本文へスキップ

電話でのお問い合わせは090-2848-7055

メールでのお問い合わせはこちら

食べ物のメリット・デメリット

魚介類
頭にも体にもよく効く、多彩な栄養効果

商品イメージ1

1.良質なタンパク質、カルシウムが豊富。青みの魚は健脳食に

魚介類とは、単に魚類と貝類のみを指すのではなく、水産動物を総称する言葉で、広義には水中に棲息するすべての動物を意味している。魚類・貝類・頭足類(イカ・タコ)・節足動物(エビ・カニ)・棘皮動物(ウニ・ナマコ)のほか、クラゲ・ホヤ、そして時にはスッポンやクジラまで含む。

 世界中に、魚類は約3万種いる。1秒間に1種の魚名を呼ぶとして、全世界の魚名を呼ぶだけでも4時間はかかることになる。

そのうち、日本近海に棲息するものは約1000種、それに淡水産が約50種いる。近年は魚の消費が増加した反面、近海魚が減少し、それに変わって養殖魚や遠海魚(外国産)が多くなった。

□メリット

1.魚のほとんどは、刺身として生で食べることが出来る。また、煮たり、焼いたり、塩漬け、乾物、缶詰、味噌漬けにしたりなど用途が広い。

2.魚肉は一般に獣肉のタンパク質より優れている。すなわち、アミノ酸の高いものが多い。

3.魚類には、各種ビタミンを大量に有しているものがある。例えば、ビタミンAはウナギ・穴子・ギンダラなどに多い。また、アンコウの肝にも多い。ビタミンAの1日に0.45(成人女性)〜0.55ミリグラム(成人男子)であるが、例えば、ウナギ100グラム中には2.4ミリグラムもある。

  ビタミンDの多い魚は、サケ・カレイ・カジキ・ウナギなどである。

  ビタミンB1はウナギ・タラコ・スジコに多く、ビタミンB2はウナギ・サバ・シシャモに多い。

ナイアシンはほとんどの魚類に含まれているが、イワシ・カツオ・コチ・サケ・サバ・サワラ・ブリ・マグロなどには特に多い。

ビタミンB12は各種魚類の肝をはじめとする贓物に多い。

本当の魚好きは、皮に目がないという。サケ・タイ・スズキなどは特においしいし、また、黒い皮にはビタミンB12が多い。アンコウの肝には、特にビタミンEが豊富である。

4.魚肉のタンパク質にはイオウ(S)を含むアミノ酸(チスチン・メチオニン)が多い。このアミノ酸にも血圧を下げ、脳卒中を予防し、血中コレステロール値を下げる作用がある。

5.魚肉費はミネラルも多い。例えば、鉄はアユに、亜鉛はイカナゴに、銅はイワシ・カツオに多い。そして、その他のミネラル(カルシウム・マグネシウム・リン・マンガンなど)も有意に含まれている。

魚類のうち、稚魚や小魚(雑魚)類は丸ごと食べると、肉や内臓ばかりでなく、骨まで入るので、カルシウムやリンのよき供給源になるばかりか、各種ミネラルが摂取できる。

骨のカルシウムは、牛乳のカルシウムよりも吸収が悪いといわれるが、骨を作る材料は、骨が最高品ではないだろうか。イワシ・サンマ・アユなども、頭からしっぽまで柔らかくなって食べやすい。これほどよい栄養食品というのも少ない。

6.アユのはらわた「うるか」など、魚類の内臓はビタミン・ミネラルの宝庫といえる。また、魚肉よりも卵はさらに栄
養価が高い。スジコ・イクラ・カズノコ・タラコなどである。また、アジのように、タウリンを含んでいるため、血中のコレステロールを下げる魚もある。

7.ある種の魚の脂には、多価不飽和脂肪酸であるIPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が多量に含まれている。IPAやDHAの作用についてはマグロの項を参考にしてください。

    IPAやDHAは、イワシ・アジ・サバ・サンマ・ぶり・カツオ・マグロなど、すなわち背の青い魚・赤身魚に多い。むしろ、タイ・ヒラメ・フグなどの白身には少ない。

■デメリット

1.一般に、調理・貯蔵に際し、添加・乾燥により塩分が増加する。煮干し・佃煮・塩漬け・塩焼きなどである。

2.干したり、焼いたりした魚には、過酸化物質がたくさん出来ている。たとえ干さなくても、冷凍して1年間もすると味が落ちるが、これも主に過酸化物質のためである。

  魚油には、IPA・DHAという多価不飽和脂肪酸が多いが、これが酸敗(変敗ともいう)しやすいのである。乾燥した魚類(めざし・みりん干し)を焼くと、より多くできる。過酸化物質は、最近、老化物質・発ガン物質として注目されているものである。

