2005 endless SHOCK
脚本 台詞 流れ 仕掛けなど
楽前(2/27)改定バージョン
(注意 歌詞も記憶の残る限り書いてありますが当然正確ではありません。所々抜けていますので、雰囲気だけ味わってくださいね。また転載禁止です。オフィシャルサイト様にご迷惑になるのでそのあたりよろしくお願いします。頭低)

2005 endless SHOCK構成演出(楽前改定Ver)

《一幕》
【Overture】
ステージ前方の競りが上がってきて、生バンド風の楽隊。
暗転したステージの後方、横には、今までのSHOCKの映像が、、、。
ブルーの発光する指揮棒を持ってリズミカルに指揮をしている燕尾服のコウイチ。「ゆめーの仮面でーひかーるハッピーデイ、、」という前回ショックのおなじみのナンバーのインストゥルメンタル。楽隊は、ダンサーさんなどで、曲に合わせて楽器をダンスさせている感じ。
振り返るコウイチに当たるピンスポット。
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(SHOCKプレビュー。コウイチのカンパニーのショー)
指揮を続けるコウイチ。楽隊ごと台がステージ後方に引かれていく。
曲調がダンス的に軽快に変って、コウイチ、楽隊のトランペットの男性に指揮棒を渡して、台からりる。ステージにはブルーの衣装のMAと、客席通路から黄色い衣装のABC登場。
この曲で短く踊り、曲は切り替わって『ONE』へ。MA.ABCはダンス。コウイチは歌を。「ワンエンドワン、昨日から、ワンエンワン明日へと、、走り出した僕らの夢はーとどまるーとーこーしらないからー」まで。メドレーで次は『LetsGoToTOKIO』へ。黒人ダンサーさんとラターニャ(黒人女性のボーカル)登場。伸びやかに曲を歌い上げる。コウイチは入れ替わりに楽隊と後方へ下がり、幕が下りると男性がコウイチの替え玉さんで、指揮をしている様子に見える。
曲は一節だけで、暗転するステージ。ABCが右端で四人そろって手を上げていく。
ステージ右壁のセットの高いところに、ピアノとツバサ。スポット。やわらかいピアノの音。
ツバサ みなさん、私たちのオフブロードウェイへようこそ。多少地味なステージではありますが、華やかで、  なショーをお見せします。本日は最後までゆっくりとお楽しみください。
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秋山 、ツバサに向かって拍手している。客席とステージの間の通路。左はしのほうにいる。
秋 みなさんこんばんは、当劇場のオーナー、秋山と申します。(礼)
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秋 ありがとうございます。ツバサも言いましたように、ここはオフブロードウェイの小さな劇場で、座席数も最大でも500ほどしかなく、今はしまっていますが、例え幕が開いたとしても、たいしたセットもなく、オフブロードウェイとはそうしたものなのです。ですからみんな、華やかなオンブロードウェイに憧れを抱くのです。この劇場は古く、代々受け継がれ、もともとは僕の父がオーナーをしておりましたが若くして他界し、今は私が劇場の管理をしております。ですから、暗闇に包まれるとお化けが出るなんてうわさもあります。
(暗い中、ロープから下がっている演者さんやステージに白く発光するタイツを着た人たちがうろうろしている。スモークも。)
特にそこのあなたーーーーっ!!(振り返りざま前方の客席のお客を指す)

あなたはおばけに執り付かれてしまうかも知れませんっ。ふっふっふっ、、、はっはっはっ、、、っ。、、、あ、すいません。取り付かれているのは僕でした。(もしくは 取り乱しました。)

(ステージに上がって)
このような劇場ですが、コウイチ率いるわれわれカンパニーがショーをすることによってステージの華やかさが保たれているのです。しかも今日はその千秋楽公演。本日はどなたさまも最後までごゆっくり楽しみください。(礼)
拍手 (スモークと暗転。)
秋 ふっふっふ、、、。あなたはこの  を目の当たりに出来るだろうか、、。
ナレーション これはただのブラックライトなのかな。それともぼうれいなのか、、。英語
(ここまで不気味な音楽)

