観戦記事コーナー
 ◆◆◆ラウンドカバレージ◆◆◆

■準決勝 Tatsuo Sekimoto(大阪) vs. Kouki Sakurai(大阪)
By Yugo Tsuda

 関本と桜井は関西勢であり、同じ場所で調整してきた仲同士。
 こちらへの移動中に共同でレシピを考えたそうで、デッキリストをみなくともお互いのデッキを75枚把握しているとの事。

 2人の会話を聞く限りメインは奇跡コンがかなり有利、サイドボード後は大量に入れられるカードがあるために相性が改善されるが、エルフ側が厳しいことに変わりはないようだ。

 決勝進出をかけた戦いが今始まる。

【Game 1】
 予選順位が上の関本が先手を選択。 関本は時間を使って考えた後にキープ、桜井はすぐにキープを宣言した。
 
 桜井の《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》からゲームが動き出す。
 
 関本は2ターン目に《相殺/Counterbalance》、3T目に《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》と置いてロックをかける。

 後続のエルフを《相殺》で打ち消し、《死儀礼のシャーマン》も《剣を鍬に/Swords to Plowshares》で退場させられると桜井は投了を宣言した。

Sekimoto 1-0 Sakurai

【Game 2】
 桜井が先手になり、両者7枚でキープ。

 桜井の《思考囲い/Thoughtseize》によって明らかになった関本の手札は、《Tundra》、《Karakas》、《溢れかえる岸辺》、《剣を鍬に》2枚、《瞬唱の魔道士》、《Force of Will》。
 桜井は、この中から《瞬唱の魔道士》を捨てさせる。

 桜井はさらに《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel》《Fyndhorn Elves》《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger》と追加して、を起こしながら攻撃を開始。
 さらには2枚目の《思考囲い》、《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》と続けて関本の手札を絞っていく。
 
 関本は《相殺》を置くが、《死儀礼のシャーマン》は通りエルフ達の攻撃でライフは既に半分と厳しい状況。

 しかし 次のターンに唱えた《樺の知識のレインジャー/Birchlore Rangers》に対しての《相殺》の誘発で《終末/Terminus》がめくれると、桜井は思わず声をあげる。




(Kouki Sakurai)
 エルフたちの攻撃と《死儀礼のシャーマン》の能力で関本のライフを3まで落とすが、《終末》により盤面はリセット。

 桜井は《ヴェールのリリアナ》の奥義を使って《相殺》+《Karakas》+《Tundra》と、《溢れかえる岸辺》+《Volcanic Island》2枚+《Tundra》に分ける。関本は後者を残す。

 桜井は《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》と《エルフの幻想家/Elvish Visionary》を並べて関本の残り僅かのライフを削りに行く。

 関本は返しで《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》を引き込み、【+0】のドロー能力を使用。

 桜井は《思考囲い》で《瞬唱の魔道士》を釣りだし、《ヴェールのリリアナ》の【-2】能力で《瞬唱の魔道士》を除去しライフを1にする。

 桜井は《ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle》を活かして《緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith》で《死儀礼のシャーマン》を場に出した後に2体で攻撃するが、《渦まく知識/Brainstorm》から《終末》を奇跡で撃ち盤面をリセット。

 ぎりぎりのところで桜井の攻勢を凌いだ関本は《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》を出して攻撃開始、さらには《天使への願い》が公開されたのを見ると桜井は投了した。

Sekimoto 2-1 Sakurai
関本 達生(大阪)、決勝戦進出!



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(Tatsuo Sekimoto)