3.焼き魚をよく食べる人に、焼き肉と同様、胃ガンが多いという免疫的調査がある。特に、塩魚の干物を焼いて食べることは、発ガンの可能性を高くする。2.で述べた過酸化物質のほか、焼き魚や焼き肉には、ニトロソアミンという発ガン物質が出来、塩分も胃壁に害を与える。塩分摂取の少ない民族には、高血圧もさることながら、胃ガンや胃潰瘍も少ないのである。

4.赤身の魚(主に背の青い魚)は白身の魚よりも変質しやすい。「鯖の生き腐れ」などといわれる。これは赤身の魚に糖分(偽リコー源)が多く、死ぬとそれが急速に分解し乳酸が出来るためであるが、この乳酸により魚の肉は硬さも増す。

5.赤身の魚は、昔から要注意といわれている。これは、白身の魚に比べて、腐っても水さえかけておけば新鮮に見えるからでもあるが、もう1つの理由は、赤身の魚には白身の魚よりもそのタンパク質を構成するアミノ酸にヒスチジンが多いためである。ヒスチジンからはヒスタミンというアミノ酸が出来る。このヒスタミンは、毛細血管を拡張させ、皮膚の発赤やむくみ、そして痒みの原因となる。すなわち、蕁麻疹である。また、ヒスタミンは、血圧を下げ、気管支を痙攣させる作用があり、呼吸困難の原因にもなる。赤身の魚にはIPA・DHAという抗アレルギー脂肪酸も多いのだが、いずれにしても、新鮮な魚を摂るように心がけたい。

6.魚類の中には毒素を持っているものがある。有名なのはフグであろうが、最近海外から入った魚には、日本人には名も知られていない有毒の魚があり、時々市場に顔を出すことがあると聞く。また、ウナギの血液にはイクシオトキシンという溶血毒が含まれている。ただしこの毒は熱には弱い。

7.刺身(あらい)で食べることがあるので、寄生虫に感染する場合がある。感染は次のような魚で起こりやすいので注意すること。

    アニサキス症・・・タラ・ニシン・サケ・マス・カツオ・ハタハタ・マアジ・キュウリウオ・スルメイカ

    肺吸虫症(肺ジストマ症)・・・カニ(淡水産)

    肝吸虫症(肝ジストマ症)・・・モロコ・タナゴ・ハヤ・フナ・コイ・ワカサギ

    横川吸虫症・・・アユ・フナ・ウグイ・シラウオ

    広節裂頭条虫(サナダムシの一種)・・・サケ・マス

         
メインに戻る  次のメニュー






商品イメージ2【アジ】  旬・・・67月頃/カロリー・・・121kcal

 アジ(鰺)はイワシやサンマと共に大衆魚として親しまれている。タンパクで食べやすい青背の魚である。多価不飽和酸のIPAやDHA・タウリンなどが多く、また、ナイアシンも多い。ムロアジを原料として作られるクサヤにはカルシウムが多い。従って、動脈硬化・脳卒中・高血圧・アレルギー疾患(蕁麻疹)の予防・改善のほか、老化防止によい。

  【アナゴ】 旬・・・67月頃/カロリー・・・161kcal

 アナゴ(穴子)はタンパクで上品な味がする。ビタミンAが多い(ウナギと普通魚の中間)。ビタミンEも比較的多い。亜鉛も多い。従って、皮膚や粘膜の保護(美肌・皮膚疾患の予防)や夜盲症・動脈硬化・高血圧・脳卒中などの予防、夏ばてや風邪の予防にも効果がある。ウナギはカロリーが高いが、穴子はウナギほどでもなく、夏バテと減量に適当な魚である。

【アユ】  旬・・・67月頃/カロリー・・・100kcal

アユ(鮎)は中国では香魚といわれるように、まずにおいがよい。アユは丸ごと、出来れば頭から食べることを勧めたい。そうすると、豊富なカルシウムや、ビタミンDも入り骨に抜群によい。また、ビタミンAが非常に豊富で、鉄も亜鉛も大変多い。従って、くる病・骨軟化症・骨粗鬆症・味覚異常・貧血・高血圧などの予防・改善にもよい。甘い香りと共に苦みもあり、これに食欲をそそられる人もいる。はらわたと骨を食べてこそ栄養価値が高い。また、天然アユに比べ養殖はビタミンAなどを除きほとんど劣る。

