ミュージック・プレイ・セラピィ研究会 2011 第14回公開学習会
音楽療法と『あそび』
〜子どもの発達の視点から〜
講師
勅使千鶴氏
(名古屋大学大学院教育学研究科修士課程修了 日本福祉大学教授)
下川英子氏
(東京藝術大学作曲科大学院修了 日本音楽療法学会認定音楽療法士)
◆日時 2011年4月2日(土) 10:00〜16:00
◆場所 国立オリンピック記念青少年総合センター
●午前のプログラム:勅使千鶴先生
『子どもの発達とあそびの指導』
1.あそびの意義
2.子どもの発達とあそびの発展 ― 保育園の実践から学ぶ
3.あそびの指導 ― 一つのあそびから他のあそびへの発展のさせ方
●午後のプログラム:下川英子先生
『0歳からの音・楽器を使ったコミュニケーションと遊び』
<映像と講義>0歳からの楽器操作の発達/子どもの音楽療法の目的と発達の促進/
保育や遊びに音楽療法を生かす
<実技> 音・楽器でコミュニケーションをはかる遊び
ー 保育園・小学校での実際から
参加者アンケートより
貴重なご意見ありがとうございました。
とても満足 |
31 |
やや満足 |
18 |
普通 |
2 |
やや不満 |
0 |
とても不満 |
0 |
複数回答 |
2 |
無記入 |
1 |
☆ 日々の活動に役立つヒントや工夫がたくさん勉強できた。
子どもを見る視点や発達のことも合わせて教えて頂けたのでよかったです。
自分自身もあそびや音楽を楽しむことの大切さを改めて感じました。ありがとうございました。
☆ 映像や実技も多く、具体的でわかりやすかった。
「待つ」ことが出来ているか改めて振り返る機会でした。
☆ 新学期に向けて色々吸収したい時期なので、いつも良い時期に学習会があるので
うれしいです。実習と共に段階的な応用方法などお話いただいたので、自分の担当している
現場を想像しやすかったです。ありがとうございました。
☆ 発達に合った遊びについて資料も詳しくとても参考になりました。また、実際のビデオも見られ、
とても有意義でした。体験もできたので、よくわかり勉強になりました。
☆ 実は今とても興奮しています。仕事で毎年何らかの研修を受けさせてもらう機会がある
のですが、スヌーズレンもムーブメントも感覚統合もみんなおもしろい!なるほど!勉強になる!
とは思ってもこれをテーマにもう少し勉強したいという情熱までは感じていませんでした。
でも、今日音楽療法とあそびという2つのテーマがピックアップされたお話をきいて
「これだ、やっぱり私がいちばんあつくなるのはコレ!」と実感できました!何の素質もなくて、
楽譜も読めませんが・・そして今はまだ本格的に勉強できるほどの余裕はないのですが、
方向性が見えてうれしくてたまらない私でした。ありがとうございました!!
☆ 実際に楽器を使ったプレイをやってみて楽しかったです。
ぜひ子どもたちとやりたいなと思いました。
☆ 今とても必要なテーマだったので良かったです。あそびの段階もよくわかったし、具体的な方法も
沢山教えていただけたので、持ち帰れることが多いです。ありがとうございました。
☆ 重心で働いているが、ピアノや楽器を使ってうたうことで終わってしまう。
もう少し一人一人にいかした音楽 の方法ということで、すごく勉強になった。
☆ 子どもの発達について、重度の障害を持った方々にもあてはめて考えることができました。
「けんちゃん」には私自身がいやされました。下川先生のお話、体験はとても参考になりました。
ひとつの楽器を工夫して使うことで重心の方々にもあわせて行えると思いました。
☆ 基本的な事ですが、セラピーの中で子どもと楽しく遊ぶ事の大切さを改めて感じました。
自分がやっているセラピーが自分の押し付けにならない様に心がけていきたいと思います。
司会者の進行、話し方が心地よくありませんでした。
☆ 理論と実践を同時に勉強できたので、とてもわかりやすかった。
また、あそびをテーマにした学習は、今まで参加したことがなかったが、とてもハッとさせられる
ことが多く、自分が知りたかったことはこれだ!と思った。
とてもためになる学習会で、久しぶりにスッキリ出来た学習会でした。ありがとうございました。
☆ 学生時代に1度勅使先生の下で学び、社会に出て再び学ばせていただきました。やはり、
実践をしてからだと学生の時以上に吸収できたと思いましたし、基礎が大事であることが
