観戦記事コーナー
 ◆◆◆ラウンドカバレージ◆◆◆

■準々決勝 Tatsuo Sekimoto(大阪) vs. Shoudai Tomizawa(神奈川)
By Yugo Tsuda

 Top8に名乗りをあげた両者。 話を聞いたところ、二人は岐阜のレガシー大会で決勝戦を戦ったことがあるという。
 今回準決勝へ進むのはどちらだろうか。

【Game 1】
 予選ラウンド上位の関本が先手を選択、両者7枚でキープ。

 関本が《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》を置いてゲームがスタート。

 富沢は《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》で関本の手札を見る。公開されたのは《渦まく知識/Brainstorm》《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》《平地/Plains》《Tundra》というもの。
 さらに《陰謀団式療法/Cabal Therapy》を合わせて《渦まく知識》を捨てさせる。




 富沢は《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》、《定業/Preordain》と唱え、次のターンに《目くらまし/Daze》を公開して変身、関本に3点のダメージを与えつつさらには2体目の《秘密を掘り下げる者》を追加する。

 関本は《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》をフラッシュバックの対象は《渦まく知識》、《瞬唱の魔道士》は着地し、《渦まく知識》は見えている《目くらまし》でカウンターされる。
 
 富沢の2体目の《秘密を掘り下げる者》も《陰謀団式療法》を公開して変身、関本は《ヴェンディリオン三人衆》でこれを止めに行く。能力の誘発に対して《稲妻/Lightning Bolt》が撃たれるが、関本は手札を使い切っての《Force of Will》で守り《昆虫の逸脱者/Insectile Aberration》と相打ちする。

 《昆虫の逸脱者》と《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》がすれ違いダメージを与えあう。富沢の方が先に攻撃をしている上に、ダメージの量も大きい。
 
 《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》を追加し、終始攻勢を続けた富沢が準決勝進出へリーチをかける。

Tomizawa 1-0 Sekimoto

【Game 2】
 土地を並べあう静かな立ち上がり。

 富沢は《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》、《思案/Ponder》と続けてトークンを生み出すが、これには《終末/Terminus》が奇跡で唱えられる。

 2体目の《若き紅蓮術士》を富沢が出せば、関本も《終末/Terminus》を連続で。
 
 富沢の動きは収まったが、関本は止まらない。3連続となる《天使への願い/Entreat the Angels》を公開するも、これは《呪文貫き/Spell Pierce》でカウンターされる。
 
 関本が置いた《相殺/Counterbalance》を富沢は《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》ですぐに流してから、《若き紅蓮術士》を出す。
 この《若き紅蓮術士》はすぐに《剣を鍬に/Swords to Plowshares》で退場するが、エレメンタルトークンの置き土産を残す。

 このトークンがじわじわと1点ずつライフを削っていくが、関本は4度目となる奇跡の《天使への願い/Entreat the Angels》を公開。
 奇跡は《もみ消し/Stifle》されるが、既に通常で唱えることも可能なほど土地が並んでいる。

 こうして1体の天使トークンが出され、攻撃を開始するとライフは逆転。関本がこのトークンを守り切って勝負は3本目に突入。

Tomizawa 1-1 Sekimoto

【Game 3】
 富沢に先手が移る。

 ゲームが開始され、富沢がピッチで唱えた《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》で明らかになった関本の手札は《終末/Terminus》《Force of Will》《赤霊破/Red Elemental Blast》《Tundra》2《平地/Plains》《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》。
 富沢は《秘密を掘り下げる者》を戦場に出して、第1ターンを終える。

 関本は考えた後に《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》から《Volcanic Island》をサーチして、《赤霊破》。これはそのまま解決されて《秘密を掘り下げる者》は墓地へ。
 
 富沢は《不毛の大地/Wasteland》で《Volcanic Island》を割り、《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》を。関本は《剣を鍬に/Swords to Plowshares》ですぐに退ける。

 関本が《相殺/Counterbalance》を2連打するが、《赤霊破》《呪文貫き/Spell Pierce》でカウンター。
 富沢が《死儀礼のシャーマン》《若き紅蓮術士》と出せば、関本も《終末》でリセット。

 両者一歩も譲らない。
 
 しばらくドローゴーが続く中、関本が《Volcanic Island》に辿り着き《血染めの月/Blood Moon》を場に出す。

 これにより赤マナしか出せなくなってしまったトミザワは頼みの綱である《若き紅蓮術士》を唱えるが、すぐに《剣を鍬に》が。

 関本が《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》を並べて攻撃を開始し、トミザワのライフを削り切った。

Tomizawa 1-2 Sekimoto
大阪から遠征の関本、準決勝に進出!



(Shodai Tomizawa)


(Tatsuo Sekimoto) 
 



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