【アンコウ】 旬122月頃/カロリー・・・58kcal

アンコウ(鮟鱇)は、皮・えら・ほお肉(ヤナギ肉)・ひれ(トモ)・肝臓(肝)・卵巣(ヌノ)・胃袋(水袋)・肉などに分けられる。肉を除いて、「鮟鱇の七つの道具」というのだそうだ。特に肝は海のフォアグラと絶賛され、美味である。

アンコウの肝はビタミンA・D・Eがきわめて多い。さらにDHA・IPAという多価不飽和脂肪酸も豊富である。一方、コレステロールも多いが、全般的に低脂肪であるため、やせたい人にはよい。

夜盲症・老化・ガン・皮膚や粘膜疾患(湿疹・口角炎・口内炎)・味覚異常・不妊症・肥満などの予防によい。中国ではその形から(琵琶魚)、ヨーロッパでは「海の悪魔」と呼ばれている。

  【イワシ】 旬・・・810月頃)マイワシ)/122月(カタクチイワシ)カロリー・・・217kcal

イワシ(イワシ)はニシン科のマイワシ、カタクチイワシ科のカタクチイワシ、そしてウルメイワシ科のウルメイワシなどを含む総称である。大衆魚であるが、おいしく、紫式部が好んだといわれる。一時、日本人の高級品志向も手伝ってあまり食べられなくなったこともあったが最近、イワシにはEPAやDHAという多価不飽和脂肪酸が多量に含まれていることが分かり、サバ、サンマ、マグロなどのほかの青背の魚と同様に見直されつつある。

イワシは、シラス干し・ちりめんじゃことしてもなじみ深い魚であり、タンパク質と共に、脂肪がかなり含まれている。

また、ミネラルとして亜鉛・カリウム・マグネシウムが多く、鉄・銅も有意に含まれる。特に小型(ちりめんじゃこやめざしなど)のものは頭まで食べられるので、有用なカルシウム源となる。

ビタミンではB2のほか、特にナイアシンが多く、A・D・Eも多い。従って、骨軟化症・骨粗鬆症・味覚異常・不妊症・貧血・高血圧・動脈硬化・皮膚疾患・認知症・脳卒中などの予防によい。

また、イワシは学力の向上によい。高級魚でなく、イワシを頭から食べて健康になろう。

マイワシの旬は810月。秋イワシといわれるのはこのためである。脂がのっておいしいし、漁師さんが一番うまいという料理法は炭火の塩焼きである。

イワシの名はヨワシからきている。またその字は、魚編に弱いと書くが、字のごとく傷みやすい魚で、漁は夜明け前、直ちに水揚げされる。水揚げされてから30分以内のものは鯛よりおいしいといわれる。ちなみに、空が暗いうちはサバだそうだ。

  【ウナギ】 旬・・・69月頃/カロリー・・・255kcal

ウナギ(鰻)といえば、土曜丑の日を思い出す方も多いだろう。これは江戸時代にウナギ屋の宣伝として始まったとのことである。

また、ウナギの記述は古く、『万葉集』にも出ており、大伴家持の歌「岩麻呂にわれ申す夏痩せに良しという物そむなぎ取り食わせ」という万葉かをご存じの方も多いと思う。「むなぎ」とはウナギのこと。ウナギは昔から夏バテによく効くとされていた。

ウナギは栄養上、非常にカロリーの高い魚である。これだけでも食料の少なかった時代にはスタミナ料理であったことがうなずける。

ちなみに、煮・干物や臓物を除き、ウナギよりカロリーが高い魚肉は、マグロのトロ(脂身)の100グラム中344キロカロリーを除いてほんの一部である。

また、ウナギはビタミンAが非常に豊富で、100グラム中に2.4ミリグラム含有し、魚介類では群を抜いている。さらに、肝には4.4ミリグラム有り、これは1日の成人男子の必要量0.55ミリグラムの8倍である。

ところで、最近のウナギはほとんど養殖物である。風味は天然物にかなわないが、優れている点もある。天然物に比べてIPADHAが増え、栄養学上、脂肪の質がよくなっていることである。だが、この一点をとらえて、天然物よりも養殖物の方がよいといえるかどうか。また、養殖用の稚魚の大半は外国産となっている。