【ドリームゴーストシアターのショー】
ぱっとスポットライトが空中に交差して、コウイチが空中に現われる。ワイヤーに吊られ、ロープにつかまって立っているコウイチ。ゴールドの上、右肩にマント。下は黒のパンツ。
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コウイチ 歌 「 英語詞(判読不明すいません) 、、、、、、どりーむかーむとぅるー、、、。」上を見てハっと気がついて、「ちょっとまって!!まだ、、、うわっ」
ステージに向かって後ろに落ちるコウイチ。
客 ひゃっ。
ステージ後方から掛けてくるMA。「コウイチ!コウイチ!!」
コウ 大丈夫。ステージハプニングはつき物。みんな、ショーを続けよう。
歌 コウイチ  「、、、、、でいばいでー、、」で米花君がワイヤーをつける。
コウイチ、右手を進行方向にきれいにあげて、ワイヤーフライング。(今回のセットは客席の奥まで天井に足場が組まれているので、ワイヤーの位置も奥のほうなので、コウイチのフライングも客席全体をまわるんです。空中姿勢の美しいこと。)
MAは飛び上がる瞬間はみんなで手をコウイチに差し出していて、そのあと少しダンスがあって、コウイチが円を描いて降りてくると、秋山君が颯爽と右手を差し出して待っている。この優しい笑顔が大好き。そして屋良くんが勢いついたコウイチの身体をそっと支える。米花君がワイヤーを外す。
曲の終わりとともに、コウイチが後方にさがって、両手を上げて決めポーズ。
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暗転のあと、曲が変り、赤い衣装のABCと水色の衣装のツバサ。ダンスだったり、ABCの子の高いバック宙だったり。左右から銀のフレームが出てきて、ツバサが手を下ろすのと同時に、コウイチのタペストリーが降りてくる。右、左。ABC、ツバサが下がり、フレームがステージを動いて中央でクロスすると、透明の箱の上にコウイチが現われる(スポットライト 衣装は真っ白の上下)。(これは透明なボックスの後方に暗い布をかぶったコウイチか゛はいっていて、交差するタイミングで箱を出て、台に飛び乗って、、、という仕掛けですが)
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曲 『ホライズン』 「果てしないまなざしの向こうへ、、真実を誓おう、、、おーいぇー、、振り返らないと決めたのに、、熱い思い込み上げようと、、アイセイイエス、、」
右から 男性ダンサーに隠れて女性ダンサーか゛ぱっと現われたり。コウイチが中央で女性ダンサーをぐるぐる振り回すのとか。左右布から、ツバサと秋山が現われる。三人になると、ダンサーはみんなはけて。ステッキがぱっと伸びて、左からツバサ(青)、コウイチ(白)、秋山(ミントグリーン)でステッキでダンス。左袖から、ベージュのマントを着た女性が歩いてくる。ツバサが手を差し出してもふいっといってしまい、秋山の前もすぎて、後方のコウイチのところでダンスを踊るように組んで。(ここで舞台下へ降りる)コウイチが右のほうへ女性をシフトしてからぱっとマントを落とす。
スモーク。後方にマスタング登場。音楽が切り替わっている。真っ赤なマスタングにリカが乗っている。ゆっくりと空中を旋回しているマスタング。コウイチは操るように手をあげたり、回転して見せたり。(女性ダンサーが真っ赤な衣装で、コウイチとフォーメーションで踊る一瞬の振りが可愛い)
マスタングが降りて、ドアを開けてリカを連れ出すコウイチ。二人で礼。
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曲 『ホライズン』へ。ポーズを決めて走り去るリカ。
歌 コウイチ 「きらめくホライズン いつかまた出会おう 落ちる太陽 地平線から 大空へと放て」
後方に緑のカーテン。開くとカンパニー全員がそろっている。コウイチが後ろを向いて手を広げて中に入っていく。(これも好き)
歌(全員) 「アイセイイエス、今日までの  出会えた仲間たち ここで交わした  約束が全てかなえられるように」
曲終わりで緑の幕が閉じる。
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【ドリームゴーストシアターのバックステージ】
ツバサ、MA緑の幕の前に出てくる。右に木の箱。ダンサーさんも出てくる。「おつかれー」ざわめき。
米 今日のショーも大成功だったなあ
町 これで少しはおかねが楽になるな
秋 なにいってんの。あの車いくらかかってると思ってんの?あーあー、、、こんなに客が入るならあと半年はやっとくんだったなあ、、、。
ツバサ まあまあ、千秋楽に金の話はやめて、今日はここのオーナーの秋山君のおごりで!!みんなでさわごうぜ!
みんな いえーーーいっ
秋 ちょっとーーーっ。だめーっ。駄目に決まってんでしょ。誰かさんが車はいいものにしろだとか、ダンサーの数は多くとかで、ぜんぜん余裕ないんだからねっ。、、、でもそれは、いいものを作りたいって事でこっちも大目に見てんだから。なのに、秋山のおごりで、ってばっかじゃないの。みんな光ちゃんを見習って。光ちゃんはね、余計なお金を使わないようにって、もう帰り支度をしてるんだから、わかってる??
ABCの子 べらべらうるせーんだよっ。

