原型製作記


カスタマイズフィギュア用
スクール水着

(4月2日公開)

「カスタマイズフィギュア」完成はさせたが裸のままで置いている人が多いでしょう。
せっかく良い素体があらかじめあるのだからやっぱり服を着させてみたいし、ここから自分で服を作ったりしてカスタマイズするのがこのキットの目指す所なのですから、ちょっとなんか作ってみようと思いました。

で、みさきせりか氏のボークス会報に掲載されている作例を参考にしつつ、個人の趣味大爆発でスクール水着を作ってみる事にしました。
素体にそのままつけるのではなく、脱着可能なものにしたいと思います。


スク水はどこかの作品から選んだわけでもなく、オリジナルですよ。
似たようなスク水はごまんとありますが・・・・・。




今回は初めてということなので、皆さんに参考になるように細かくまとめて載せます。



(4月2日)
まずは当たり前だがカスタマイズフィギュアを購入。


胴体のバリやパーティングラインを消しておきます。

念のために、服作る用の体を別に買っといたほうがいいかもしれません。


さて、使用するパテですが皆さんの作製の参考となりやすいように、購入が容易なエポキシパテを使用します。


まずは上のタミヤの造型パテ。
みさきせりか氏はこれを使っていますね。
私も久々に使います。


しかし私が使い慣れていないので、これに下のWAVEの軽量パテを1:1で混ぜて使用します。

詳しくは原型製作記のトップの「エポパテ講座」を見てください。
やらなくてもいいかもしれませんが、体にマスキングテープを貼ります。

パテ硬化後素対からはずせ易くするためです。


さらにテープの上にグリスを塗ってあります。
とくにオーブンなどでパテの硬化を早めないのならば、メンソレータムでも十分です。





素体にメンタム塗ってその上にパテをのせるだけでも十分です。
エポパテを適当にスク水の形にしながら盛っていきます。


当然盛りすぎてパテが厚くなってしまうところができます。

硬化後削るのもいいですが、ここでは硬化前にニッパーで薄くさせています。


やりやすいやり方でやりましょう。

スク水の皺、胸、肋骨などを意識して形を整えます。


画像は最初に盛って硬化した状態です。
同じくその状態の後から〜。
パーツを分割します。


ここでいきなりポカをかまします。

ここから細かい作業に入りますが、やっぱり私にとってはタミヤのエポパテは使いづらい・・・。

マジックスカルプを使いたいが、購入が簡単なパテで作るというコンセプトがあるので、WAVEのミリプット・エポキシパテ・グレードSを
使用します。
白い部分がミリプットです。

このように胸、肋骨のラインを意識しながら盛り付けます。


好みでへそのラインも入れてもいいかもしれません。

後は、肩甲骨、背骨、お尻を意識しながら盛り付けます。


ここではタミヤパテを使ってます。
ここではじめてペーパーやすりをかけます。

画像は2回目のパテの盛りつけをしヤスリをかけたところです。


このときあまり薄くなり過ぎないように注意しましょう。


ここでついでにパーツの裏側の表面も平らにしておきましょう。
どうせ見えないのですから念入りにする必要はありません。
お股パーツも同様に手を加えます。

股の部分は結構細くしないと足がつけれないので、結構限界まで細くしました。
ちゃんと体につくか確認です。
後姿〜。


サーフェイサーをふきます。
1回目は厚めにふいてOKです。

表面処理の開始です。

ときパテを塗ります。
ある程度表面処理が進んだら、モールドを入れます。

今回はゼッケンとプリンセスライン(脇から股に延びる線)を入れました。

原型の完成です!!
実際に着てみましょう〜〜。
アップ!!
お尻!!

とまあ、これで原型完成で終了です。
これに塗装をして完成させるのもいいですが。
今回はキャストに複製をして塗装を行いたいと思います。

塗装した完成版は後日ギャラリーに載せます。



前のページに戻る