ミュージック・プレイ・セラピィ研究会 2012 第16回公開学習会

障がい児の音楽療法 
~声と身体を軸としたワークと理論~



◆日時 2012年3月31日(土) 10:00~16:00

◆講師 土野研治氏 (日本大学芸術学部教授)

◆場所 国立オリンピック記念青少年総合センター












  ●「歌う」場に起こる現象について

  ●「触れる」「触れられる」ことの意味について

  ●「声の方向性」について

  ●「小集団による身体運動」援助するタイミングについて

  ●「身体を任せるー身体を任される」ことの意味について

  ●「息を合わせること」場に起こる現象について


参加者アンケートへいただいた感想やご意見です。

<音楽療法関係者>


・土野先生の講座を何回か受けていますが、とてもわかりやすく勉強できるので今日の
 ワークショップも同様にわかりやすかったです。1人の先生が一日講座をしてくださる
 形態がとても良いと思います。


・ワークショップで参加型だった為、実感として学べることが多かった。

・楽しかったです。自分の身体感覚に徐々に気が付いていきました。
 相互性―密接になったり離れたり、相互に受ける影響を感じました。

・ひとつひとつに意味づけがあり、より深く音・音楽を感じる、扱うことに改めて向き合わせて
 頂きました。「体を通して知る」納得。

・ワークとお話を交えた勉強会でわかりやすく、又、自分の身体についての意味も
 明瞭になりました。幅広い意味での「声」「体から発するもの」の感覚がわかりました。

・話がとてもわかりやすく、考えながら、実感しながら勉強できました。自ら体験することで、
 改めて相手がどう感じるか考え直せました。ビデオを見てより理解しやすかった。

・ワークがたくさんあり、自分で実感しながら学ぶことが出来てよかった。
 声の方向性の話が興味深かった。

・ワークと理論があってよかった。時間が長いため、ゆっくりじっくり取り組める。

・実際のワークでもっと声を使いたかった。たくさんの大切な事柄を学ばせていただきました。



<学校関係者>

・身体というテーマでMTの講習会はあまりなく、視野を広げることができた。
 特に自閉症を中心にお話をいただき、大変参考になった。土野先生はやっぱりすごい!!
 内容もわかりやすかったです。

・ワークを通して実感できることが多く、大変勉強になりました。講習、ワーク、ビデオが
 うまく組まれていて、眠くなることや疲れることなく充実した時間が過ごせました。
 構成が素晴らしいです。

・土野先生のお話をたっぷり聞けて良かった。

・ワークやお話の中にたくさんのエッセンスがつまっていて良かったです。
 子どもの感じ方も体験でき良かったです。知らないうちに押し付けてしまっている
 こともあるか、と反省しました。

・「音楽療法」はその枠を設けて行うものだと思っていましたが、部分的なものを
 普段の活動の中に取り入れることができるとわかり、身近なものに感じられるように
 なりました。また、声や音の違いを子どもは思っている以上に敏感に受け取っていることが
 分かったので、かかわりのひとつひとつを今まで以上に考えて行おうと思えました。

・音楽の大切さ、重要性は知っていたものの、具体的に様々な配慮点を学ぶことができ、
 本当に多くを学ぶことが出来ました。肢体不自由児特別支援学校に勤務しているので
 身体へのアプローチ学ぶことがありますが、改めて身体へのアプローチを考えさせられる
 機会になりました。

・参加者同士が交流して人とのつながりを持ちながらのワークは温かいものを感じた。
 先生の美しいピアノが素晴らしかった。

・実際にセッションしている映像をみることができ、勉強になりました。

・体感して学べたことがとても良かった。


・具体的な子どもへの指導法を求めて受講した。思っていたものとは少し違ったが、
 自分自身の心構えとして学んだもの、思い出したものがあったのは良かった。

・現場で大切になることを教えて頂きました。やはり理論だけでなく、
 実際をご存じだからだと感じました。

・動きながら気づきがあった。子どもの立場にたった気持ちのふり返りができた。

・趣味で整体を習い、体づくりと観察をよくやっています。仕事の方にも何らかの形で
 生かせたらと思っていたのですが、本日の内容が共通する所が多くて驚きました。
 自閉症の体等とても参考になりました。



<施設関係者>

・自分が体験することにより、より分かりやすく、身体で感じることができました。

・身体発達、機能と音(声)ということを考えることができました。

・音楽の提供の仕方やクライエントの発しているもの受け止めかたなど、基本に立ち返って学べた。

・自分の身体を通し色々体験し、よくわかった。子どもに合わせさらに勉強していきたい。

・実践をたくさん取り入れていただいて全身で感じることが出来ました。勉強になりました。

・土野先生の講義を一度受けたいと思っていたのでやっと念願がかないました。
 とてもわかりやすい言葉でお話いただき、現場で取り入れたいヒントもたくさんありました。

・日々、自分の提供する声や音に疑問を持っていたので、具体的なワークを通し
 感じられたことで、子どもによりよく向かっていけると思いました。

・先生が実践されてきたセッションの映像を通して具体的な説明で分かりやすかった。

・話がわかりやすく、聞きやすく、とても勉強になりました。

・体を使った内容がとてもわかりやすくて良かったです。ただ重度の方のVTRなどもあったら
 さらに嬉しかったです。

・触れられたり、触れることの意味や、そこから音楽を通して提供していけるものを考えせられた。

・基礎的な事を全般的に音と身体についてお話を聞きました。もう少し具体的なセッションの
 方法を次回に期待してまた楽しみにしたいと思います。



<その他>

・事例やワークを通して分かりやすくご説明頂けたことで、子どもへの対応、間の取り方や
 留意点など多く学べました。


・自分の考えていること、実践していることが、「それでいいんだ」と背中を押された感も
 あります。また、声の方向性など改めて大切にしたいと思いました。

・具体例や映像があり、すぐに役立てるものが多かった。音に対するお考えが私の目的とする所に
 あり大変勉強になりました。

・身体療法と音楽をつなぎたいと思っているのでおもしろかったです。もう少し身体や発達のことも
 聞けたら良かったです。



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