それはさておき、ウナギの効用は、ストレスの解消に、スタミナの補強に、夜盲症・ガン・貧血・皮膚疾患の予防など多方面にわたる。夏痩せや夏バテにもよいであろう。

ところで、どうしてウナギを生で食べないのであろうか。食用に適する魚は大抵刺身にして食べられるが、ウナギは例外である。これは、ウナギの血清に溶血作用があるためであり、その毒物をイクシオトキシンという。目に入ると結膜炎を起こし、傷口に触ると炎症を起こし、ひどくは腫れ上がる。ただし、このイクシオトキシンは熱に弱く、焼いたり煮たりすれば分解され、なくなるので安心なわけである。

  【カツオ】 旬・・・46月頃(初がつお)/910月(戻りがつお)

カロリー・・・114kcal(初がつお)/165kcal(戻りがつお)

カツオ(鰹)と聞けば「目に青葉山ホトトギス・・・・」を思い出す。5月頃、潮に乗って日本近海を北上する。戦に勝つ魚として、縁起物に使用される。

カツオの肉にはタウリンが多く、多価不飽和脂肪酸のIPADHAも含まれており、動脈硬化の予防によく、ストレスの予防にもよい。

ただし、同じカツオとはいっても季節によって違いは出る。例えば、戻りガツオには初ガツオに比べて12倍もの脂質が含まれている。

かつおぶしは、カツオの身を煮て火であぶり、干して、カビを生えさせたもの。その旨味はイノシン酸(筋肉に多く含まれる核酸を構成する一種の化学物質)料理のダシなどに使われる。

かつおぶしを作る途中の生乾きのものをなまりぶし(生節)という。カツオの肉から水分が抜け、重量あたりにして鉄・亜鉛が多くなっている。よって貧血・味覚異常によい。

         
メインに戻る  次のメニュー







   【カレイ】 旬69月頃(マコガレイ)/102月頃(その他)カロリー・・・99kcal(マコガレイ)

カレイ(鰈)は白身魚の代表的なものである。淡泊な味が好まれると共に、カレイのタンパク質は消化吸収がよいため老化防止によい。

ひれの付け根の担鰭骨を取り巻く肉をえんがわというが、これはおいしいだけでなく、コラーゲンが多く皮膚の若返りによい。また、子持ちカレイはビタミンAもあり、粘膜を丈夫にする働きもあるので、寒い季節に食べるとよい。料理は煮るともっともよく、煮汁は捨てないこと。

 【キス】 旬・・・69月頃/カロリー・・・85kcal

 キス(鱚はキス科の魚で、クセのない味が多くの人に好まれる。低脂肪、低カロリーである。脂肪は、サンマなどに比べると60分の1程度しかないため、肥満防止によい。また、ナトリウムに比べてカリウムが多いため、高血圧の予防によい。

 コーヒーやビールをよく飲む人は、カリウムの排出量が多く、不足がちになる。カリウムが不足すると、神経の伝達機能が悪くなり、筋肉の興奮性が減り、筋肉の収縮・弛緩の調整がうまくいかなくなることがある。二日酔いの際、疲れやすくなるひとつの原因にもなりうる。腸の蠕動運動が悪くなり便秘にもなる。これはビールの場合よりもコーヒー党に現れやすい。

 また、カリウムの不足は、むくみの原因ともなり、心臓発作に陥りやすくなる。カリウムは、芋類・種実類にも多い。ただし、反対にカリウムを摂りすぎると、腎臓の排出機能に負担をかけることになる。

 また、キスには、ナイアシンをはじめとして、ビタミンB群もある。

 【コイ】 旬・・・121月頃/カロリー・・・171kcal

 コイ科の淡水魚。「鯉の滝登り」という言葉からも想像できるように、古来コイは勢いのよい魚とされている。子供の成長と出世を願う端午の節句の“鯉のぼりにもそれはうかがえる。

 さて、コイは栄養的にはどうであろうか。まず、タンパク質と脂肪にとみ、ビタミンやミネラルもまんべんなく含まれ、昔から滋養強壮によいといわれる魚である。口内炎や口角炎の予防になるビタミンB2は皮に多い。コイのおいしい季節は冬。川魚の泥臭さもこの季節にはなく、あらいを食べても、この時期は寄生虫(肝吸虫)の心配はまずない。

