こんな事ってないですか?
● 愛着のあるランタン・バーナーなのに部品が無くて直らないってあきらめている方
● せっかくオークションで落札したにも関わらずうまく点火しない
● 暫らく使ってなくていざ使おうと思った時にうまく点火出来ない
ちょっとアドバイス(ランタン編:バーナーも殆ど同じです)
Q ポンピングがスカスカで圧力が掛からない場合
A まずポンプカップを疑って下さい。
● オイルを切らすと
ゴムの場合:ゴムの硬化によるヒビが入り内圧を掛けようとしても僅かな隙間が出来
圧力が掛かりません。ポンプカップの交換が必要です。
皮の場合:皮が萎縮して内圧を掛けようとしても隙間が出来、圧力が掛かりません。
オイルを塗るかポンプカップの交換が必要です。
● ポンプカップは異常ない場合
チェックバルブがうまく動作していない可能性があります。
チェックバルブは、圧力を掛けた場合内圧を逃がさないようにベアリングにて圧を
逃がさない働きがあります。うまくベアリングが働かない場合は殆ど交換なしに
掃除にて直ります。
チェックバルブを外すには、専用の道具が必要となります。
チェックバルブには、USA用とカナダ用とがあります。
間違ってもドライバー等で外そうとしないで下さい。山がつぶれ専用工具でも
外れない場合があります。
Q 圧力は掛かるのですが点火しない
A まずジェネレーターを疑って下さい。
● ジェネレーターを外し圧力を掛けてバルブからガソリンが勢い良く噴出する場合
まずジェネレーターが原因と思っていいでしょう。
燃焼によりカーボンがジェネレーターに付着しガソリンがうまく噴出されない場合が
あります。このような場合、ジェネレーターの掃除により解決する場合があります。
カーボンを除去するため洗浄液に暫らく浸しておいてカーボンを取り除きコンプレッサーで
吹き飛ばせば解決する場合があります。解決しない場合は、ジェネレーターの交換が
必要となります。
● ジェネレーターを外し圧力を掛けてもバルブからガソリンが噴出されない場合
原因は、タンク内にあるフューエルチューブが原因と考えられます。
フューエルチューブって何をする部品なのか?
タンク内からガソリンと空気を吸い上げる役目を果たします。
この場合の修理は、一般の方ではなかなか難しいと思います。
Q ポンピングしてバルブを開くとシュ〜と音は聞こえるのですが点火しない
A この場合も前例同様フューエルチューブが原因と思われます。
フューエルチューブの異常により空気を吸い上げる箇所はOKでガソリンを吸い上げる箇所が
異常なため空気だけを吸い上げシュ〜と音が聞こえる場合があります。
いくら見た目の状態が良くても古いランタンの場合、タンク内の腐食等が発生し
正常に点火しない場合があります。
当店では、出来る限り部品を交換せずにオーバーホールします。
部品を交換すると結構高くつきますので