秋 、、、なんだと、、。今だれが言った?手ぇあげろ!!
全員 手を上げる

秋 えええっ。えっとね、みんな、リクープッテ分かる?ショーで掛かった直接経費をその後の興行収入で回収することなの、、
コウ (左袖から白いジャケット持ったまま歩いてくる)一般的な打ち切り危険水域は60%、低コストの作品で50%、高コストの作品で70パーセント。一般的にショービジネスのリクーぷは二年といわれている。(赤っぽいタンクトップと柄物の赤っぽいシャツ)
秋 こーちゃん、、、。わかってるじゃなーい、、。
コウ ま、俺たちにはぜんっぜん関係ない数字だけどな。(秋山に紙を渡して)これ請求書、払っといてね。みーんなー、とっちゃってー。
いえーーいっ
秋 なにこれ、、、シャンパン代?(目の前をシャンパンのでっかいボトルが登場)わ!!シャンパン大!!

コウ (シャンパンを持って台に上がって)あーきやまーさーんっ!しゃーんぱーんいただきまーーーすっ(ホスト風  性悪)

みんな いただきまーーーすっ(グラスを秋山に突き出して)
コウ 千秋楽に、かんぱーーーいっ
みんな かんぱーーーいっ
歌(みんな) 『ホライズン』「今日までの  出会えた仲間たち ここで交わした を 約束を全てかなえられるとーきー、、」
ふりつけで、みんなでコウイチに向かってグラスを突き出すときの、よよよよっと泣き崩れながらすがるように手を出す秋山君がいい。
歌終わりで、右袖からリカがジャンパー姿でタオルをもって走りこんでくる。
リカ コウイチ。
コウ あ、俺のネックレスは
リカ あるよ
コウ さんきゅ
受け取るコウイチ。自分でつける。ダンサーさん三人と談笑しているコウイチ。
ツバサ リカ、今日の俺のマジックのアシスト、、
リカ 見てなかった
ツバサ リカのダンス
リカ 上手いでしょ。ありがと(冷たく)
ツバサ このあといい店行こうよ
リカ またハンバーガー?(コウイチにタオルを出して拭く)コウイチ、ちゃんと拭かないと風邪ひくよ
コウ 、、、ああ、、。
ツバサ 、、、、ふーーーーえっくしょいっ。

ツバサ あれ、風邪ひいちゃったかなあ
リカ はい(白いもの渡す)
ツバサ リカはやさしいなあ、、ちゃんと拭かなきゃ、、って雑巾かよっ

(この間にコウイチはジャケットをもって、はけていく。途中秋山、町田のお尻をタッチしていく。笑)
リカ あれ、コウイチは
秋 ああ、先にいつものところいってんじゃない(片付けている秋山君)
ツバサ ああ、いつもの屋上ね
リカ、走り出していく。
ツバサ リカー。(追いかける)