 【サケ】 旬・・・912月頃/カロリー・・・138kcal

 サケ(鮭)はサケ科の魚。ベニザケ・ギンザケなどの種類がある。サケ科には、サケのほか、マス・イトウ・イワナ・カワマスなど種類が多い。サケの身の紅色はエサとして摂取したエビの色(アスタキサンチン)が沈着したものである。

 サケは河川の上流で孵化した稚魚が海へ下り、4年間海を回遊し、母なる川へ戻ってくるという習性がある。このときに河口や沿岸でとれるものがもっとも味がよい。

 栄養的には、健康を増進する魚として注目されており、タンパク質・脂肪・ビタミン(AB群・D)・ミネラル(鉄・銅・亜鉛など)がバランスよく含まれている。ビタミンでは、特に、ナイアシンとDが多く、A筋子(サケの卵巣の塩蔵品)に多い。多価不飽和脂肪酸のDHAIPAも多い。従って、高血圧・皮膚疾患・貧血・骨軟化症・風邪によい。

 【サバ】 旬・・・102月頃/カロリー・・・202kcal

 サバ(鯖)はサバ科の魚で、北方系のマサバと南方系のゴマサバがある。「秋鯖は嫁に食わすな」といわれるように、秋が季節である。サバは人によって好き嫌いがはっきりしているが、栄養的には優れている。タンパク質をはじめ、脂肪・ビタミン・ミネラルが平均的に含まれ特に、特にビタミンB2とナイアシンが多い。サバはB2の宝庫とまでいわれている。これは口内炎・口角炎に効く。

 また、サバの脂肪はDHAIPAという多価不飽和脂肪酸にとみ、動脈硬化・高血圧・アレルギー疾患・発ガン・認知症などの予防によい。ただし、新鮮なものを選ぶこと。「鯖の生き腐れ」といって、腐敗が早く、昔から青背の魚として敬遠されたもののひとつである。サバのような赤身の魚にはヒスチジンが多く、このアミノ酸は古くなるとヒスタミンに変化し、アレルギー症状を起こし、体が痒くなる。

 【サンマ】 旬・・・1012月頃/カロリー・・・310kcal

 サンマ(秋刀魚)はサンマ科の魚。イワシやサバと並ぶ一般的な魚で、秋魚の代表であり、その姿が刀に似ているので名付けられた。

 サンマはタンパク質と脂肪に富むが、その脂肪の中には多価不飽和脂肪酸のIPADHAが多く、高血圧のほか生活習慣病やアレルギー疾患の予防によい。また脳神経にもよく、発育・成長を活発化し、認知症を防ぎ学習能力を高めるといわれている。こういう大衆魚を敬遠し、牛肉を食べ、牛乳を飲むようになったため、アレルギー疾患が増えてきたのかもしれない。

 サンマは比較的小さな魚であるため、骨のまま、頭から内臓まで食べるとよい。ビタミンB1をのぞき、ビタミンB2・ナイアシン・ビタミンD・ビタミンE、そしてミネラルも十分に入る。肝臓を守るタウリンも多い。サンマを焼くとしたたり落ちる油脂の香ばしいにおいは食欲をそそり、秋の風物詩で歌にもうたわれているくらいだが、焼くとか酸化物質が出来るという欠点はある。骨を食べるとカルシウムが多くとれるため、骨粗鬆症の予防にもなる。

 【シシャモ】 旬・・・1011月頃/カロリー・・・166kcal

 シシャモ(柳葉魚)はワカサギに近いキュウリウオ科の魚。シシャモとは、アイヌ語のススハム(柳の葉という意味)からきたといわれる。昔、アイヌ系の人たちは飢饉の時、この柳葉魚に救われたという。11月頃、川をさかのぼって産卵するが、この子持ちししゃもが格別においしい。ただ、乱獲と川の汚染のため収量が激減し、現在はほとんど北欧からの輸入に頼っている。

リンも多いが、カルシウムも多く、しかも頭から全部食べられるので、栄養的価値が大きく、卵にはビタミンAB2が多く含まれる。調理に際しては、フライパンで蒸し焼きにすると養分が逃げずによい。このほかミネラルとしては亜鉛・鉄・銅などもかなり含まれるが、ただ、ビタミンB1はほとんど存在しないという欠点がある。シシャモを食べるときにはビタミンB1食品と共に食べること。

  【シラウオ】 旬・・・24月頃/カロリー・・・77kcal

シラウオ(白魚)はシラウオ科の魚。一年で成熟し、35月頃川をさかのぼって産卵する。「白魚を水に移せば消えにけり―――稀代志」という句があった。シラウオは無色透明で、火を通すとタンパク質が凝固して白色になる。女性の美しい指にもたとえられる。

