O邸

構造材は地域性を考慮し地場産のもので構成し
ボリュームは、塗り壁、金属外装、ルーバー手摺りで
分節され丸屋根形状は高さを和らげます。
用途 住宅
構造規模 木造2階建て
建築面積 84.42u(25.53坪)
述べ床面積 153.18u(46.33坪)



設計主旨
丸屋根のある2世帯住宅
地域性を考慮した室内温熱環境住宅

段差ボリュームは内部空間を反映した形状としています

存在感のあるルーバー手摺りはファサードを
引き締めます。

玄関は、強化フロストガラスの透明感と金属のシャープさに木枠ガラスブロックを埋め込みました。
TVカメラ、センサー照明等による防犯性も怠りません

廊下は、バリアフリー対応を考慮し、標準巾以上の寸法を取りました。床材と合わせた腰壁は、下地を強化し
将来手摺り等の設置を容易にします。

階段室上部には浮遊した照明を設定し高さを強調し
通風を兼ねた採光窓からは青空が見えます。

外観を反映した内部空間は構造体を露わに変化に
富んだ空間としました

ロフト上部からは光が差し込み自然な明るさを
保ちます
可動間仕切りは閉鎖間を和らげる様摺りガラス状とし
衝突安全なポリカーボネート板としています。
カウンター立上りは雑多物を見せない様に高さを
調整した対面式で全体を確認できます。
ステンレスキッチンは施主様のこだわりもあり、
既製部材を使用した造作収納で合わせました。
小上がりの畳コーナーには、収納式の堀コタツ、床造作の
引き出し収納を組み込んでいます。
仏間の樹種にはねずこ、神木楡の赤だまを用いた
設えとしています。
和室の縁なし畳は専用に強化された和紙畳を
用い琉球調とし、壁は沖縄の和紙月桃紙を調湿効果
も含めて合わせています。
障子は空調や太陽光による変形と周囲の開口部との
調和を計り部材調整の竪組障子としています。
丸窓からの光は室内に緩やかに時を刻みます。
縁側は赤杉の網代天井、さざれ竹の竿縁で収めた
和風の設えとしています。
便所壁下地も将来の手摺り設置を容易にすべく
強化しています。黒天目の手洗いは陶芸家の
作品を用いて加工した造作収納です。

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