【劇場の屋上】
幕が上がって、後方でセットが上がっていく。建物の屋上。建物の中には外人さんが談笑している部屋の感じ。屋上の手すりにも垂れているコウイチ。白いジャケットを着ている。中はエンジか赤っぽいタンクトップとシャツ。
ステージ左には、子供が三人いて、声が聞こえる。
「コウイチ、あそぼうよー」「うるせえなー、遊んでる暇ねえんだよ」「コウイチ、遊んでやれよ」「しょうがねえなあ、じゃあダンスの練習が終わったらな」「わーいっ」
コウイチ 歌『my pleasure』 「この町にいくつ愛があっていくつ夢があるのだろう 口に出せぬままつのる想い 手を伸ばしてつかめず この場所で見下ろせばこんなにも  をくれる町 きっと誰もが誰かを愛して いくつもの夢がここでかない 今こうして 美しく輝いているのだろう」
階段からリカ歩いてくる。物思いの顔。(リカピンクのデニムジャケット)
リカ 私たち、この町で生きてきたんだね
コウ ああ
リカ なんだか最近、コウイチが私たちの前から消えてしまう そんな気がして 怖い
コウ どうしたんだよ、急に
リカ 千秋楽のせいかな。やりたいことを精一杯やったはずなのに、遣り残したことだけを思い返す
コウ みんなそうさ。遣り残したことがあるからまた先に進めるんだ。ここには夢も希望も挫折もある。摩天楼に飲み込まれちゃ駄目だ。俺はどこまでも突き進んでやる。俺たちに限界なんてないんだよ。
リカ いつまでも一緒だよ
コウイチ と微笑みあう。
コウイチ 歌 「この場所で見下ろせばこんなにも 喜びをくれる町、、」
階段から ツバサ、秋山
歌 (四人)「きっと誰もが誰かを愛して いくつもの夢がここでかない(かなって) 今こうして(こうして) 美しく輝いているのだろう 
ねえ一番まぶしく光るものをさがし続けよう」
階段から 町田 米花 屋良登場。
ツバサ (子供たちを見て)みろよ、俺たちも子供の頃よくここで踊ったなあ
コウ ああ、信号機の色が変るたびに綺麗でな。夢中になって踊った。
ツバサ 俺は絶対メジャーになってやるんだっていつも叫んだ
屋良 昔からツバサはブロードウェイに憧れてたからな
町 いつもコウイチにライバル心むき出して
米 コウイチも「ツバサ、勝負だ!」ていつも挑発してた
コウ それは今も変ってないぜ
(コウイチがツバサの方に腕をかける。翼はむっとした顔)
リカ ねえ、なんでこんなところで踊ってたの
コウ 照れかなあ、、、。練習しているところはなるべく見られたくなかった。
秋 特に俺の親父には、だろ
コウ ああ、ショーには厳しい人だった。
秋 その親父も、メジャーになるんだって夢を抱えたまま、死んじまった。俺は、親父から受け継いだこの劇場をブロードウェイ一の劇場にしてみせるぜ。あ、でも今はごめんな。みんなアルバイトしないと食っていけなくて。、、、あ、そうそうさっきのシャンパン代なんだけど、、、みんなで割ると、、、
コウ (ぱっといたずらっ子みたいに顔を上げて)そうそう!!明日はみんなバイトが早いからな。さっさとセットばらしちまおうぜ
みんな おー。そうだなー。と降りていく。
秋 ちょっとー、みんなちゃんとはらってよー。
(屋上の後ろにマスタング。)
秋 コウイチ、このマスタング下取りに出していい?
コウ 駄目だよ。明日はバイトが早く終わるからみんなでこの車でドライブするんだ。
秋 えー。ちょっと傷つけないでよ。安全運転でね
コウ 分かった分かったじゃあなー
降りていくマスタング。
ステージに出てくるABCの子 こういちー、かぎー、忘れてるぞー、いくぞー。
秋 え、、、カギ?(振ってきた鍵を受け取る秋山。)あいつ、どうやってエンジンかけたんだ?、、、、、、おーーっ、いっつ、ふぁんたすてぃーくっ

秋 あーあー、、、これで車は下取りに出せなくなるだろう、、。予算はないし、シャンパン代は払わなきゃいけないし、、、。でも、シャンパン代の千ドルくらいは自腹切るか、、、、(紙を見る)ええーっ一万どるー??ちくしょーーっこうなったらやけだっ。明日バイトが終わったらあの車は俺が運転してやるからな!!