白魚は水分の多い魚で、約83グラムもある。タンパク質もほかの魚に比べると少ない。ただ、頭から食べるので骨も内臓も入り、カルシウムやカリウム源となる。骨粗鬆症の予防によい。

ところで、白魚でなく、シロウオというよく似た魚がいる。こちらも白魚あるいは素魚と書き、ややこしい。ハゼ科の魚で半透明である。シロウオは死ぬと急に味が落ちるので、生きたものを鉢に泳がせて二杯酢で、おどり食いをする。博多や湯浅が名所である。

  【スズキ】 旬・・・69月頃/カロリー・・・123kcal

   スズキ(鱸)はスズキ科の魚。セイゴ、フッコ、スズキと名前を変える出世魚のひとつ。岩場に棲む。漢字名を鱸魚(ろぎょ)という。スズキは淡泊でおいしい魚。特に夏、川にのぼる頃のスズキは「絵に描いてでも食え」というのだそうだ。

   白身の魚であるが、栄養的には優れている。ビタミンもミネラルも適当に含む。ナトリウムに比しカリウムも多く、高血圧にもよい。


         
メインに戻る  次のメニュー







   【タイ】・・・旬・・・36月頃・・・/カロリー・・・142kcal

タイ(鯛)はタイ科の魚で約10種類いる。代表的なのがマダイ、ほかにチダイ、キダイ、クロダイなどである。「めでたい」という言葉にかけて、お祝いの善に出されるのはマダイ。色・姿だけでなく味もよく、昔から「魚の王様」といわれていた。「腐っても鯛」といわれるように、時間がたったものでも味がなかなか落ちない魚である。

タイの一番の好物はエビ。このエビの殻に含まれる色素(アスタキサンチン)のため、タイは美しい赤色をしているのである。従って養殖のタイは、エビを与えなければならないので高く付く。

栄養的にはグルタミン酸やイノシン酸の旨味成分が適度に配合しており、おいしい。良質のタンパク質のほか、ビタミン・ミネラルが比較的多い。カリウムは魚の中でも多い方であり、タウリンを含んでいることもあって動脈硬化や高血圧の予防、そして肝臓の保護によい。

  【タラ】 旬・・・11月〜2月頃/カロリー・・・77キロcal

タラ(鱈)はタラ科の魚。大口魚と書くように口が大きい。マダラとスケソウダラがタラで、ギンダラは別種のギンダラ科の魚。アイナメに近い。

マダラは白身魚で脂肪がきわめて少なく、肥満予防によい食品である。

スケソウダラの卵であるたらこには、ナトリウムが多いという欠点はあるが、亜鉛をきわめて多量に含むので味覚異常や不妊症によい。

ギンダラは、マダラとは逆に脂肪が多く、ビタミンA1.1ミリグラムと高濃度にあり、吸収もよいため、夜盲症にはもちろんのこと、ガンの予防、粘膜の機能維持に最適である。約50グラムで成人男性が一日に必要なビタミンAがまかなえる。寒い季節の風邪の予防にもよい。ビールで溶いたころもで揚げるとおいしくいただける。

  【ドジョウ】 旬・・・57月頃/カロリー・・・79kcal

ドジョウ(泥鰌)は別名オドリコと呼ばれ、ウナギ以上に生命力が強い魚である。栄養的にも、ウナギに負けない食品である。

ドジョウは昔から強請・強壮の効あり、虚弱な人が常に食べるとよく、また勃起不全・貧血に善効あり、といわれている。

水分が比較的多く、脂肪の少ないあっさりした魚であるが、骨ごと食べられるのでカルシウム源として優れている。カルシウムはウナギの10倍に近い値を持ち、吸収も効率的に行われる。従って骨を丈夫にし、骨粗鬆症の患者や、その予防にもよい食品である。さらに、肥満の解消・予防、さらに皮膚や粘膜疾患の予防にもよい。また、カルシウムは神経系の異常な興奮を抑えるので、イライラを抑える効果もある。

