ミュージック・プレイ・セラピィ研究会2009
第11回公開学習会

特別支援教育における音楽療法の実践



2009年8月9日(土)
国立オリンピック記念青少年総合センター


吉村奈保子先生



講座内容

1.音楽療法の定義

2.音楽の要素について

3.音楽という媒体がもつ特殊性

4.発達障害児の音楽療法の目的

5.障害児への「音楽」を行う場合、何が問題となるのか

6.療育における音楽活動の分類

7.発達障害児の課題目標とスモールステップ

8.目標設定となる4つの領域 (機能・情緒・認知・コミュニケーション)

9.各領域の活動例

10.鑑賞活動について

11.活動の特性





    

クワイヤーホーン デスクベル サウンドシェイプ アゴゴウッドなど
日頃あまりお目にかからない楽器も登場して楽しいアンサンブルができました。







次から次に活動例を紹介していただき、参加者の皆さんも満足したことでしょう!
どんなことをねらいにしているのか覚えていますね?





参加者の皆様のアンケートはいつもありがたく拝見させていただいております。
今回もたくさんの方にアンケートを書いていただきました。
ありがとうございました。


貴重なご指摘もありました。
より良い学習会ができるよう、今後の学習会での参考にさせていただきます。
メールでもファックスでもお寄せいただけるととてもうれしいです。





アンケートより

★どのお話も興味深く、一日が短く感じました。あれもこれも知っている、やってみたことある…
と思いながら、 全く組み立てられたものとして授業できていず、
大変頭の中が整理させたみたいです。
 2学期子どもたちとまた音楽をすることが楽しみになってきました。(特別支援学校)


★実践的なお話だったのでとても参考になり、すぐにでも行ってみたいことばかりであった。
(公立小学校)


★実際に映像があったり、実践を盛り込んでくださり、とてもわかりやすかったです。
 本当にありがとうございました。(肢体不自由特別支援学校)


★実践に基づくお話で、VTRなども豊富でわかりやすく勉強になりました。
日頃、重複障害の子どもたちに接していて、音楽がとても有効だと感じています。
いかに子どもたちの活動をさせていくか考えていますが、たくさんのヒントをいただきました。
(特別支援学校)


★自身、専門に音楽を勉強した上での特支担任なので、音楽的なアプローチから
国語、その他に広がっていく所がとても参考になりました。
まだスタート段階ですので、これをきっかけにもっと勉強していきたいと思います。
(特別支援学級)


★たくさんの発見がありました。まだ大学生で教員を目指している身ですが、
教員になったら参考になることばかりでした。(学生)


★1曲1曲実際に楽器で演奏をし、曲の構成・タイミングなどがよくわかりました。
以前受け持った子がゆったりした曲にオーッと体を突っ張らせていたのがなぜか
やっと理解できました。評価や視点をどこに置くか、どうしたらわかりやすいかなど
具体的でとても勉強になりました。
(小学校特別支援学級)


★とても勉強になりました。中学の特別支援担任(音楽)なので、
2学期からの授業の参考になるところがたくさんあり、充実した1日となりました。
(中学校特別支援学級)


★音楽療法に対するイメージが根底からくつがえされたような感じです。
重度の肢体不自由、情緒障害者、老人等に対するものだけでなく、軽度の障害児に対しても、
療法という目的を持つということを改めて考えると、私が今までしてきた音楽の授業も
療法と考えてもよいのかなあと思いました。とても難しいこともされているようですが、
先生のおおらかな雰囲気が、きっと子どもたちにとって楽しい、
ワクワクするような内容になっているのだと思いました。(特別支援学校)


★音楽療法の目的、障害児の指導で問題となってくることなどを
わかりやすく教えていただきました。
午後は実技を行いながら楽しく活動できました。2学期からの授業に取り入れられそうな
内容もあったので準備をして取り組んでいきたいと感じています。
初めて見る楽器もあり有意義な1日となりました。(小学校特別支援学級)






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