赤と緑のクリスマスカラーを、街で見かける季節となりました。
エレベータを利用する方なら、これをどこかで目にしているだろう。呼びボタン・インジケーター・アナンセーターに共通する
「上昇が緑で、下降が赤」という配色を。
エレベータの規格基準には公的な各種法令やJIS規格などがあるが、私的なものとして「日本エレベータ協会標準」(JEAS)がある。文字通り業界標準である。
この配色はメーカー間でほぼ共通しているので、業界で決めているように見えるがエレ協標準ではなく、デファクト・スタンダード(事実上の標準)といわれるものである。
呼びボタンのようなスイッチ類は、誤操作を防ぐべく
「どのボタンを、どう操作すると、どう動く」
といった基準がJIS規格にある。
日本における標準規格は大正11年(1922年)の日本標準規格(旧JES)に始まる。その後、昭和14年(1939年)に「時局ニ鑑ミ臨時的ニ制定シタル」臨時日本標準規格(臨JES)が制定され、戦後は「工業界の実状に即さないものが多い」として昭和21年(1946年)に日本規格(JES)が誕生した。このJESも「工業界の進歩に即応するため」として、昭和24年(1949年)の工業標準化法施行により日本工業規格(JIS)に変わり、現在に至っている。
この中で操作方法の基準は、戦後の日本規格から見ることができる。日本規格は機械・金属・建築・電気など20部門に分類されていた。
JES電気0601 電気装置のトッテの操作と状態の表示
操作の方向、
配置、色分け |
トッテの操作方向 |
下へ |
上へ |
| 左へ |
右へ |
| 手前へ |
先方へ |
| 反時計式に |
時計式に |
| トッテが2つある場合の配置 |
下 |
上 |
| 左 |
右 |
| 手前 |
先方 |
| 操作の仕方を示す色分け |
緑(黒) |
赤(白) |
| 状態の表示 |
表示燈の |
色分け |
緑 |
赤 |
| 光度 |
暗 |
明 |
| 表示部の |
色分け |
緑(黒) |
赤(白) |
| 音量または面積 |
小 |
大 |
| 数 |
少 |
多 |
| 位置または配置 |
下 |
上 |
| 左 |
右 |
| 手前 |
先方 |
| 横(直角) |
縦(並行) |