参加者アンケートより…

<1日目:事例研究>


・幼児グループでは保護者へのサポートが重要とあったが成人施設もまさに同じことが言えると感じた。
 「こちら側がどれだけ大きな引き出しを持てるか?」が印象に残った。

・事例をもっと聞きたかった。

・プライバシーの問題などもあり難しいと思うが、セッション内容をVTRなどで見ることができると、
 よりイメージしやすかったのでは。


    事例研究は3例(養護学校含む)やろうと思っていましたが、時間の都合上できませんでした。
    機会があったら学校での音楽の取り組みなども研究していきたいですね。
    VTRや写真など今回の事例に関しては肖像権の問題で使用できませんでした。
    ごめんなさい。(スタッフ)


<伊藤先生の講演>


・初心者の私でも音楽療法について理解を深めることができた。“できる”から始める、ということが
 とても印象的だった。

・親の関係の大切さ、そして「何ができないか」ではなく「何ができるか」という観点でとらえ、
 最初は誰でもできることから始めるというのが印象に残りました。

・療法というより支援という考え方に賛成!話全体からプロとしての厳しいそしてMTをいかに
 現場のスタッフに認めさせるかというフロンティアスピリット的な物を感じ、私自身もそうありたいと
 思いました。

・知っていたことの再確認、知らなかったことを教えていただく…
 一歩音楽療法に近づけた気がしました。

・自己紹介で時間をとってしまいせっかくの伊藤先生のお話が短くなってしまったのは残念でした。


    そうですね。もう少しお話を聞きたかったですね。
    その分参加者の皆さまの自己紹介を色々お聞きすることができました。
    参加者の皆さまは思ったよりお話好きなのかしら…!?(スタッフ)


<2日目:楽器のお話>

・楽器の形にも意味があるということがとても興味深かった。

・音楽を勉強してきたはずですが、マラカスや他の民族楽器の起源を今まで知らず、
トリビアではないですが、「ヘエ〜」と思わず心の中で何度もつぶやいていました。

・まず率直に会場にそろえられた楽器の種類、使い方、音色等に驚き、
 楽器(素材)の持つ無限の可能性の一端を未熟ながら感じることができたように思われる。
 また、療法において基本原則に沿った楽器の使用も携わる上で当然考慮すべき
 重要な点であることを改めて認識しました。

・色々な楽器があることをしり、実際に目で見て、触ることができたのでとてもわかりやすかったです。

・心残りは竹筒で2人の先生がボコボコやったのを見ていて、私もやってみたかった。
 そして原始的に踊ってみたかった。

・楽器の分類も初めて知ったが少し難しかった。


   楽器の始まりを知ることができ、それにまつわる話など皆さん楽しんでいたようでしたね。
   たくさんの楽器をご紹介しましたが、実際に触ったり音を出したりする時間を
   もっと設ければよかった…と反省しております。
   楽器の分類は私たちのよく知る分類の仕方と微妙に違いました。
   その楽器の鳴り方でわけてありましたね。(スタッフ)



<ワークショップ>

・楽器を通して知らない人とも会話できたのがとても楽しく音楽のすばらしさを改めて感じた。
 音楽療法の中で利用者が感じている感覚を体験することができ、
 今後の利用者への対応の 仕方に参考になった。

・職員はどうしてもサポートの範囲でしか関わることができないように思っていた中で、
 実際にセッションの対象者になった気持ちで体験し、
 肌で感じることができたのでとても楽しかった。

・実は「実際にやってみよう!」みたいなのは苦手だったのですが、
 今回だけは本当にそういうふうに思うことなく
 「見てるだけではわからない。やってみて良かった!」と感じました。


   午前中ずっと座りっぱなしで皆さん身体を動かしたくてムズムズしていたのではないでしょうか。
   楽器を使ってのコミュニケーションは適度な緊張を感じながらそれぞれ楽しげに音を出していましたね。
   聞いて(見て?)いても不思議な雰囲気が伝わってきました。
   果たしてこの人たちはコミュニケーションとれているのかいないのか…。
   面白かったです。(スタッフ)


<その他>


・少人数での学習会だったので参加者の顔がよくわかり、
 とても有意義な時間を過ごすことができました。

・音楽療法は歴史が浅く勉強する場がないんですよね。
 飯塚先生がおっしゃったように経験と発展が必要です。
 このような研究会を一般に呼びかけ今後、回を重ねていくのであれば、
 問題点を持ち寄り皆さまで考え、それに先生の助言をしていただき
 実践につながるようにしていくと、若い方々も力がついていくのではないでしょうか。


   日々勉強ですね。若い人は吸収が早いです。
   経験を重ねると共に研究心・探求心を忘れずにがんばりたいと思います。
   皆さんとこうしてお会いできたことも何かのご縁です。
   また研修会など参加して頂けると嬉しいです。ありがとうございました。(スタッフ)





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