Round 3 斎藤 友晴 vs 今井 亮太

by Yoshiya Shindo 

 天下のプロ魔道士斎藤と対戦するのは、飛びぬけた成績こそないものの、「春先までは世界選手権に出られるほどのレーティングだった」という強豪プレイヤー今井の対戦。斎藤は始まる前から「この対戦はバイだね」とか嘯いている。いいのかそれで(苦笑)。


Game 1
 先攻斉藤のスタートは、セット《平地/Plains》からの《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》。対する今井はセット《島/Island》。斎藤のスタートダッシュをかわせるかどうかの勝負だ。

 しかし斎藤のスタートダッシュはまさしく猛ダッシュだった。何せ《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》攻撃後の次手が、セット《平地/Plains》から《サバンナ・ライオン/Savannah Lions》2体ってんだからとんでもない。

 まだ動ける段階でない今井はセット《沼/Swamp》でゴー。斎藤は《空騎士の軍団兵/Skyknight Legionnaire》を戦線に加えようとするがこれはさすがに《マナ漏出/Mana Leak》。それでもかまわず殴りかかって今井の残りライフは12。今井はセット土地から《思考の鈍化/Dampen Thought》を自分にプレイする。《崩老卑の囁き/Horobi's Whisper》のための餌らしい。

 斎藤はさらに殴りかかって残りライフ6。今井が4マナ揃えてエンドすればすかさず《黒焦げ/Char》で残り2。

 斎藤のターン、殴りかかるクリーチャーは当然《忌まわしい笑い/Hideous Laughter》されるが、マナが無くなったところでもう一発《黒焦げ/Char》。まさしく丸焦げ。

 斎藤「2枚目の《黒焦げ/Char》トップだよ」 ああ、ブン回りって素敵だなぁ。

斎藤 1-0 今井

LV4魔法使い 斉藤友晴

Game 2
 先攻今井。当然土地出してゴーに、斎藤は当然《サバンナ・ライオン/Savannah Lions》スタート。今井は《地底の大河/Underground River》からダメージを食らいながら自分に《不可思の一瞥/Glimpse the Unthinkable》で《崩老卑の囁き/Horobi's Whisper》の餌を仕込む。斎藤は《サバンナ・ライオン/Savannah Lions》で殴りかかるが、後続が続かずゴー。

 しかしここで今井の土地が痛恨のストップ。仕方なく土地2枚のままエンドすると、斎藤は悠々と《稲妻のらせん/Lightning Helix》本体。さらに《サバンナ・ライオン/Savannah Lions》パンチで残り12。斎藤のエンドに今井が《深遠の覗き見/Peer Through Depths》で必死に動けば、マナが無くなったところで斎藤から《血の手の炎/Flames of the Blood Hand》! 残りが一桁の8。

 今井はまだ土地が引けない。斎藤の攻撃で今井の残りが6。戦線に《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》を追加したエンドに今井が再び《深遠の覗き見/Peer Through Depths》すれば、斎藤はまるでリプレイのような《血の手の炎/Flames of the Blood Hand》2発目! ついに残りが2になる。

 今井がやっと3枚目の土地を出した次のターン。斎藤が2体で殴りかかると今井は《思考の鈍化/Dampen Thought》連繋《崩老卑の囁き/Horobi's Whisper》連繋《崩老卑の囁き/Horobi's Whisper》! 綺麗に相手クリーチャーをしのぎきることに成功した。

 斎藤は黙って《黒焦げ/Char》。お疲れ様。

 斎藤「もうワールドこれでいいや(笑)」

斎藤 2-0 今井

Winner is 斎藤友晴!

《黒こげ》で黒こげ 今井