エポパテ講座
「エロパテ」じゃないぞ「エポパテ」だぞ



エポパテで盛ってフィギュアの原型を作っていくのが自分のやり方です。
ちょっとここでエポキシパテ講座



まずは過去に私がよく使用したことのあるパテです。


造形村アーティストパテ


私がかなり愛用していたのですが、現在は製造中止。



そして今私が使用しているパテです。


上段 ミリプット・エポキシパテ・グレードS
中段 ウェーブ・エポキシパテ[軽量タイプ]
下段 Magic Sculp 


左側にあるパーツ片は硬化した時のものです。色はこのような感じになります。
MagicSculpは造形村アーティストパテとほぼ同じ性質を持っています。





現在は(2005年11月)おおまかな所はWAVEの軽量パテを使います。
そして細かいところはWESCO EnterprisesのMagicSculpを使います。
場合によって違いますが大体軽量パテ70%、マジックスカルプ30%といった感じです。


パテを使うのに一番いいのはくいつきがよく、水でよく伸びることです。
かつて使用したことのあるエポキシパテの使い勝手をまとめて見ました。

品名 硬化時間 作業可能
時間
伸び くいつき 硬化後の
固さ
臭い 手につく度
Magic Sculp 2時間 1時間 やや付
ウェーブ・エポキシパテ[軽量タイプ] 3時間 20〜30分
ミリプット・エポキシパテ・グレードS 2〜3時間 20〜30分
エポレジン・プロ 2〜3時間 30分 やや固 かなり付
セメダイン エポキシパテ 6時間 1時間
タミヤエポキシ造型パテ(速硬化タイプ) 5〜6時間 1時間 やや固
エポキシパテ木部用 10分 3〜5分

・硬化時間:実用強度になるまでの時間
・作業可能時間:私が感じた、盛りつけや形を出すのが可能な、パテの伸びが生きている時間
・伸び:水にぬらしてスパチュラとうで伸ばした時のパテの伸びのよさ
・くいつき:パテを盛った時の下地へのくいつきのよさ
・硬化後の固さ:完全硬化後の固さ
・臭い:基本的に臭いはありませんが・・。
・手につく度:パテをねるときのパテの指へのくっつきやすさ


MA−SA的に総合評価をするとこんな感じです。

Magic Sculp 利点:細かい部分に長時間みっちりと作業ができる。
欠点:模型ショップでも販売していない海外輸入品。ネットでの購入可能。
ウェーブ・エポキシパテ[軽量タイプ] 利点:硬化後がさくさく切れて、大まかにだが形も出すことができる。
欠点:硬化を急がせるためオーブンなどで加熱すると膨張する。
ミリプット・エポキシパテ・グレードS 利点:くいつきがよく細かいところの盛りつけが可能。
欠点:指が白くなる。
エポレジン・プロ 利点:柔らかく水での伸びがよい。
欠点:柔らかすぎ?水がないと粉っぽくなる。
セメダイン エポキシパテ 利点:灰色なので小さい傷や盛りつけ忘れ部分が見つけやすい。
欠点:硬化後が少し固すぎ?硬化時間も長い。
タミヤエポキシ造型パテ(速硬化タイプ) 利点:模型店だったらどこでも売っている。細かい作業が可能。
欠点:伸びがいまいち。量が少ない。
エポキシパテ木部用 利点:硬化時間が速い。硬化後さくさく切れる。
欠点:いくらなんでも硬化が速すぎ。ポリパテ気分で使うエポパテ?







硬化を促進させるためオーブンや電球、ドライヤーなどを使ったりしますが、私は
電気ストーブで暖めています。


こんな感じ






最後にちょっとした裏技?
(もしかしたら常識)
現在は軽量パテとマジックスカルプを使用していますが、大きな盛りつけ部分には、ほどほどにくいつきと伸びがよく、硬化後削りやすいパテがいいので軽量パテとマジックスカルプを1:1で混ぜて使用しています。
2種類のパテを混ぜて使うと結構いい感じだったりすることもあります。





これからもいろいろ試していくつもりです。
新しく何か使用したら追記する予定です。





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