずみまで血流が戻りました。さわやかな気持ちです。楽しかった、ありがとうございます。体の動かし方のおかしい子ども達に何か伝えられるといいです。2学期以降。


・自分の体で感じ、音楽にのってゆるやかに動かすのがとても心地よかったです。

・目を閉じることでふれることや音などの感覚をより深く感じとったり、相手の方とのコミュニケーションがことばを介するよりもスムーズにリラックスしてやりとりできたりとこれまでにない感覚を味わうことができました。学校での音楽でも子どもたちとこんなステキな体を動かす体験ができたらいいな~と思います。

・相手のことを考えるコミュニケーションの研修と個人的にとらえました。普段子どもが本当に望んでいることを提供しているか、という点について教員目線ではなく、子ども目線で考えることを今後あらためたいと思いました。

      



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