わかりました。学生時代の資料を再び出して見てみようと思いました。音楽療法に以前から
興味があったものの、なかなか学ぶ機会がなかったので良かったです。
☆ これからわたしも使いたいと思うアイデアをたくさんいただけました。
☆ 遊びの大切さ、自分も楽しむ大切さを改めて認識しました。音楽療法を受けている子どもたちの
表情が良く、音楽を自分の普段の療法に取り入れたいと思いました。
☆ すずゴムのパフォーマンスすてきだった。
☆ 勅使先生の腹話術の「けんちゃん」のお話はとっても参考になりました。ぜひ仕事場でも
実践したいと思います。下川先生のカスタネットやマラカスを使ってコミュニケーションの活動の
方法はとっても勉強になりました。ありがとうございました。ぜひ次回も参加したいと思います。
☆ 鬼ごっこ等保育園での実践が発達理論(段階)に相応していることがわかりやすかった。
音楽療法と聞くと小難しい感じがしたが、身近なものであることが分かり勉強になった。
午前中のビデオが見られなくて残念だった。
☆ 実際に楽器を使っての実践など、こちらも楽しんで参加することが出来ました。
楽器でコミュニケーションをとる発想がとても参考になりました。
☆ あそびも自分自身で体験ができとても楽しかったです。今すぐに保育にいかせることができる遊び
だと思い、とても勉強になった。
☆ 現場ですぐに生かせる講座だった。ビデオをたくさん見れたこと。
☆ 子どもの表現を引き出す技法や、セラピストとしての在り方を再確認できました。
音楽やあそびを提供する側が、それを楽しんでいることが大切だということが、本当に重要なこと
であるなと感じました。今日学ばせて頂いたことを、実習に生かしていきたいです。
☆ とても勉強になりました。実際に体験することができてとてもよかったです。
子どもたちとどう関わったらいいのか、接すればいいのかよくわからなかったので、
とても参考になりました。
☆ AMは、子どもの発達とあそびの段階を詳しく教えていただき、とても勉強になりました。
PMは、具体例を交えて、その中で子どもの発達段階の話をしていただき、とても勉強になりました。
ありがとうございました。
☆ 理論と実践がバランス良く学ぶことが出来た。
☆ 発達についても改めて認識できてよかった。子どもの時に遊ぶということがどれだけ大切なことか、
かかわり合いのない子どもが痛みをわからないという言葉が印象的でした。
☆ 実践があったからとても良かったです。前半の抗議のパワーポイントなどあるともっと良かったです。
子どもの発達段階のプリントは活用できますし、ありがたいです。1人で参加されている方も多いので、
前半にコミュニケーションが出来るようなカリキュラムで、同職種の人と昼休みも使ってお話が
出来たりするともっといいなと思います。実践の時、講師の方がピンマイクだといいですね。
☆ 知、肢、どちらにも具体的に実践で生かせる点。とても発見がありました。
☆ 児童以外の音楽療法士です。学会で児童の事例を聞いて、とてもクライエントに工夫されている
様子が勉強になり、参加させて頂きました。とても丁寧にその子の発達に合わせてステップアップ
させる、その様子がよくわかりました。先生の本を読んだだけではわからないことがたくさんありました。
ありがとうございました。
☆ 持っているものを素直に出して違いを楽しむ。学校音楽にも活かしていきたいので。
音楽をとおして人と向き合う、向き合える大切な音楽を学べました。
☆ ビデオや実際に楽器を使った活動などもあり、わかりやすくよかったです。
☆ 保育士ですが、たまに障害児の担当をすることもあります。詳しい知識もまだまだ知らないことも
あるのですが、このような会に参加させて頂き、コミュニケーションの大切さを実感しています。
音が出る、音を出せることの大切さ、大事さも痛感しました。なんだかすぐ実践できそうなものもあり
とても勉強になりました。難しい言葉もありましたが・・ありがとうございました。
音楽があると自然とコミュニケーションがとれることのすばらしさを再び実感しました。
☆ 勅使先生のビデオが残念でした。下川先生の音楽を使ったコミュニケーションをもっと聞きたかった。
実際現場(保育所)でも使えるものが多かったので、もっと行いたかったです。
☆ 先生お二方とも、丁寧でわかりやすいお話であっという間でした。勅使先生のビデオ、
ぜひ拝見したいのですが、そのような機会を作っていただけないでしょうか?
