Round5 Itagaki Ryuuji vs. Takanashi Hikaru
By Yui Takagi
2005埼玉県チャンプ、高梨 |
『埼玉県選手権2005』を制した高梨光が、4連勝でフィーチャーリングマッチに招かれた。 彼は特に青黒のコントロールが大好きなようで、埼玉や東京のトーナメントで上位入賞してるときはたいていディミーア色を操っている。 今年のデッキも、彼のパーソナルカラーであるディミーア色のフェアリービートダウンである。 一方、板垣竜二は草加市の一刻館を本拠地にするデュエリストで、今年のU-18トーナメントでベスト4に入賞した経歴を持つ。 彼の操る緑白ビッグマナは結構豪快な動きをするらしい。 Game1 先手の板垣は7枚の初手をマリガンし、6枚になった手札を苦々しい表情を浮かべながらキープする。 そして彼の不安は現実のものになってしまい、土地が平地の2枚でぴったりストップ… 一方の高梨は2ターン目に《ウーナのうろつく者/Oona's Prowler(LRW)》を送り出し 板垣が放った《糾弾/Condemn(10E)》を瞬速で現れた《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》で華麗に回避! さらに2体目の《ウーナの末裔》まで出されてしまってはどうしようもなく、板垣はさっさと第1ゲームをあきらめる。 板垣 0-1 高梨 |
板垣のサイドボーディング | |
【In】 | 【Out】 |
なし | なし |
高梨のサイドボーディング | |
【In】 | 【Out】 |
2《根絶/Extirpate》 1《噛み付く突風、ウィドウェン/Wydwen, the Biting Gale》 2《真髄の針/Pithing Needle》 |
3《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》 2《名も無き転置/Nameless Inversion(LRW)》 |
『U-18チャンピョンシップ2007』 Top4入賞、板垣 |
Game2 今度はお互い初手をキープすることができ、2ターン目の動きが《根の壁/Wall of Roots(TSB)》と《ウーナのうろつく者》の共に順調な滑り出し。 板垣は3ターン目に《調和/Harmonize(PLC)》で手札を補充すると4ターン目に《原初の命令/Primal Command(LRW)》で高梨の土地を戻しつつ《雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger(LRW)》をサーチする。 高梨は2ターン目以降追加のクリーチャーが出ず《ウーナのうろつく者》のみアタックを繰り返すが、板垣の繰り出す《雲山羊のレインジャー》は《恐怖/Terror(10E)》できっちり排除。 板垣は《雲山羊のレインジャー》の遺した3人のキスキンで高梨を攻撃し、2発目の《原初の命令》で削られたライフを18に癒しつつ巨大な飛行戦力《清純/Purity(LRW)》を呼び込む。 高梨はそれを見て、自らのターンに《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir(TSP)》をキャスト。 板垣はこれらを《神の怒り/Wrath of God(10E)》で一旦リセットし《獣群の呼び声/Call of the Herd(TSB)》で布陣を敷くが、高梨もすぐさま2体目の《ザルファーの魔道士、テフェリー》を呼び出し一方的な展開は作らせない。 3/4が邪魔で邪魔でたまらない板垣は《ザルファーの魔道士、テフェリー》の命を頂戴しようと《質素な命令/Austere Command(LRW)》を。 1発目こそ《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》で弾かれたが、2発目は通ってついに象の目の前は視界クリア! 喜び勇んで突撃していった2匹の象の目の前に…《噛み付く突風、ウィドウェン/Wydwen, the Biting Gale(LRW)》がタッチ・ブロック・アンド・ゴー! |
これでは残った象で殴りに行っても損しかしないので、板垣はサイズに勝る《清純》を投入する。 |