その他ミネラルとしては鉄・亜鉛・銅も多く、貧血・味覚異常を予防する。

【ニシン】 旬・・・36月頃/カロリー・・・216kcal

ニシン(鰊)は鯡とも書く。ニシン科の回遊魚。36月頃にかけて産卵のために北海道沿岸にやってくる。昔、ニシンの最盛期には、江差(えさし)海岸では押し寄せるニシンの大群によって海が青くなったといわれている。北海道では、ニシンの群れがくることを「魚来(くき)」といい、明治30年(1897)は、「大魚来」だったという。しかし、この大魚来を機にニシンは北海道から姿を消しつつある。しかしそれでも、昭和20年までは豊漁であった。現在、日本人の口にするニシンの大部分は輸入品である。

さて、ニシンは脂肪の多い魚で、15.1グラムあり、ビタミンAD・E・B2・ナイアシンなどが豊富である。腹に卵(カズノコ)を持っていれば、さらに栄養価が高くなる。特にビタミンEの含有量が上昇する。ご存じの通り、ビタミンEは抗酸化作用があることで有名な老化防止の代表選手である。

  【ハモ】 旬・・・67月頃/カロリー・・・144kcal

ハモ(鱧)はウナギ目の魚。ハモ料理は京都が有名。これには理由がある。昔、冷凍技術が発達していなかったとき、日本海や太平洋(瀬戸内海)で捕れる魚のうち、ハモだけが京都に運ばれてきても生きていたので、新鮮な魚とされ、ハモ料理がはやったという。すなわち、ハモは鮮度が落ちにくい魚なのである。欠点は小骨が多いことで、骨切りが必要なため、専用の骨切り包丁まである。

ビタミンAが非常に豊富で、100グラムで成人一日の必要量を満たす。従って、夜盲症を予防し、皮膚・粘膜の機能を円滑にし、ガンの予防にもよい。カルシウムもビタミンDも多く、子供の骨の発育に、また骨粗鬆症予防によい。皮は老化防止に役立ち、軟骨・目の奥の強膜・腱・心臓の弁に多く含まれているコンドロイチン硫酸が存在する。鉄も有意にある。

コンドロイチン硫酸は、1.食欲不振、2.頭重感、3.倦怠感、4.疲労感をなくし、めまい・肩こり・不眠という自律神経失調症状にも効く。食べ物では、ハモのほか、一般に魚の煮こごり・若鶏のスープ・アヒルの皮・スッポンなどに多く含まれる。上記の症状の改善のほか、このような食品を習慣的に食べると、神経痛や関節痛がとれ、難聴や耳鳴りが治ったという報告もあり、また腎炎の予防にもよいようである。

   【ヒラメ】 旬・・・102月頃/カロリー・・・103kcal

ヒラメ(鮃)はヒラメ科の魚。二眼とも体の左側にあるという扁平の変わった魚である。「左ヒラメに右カレイ」。この両者の区別には口の大きい方がヒラメ、口の小さいおちょぼ口はカレイというのもある。

さて、ヒラメはどの部分の肉もおいしく、淡泊な味の白身魚のタイと並び称せられる高級魚である。タンパク質は多いが、低脂肪・低カロリー魚の代表、100グラムで103キロカロリーしかない。

ナイアシンが多い。ナイアシンはニコチン酸ともいう。欠乏が極度になるとペラグラという皮膚病になるが、一種の皮膚炎・胃腸粘膜の障害などや不安状態に陥る。ナイアシンは一日に23ミリグラム(成人男性)必要だが、ヒラメには100グラム中に5ミリグラム含まれている。

ヒラメのエンガワには美肌によいコラーゲンも豊富に含まれている。皮膚を健康にしたい人は時々ヒラメを食べるとよい。

  【フグ】 旬・・・101月頃/カロリー・・・84kcal

フグ(河豚)はフグ科とその近縁の魚の総称である。豚に似ているため、中国では河豚と書かれる。

河豚には食道下部に特殊な袋があり、水や空気を吸い込んで風船のように膨らむ。また、フグは豚のように何でも食べる。そのためか、フグの肉は大変おいしい。目が丸く、おちょぼ口の愛嬌のある魚であるが、テトロドトキシンという猛毒を持つものがあり、昔から「河豚は食いたし命は惜しし」とか「河豚を食う無分別、河豚食わぬ無分別」という言葉まである。

フグは秋から早春にかけての産卵期が旬。代表的料理はてっさ(刺身)とてっちり(ちりなべ)だが「てつ」とは鉄砲のてつ、あたると死ぬからだそうだ。したがって、調理者には資格試験が行われ、合格者には免許が与えられる。