【アルバイト】
屋上の建物のセットが分かれて、店の並び。町並みのセットになる。
MAとツバサは赤と青のエプロンとモップで踊る。(可愛い)
コウイチはオレンジっぽいジャケットで。色っぽいおネーちゃんの中でへらへらって笑うのとか、警官と逃げる若者の中で踊るのとかがすごくいい。おばあちゃんと杖で踊ったり。MA翼とフォーメーションも。
曲(コウイチ)「朝目が覚めて  して   太陽  まち どんなときも ざわめきの只中で あーーーあーあーあー 気持ちは はあーーい ゲットマイアイソーユー おー 夢を掴む その瞬間に ゲットミートゥーゆーあードリーム おー みつめていたい ゲットマイ あいそーゆー 不思議だね バイトなら ミステリー」
(回転するセット。劇場前の壁)
コウ ちょっと休もう、、、。
ツバサと屋良とコウイチ、右奥の茶色のベンチに座る。そこも振り付けあり。
コウ なんだか余計疲れんなあ、、、。
後ろにいた 町田秋山が雑巾を頭に載せて「働けよ!!」と突っ込む。
映画のポスターにライトが当たって、007の音楽が(ポスターには009とピストルの絵)。みんなが銃を構えたポーズに。
コウ なにやってんだ(ツバサがポスターをさして)ああ、なんだポスターに影響されてんのか、、、
コウイチツバサも出ていき、リカ、秋山と構えたところで機関銃のだだだだだだっという音。コウイチだけ腰に手を当てて。
コウ マイマシンガンだ
笑(翼 え?と見つめる)
次に ローマのぱくりか「ノーマ」と書いたポスター。モンロー風の女性が出てきて、ツバサとコウイチがポーズ真似して、うっふーん、て感じ。で、飛びつこうして、振り返ると、秋山と町田に摩り替わっている。コウイチは飛びつくというか、抱きついちゃってるので、コアラ抱っこだったり、、、秋山にチューされそうになったり。
次のポスターはSHOCK!!
音楽も!!。コウイチ、ぴかっと、顔が輝いて。「この曲はーーーっ。とばなきゃーーーっっ♪♪」←可愛い、、、、。
曲に合わせてフォーメーション。で、フライングのタイミングでコウイチは止まって、秋山は奈落へ落ちる。「うわわぁぁぁぁぁ」。

みつめるみんな。「ちーん、、」みんなで合掌。

アルバイトの音楽に戻って。コウイチと町田のハイタッチは可愛い。
リカとコウイチの向かい合わせで顔をぴょこぴょこ出すのは鳥の求愛の格好みたいで可愛い。
ポスター横の壁がはがれてきて、「あぶないよ」でみんなで直す。またはがれる。また直す。コウイチ「しょうがねえな、俺がやるよ。俺がればぴたっと、、」というがやっぱりはがれてきて、後ろから壁がばこっとコウイチの頭へ。みんな慌てて「コウイチ!!」で救出。
頭を押さえながら「はげちゃう、、、代え持ってきて」「178センチの身長が縮んだ」など。
コウイチ ステージの前の真ん中辺りでばたっと座って。
コウ これだけバイトこなすと疲れるなあ、、、。
秋 (セット奥から金のジャケット着て出てくる)仕方ないでしょーーっ。
みんな おおおっ
秋 こうでもしないとやってけないんだからっ
で、秋山君両手を上げて、ポーズ。腰をゆらしたり、全身揺らしたり、痙攣みたいにしたり、けっこう笑いを取ります。特に光ちゃんが「もっかいやって」などとリクエストするくらい、ここ気に入ってます。
コウ どうしたんだよその格好
秋 いやあ、マスタングでドライブだって言うから、びしーっと決めてきたんだよ
みんな きもいんだよっ

秋 お前らほんとにひどいな。誰のおかげで劇場が成り立ってると思ってんだよ、、、
リカが走りこんでくる。
秋 あ、リカ、、
リカ (思い切り突き飛ばして)きもいんだよ!!

