ひとりよがり2011
第1便
「かみさまからのおくりもの」
今「子どもからの贈り物」ひぐちみちこ著 こぐま社を読み終えました。息子が通う幼稚園の先生からのおすすめなのですが、
〜子どもが持って生まれた『その子らしさ』を生かして成長していけるように、そして、お母さん自身も『あなたらしさ』を生かして子育てを楽しめるように、心からのエールを送ります。〜(帯より)
という内容の本です。
(先日のMPT定例会でも「らしさ」というお題でディスカッションがありましたが)
ひぐちさんは本の中で、その子らしさは神様からの贈り物であると言っています。そして何でも人より早くできるように育てるのではなく、その子らしさに気づいてそれを大切にしてあげましょうと。
私は4歳の息子と、1歳の娘がいます。私も人並みにわが子には幸せになってほしいという気持ちはあるので、色々考えるところがあるのですが、特にまわりとコミュニケーションをうまく取れるようになってほしいまではいかなくても、将来悩みを打ち明けて分かち合えるお友達ができるようになってほしいという思いと、打たれ強い子になってほしいという気持ちは強くあり、そのためには幼いうちからほかの子どもたちにたわむれなくてはと息子と公園にもせっせと通っていました。
その甲斐あってか、本来の性質か人見知りをすることはほとんどなかったのですが、公園にいる間中シャボン玉を液がなくなるまでずっーとしていたり、ひと夏中水道の半径2メートル以内で水をバケツに入れてはまいてをずっーと繰り返していたりとマイペースな一人遊びも多く、それが彼にとって今必要なことなんだと思いつつも、せっかく公園に来ているのだから他のお友達と遊べばいいのにと思うこともしばしばありました。
とそんな調子で今に至るまで、何かに夢中になると全く他のことが目、耳に入らなくなる彼に歯がゆい思いも多い中この本を読んでハッと思いました。「彼がもらった神様からの贈り物が私はわからない‥‥。」
先生やまわりのお母さんからは「○○ちゃんらしいよね。いいよね。おもしろいね。」と言われてもピンとこない自分がいるのです。近すぎて見えていないのもあると思いますが、周りのお友達とうまくコミュニケーションをとれるようになって欲しいという思いから、“彼らしさ”が目の前にあっても見ていないのかもしれません。
ひぐちさんはかつて子どもだったお母さん自身も神様から大事な贈り物をもらって生まれてきていることに気づくことの大切さ、また子育てでもう手遅れではないかと思っているお母さんにも「つまづきをきっかけにお母さんが気づき、なにかを学び、それに愛情を添えれば、再び回復しない幹や枝はないでしょう」とも書いています。
子育て中のお母さんになにかしら心に響くところのある一冊です。(ひぐちみちこさんの「かみさまからのおくりもの」という絵本もあります。)
そして上の子が生まれたときにMPTの大先輩お母さん、美夏さんに常にメモ帳を持って、こどもの言ったこと、おもしろいと思ったことを書き留めておきなさいと言われたことを今さらながら思い出して明日メモ帳を買いに走らねばと思う次第であります。
同じ4歳の息子君がいるゆうじくーん、父親の子育てってどうですか〜?
(なおこ)
第2便
「ヒーロー」
なかなかどうして、子育てというのは難しいなぁと思う今日この頃でして。いろいろと考えすぎなんだろうか、頑張りすぎなんだろうか、いや頑張っちゃいないな、それよりも今の自分に余裕がないんだろうな、なんてことを自問自答・・・そんな中「最近のパパは怒ってばっかり」と言われました。そんな自分が嫌で、巡り巡って自己嫌悪になってみたり、そして何気ない子どものしぐさや一言で本当に救われてみたり。思い返してみると、怒って笑って悲しんで喜んで怒って泣いて楽しんでやっぱり怒って(本当に怒ってばっかりですね)を繰り返している毎日。
そりゃパパだって怒りたくはないし、もっと彼の思いや主張を受け止めてあげないと!と頭ではわかっているのですが、なかなかどうして・・・う〜ん上手くいかない。
人の親になってみて、自分の人間的な未熟さを思い知らされました。
でも誤解のない様に・・・家族はとても仲良しですよ。
子どもの日々の成長は本当に嬉しいですし、彼の活き活きとした表情や行動はとても愛くるしく、本当に可愛いのです。そしていつも仕事終わりにこれから帰るよと家に電話をするんですが、最近は彼が自分で電話に出てくれて会話をしています。そんなことができる様になったんだねぇ〜と感慨深くなり、心がほっこり癒されます。
最近パパ怒ってばっかりでごめんよ。パパは君が嫌いで怒っているんじゃないんだ。
君にいろんなことを伝えたくて、いろんなことを知ってほしくてお話をしているんだ。ただ、ちょっと急ぎすぎたみたい。もっと君のペースや目線に合わせなくちゃいけなかったね。
そして今の君ともっと向き合っていかないとね。
そして願わくば、いつまでも君の「ヒーロー」的存在でいられます様に。
そんな彼ももう4歳。年中さんです。園ではなんでも自分でできる年長さんたちへの憧れと、年下の子どもたちにとってはお兄さん的存在として、そして同年齢の子どもたち同士ですったもんだありながら、彼なりに日々奮闘しているみたいです。
これからもいろいろとあると思うけど、そしてこんなパパだけどよろしくね。
あと、どんな小さなことでも良いから、いつも心に「夢」を持っていてほしいな。
ちなみに、そんな君の今の夢は何なんだい?
(息子)「ぼくねー、おおきくなったら“ゴーカイジャーグリーン”になるぅー!!」
・・・レッドじゃないんだ、超うけた(笑)
この微妙な感じ、うん間違いない、俺の子だな。
そんなこんなで、決して人様に誇れるようなイクメンではない自分ですが、これからも背伸びをしすぎず、悪い所はきちんと反省をしながら、そして「彼らしさ」を大切に育児を楽しみたいと思います。
とゆーわけで、ゆんちゃんにとってのヒーロー(女性だとヒロインか?)って誰ですかー?
(ゆうじ)
第3便
(かな)