もっとも味がよく高級なのはトラフグ。毒は卵巣と肝臓に蓄えられている。トラフグは肉や皮は無毒だが、クサフグなどの皮は有毒。サバフグは日本近海物は無毒だが、南シナ海産は有毒。白子(精巣)は無毒。

良質のタンパク質とビタミンB2・ナイアシンが多く。低脂肪なので淡泊な味がする。しかもイノシン酸とグルタミン酸が適当に配合されているのが旨味の秘密のようだ。高血圧や肥満の予防によい。

         
メインに戻る  次のメニュー







  【ブリ】 旬・・・112月頃/カロリー・・・257kcal

ブリ(鰤)はアジ科の回遊魚で、全長1メートルにもなる。東京ではワカシ/イナダ/ワラサ/ブリ、大阪ではツバス・ハマチ/メジロ/ブリと呼ばれる出世魚である。

ブリの身はタンパク質(21.4グラム)・脂肪(17.6グラム)・水分(59.6グラム)とカロリーが高く、タンパク質は良質で、旨味のもとはヒスチジンというアミノ酸が多いこと。これはとりたてのものより、いくらか時間がたったものの方がおいしくなる。

ビタミンもミネラルもかなり豊富で、ビタミンB2B12・ナイアシンなどが多く、口内炎や口角炎の予防・貧血にもよい。ブリの鉄分は吸収がよく、さらに造血によい。ビタミンB12と鉄はブリの場合、結合肉(背骨と腹肉にある暗褐色の部分)に多く含まれる。

多価不飽和脂肪酸のIPADHAも多い。その他老化予防・抗ガンなどによい。欠点はカルシウムが少ないこと。

ブリは皮もおいしいので、無駄なく食べられる魚である。

   【ホッケ】 旬・・・冬から春/カロリー・・・115kcal

ホッケはアイナメ科の魚。海中を群れをなして泳ぐ様子が花のように見えるから魚編に花と書かれる。北海道の礼文島では、アオボッケ(ホッケの幼魚名)をピリカ(アイヌ語で美しいという意味)と呼ぶそうだ。

栄養的には白身の平均的な魚で、タンパク質17.3グラム、脂肪4.4グラムで、ビタミン・ミネラルも適当に含有している。

IPADHAという多価不飽和脂肪酸が大変多く、老化・動脈硬化・高血圧・認知症・ガンの予防などによい。ただし、この多量に含まれる多価不飽和脂肪酸のために酸敗することが早く、味と鮮度の低下が早いのが欠点である。

   【マグロ】 旬・・・102月頃/カロリー・・・125kcal

一般にいうマグロ(鮪)とはサバ科マグロ属の総称である。マグロにキハダ、さらにはカジキ類を含めて呼ぶこともある。我が国では縄文時代から食べられていたようであるが、トロが好まれ、評価され始めたのは大正からだという。

結合肉は血液が多いので生臭いが、ビタミンやミネラル(特に鉄分)は多い。このほかタウリンが非常に高濃度にあって、これだけでも血中コレステロールを減らす作用があり、肝臓疾患の予防によい。さらに、肉にはカリウムが多いので高血圧にもよい。

また、赤身・脂質(トロ)の両者ともにナイアシンやビタミンEDも豊富である。特に脂質はD0.018ミリグラム含有しており、サケ・カジキ・ニシンなどとともにカルシウムの吸収には抜群によい。

しかも、トロにはIPADHAがきわめて多量に含まれていて、老化防止・認知症予防・ガン予防・動脈硬化防止・抗アレルギー作用、そして学習能力の向上など、よいことずくめである。

マグロは生活習慣病予防に対し三重、四重に効果ありといわれている。特に、マグロの眼球後部の脂肪にはDHAが多量に含まれており、健脳食として注目されている。

 【ワカサギ】 旬・・・24月頃/カロリー・・・77kcal

ワカサギ(公魚)はキュウリウオ科の魚。サケと同様、産卵期になると川を遡上する。丸ごと食べることが出来るワカサギには、まずカルシウムが非常に多い。

カルシウムの吸収をよくするビタミンDが欠乏すると、くる病になり、(はと)(むね)漏斗(ろうと)胸(妊娠中の欠乏が主因)になる。

またビタミンEやガンを予防するセレンも多く、老化防止にも効く。カロリーは少なく、ダイエットによい食品である。

         
メインに戻る  次のメニュー









 

ショップ情報

ベストプロダクト

〒950-0823
新潟県新潟市東区
TEL.090-2848-7055
FAX.
bestpro@xvb.biglobe.ne.jp