ツバサ りか、みんなはドライブだけど俺たちはバイクで行かない?
コウ ちょっとまって、ツバサ君。バイクはやめたほうがいいんじゃないかなあ。その展開におうぞ。バイクで行くと橋が落っこちて、病院で先生が「大腿部複雑骨折です」俺がかっこよく「踊れますか?」先生が「おどるぅぅ??なにをばかなことをっっ」(大げさ)

コウ って展開がみえるんだなあーーーっ
MAがそうそう!!って笑いあう。
ツバサは「??」て顔を傾げている。(可愛い)
リカ ちょっとー!!きいてよ!!
みんな 、、、、はい、、。
リカ 新聞に、コウイチの写真が!!
みんな えっ
リカ 私たちのショーを絶賛するニューヨークモーニングタイムス
みんな えええーーっ(駆け寄るみんな)
ツバサ 風穴を開けるステージ
秋 斬新な  メジャーデビューが待たれる!!
みんな きゃーーーっ
リカ、コウイチに持っていく。二人でベンチに座って話している。
ツバサ これで光を浴びるチャンスが、、
秋 いやいや、ツバサ君。光を浴びるのはコウイチ。ツバサ君は今一度翼を広げて羽ばたくのさ。
ツバサ 秋山は?
秋 俺は、、、飽きられて捨てられるのかなあ、、、。(しばらくは「秋の山にドライブ」とかでしたね)
町 これで楽になるなあ
秋 町田さんっ
町 秋山さんっ
秋山に抱きしめられて逃げる町田。
みんな 「ちょっと待てよ、窓口広げなきゃ」「もぎりのバイト探さなきゃ」「まてよ、昨日千秋楽だな、セットは」「もうばらしちまった」「ばらした??大変だーっ」
ツバサ そんなの必要ないよ。俺たちは、オンブロードウェイに行くんだから
屋良 米花 オンブロードウェイ、、、、。
町田 きゃーーーーっ
秋 ちょっと待って。、、、、そしたら俺の劇場はどうするんだよ
ツバサ なにいってんだよ。こんなチャンス二度とないかもしれねエンだ。あんな劇場、もう売っちまえばいいじゃん
秋 何言ってんだよ。あの劇場は俺の親父から受け継いだんだぞ
屋良 まあ、それはまた考えればいいじゃん
秋 俺は自分の劇場を守りたいけど、でもみんな行きてえんだよな、オンブロードウェイに、、、。
リカ やっとコウイチの夢がかなうんじゃない。みんなコウイチのおかげでいけるんだわ
ツバサ コウイチのおかげ??
コウ オンもオフもねえよ。(前に歩いてくる)俺は最高のショーを作るために一番いい場所を選ぶ。オンの先に何があるのか。それを考えなくちゃなあ。
ツバサ 何言ってんだよ、まだそこにもいってねえのに、その先を考えたって仕方ねえだろ。
リカ コウイチ、あなたは自分の道を進むべきだわ
ツバサ リカお前は黙ってろ。コウイチ、俺はお前と勝負し続ける。
暗転。コウイチにだけスポット。散り散りに去っていくメンバー。(ツバサはコウイチの前を通って行くのが挑発的でいい)
ピアノの音。
コウ カンパニーの心がばらばらだ、、、、。みんなの足元を見えなくする、それがブロードウェイの明かりだ。ここが終わりじゃない、ただの始まりなんだ。ショーマストゴーオン、、。ブロードウェイの幕が、今、開く、、、。
(セットが回転する上に乗って光一もゆっくりと後方へ)


つづき