☆ 下川先生の本を以前読んだことがあったのですが、今回実際に先生のお話を聞くことができて、
大変勉強になりました。内容も満足のいくものでしたが、少し時間が短いかな?と思いました。
もう少しお話が聞きたかったです。次回もぜひ参加させて頂きたいです。
☆ 下川先生の本は以前に購入し、セッションの参考にさせていただいてはいたが、今日実践の現場を
体験でき、とても納得でき、良かったです。コミュニケーションをとるプログラム(たいこでお話、
カスタネット、フィンガーシンバル)は早速とりこみたいと思いました。
☆ 実践例や具体的な方法をご指導くださり、わかりやすかった。
☆ 実践VTRが沢山見られて良かったです。特別支援学校の小学部で勤務しています。
今年度は初の「自閉症学級任」です。「音、楽器を使ったコミュニケーション」「社会性の学習」で
挑戦してみたい!と思いました。(相手の先生との方向性にもよりますが)ありがとうございました。
☆ 発達、発育については過去学んだことの掘り起こしが出来、改めて着目していこうと思います。
MTにおいて、あそびの要素、楽しむ要素を含んだ活動を考えるようにしているので、
今回の実技も発達段階におけるあそびの内容も活かしていけたらと思います。
映像はインパクトもあり、とてもわかりやすく段階を見る、知ることができ良かったです。
☆ もっと実践的ワークを入れて欲しかった。実際に行うと身をもって体験できるのでわかりやすいので。
午前中、講義ならばみっちりと講義としていただけるとわかりやすかったと思った。
(ディスカッションの時に感じた)
☆ 発達をとらえて話をして下さったので、わかりやすく勉強になりました。
☆ 音楽を使っての遊びを1カ月間取り入れたことがあるのですが、音楽に合わせて音を鳴らすだけに
なってしまい、どう遊ぼうか考えていました。今日の実施を参考にして施設でもチャレンジして
みようと思いました。
☆ 勅使先生のビデオを楽しみにしていただけに、見れなくて残念である。下川先生の体を動かし、
いろいろな楽器も体験できてとても勉強になった。
☆ 午前中もビデオなどの映像が欲しかったです。自閉症学級の担任をしています。
「社会性の学習」の中で生かせる題材がたくさんありました。支援学校での音楽の授業は集団で
やるという概念がありますが(10人〜20人くらい)発達段階によって1対1でやることの有効性を
現場に伝えたいと思います。
☆ 下川先生の話とワークショップ大変参考になりました。保育に関してはお聞きしたい内容とは
少し違っていました。
☆ 実践や映像を取り入れた内容で、色々な目線の見方や楽しみながら体験でき良かったです。
☆ 先生方のお話そのものがとても心地よく、すんなり身体に入ってくるような不思議な感覚があり、
とても心安らぐ時間になりました。日々の忙しさに追われ、子どもたちをよく見ていなかったと
反省する時間になりました。
今後、取り上げて欲しいテーマ
・下川先生の講座 ・下川先生の肢体不自由児の音楽療法
・再び音楽とあそびをテーマにしたもの ・あそびの発達を心理学の視点から
・下川先生のお話されていた音程の発達について
・飯塚先生の講座
・肢体不自由児(者)への音楽療法
・重心(成人)の方へのコミュニケーション、スキンシップ、活動の展開
・特別支援学校での音楽の授業(自閉症のみの事例があれば・・)
・障害児(年齢、発達段階もバラバラ)の集団での音楽療法
・発語、発声に難があったり、遅れのある方、失語症へのMTのアプローチ、STの面から
・自閉症の音楽活動(グループ)、受動的活動(鑑賞教材、パネル、影絵、ボディソニックなど)
・音楽を使った実践法や実践例を知りたい(出来れば効果も知りたい)
・施設や保育園などの事例研究
・MT、OT、PTに共通した療法(セラピー)について
・ムーブメント、スヌーズレンを取り入れた音楽療法
・脳と音楽の関係性
・成人の知的障害を持った方への音楽療法
・高齢者の音楽療法
・ドラムサークル・リトミック
・以前のOTの方のお話が面白かったので、また聞きたい。