新大型エキスパンションがDCI公認構築戦で使用可能になる時期の開催が恒例となった『都道府県別選手権』。
デッキの完成度や環境のメタなどが固まっていない時期に開催されるこのイベントは毎年プレイヤーのデッキ選択を迷わせるが、今年は例年以上にプレイヤーを悩ませる事であっただろう。
今年発売の新大型エキスパンション『時のらせん』には過去の歴史で活躍したカード達が採録されたタイムシフトというレアリティ枠が設けられ、そのカード達がDCI認定スタンダード戦においても使用可能だからである！
しかも、そのタイムシフトカードが過去に栄光を極めた物ばかりで半端ない。 《獣群の呼び声》《なだれ乗り》《怒りの天使アクローマ》《ガイアの祝福》《影魔道士の浸透者》などなど…。
多色環境を推奨する『ラヴニカ』ブロックと交わって環境は一体どうなってしまうのか！？
下馬評では、前環境から存在した『太陽拳』『Zoo』『ボロス』『青赤トロン』といったデッキが有力視されていたが、結果はいったいどうなったのか？
上記のような『ラヴニカ』ブロックを中心としたデッキではなく、『時のらせん』を中心としたまだ見ぬ新しいデッキが出てきたのか？
そんな、混沌を予感させる環境のスタートを飾る『東京都選手権2006』。
参加者256人によるスイスドロー8回戦＋決勝シングルエルミネーション3回戦という長丁場で行われ、参加者から『グランプリ代々木』と比喩されるほどの熱戦が繰り広げられた。
結末はこのカバレッジを見てあなた自身で確認して頂きたい。
"時のらせん"へようこそ！